鹿島アントラーズを応援するサッカーコラムです。
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世間の流行に乗って、次期日本代表監督の話題に乗っかってみたい。

メディアが名前が挙げている、元鹿島の日本代表監督候補はレオナルドとオズワルド・オリヴェイラの二人。

二人は鹿島の大恩人である。

【レオナルド】
後にブラジル代表で10番を背負うことになるレオナルドが、ちょうど代表定着直後の24歳で鹿島に来てくれたこと。

今、思い出しても嬉しかった。

世界のビッグクラブが狙う逸材。今がまさに旬。

そんな選手がJリーグに来ることは、レオナルドの先にはなかったし、これから先もないのではないかと思う。

鹿島では怪我もあって出場数は多くならなかったが、華麗なボールテクニックと得点率(J通算49試合出場30得点)は今でも忘れようがない。

鹿島から欧州移籍後は、パリSG、ACミランといった世界のサッカーファンの誰もが知るチームで大活躍。

引退後はACミランの幹部に。その後、ACミランとインテルミラノの監督を務め、ある程度の成果を残し、次にはパリSGのスポーツディレクターとして、これまた活躍。

実績的には、監督としてよりもGMとしての方が優秀なのだが、日本代表を率いてどうなるか興味深い。

【オリヴェイラ】
無冠の暗黒期が続いていた鹿島アントラーズを就任から三連覇に導き、名門復活させてくれたオズワルド・オリヴェイラ監督。

分析力とモチベーションコントロールに長け、大統領のような風格もある。鹿島史上で最も勝てる監督であり、最も格のある監督であったことは違いない。

若手育成よりも勝負にこだわるタイプで、クラブチームより自由に選手をピックアップできる代表監督の方が向いているとも思う。

唯一の心配は健康面。

心臓手術の経験があり、鹿島時代はクラブもよくよく気をつかってきた。

審判に対してメッチャ怒る監督なので、私も結構、ハラハラ心配していた。「退席処分が先か、胸が痛くなるのが先か…」と。

日本代表監督としてアジア予選を戦うとなると「中東の笛」「中華の笛」といった奇怪な判定が増えてくる。

オズが顔を真っ赤にして怒る姿が今から目に浮かぶ。彼の健康は心配だ。

【夢ならば】
これら心配な点があり、また、ワールドカップ本大会あるいは予選で勝てなかった時に、ジーコのように日本で叩かれる様を見たくない気持ちがある。私としては強く推薦したいわけではない。

ただ、監督業が初めてだったジーコと違い、レオナルドもオリヴェイラも、それぞれサッカーで世界一キツいとされるイタリアとブラジルのビッグクラブの監督を歴任している。そこまでの心配はいらないかもしれない。

本人たちが日本代表監督になる夢を持っていてくれているのであれば、一度、見てみたいのも本音。

期待せずに発表を待つとしたい。
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今日は月曜日、学生なら新学期。かつ、鹿島が勝てなかった翌週。

憂鬱な方もいらっしゃるのではないだろうか。

ショッキングなミスをしてしまった青木と山村が元気に練習に出てきてくれればと思っている。

試合に出てミスをしない選手はいない。

…が、先週のミスについては、プロとしてどうかというミスだったので私もイラッとしてしまった。

それでも責任追及をしたいわけではない。ミスはミスだったというだけの話で、終わったことからの切り替えと、そこからの進歩があればいい。

泣くとか、謝罪の言葉とかはプロサッカー選手には原則として要らない。次のプレイで示してくれれば良い。

こういう時、セレーゾ監督は心強い存在だ。

選手時代の彼はワールドカップの大舞台でサッカー史に残る大ミスを犯している。

トニーニョ・セレーゾのプレゼントパスのために「夢のチーム」とブラジル国民&世界中のサッカーファンを熱狂させたブラジル代表が敗退してしまったのだ。

当時のセレーゾがどれほど心を痛めたことだろうか。

監督になってからのセレーゾは、選手の「戦わない」「責任を負わない」プレイに対しては非常に手厳しいのだけれども、

その割に、明白な大ミスに対してはグッとこらえてくれるところがある。

選手のミスに対する怒り…よりも、その選手の立場、意気消沈を感じ取っている、そんな目をしていることがある。

セレーゾのその佇まいを見ると、少し、胸が熱くなることがある。ミスした選手の気持ちを誰よりも分かる人なのだと。

彼は、いわゆる普通の監督ではない。

予想の斜め上の起用や采配を平気でやってくる。それが当たることもあるし、外れることも普通にある。ヘンで頑固で五月蠅い監督。

だが、ああ見えて、彼なりの気づかいがある。選手を見通す眼力がある。

若い植田ならまだしも、青木や山村といった上の年齢の選手まで凡ミスやらかして、ちょっと何やってんだと私は思うのだけれども、セレーゾは彼らを見限ることなく辛抱強くやってくれるはず。

そういった意味では、過去には早々に交代させられていた梅鉢や、一時は構想外かというほどベンチ外が続いていた西が試合に出て進歩を見せてくれているのが頼もしい。

FC東京戦での梅鉢のスタメン起用は意外だったが、前半は素晴らしいパフォーマンスだった。セレーゾ抜擢大当たり。

青木も山村も、次の出番があれば、いい方向に驚かせてもらえればなと期待している。
明後日の大宮戦を前にして、明日は非公開練習に変更されている。

セレーゾ監督の下、充実した練習、効果的な対策が行われることを期待したい。

現在のJリーグにおいて、各クラブ選手の力は拮抗している。

かつては選手層の厚みで優位にあった鹿島も、今では、そういったものはない。

だが、そうは言っても現在でも予算規模でJリーグトップクラスであり、また、スカウト部門の優秀さにより、各年代を代表するタレントが揃っている。

少なくとも世代交代期を理由に負けていいような選手たちではない。

正直、私はセレーゾ監督の長期政権について、前政権時(2000年~2005年)に見せつけられた手詰まり感と、鹿島以外で監督をしても失敗続きという実績によって、ネガティブな評価を持っている。

若手を抜擢して戦力化してくれるところは本当に素晴らしいだけに、それが済んだ早いタイミングで、より具体的にグループ共通理解を与えられる監督へ引き継ぎした方がいいタイプの監督であると認識している。

セレーゾは日々の練習からして「チーム全体に方向性を浸透させ、微調整していく」よりか「個あるいはセクション毎への技術的・体力的・精神的指導」の割合が大半を占める。

それは学卒の若い選手にはいいと思うけれども、強いチームを作る上での肝心な仕事が抜けてるんじゃないかな…という心配が常にある。昨シーズンは二期目初年度だからそうなのかもと捉えていたが、二年目も特に変わらない。

ただし、彼は現職のアントラーズ監督であり、明後日の試合に向かうチームの指揮官であり、ネガティブな認識は覆してくれた方がいいに決まっている。

素晴らしい指揮を期待。人はいくつになっても成長するところを監督自ら見せてくれると思いたい。

試合をするのは選手で、選手が主役であるとはいえ、

セレーゾ監督には選手たちが躍動できるよう、ピッチに送り出して欲しい。
【勝って終わるべし】
明日、6/1(日)は中断前最終戦となるヤマザキナビスコカップ清水戦。

予選突破の可能性は、あるにはあるのだが、まずは、きっちり勝つことを求めたい。

下手に大勝狙いで試合に入り、前線で突っかけてはボールロストボールロスト、ボランチも前へ、DFラインも前へ前へ、裏には広大なスペース、ボランチを経由するボールがカットされカウンター…では神戸戦の二の舞となる。

まずは堅実に勝つことを狙い、あわよくば加点、加点、加点を重ねていければと思う。

【物足りなさ】
神戸戦0-3負け後のセレーゾ監督、
しかし、もし物足りなさを感じているというところであれば、中堅とそれ以上の選手たちが、もうちょっと彼らはできるはずなのに出し切れていないという気持ちがあります』(J's GOAL)とのこと。

言いたいことは分かるのだが、

しかし、もし私が物足りなさを感じているというところであれば、ブラジルの元レジェンド選手の一人たるセレーゾ監督が、もうちょっとできるはずなのに、出しきれていないという気持ちがある。

叱咤激励の声は大いに出ているのだけれども、選手をバランス良く連動させる手法に物足りなさを覚えてしまう。

じゃあ私がやれと言われたら無理なのだが、下世話な話、セレーゾよりサラリーの安い神戸・安達監督や、川崎・風間監督に後手を踏んで大敗しているのを見れば、残念感が先にくる。

鹿島には若い選手が多いし、中堅・ベテランは力を出し切っていないのかもしれない。

それでも、神戸は主力抜きの1.5軍。大敗していい戦力差になく、監督の采配およびコメントからはプランニングの失敗が見え隠れする。

【ここまでは実績通り】
総合的には、これまでのところセレーゾはいい仕事をしてくれている。現時点でのリーグ戦4位は悪いものではない。

昌子や豊川の抜擢は大英断であり、更に植田の抜擢にしても、今でこそ痛みを伴っているとはいえ、植田自身の成長は速まっている。

じゃあ、今後もセレーゾで安泰かと言えば、決してそうではなくて、二年、三年以上チームを任せるに足る監督か彼のキャリアでは証明されていない。

若手抜擢からチームに融合させる時点までは素晴らしく、その勢いで前政権時初年度に国内三冠(2000年)を達成したものの、以降は頭打ちになってしまった。

そして、鹿島以外のクラブで長続きした試しがない。

過去を超えるだけの監督力を示し、勝利する。

それを中断直前の今のタイミングで少しでも見せてもらえれば、鹿島のことはひとまず安心してワールドカップを高みの見物できる。

鹿島の選手は素晴らしい、ヒゲ監督も案外やるなと。

明日のカシマスタジアムで表現されることを期待したい。
鹿嶋市粟生にあるアントラーズクラブハウスグラウンド。

練習中、高井通訳を介して聞こえてくるセレーゾ監督の叱咤は激しい。

例えば、

「本気を出せ!本気でやらなかったら練習の意味がない!」

「俺はいつでも本気だ!」

「プロなんだからプロの違いを見せろ!」

「そんな気を抜いてやってると、相手(練習試合の相手)に失礼だ!」

サッカー部の高校生・中学生も見学に来ることもあるアントラーズの練習。

サッカー部員のもらすヒソヒソ話が聞こえてくる。

「ブラジル人監督、怖え~…」

私などは聞き慣れているから、

「あ、怖かったのか」と気づいたりするものだが、

それくらい、監督は常に気合が入っている。

鹿島アントラーズには、高校・大学のトップ級選手しか入れない。

その選手たちの弛みを見逃さず、大声を張り上げる。

トニーニョ・セレーゾといえばブラジルサッカー史上でも名選手。

プロの世界では日本の高校ナンバーワンだろうが大学ナンバーワンだろうが、その肩書に何の意味もない。ただただ、能力とメンタルが見極められる。

特に中堅以上の選手。

若手と同じレベルなら、あるいは微妙に若手より上という程度なら、中堅ではなく若手を抜擢するのがセレーゾ監督だ。

ということで、

現在、ベンチやベンチ外に回る立場の中堅選手たち。

西や中村、前野、山村あたりは、分かりやすくプレイが変わって、明白に良くならないと厳しい。

西の寄せの甘さは、何よりセレーゾの嫌うところであろうし、

中村のプレイの連続性のなさ、これはセレーゾが再三指摘している野沢よりも、更に少ない。

前野は高さのない選手なのだから、そのデメリットを上回るメリットをハッキリ打ち出す必要がある。

なにせセレーゾは本田泰人元主将をレギュラーから外した監督であり、センターバックの周囲に小さな選手を置くことを嫌う。

ただ、小さいから使わないということではなく、名良橋晃を起用していたように、小ささを埋めるメリットがあれば使われる。

山村は、まずコーチングの大人しさと、危機管理の甘い印象を払拭する必要がある。ここは昌子と植田、青木までいるポジションなのだから、特に要求が高い。

万能性なら昌子、フィジカル的ポテンシャルなら植田、ソツなくやりたいなら青木でいいわけで、「普通のレベル」ならばベンチにも入れない。その時は青木がチョイスされる。

セレーゾ監督は、例え息子が娘になっても良い関係を続けるほど面倒見の良い親父さんである。

選手のことをよく見ているのは、練習場だけでなく、監督会見コメントからも伝わってくる。

今、試合に出られていない選手は、練習でまだやれることがある。

強い集団作りには、チーム内での適切な切磋琢磨が欠かせない。

中堅選手たちの活躍に期待。

すでに頑張っているかと思うが、一層の工夫をお願いしたい。
清水戦エスパルス戦直後のセレーゾ監督会見が面白かった。

【J1:第10節 鹿島 vs 清水】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(14.04.29)』(J's GOAL)

質問者に『野沢選手への評価をお願いします』としつこく聞かれたものだから、スタメン選定の基準を明言する形となっている。

すなわち『技術を捨てても、走れる選手を使わざるを得ない』基本があると。

昨シーズン前半のうちは、ポゼッションを指向する起用傾向にあった。

野沢や中村、西、山村、前野といったボールセンスに優れた選手たちに多くの出場機会が与えられた。

今シーズンは、より速く動けるカイオや土居、豊川、伊東、昌子、山本たちが主力になっている。

もちろん、若ければ良いというものではなく、ベテランであっても運動量がほとんど落ちていない小笠原は主軸であり続ける。

若くとも少々パフォーマンスの落ちていた伊東は、(おそらくは一時的にせよ)西に代えられている。

また、ブラジル人選手でも、例えばルイス・アルベルトですら、フィジカルや連係の面で準備が整うまで出番を与えられなかった。

純粋に「一定以上の技術があり、走って戦える」条件を満たした選手が使われているのだと、外野から見ても納得しやすい。近年、うまくいっていなかった時期の選手起用と比較すれば、分かりやすくフェアな選定だ。

それだけに、スタメンの選手でも「走る」「戦う」の部分で落ちてくれば、技術に勝る選手が控えにいるわけで、ウカウカしていられない。控えの選手でも「走る」「戦う」ことを練習からアピールできていれば、いずれはチャンスが与えられる。

岩政→山村、山村→昌子、青木→植田とスタメンを入れ替えてきたように、代えるとなるとスパッと代えるのがセレーゾ監督。

盤石に見えるレギュラー選手のうちでも、いつそうなるか分からないポジションが二つ、三つはある。

今季は抜擢された選手が活躍し、また、レギュラーから外れた選手も途中出場でいいプレイをしてくれる。起用基準がかなりハッキリしているおかげもあって、ポジション争いがプラス作用。

今更ながら、セレーゾ監督は今の鹿島にピッタリの監督だったのかもしれない。ただのヒゲ親父じゃなかった。

周囲の反対を押し切ってセレーゾに白羽の矢を立てた満さんも、やはり侮れない。ただのメタボ親父じゃなかった。
F・マリノスとの上位対決を制した鹿島への注目度が高まってきている。サッカー解説者やライターの題材になることが増えてきた。

結果が出てくると人に注目されるのは世の常。

ただし、普段から取材してきた人が多いわけではないため、

現在、鹿島が勝っている要因として主たるメディアに書かれることは「若手抜擢」とか「縦に速いサッカー」とかであり、

ザクッとした私から見ても、本当にザクッとした説明がなされているのみ。

それに、あまり指摘されていないポイントがある。

セレーゾ監督の、セオリーにとらわれない生(ナマ)の采配についてだ。

【チーム作り】
まず、チーム作り。

シーズン前、キャンプ中盤を経過してもメンバーを固めていなかった。

トレーニングも練習試合も、グループ構成はいちいちシャッフルされた。

これは通常のセオリーに逆行する。

プレシーズンからある程度メンバーを固め、紅白戦や、それなりのレベルのチームと練習試合を重ねて連係を熟成させていくのが一般的とされているのだ。

甲府戦→仙台戦で始まったリーグ戦スケジュールは、正直、恵まれており、その間に勝利と成長を得ることができたが、

それにしても、連係皆無で散々だったプレシーズンマッチからの開幕ダッシュ成功には驚くばかり。

リーグ戦開始以後は、ユースチームとの抜き打ち的な練習試合を度々実施。

他クラブからのスカウティングを防ぎつつ、ちょっと特殊なやり方でチーム力の底上げを進めている。

【選手配置】
選手配置にしても、カタログ的起用であるとか過去のデータからの起用と一線を画す。

カタログ的起用というのは、例えば、

「中村と野沢は両方とも運動量がないから併用してはいけない」とか、

「青木と昌子のCBだとストロングヘッダーがいない。カバータイプとストッパータイプを組み合わせるべき」とかである。

もちろん、こういったことは一つのモデルであって、それなりに参考になる時もある。

だが、セレーゾ監督は元がブラジル史上トップクラスの攻守兼備の名選手。

選手を見る目が、やはり鋭いのだろう。

一般人とはプライオリティを置くところに違いが感じられる。

過去のプレイ実績より、直近のコンディション、意欲、才能を見極めて起用し、勝利につなげている。

【ベテラン対等】
また、ベテラン選手も極力対等に扱っている。

小笠原主将に対してすら「若手には指示するけど同期には言わない。それではダメだ」とハッキリ口にしている。

いわゆる「守備専」の消極的プレイがあればベテランから若手まで許さない。

かつてはレギュラーだった岩政大樹や本田泰人をスタメンから外してきたセレーゾ監督。理由の一つには彼らの守備に傾きすぎたプレイスタイルがあったと思う。

守備にも責任を持つ。攻撃にも責任を持つ。

そこを常に強調している。

ちなみに、私はセレーゾがブラジル黄金の中盤で最も守備をちゃんとやっていた選手と認識している。

【結果次第】
サッカーは簡単に勝てるスポーツでない。

Jの戦力は拮抗しており、日本人監督も優秀になっている。

今は勝てているから、鹿島にしてもセレーゾ監督にしてもいい面を見てもらえるけれども、

勝てなくなれば「ワケわからん采配」「名選手名監督ならず」と批判されるだろう。

過去のセレーゾ監督にはそういった評価もあったし、私もそれは否定しなかった。

今季は、このまま勝ち進みたい。

幸いにしてセレーゾは前政権時より冴えているように見える。

油断していい時期では全くないが、

シーズン前の低評価ですら、今は心地よいスパイスみたいなものだ。
茨城新聞でセレーゾ監督の続投合意が知らされている。

茨城新聞は準公式と言ってもいいくらい精度が高い(その分、遅い)ので、これで確定と見ていいだろう。

今季のセレーゾ評については賛否両論。

否定的な方は、細かく挙げたらキリがないので大雑把にまとめてしまうと、

試合内容に進歩が見えず、勝てない。

交代采配に進歩が見えず、勝てない。

この二つになるかと思う。

前政権時は、これに加えて、

怪我人が絶えないデメリットがあった。

ここについてはマリオフィジカルコーチの成長もあろうが、大幅に改善されている。

それから、アントラーズの成績低下、試合内容の劣化についてはセレーゾ監督から始まったことではなく、オリヴェイラ監督による三連覇最終年の2009シーズンには見えていた。

戦力自体は、たしかに低下していると言えるだろう。

その中では、セレーゾ監督は想定通りの仕事はしたのだと私は解釈している。

いや、「これで想定通り!?」という反論も承知しているが、

昨年末、彼の名前が次期監督候補に挙がっていることを知った時、正直、「えー、冗談でしょう」と本気にしなかった古株サポーターは少なくない。私もその一人であったのだ。

しかし、皆がそうであるように「決まった以上は文句を言いつつ応援する」と決めている。

少なくとも、素晴らしい熱意を持って練習に打ち込んでくれる監督である。

それに、キャンプ時にはメディアからもサポーターからも評価の範囲外にいた山村や伊東を抜擢する選定眼や思いきりはさすが。

…と、探せばいい仕事もしている。

問題点も多々見つかるにせよ、続投が決まっている以上は、ポジティブな面に目を向けて応援していきたい。

それでも、あと2~3枚、いい補強をしてあげないと厳しい。

ここ数年、外国人だけでなく日本人補強も成功しているとは言い難い。

監督の力は変わらない以上、選手次第。

今は強化部、頑張り時だ。

この度、秋田豊は解任の憂き目に遭ってしまったが、しかし、遠い将来にはアントラーズもOB日本人監督をという夢がある。

一時は複数のJクラブ監督をアントラーズOB監督が務めることもあったくらいだが、今は雌伏のタイミングなのかもしれない。

コーチや解説者として、次なるチャンスを伺っている。

鹿島アントラーズの監督には、日本人であれば相当な実績と実力が必要になるし、そうでなくてはならない。

OB陣が指導者や解説者として、過去の実績を超える実績を示す日を期待して待ちたい。

とりあえず、OB候補者の名を若いファンの方々にも知っていただければと思う。

【秋田豊】
鹿島時代…闘魂ヘディング。98W杯日本代表レギュラー。
監督実績…C(京都、町田の監督を成績不振により解任)
解説実績…C+(個人守備戦術の解説についてはピカ一)

【奥野僚右】
鹿島時代…頭脳派CBとして秋田と鉄壁の中央を築く。オリヴェイラ三連覇期のヘッドコーチでもある。
監督実績…B(ザスパ選手兼監督として永久欠番。現山形監督)
解説実績…なし

【本田泰人】
鹿島時代…強力なキャプテンシーで長きに渡って主将を務める。
監督実績…なし
解説実績…C+(ブブゼラで笑いを取ることに成功)

【黒崎久志】
鹿島時代…アントラーズ初期の背番号9。ツインタワーの一角。
監督実績…B(J1新潟監督を2年強務める。現大宮コーチ)
解説実績…B-(穏やかな語り口調もあって、秋田・本田より一般受けしやすい)

【関塚隆】
鹿島時代…ヘッドコーチとして初代・宮本監督から歴代ブラジル人監督まで支え続けた。
監督実績…A(川崎、五輪代表、磐田監督を歴任)
解説実績…A-(監督実績大きく、説得力アップ)

【手倉森誠】
鹿島(住金)時代…93年Jリーグ開幕を前に戦力外通告受けるも、91年来日のジーコから直接教えを受ける。
監督実績…A-(仙台にて超長期政権継続中。手堅いチーム作り)
解説実績…なし

【相馬直樹】
鹿島時代…90年代最高の左SBとして活躍。98W杯日本代表レギュラー。
監督実績…B-(町田の監督としては成功するも、川崎監督としては成績不振で解任)
解説実績…C(解説者当時は不向き感否めず)

【名良橋晃】
鹿島時代…ジョルを慕い平塚から鹿島移籍。長きに渡って右SBのレギュラーを務める。98W杯日本代表レギュラー。
監督実績…なし
解説実績…C+(声は若干聞き取りにくいものの、独自の痩せキャラクターで密かな笑いを誘う)

【増田忠俊】
鹿島時代…煌めかんばかりの才能豊かなイケメン風ドリブラーとして活躍。
監督実績…なし
解説実績…C(九州地区の試合担当。基本、予習少なめの感覚重視で解説に入る)
秋田豊監督 解任のお知らせ』(FC町田ゼルビア公式サイト)

おぉ、秋田、早くも解任かぁ…。

大半の人が不成功を予想していたとはいえ、私個人的には予想を覆してくれることを少しは期待していた。

試合を見られていないので推測するしかなく、町田の公式アナウンスによると、

■今シーズン成績(第17節終了時)
順位3位
9勝4分4敗(H:3勝2分4敗)勝ち点31 得失点差+7


秋田という、それなりに知られた人物を3位という成績で解任すること。

わざわざホームでの負け越し成績を持ちだしているところに、解任発表の苦しさが見て取れる。

数字以上に内容と雰囲気が悪かったか。

【ヘディング専門】
秋田豊と言えばヘディング一筋で知られ、少年サッカー時代にはヘディングだけでゲームメイクしていたほど。

そのヘディング(プラス守備技術、コーチングの確かさ、強靭なメンタル)で鹿島アントラーズのレギュラーになり、日本代表のレギュラーにもなった。

引退後はヘディング指導力によって京都コーチ、京都監督、東京V監督、そして町田監督を歴任。

著書である『センターバック専門講座』はヘディンガー必見の名著となっている。



ヘディングの指導、ストッパーの指導なら、秋田は天下一品。

上記の書はプロ・アマ問わず、愛読者が多いと聞く。

私も再度、読み返したが、やっぱり面白いし、読めばすぐにヘディングしたくなる。

仮に、サッカーのルールが手だけでなく、足も使ってはいけないというルールになったら、秋田は世界トップレベルの監督になるはず。

手も使えないなら足も使えないのが妥当というもの。今回の秋田解任劇、それは秋田が悪いのではなく、ルールが悪いのだ。

秋田ほどの筋肉的逸材がサッカー界で評価されないのは残念なことであるが、転んでもただでは起きないのが秋田。

ヘディング以外の指導法も勉強し直して、勝てなくなるとムスッとネガティブオーラを発散する悪癖も直して、いつかまた返り咲くはずだ。
鹿島アントラーズは6/23(日)から公式戦を再開する。

宮崎キャンプでは、ほとんどの練習をダッシュ力&スタミナ強化にあてていただけに、再開後は選手全員の運動量アップを期待したいところ。

選手能力が上がれば、ピッチで実現できるサッカーの質・継続性も上がる。

セレーゾ監督のトレーニングは、コンディション管理よりも能力向上に主眼が置かれたもの。

直近、2監督との比較で、その特性を見直してみたい。

【オズワルド・オリヴェイラ式】
シーズン前にガツッと身体を消耗するトレーニングを積む。そこで一年間安定して戦えるフィジカルコンディションを作る。

キャンプ終盤からシーズン序盤は疲労が残り、スタートダッシュに苦しむこともあるが、疲労が抜けると共に少しずつ調子は上向き、それから、シーズン終盤に向けては蓄積疲労で少しずつ下がっていく。

その想定の下、シーズン中の練習は何よりコンディション維持に気を使われる。

チームとしては安定した結果を残しやすいが、ハードスケジュールが続く場合、選手の個人能力を伸ばすというスタンスには立てないことにもなる。

とはいえ、これは強豪クラブを率いる世界中の監督が使うスタンダードなやり方である。

【ジョルジーニョ式】
トレーニング時の指示の少なさ、大まかさ、引き出しの少なさなど、経験の浅さは否めなかったが、目指すところはジョゼ・モウリーニョに近いスタイルだったかと思う。

ボールを使った練習と、試合によって、フィジカル(スタミナ面)を鍛えていく。

キャンプや練習で重い負荷をかけることは少ないので、疲労がたまりにくく、序盤から安定して戦える可能性が高い。

一方で、上手く練習をコントロールできない場合、「キャンプも練習もユルい」で終わってしまうことにもなる。

ジョルジの場合、鹿島では一つタイトルを取ったものの、戦力入れ替え期だったこともあり、好成績は残せなかった。

更に、ブラジルにて解任の憂き目にあっているが、彼の経験値からすると、現状、仕方のないところはあるだろう。

プラス面として、選手の自主性を重んじたジョルジの下では大迫を筆頭に若手が伸びていた。選手を見極める眼力、抜擢する勇気も併せ持っていた。

彼が監督として一層の成長を遂げてくれるのを密かな楽しみとしている。

【トニーニョ・セレーゾ式】
キャンプでガツッと消耗するトレーニングを積むのはオリヴェイラ式と同じ。

とはいえ、元々のセレーゾは全体コンディション管理というものを、ほとんど考慮しない監督であった。

「トレーニングすればするほど選手は成長する」という意識が強いタイプ。

それもあって、アントラーズ監督一期目(2000年~2005年)は選手は成長する一方、怪我人も絶えず。

今季の彼は、フィジカルコーチのマリオと共に進歩を見せており、かつ、セザール臨時コーチもコンディション作りに招聘されている。現在、主力の怪我人は目立たない。練習時間も以前より短くなった。

更にキャンプでもフィジカル中心ながら負荷コントロールしており、中断明けからダッシュで勝ち点稼ぐことを狙っている模様。

このようにコンディション管理も意識するようになったセレーゾであるが、根っこのところでは「トレーニングで能力を伸ばす」ことを重視しているのは変わらない。

若手にはセレーゾ自らの技術指導も行われることもある。

中断明けは湿気と暑さの中での試合になるが、日々の練習で鍛えた力を、アントラーズ選手たちは見せてくれるのではなかろうか。
Jリーグは中断期間入り。鹿島アントラーズもお休み中。

ここまでのリーグ戦は7勝4分2敗の4位。

ヤマザキナビスコ杯は4勝2敗でグループリーグ2位。決勝トーナメント進出決定済み。

この前半戦結果は、私個人的にはシーズン前の予想を上回るもの。

まず、セレーゾの監督力が事前の予想(ハードルは高くないものであったが)を上回っている。

J1全クラブ中、唯一の新監督として今シーズンを迎えたセレーゾ監督。

前政権時(2000年~2005年)終盤の成績が振るわなかっただけに、今回復帰時、サポーターもさして盛り上がりはしなかった。

しかし、実際、こうしてまずまずのスタートを切るとなると、やはり力のある監督なのかなと思えてくる。

ちょうど、大迫と柴崎が大きく花開くタイミングであり、ダヴィの得点力も大きいが、監督の力も認めるのが素直というものだろう。

満さん(常務取締役兼強化部長)が「またセレーゾにやってもらいたい」と常々言っていたのは知っていたが、間違いではなかったのかなと。

セレーゾ監督が基本的に漬け物職人であり、交代采配もブラジル人監督らしいものであることは変わらない。

ただ、例えばDFラインを上げる練習一つとっても「隙あらば上げろ!」「前へ!前へ!」と、その求める強度は前任時より高い。

昔は「走って」「紅白戦」ばかりな印象だったが、メニューの引き出しも増えている。

熱心さはそのままに、研究もしているんだなと。

少し、監督からの指示の多さや圧力に気圧され躍動感が出てこない選手もいるものの、おおむね、プラスになっている。

やはり、我々日本人の性質的に、いきなり「自由にやれ」と送り出されるよりか、最初は細かく指示してもらった方がやりやすい人が多いのだと思う。

それから、セレーゾで評価したいのはハーフタイムの指示修正力。交代なしでも、流れを変える力がある。

一昨日のFC東京戦もそうだったように、ここの加減が効果的に働いている。

ダヴィにかなり守備させることができているのも、ブラジルの名手たる監督の存在が大きいのではないか。

これまでのところで言えば、鹿島を知らない新監督を連れてくるよりかは、セレーゾで良かったと言えるのではないだろうか。
ボールを使ったメニューも数回しかやっていない』(J's GOAL)

プレシーズンマッチ水戸戦後のセレーゾ監督コメントであるが、一瞬、「あれ?」と疑問に感じてしまった。

ボールを使った練習メニューなら「数回」どころか「十数回」はやっているからだ。

【意味が違う?】
監督がすぐバレるウソをついても仕方なかろうし、これは、おそらくだが「ボールを使ったメニュー」の意味が違う。

スタメン11人で連係を調整する紅白戦もしくはミニゲームであるならば、たしかに数回しかやっていない。

水戸戦スタメンでの連係は、ほぼ未調整。そういう意味で練習回数が不足していたことに嘘はない。

しかし、ならば一体、今まで何を練習してきたのかとも思われるだろう。

チーム始動から、もうすぐ一ヶ月。開幕は一週間後に迫っているのだ。

【これまでの練習】
鹿嶋と宮崎でのプレシーズン練習。

大雑把に、フィジカルトレーニングが半分程度の割合。

シーズン中は毎週の公式戦からの疲労回復が必要になるため、まとまったフィジカルトレーニングは今の時期しかできない。これはアントラーズに限らず、プロサッカーでは普通のこと。

そして、アントラーズは密度の濃い練習が出来たと思う。

結果的に、選手たちは昨年比で走れる身体になった。水戸戦でも少なからず成果は見えた。

フィジカルトレーニング以外では、個人の判断力を高める指導が目立った。

おそらくブラジルやスペインのプロ選手には、いちいち指導されないようなこと。間合いの計り方であるとか、視野の確保であるとか。

技術や判断の基礎に関わる部分にセレーゾは踏み込んでいた。

【やるべきことからやっている】
監督は「やるべきことはたくさんある」とインタビューで答えていたが、連係アップよりも個人能力アップに比重を置いていた印象がある。

ボールを使った練習では、単純なシュート練習の他、人数を少なくしたミニゲームやセクション毎の練習。

それらのメニューに「小さな連係」が高まる要素はあったものの、そこでの選手の組み合わせも結構シャッフルされていた。

大迫-ダヴィは組むことは多かったにせよ、二列目やCBは固定されてこなかった。

今後、メンバーが固定されていく中で、チームとして息が合ってくるようになるはず。

監督としては、選手の判断力が上がれば、それに伴って連係が合う期待もあるだろう。

正しいプレイ選択で共通のイメージが描かれれば、連動して守り攻めることができる。

ただ、それが開幕ダッシュに間に合うか。

少々ハラハラするところでもある。
今のところはだが、トニーニョ・セレーゾ監督の練習時間が現代的に変化している。

前政権時(2000年~2005年)は午前練習のはずなのに平気で午後まで続くこともあったくらい。

今年のチーム始動後、そんなことはなくなっている。

【長時間練習のデメリット】
先週は午前と午後の二部練習も、今週は一部練習あるいは練習試合。

昔のセレーゾなら、もっと練習時間が長かった。

ジョルジーニョ前監督の練習負荷が軽めだった反動からか、セレーゾ監督の練習は歓迎傾向にある。

…が、私個人的には、たしかにジョルジには、もう少し運動量を上げるトレーニングを加えた方がいいのではないかと思っていたものの、一方で第一次セレーゾ政権においては練習が長すぎたのではないかとも思っている。

長時間練習にメリットはあるにしても、デメリットもある。

大きく二つ、「マンネリ化」と「怪我人の増加」だ。

当時、監督に与えられた戦力が厳しかったのは事実。

だが、成績と試合内容のマンネリ、怪我人の多さ。それは同監督長期政権の弊害だったのではなかったかと私は見ている。

今回、不安視するほどの長時間練習はない。

時間そのものは昔より短くなったとはいえ、決して足りないわけではなく、そしてセレーゾ監督の熱意と細かさは不変。

監督も鹿島から離れている間に進化した…ような気がする。

【コンディションの専門家】
一人、スタッフ名簿に名前の載っていないブラジル人がいるなと思っていたら、セレーゾ監督の連れてきた短期招聘のコンディショニングコーチとのこと。

なるほど、鹿嶋でのスタートはじっくり、宮崎キャンプ第一週でガッツリ追い込み、第二週は緩めて負荷をコントロールしている。

一昨日昨日あたりには、コンディション面で遅れを取っていたダヴィや中川が良くなってきているとの話を聞いた。この二人、急激にググッと上げてくるあたり、ある意味で点取り屋向きの性格だ。

そして、あれだけヒィヒィ言っていた二人が仕上がりつつあるのだから、他選手のトレーニング進捗は上々。

あとはこのまま大きな怪我人を出すことなく開幕を迎えられれば、2010シーズン以来のスタートダッシュ成功となるだろう。
比較したってしょうがないんだけど、前任者との比較はしたくなってしまうものだよね。

特にこの季節。

学校ではクラス替えがあって担任が変わり、職場では異動で上司や部下が変わり。

鹿島アントラーズもオリヴェイラ前監督からジョルジーニョ監督に交代したわけだが、意味はないと思いつつも、比較してみたくなるのが人情。

あれほどの数のタイトルを獲得した前任者と比べるのは、全くもって時期尚早であるが、既に個性の違いが表れている。

ジョルジ監督に勝ち星が付くようになってきたので、その個性も好意的に受け取ってもらうことができよう。

一度に書くと長くなるテーマなので、今回はオリヴェイラ前監督の傾向からザクッと整理してみよう。

【勝ちパターン?それとも硬直?】
まず、ジョルジーニョ監督になってから選手交代が早くなった。

これはオリヴェイラ前監督と比較して180度転換したと言っていいほど。

オリヴェイラさんは、とにかく「動かない」「動いても交代が遅い」「交代は固定パターン化」で知られていた。

80分くらいから順次一人ずつ交代枠使っての時間稼ぎが日常風景だったからね。

78分に最初の交代カード切った時には「おぉ、今日は交代早いな!」と私個人的に感心していたほどだ。それは選手も同じだったようで、ダニーロなんかは、どうせ終盤まで出番ないと安心しきってベンチでお昼寝してたくらい。

選手交代の消極性を好意的に解釈すると「自分の選んだスタメンに自信を持って送り出すのがいい監督」「チームをトレーニングやミーティングで万全の状態にして送り出すのが一流監督」という監督観の持ち主だったからと思われる。

その是非はここでは論じないとして、一つの理想論として、そういうのは昔からある。

交代のパターン化についても、それでチームが勝っていけるならば、いわゆる「勝利の方程式」「勝ちパターン」として特に問題はない。勝ってさえいれば。

【負けが増えると】
三連覇以後、リーグ戦での勝率が低下し始めてからは、その交代の遅さ、流れを変えられないことが問題視されるようになってきた。

目の前の一勝に強くこだわる監督の眼鏡にかなうベンチメンバーがいなかった可能性は高い。山形に移籍した船山祐二も「勝てる選手を使う監督」と後に述懐している。

いずれにせよ、選手交代で威力が出ていない現実があった。それが監督のせいなのか、ベンチメンバーのせいなのか、戦力構成のせいなのか、あるいは全部なのかは、別件として触れないでおく。

とはいえ、選手交代の是非については議論の的にしやすいものの、実際にはピッチの際にいる者の直感まで含めないと分からないところがある。

二階席あるいはテレビ(※但し、カメラワークのいい中継制作に限る)で観ていた方が試合全体は良く見えるにしても、選手のメンタルパワーは近ければ近いほど伝わってくる。

私は原則として、現場の判断を信じるようにしている。

【現場責任者の宿命】
…が、一般的なファン目線というもの。

動かず負ける、同パターンの交代が効かずに負けるが重なってくると、「反省しない監督!」「監督の無策で負けた!」「もう飽きた!」という声が高まってくるのは致し方ないこと。

現場責任者の宿命だ。

もし仮に早めに動いたとして、それで負けが込めば「早く交代し過ぎ!」「そんな交代だったらしない方がマシ」「あんなバッサリ変えたら選手のモチベーション心配」と批判対象になってしまうだろう。

結果が明白に出される世界では「勝てば官軍。負ければ賊軍」。それに加えて、オリヴェイラ監督はとにかく任期が長かった。

【五年の長さ】
私はプロ監督が一クラブを率いるベストは三年くらいなのではないかと思う。中学や高校のサッカー部監督も三年だから丁度いい。

長すぎるとダレてくるし、そして、いいところも当たり前に捉えられるようになって、それが求心力低下にも繋がってくる。

攻守の切り替えの高速化、前からの守備意識植え付け、セットプレイ指導をしっかりできるところ。

そして、毎年タイトルを獲ってきた結果力。

それらはオリヴェイラ監督の類稀なる長所だったのだが、五年も経てばできて当たり前に見られがちになり、称賛対象にはならなくなってしまっていた(※もちろん、最後まで長所を見逃さないアントラーズサポーターが少なくなかったことも私は知っている)。

ある程度の選手が揃っているチームであれば、その戦力プラスアルファなりの結果を出せる監督であると今でも思う。
川崎フロンターレの相馬直樹監督が本日付で解任された。

現役時代から理論派で鳴らし、左SBのポジションで日本を代表する選手だった彼。

最近のアントラーズ所属選手は日本代表に合流した途端にパフォーマンスが落ちることが多く、それは「代表病」と呼ばれることもあるが、こと、彼(と秋田豊)については無縁。

日本代表の柱の一人として、初めてのワールドカップ出場に大きく貢献した。

引退後しばらく務めたサッカー解説者としては、理論派の人にありがちな「ちょっと面倒くさい」感じ。

本人も天職でないとは感じていたのだろう。「(口でしゃべくるのではなく)現場で責任を負いたい」との意志から指導者として現場に戻る。

JFL町田ゼルビアの監督としてある程度の成功を収め、昨年から川崎フロンターレ監督に就任。

チョン・テセの渡欧、ジュニーニョの衰えなど、過渡期のフロンターレにあって成果を残せず、ついに解任に至り、文字通り、責任を果たし終えた。

私は今年の川崎の試合は鹿島戦しか見ていないので、その仕事内容には触れられない。クラブ決断の是非も分からない。

ただ、敢えて一つ言うなら、相馬監督のサッカー理論が思い描いた通りには通用(実現)しなかったということか。

理論派=名監督とは限らない。

例えば、ボクら外野のサッカーファンは「こーすれば勝てる」「あーすれば勝てる」と楽しんでいるけれど、なかなか、その通りにしても勝てるか分からない。

自分が勝てると信じるスタメンやシステム、練習を積んだとして、それで100パーセント意図した通りに試合が流れることはない。

選手たちには心身の好不調があり、グループのシンクロには波があり、相手チームはこちらのやりたいことを邪魔してくる。運不運にも左右される。

もちろん、相馬監督は理論だけの人ではなく(その理論もサッカーファンのそれより経験と実績に裏付けされたものだ)、戦える人でもあった。メキシコでの指導者修業歴もある。

それでも、監督能力は多岐に渡り、何よりチーム戦力の問題がある。

鹿島アントラーズに話を移すと、チーム編成自体は、本田拓也が復帰していない以外、決して最下位に沈むようなものではない。勝てる選手はちゃんと揃えられている。

では、監督はというと、ジョルジーニョ監督には監督経験の浅さがあるし、足りないところはあるだろう。

だが、クラブハウスでの練習の質、雰囲気。ファンサービス対応。試合後や各メディアでのインタビュー等を聞く限り、素晴らしい監督の素養は十分にある。

少なくとも、応援したいと思わせてくれる人物だ。

レジェンドだから甘く見ようというのではないよ。監督や選手からほとばしるエネルギーが消えたように見えた時は、私とて応援しない。

だが、現場がピリッとしている以上、今はひたすら「だいじょうぶ、やれる」「やろう、皆で勝とう」という雰囲気をスタジアムの皆で、また、時にはネット上からでも作ってやれればと願うのだ。

やっぱり鹿島アントラーズはJリーグの名門なのだなぁ…。

嬉しいこっちゃないが、低迷しただけでヤフーのトップに載ってしまうという。

各サッカージャーナリストのほとんどは「鹿島、厳しい」の論調で一致している。

まあ、そりゃそうか。

それが普通、それが一般論というものだ。

しかし、現実に興味深いのは、鹿島アントラーズそのものは(深刻な事態を受け止めつつも)混乱しているわけではないということ。

選手たちにはジョルジーニョ監督の下でやってやろうというモチベーションエネルギーがあり、それはサポーター全般的な雰囲気も然り。

担当メディア(※低迷期だけに、鹿島を追ってくれているところは限られているが…)だって悪者探しに走ることはない。

これがもし、某埼玉の赤いクラブであれば、すでに監督解任騒動や内部批判で盛り上がっているところだろう。

「だから、鹿島は凄い!」と言いたいわけではないよ。

今、どちらがいいかは分からないもの。

Jの歴史を見返しても、監督を信じ続けて解任のタイミングを逸し、転落していったクラブだってあるのだから(もちろん、その逆パターンは数多い)。

一人の監督で貫いた方がいいのか、タイミング良く変えていくのがいいのか、絶対の答えが出ることはない。

でも、それでも選手たちやサポーターに「まだ一緒にやりたい」と信じさせてしまうのが「レジェンドOB監督」というものなのだろう。

監督にカリスマ性があれば、多少勝てない時期があったとしても、また、他の監督であれば批判対象になる選手起用であっても「あの人がやることだから、見守ろう」となりやすい。

そうこうしているうちに、監督のやろうとすることが一つの形になり、チームが本当に強くなることがある。

それが鹿島のやり方。

誰が監督でも簡単ではない現状、カリスマ性のある監督を据えたのは判断として間違っちゃいない。

…が、「だからと言って負けていいということではない」のも事実。

いかなレジェンドとて、負けが続けばカリスマが陰ってくる。

まあ、ボクみたいな古い人は相当粘っちゃうけど、ジョルジの現役時代を知らない人は苦しいはず。

明日の夜はヤマザキナビスコ杯大宮戦。

監督の求心力アップのためにも、選手の自信を回復するためにも、しっかり勝ち養分を補給したいところ。

見くびるわけではないが、勝てる相手だし、必勝試合。

堂々と行きましょう。
【教条主義的サポーター道において】
けしからん!

けしからん、けしからん!

けしからーん!

まったくもって、けしからん!

みんな、たるんどる!

君も、あなたも、私も、犬も猫も、全員たるんどる!

天皇杯が残っているんだぞ!

まだオリヴェイラ監督の下、皆で一致団結して戦う試合があるじゃないか!

それを何だ!

次期監督は誰だのと!

ジョルジーニョがいいだの、レオナルドがいいだの、秋田はイヤだの!

報道に踊らされるとは何事かー!

今はみんなでオリヴェイラ監督をひたすら応援すべき時!

次期監督の噂話は封印ダー!

集中、集中ー!

【じゃ、噂話しよっか】
真面目はさておいて。

シンプルに噂話を楽しもっか。

これって、アレに似てるよねー。

小学生の頃、年度始めの時期。

担任の先生が発表される儀式。

「○組は誰先生になるんだろー?」「○○先生だったらイイナー」「○○はイヤー」みたいな。

楽しいな、噂話は。

サッカーの補強話なら尚更。

「○○監督が鹿島を率いたらどうなるだろう」とか、「誰と誰を組み合わせたらどうなるだろう」とか、組み合わせの化学反応が大きいスポーツだもの。

誰になるだろうねえ。

以下、報道や噂に上っている人物、上っていない人物を挙げてみよう。

【ジョルジーニョ氏】
ジョルジーニョだと夢がある。

超大物OB選手であり、79年組からもリスペクトを受ける人物。監督としては新進気鋭の注目株。

但し、ブラジル国内の好景気もあり「鹿島の出せる金額」と「彼に相応しい条件」との間に開きが大きい。

【奥野僚右氏】
奥野氏だと、悪いけど、夢はあんまりない。

だが、その分、継続がある。

オリヴェイラ体制下の現ヘッドコーチであり、鹿島フロント⇔奥野氏⇔現所属選手の連係が受け継がれる。現在のアントラーズ事情に最も精通した指導者、人格的にも間違いない。

但し、J1指導者としては未知数。また、些細なことかもしれないが「監督代行数戦で未勝利」は気になる。

【秋田豊氏】
秋田氏の夢は「鹿島アントラーズ監督」。夢のあるなしでなく、もはや夢そのものだ。

類稀なる「筋肉」と「闘魂」、それに「名CBとしての経験」を併せ持ち、それによって物事の解決を試みることが可能。

京都監督には緊急就任、「筋肉&闘魂」をチームに浸透させる時間がなく、また「名CBとしての経験はあったが、監督としての経験はなく」チームは良化の兆しを見せなかった。

但し、その後、筋肉系解説者として修業を積み、足しげくアントラーズの練習に通い取材研究を重ねる。鹿島ユースの試合にすら来ていた。

近年、彼ほど熱心に現地に赴いたOB解説者はいまい。

次に監督をやれば本領発揮する可能性もあることはあるような気が何となくする。
【奥野コーチ、山形から監督オファー?】
降格山形スタッフ一新 奥野僚右氏監督へ』(日刊スポーツ)

奥野コーチにモンテディオ山形から監督就任オファーとのこと。

鹿島アントラーズから、また一人Jクラブ監督が増えるとしたら、それは名誉であり喜ばしい。

関塚氏(U-22日本代表監督)、手倉森氏(J1仙台監督)、黒崎氏(J1新潟監督)、相馬氏(J1川崎監督)、秋田氏(筋肉)といった錚々たる面子に奥野コーチも加わることになる。

奥野監督が山形の監督となった場合、関塚監督ルート(※鹿島で長年コーチを務めてから、他クラブの監督として成功)。

関塚監督のように、日本人屈指の監督に登りつめてくれるか。

応援したい。

【初めてというわけではない】
奥野コーチはザスパ草津時代に選手兼監督の経験がある。

『自ら先頭に立って挫折を味わった若者たちを鼓舞し、地元草津町に積極的に関わり、街との信頼関係を築き上げる。奥野のそうしたスピリッツ(=ISM)がなければ、おそらくザスパの現在はなかっただろう。』(「リエゾン草津」という序章 ザスパ草津、知られざる10年史/スポナビ/市川伸一さん)

ザスパ草津において「奥野僚右の背番号31」は、その献身と功績を讃え永久欠番とされている。

選手&クラブフロントとはもとより、地元やサポーターとの信頼関係を築ける人物に違いないし、また、コーチとしてはオリヴェイラ監督と共に三連覇を達成。

もちろん「監督業は、やってみなければわからない」ところが多々あり、また、モンテディオのクラブ状況(主に経営面・戦力面)に不安がないわけではないが、もし今回のオファーが実現するならば、快く送り出したい。
ジョルジーニョ監督の名前がガンバの監督候補に挙がってきたと思ったら、ブラジルのボタフォゴではオリヴェイラ監督の名前も挙がっている模様。

報道自体の信憑性は不足しているし、その中でも「本命候補でなかった」とされているから、さほど緊急ではないかもだけど。

オリヴェイラ監督の続投or退任って、どうだろうね。

私個人的にはだ。

・攻撃的サッカーで次々にゴールが決まり、かつ鉄壁の守備を構築。

・戦術はアントラーズ伝統の4-2-2-2をベースにしながらも変幻自在。

・選手起用は柔軟、交代采配は百発百中。

・無名の若手も彼にかかればスーパースターに成長する。

・ACL、CWCも破竹の連勝で完全制覇。

・欧州各国や中東、各国代表から巨額オファー舞い込むも「私は鹿島に骨を埋める」と断固、鹿島愛を貫く。そして、ファーガソンのように超長期政権を築く。


そんな最強監督を連れてこられるなら、そちらにお願いしたい気持ちはある。

もちろん、これは夢だけどね。

現実に戻って、オリヴェイラ監督はJクラブが連れてこられる監督のうち、優秀も優秀な人物に違いない。

「勝負運」「レギュラー選手へのモチベート力」は鹿島歴代監督でもトップだと思う。

今年だって充実とは言い難い戦力でヤマザキナビスコカップを獲ってくれた。

そんな監督を簡単に手放したくない、手放せないのは重々分かっている。

ただ、5、6年は、やっぱり長い。

中学・高校・大学の監督だって、3~4年でお別れするから丁度いいもんであって。

それ以上になると、教えること教え尽くされる。

それでも続けるなら、桁違いに引き出しが多く、日々進化するような監督でないと。

一方で、監督交代を機に一気にプレスがユルくなり、転落するチームが世の中にゴマンとある。

もし代える場合、しっかり守備させられる監督でないと、ウソみたいに失点が増える。選手たちから集中力がなくなったように見える。

「続投してもらえば良かったんだ!」という話になる。

結局、「続投がいい!」とも「退任でいい!」とも言い切れないのが本音。

ただ、サッカーの現状維持だけはカンベンかなあ。

オリヴェイラ監督続投でも、監督自身がプラスアルファ示すなり、強化部に的確な補強をしてもらうなりで、今年よりは楽しめるサッカー、勝てるサッカーをお願いしたいとだけは言い切れる。

鹿島アントラーズの監督は、大変だね。
【名選手だったジョルジーニョ】
内田篤人の前任は名良橋晃。

名良橋の、その前任。

「鹿島アントラーズの背番号2」が重いのは、元は彼のおかげである。

Jorge De Amorim Campos。ジョルジーニョ。

元「世界最高レベルの右サイドバック」であり、94W杯優勝のブラジル代表レギュラーメンバーであり、また、鹿島アントラーズの第一次黄金期を支えた名手。

2010南アフリカW杯ではドゥンガ監督の下で代表コーチを務め、現在、母国ブラジルのクラブチームで監督としての実績を積み上げている。

【中小クラブの監督として】
そのジョルジーニョの名前が「監督として」日本でも報道されるようになってきた。

ジョルジーニョ監督、ブラジルで快進撃』(ブラジルサッカー通信/藤原清美さん/ゲキサカ)

G大阪、西野氏後任は長谷川健太氏有力』(※外国人ならジョルジーニョ氏、シャムスカ氏が候補とのこと。日刊スポーツ)

ジョルジーニョの現役時代のプレイぶりから「いい監督になるのではないか?」とファンの間でささやかれることは、これまでもあった。

ただ、監督能力ばかりは実際にやってもらわないと分からない。これは、とにかく実績を積むことで外に示してもらうしかない。

「ジョルジーニョ監督」に期待していた私としては、ようやく注目されるようになったかと、ちょっぴり嬉しく思っている。

【鹿島アントラーズの監督は】
人気OB選手が監督になることには夢がある。

代表的な成功例として、バルサのグアルディオラ監督、Jリーグでは名古屋のストイコビッチ監督を挙げることができる。

昔応援していた選手が監督として復帰し、再び黄金時代を築いてくれたら、サポーターにとってこれほど嬉しいことはない。

だが…。

仮の話だが、例えば、今、ジョルジーニョ(でなくとも、他のアントラーズOB選手)をアントラーズの監督に据えるとしたら、賛成しきれない自分がいる。

上手くいかなかった時が怖い。

低迷し批判に晒される様は、正直なところ見たくない。

【プロに批判はつきものだけど】
もちろん、批判されたくないからやらないというのでは、プロではない。

プロ監督に相応のオファーが出されたなら、批判覚悟で仕事を引き受けるものだろう。

「ジョルジーニョが批判されるのを見たくない」などと我々サポーターが言ってしまうのは、ある意味、監督能力を最初から疑ってかかっているというもので、大きなお世話、かえって失礼に当たる。

そりゃ、ジョルジーニョの監督としての能力は、実際のところよく分からない。

現役時代の賢いプレイ、強いメンタルから、「いい監督になる資質はあるだろう」くらいには思っているけれども、最終的には、手がけたチームの試合をフルで、できれば1シーズン見るくらいでないと確定できん。

もっと実績を積んでもらわない限り、「批判される姿を鹿島で見るハメになる」と心配するのは不自然なことでないはずだ。

【戦力がなければ監督も】
グアルディオラ監督にせよ、ストイコビッチ監督にせよ。

十分に戦力あるチームで新監督に就いている。

鹿島はどうかと考えれば…。

サポーターは情があるから、選手能力を過大評価するもので、例えばトニーニョ・セレーゾ監督末期とアウトゥオリ監督までのノンタイトル期間。

当時のメンバーを見直してみると、明らかにJ1トップ級選手が足りない。

その頃サポーターから期待された若手選手のほとんどは、今となってはJ1下位ラインからJ2~JFL相当の選手であったとすんなり受け入れられる。

今現在もベンチから溢れレンタルに出ている若手選手たちが悉くパッとしないのを鑑みれば、鹿島が個々の選手レベルで必ずしも優位に立てるわけではないと認められるだろう。

【泥を被ってもらうのは】
チームが順調に勝てない時、それは監督のせいなのか、選手のせいなのか、両方なのか。

そこの線引きの答えが出ることは永遠にないのだけれど、ただ、鹿島アントラーズが「充実した戦力を用意して新監督を迎え、成功させられる可能性が高い」時期に当たらないとは言える。

もし鹿島が迎える場合には「失敗させられない監督」になるジョルジーニョ。機が熟していない。

ジョルジーニョ監督にもう少し力を示してもらうか、あるいはアントラーズにもう少し戦力が揃い始めた時期にこそ、お願いしたいものだ。
前節名古屋戦後、インタビューで「審判批判」「日程批判」を繰り返した我らがオリヴェイラ監督。

その言い訳がましさに、アントラーズサポーター一同、げんなりしたもの。

別にジャッジはおかしくないし、日程は不利を被る(名古屋戦)こともあれば、有利(新潟戦)を受けることもある。

そんなの必死になって批判することではない。

「あとは決めれば勝てた」というのも、いつも聞くことだ。

だったら、得点力が上がるよう早めに動くなり、攻撃パターンの意思統一を進めるなり、プロ監督らしい仕事すればいいのに…。

そのように部外者は思ってしまう。

「あー、監督もうダメなのかもな」「限界だな」「ホレ見ろ!俺は昔からオリヴェイラは頑固でダメだと思ってた!」と求心力を失いつつあるところでの、責任転嫁インタビュー。

もはや監督の情けなさは全開に達したと言って良かろう。

しかし、だからこそ、今日の仙台戦には期待したいもの。

プライドの高い監督が「スカスカの言い訳」を繰り返し、完全に道化と化している。

ここで、道化のまま坂を転がり落ちるか。

それとも、このピンチが人を変えるか。

逆に、道化を貫くことによって、光が見えてくるのか?

これは、我々の人生の後学のためにも、よく見ていたいところだ。

希望としては「監督がダメだから、俺たちが頑張んなきゃ!」と選手間の自覚が高まる「南アW杯日本代表現象」が鹿島アントラーズにも起こることを、少し期待している。
欧州CL準々決勝1stleg、インテル×シャルケをテレビ観戦。

2-5でシャルケ先勝。

先発フル出場したシャルケの内田は終始、安定した働き。

エトーやスナイデルといった世界屈指のタレント相手に対人守備で遅れを取らなかった。

かつては攻撃力ばかりがクローズアップされた内田だが、守備力という点においても、今や「長谷部」「長友」あたりと並んで日本人のトップと言って良いだろう。

得意の攻めでは、彼の基本長所たるビルドアップの上手さに加えて高精度クロスを連発。

試合中の修正能力の高さも相変わらず。

イタリア紙ガゼッタは7点という高評価。

まあ、内田にとっては特別なパフォーマンスということでもなかろう。

元々優れていた「スピード」「技術」「戦術眼」に加えて、「フィジカル」と「欧州での経験」を得た彼としては「いつも通り」の仕事をやってのけたということかと思う。

大舞台でも「いつも通り」やれることが素晴らしい。強い気持ちと冷静さが90分を通して感じられた。

内田だけでなく、今のシャルケは見ていて面白い。普段、鹿島という常勝チームを応援している私にとって、出来の悪いチームをテレビの前から応援するのは貴重な体験だ。

ラウルという「生きた伝説」、ノイアーという「これからの伝説」と一緒に、内田の活躍を見られるなんて本当にありがたい(三人ともカッコエエ)。

一方、インテル長友は終盤交代出場。

やはり彼もいい選手。短時間ながら、スピードも運動量も守備意識も闘志もインテル随一であることを見せつけた。

スタートから使っていれば、即座に失点減少に繋がるはず。

それくらい、長友以外のインテル選手たちの守備のユルさは驚愕するほどの低レベル。

これは残念ながら、レオナルド監督の監督力不足が主因だろう。

ミラン監督時代からだが「日本代表監督時のジーコ監督」と「アルゼンチン代表のマラドーナ監督」を足して2で割ったような微妙感(監督自身のスター性はある)がレオ監督には漂っている。いい時はいいんだけど、順調でなくなった時に変化をつけることができない。

組織構築のみならず、個々のフィジカルコンディションもモチベーションも高めきれておらず、「いい人で誰からも好かれている。反面、一流選手たちに監督能力について内心ナメられている」ところが見てとれる。カリスマ・モウリーニョの後任だけに、余計、その差が目立ってしまう。

内田と長友は、多分、この先も大丈夫だ。二人の選手としての資質に疑いはない。

だが、監督としてのレオナルドは大丈夫じゃない。

劇的に変わってくれれば良いのだが…。

正直、レオが欧州サッカーメディアに辛辣批判されている姿は(その批判が正当なものだとしても)、あまり見たくない。

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オリヴェイラ監督の、一部で悪評高き「ガッチリ固定起用」について。

まず、簡単に「スタメン固定起用」のメリットは何か?

・共通理解が高まり、攻守の呼吸が合うようになり、チームの出せる戦闘力が上がる。
・レギュラーメンバーはチーム内競争に気を取られる必要がなくなり、自分の仕事に集中できる(※例えばGKには世界一般的にそのような配慮がなされている)。

他にもあるが、今回は、この二点を挙げておく。

次にデメリット。

・タイトな日程ではレギュラーメンバーに疲労が蓄積する。
・控えメンバーの不満が溜まり、集団の雰囲気が悪くなることがある。そうでない場合、控えは控えの現状を受け入れる方向に進む。

以上を再確認するまでもなく、「スタメン固定」自体を絶対悪と認識しているサッカーファン、鹿島サポーターは少なかろう。

チーム作りにおいて、「スタメン固定」こそ最初の大きな仕事の一つだ。

Jリーグで満足な成績を残せないクラブの監督を見れば一目瞭然。「チームが機能する形でメンバー固定する」ことが難しい。

監督の力量と共に、適材適所に当てはめ得る選手が要るわけで、どちらが欠けてもチーム作りは困難になる。

現実には、完璧な監督がいて、完璧に選手が揃っていることはないから、「本当は物足りないけど、今のクラブ力でこれくらいの成績が出たら満足せねば」というあたりに着地点を見つけることになる。

これが資金力に優れたクラブであればあるほど、より完璧に近く人材を揃えられるのでハードルは上がり、貧しいほどハードルが下がることになる。

では、「基本メンバー固定」を完了し、設定値以上の成績が残せるようになったとしてだ。

それができているチームだけが、「世代交代」「ローテーション」を口にすることが可能になる。

メンバー固定もできず成績の出ていない監督が「世代交代します」「ローテーションします」と言ったところで、「オマエはそれ以前の問題だろう!」「フラフラし過ぎ!」とツッコまれるだけだ。

鹿島アントラーズは、幸いにして「世代交代」と「ローテーション」を課題として口にされる状況にある。

そして、その点においての閉塞感が2010シーズンにはあった。

サポーター間では「監督の頑固固定のせい」という意見と「若手の伸び悩みor(黄金世代と比較しての)資質不足」という意見が混在している。

まあ、ただ、どれが正しいのかは、正直なところ、よく分からない。

スポーツファンの法則がある。

「出ていない選手の方が出ている選手より優れていると信じてしまう」というものだ。

出ていない選手が過大評価されているだけかもしれない。

もしくは、やっぱり監督が若手を見くびっているのかもしれない。

どっちもどっちって気もするが、よく分からない。

田代や増田の山形での活躍は誇らしかったけど、しかし、鹿島のレギュラー陣と比べてどうか?っていうと、たぶんベンチ?ってのもあるし(もちろん鹿島でバリバリ活躍してくれれば嬉しいが…)。

中後や石神あたりがロクに出られていないのを見ると、鹿島の若手もそんなものなのかな?ってのもあるし。

いずれにせよ、レギュラー陣の壁がかなり高いのは確かで、ベンチでも「青木」「本山」らに先んじて使われるのは簡単ではない。

彼らを超えるような選手がいるのかと言えば…。

そのあたりは、新シーズンのレンタル組と完全組が、どれだけ移籍先で見返してくれるかによって評価確定しやすくなるだろう。

実際問題、我らファンの評価なんてどうでもいいんだけど、「監督の固定起用」や「若手のレベル」といったモヤモヤしやすいものに、一つ結果が出ることは楽しみではあるよね。

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ここしばらく、オリヴェイラ監督のコメントにちょっとした変化がある。

補強不足を敗因に挙げていることだ。

「内田とジョンスがいなくなった頃から勝負強さが無くなった」と敗因を問われる度に話している。

それは、無理のない理由だとは思う。

二人と同等以上の選手はJリーグ全体を見渡しても滅多にいない。

しかし、そんな分かりきったことを、わざわざ何度も言うような監督ではないはず。

審判批判の時もそうだが、彼はメディアを巧みに利用する策略家だ。

戦力の問題をズバリ挙げるということは、「私が監督を続けるなら勝てなきゃ意味がない。勝てる戦力を揃えてくれますか?」と強化部にプレッシャーをかけている面がありそうだ。

強化部としては、また、選手寄りタイプのサポであれば、「育てて勝てよ。皆、才能あるんだぞ」「試合に出しながら育てられない監督が悪いんだろ」ということにもなるので、そこにせめぎ合いが起こることもある。

いずれにせよ、オリヴェイラ監督続投となれば、ある程度の補強が行われるはず。

そして、過去四年近く起用されなかった選手であれば、よほどの変化が見られない限り出番は与えられないだろう。

名将とは、そういうものだ。仏とまで言われた安西先生ですらそうだった。

真面目に練習してきた安田・潮崎・角田より、初心者桜木、サボってた三井、停学中だった宮城を主力扱い。安田・潮崎・角田は練習・紅白戦・応援要員でしかなかった。

プロ監督なら、安西先生以上に才能を重視する。

契約ごとだけに、誰が残り、誰が出ていくかは分からない。

今、分かることは、厳しいプロの現実を目の当たりにする冬になる、ってことだけだ。

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いなくなってから存在の大きさが分かるのかなぁ。

いや、今でも大きい存在なんだけど…。

オリヴェイラ監督続投報道を目にしても、今ひとつテンションが上がりきらない自分がいる。

Jリーグ三連覇の凄い監督に続けてもらえるなんて有り難いことで、それでテンション上がらないなんて贅沢なことだ。

シーズン終盤、優勝争い真っ只中。

監督を全面的に支援しようではないか!と言いたいんだ、本当は。

でもなー。

昨日のブログ記事で「どうせ続投するなら早めに決まった方がいい」と書いた。

裏を返せば「続投万歳!万々歳!」にはなっていないのだ、私の気持ちは。

かと言って「続投反対!」では断じてない。

オリヴェイラ監督はトップクラスの実力者。

人間的にも鹿島に対するクラブ愛も申し分ない。

彼と同等以上の人物にJクラブ監督を引き受けてもらうのは至難の業。

続けてもらえるならば続けてもらうのが「継続性を重視する鹿島らしい」判断に違いない。

とは言え、テンションが上がらない鹿島サポは私だけではない。

話題に振っても盛り上がらない。

「変わらない」わけだからね。

今季これまでの戦いぶりが来季も繰り返されるとしたら、サポーターのテンションが上がらないのは致し方ない。

まあ、三連覇して、現在2位で「テンション上がらない」なんて、残留争い中のクラブサポーターからすれば靴でも投げたくなるようなことだろうが…。

人間は欲深いものだ。成功にはすぐ慣れる。

現実として「ただ続投」ってだけではサポーターを喜ばせることは出来ないだろう。

オリヴェイラ監督続投が「現状維持」を意味するものであってはならないと思う。

トニーニョ・セレーゾ暗黒時代の二の舞はゴメンだ。

セレーゾとは違う、まだまだ引き出しがあることを示した上での続投であって欲しい。

今季残りの試合が大切。

四連覇+天皇杯。

現実的に四連覇は他力本願の部分があるから、とにかく残り全勝。

なおかつ、長期政権のメリットを生かして強化部には的確な補強をお願いしたい。

今季のように「レンタルバックしたけど結局、使わない選手がいる」「敢えて補強しなかったポジションが穴」となるようなことが頻繁に繰り返されてはならない。

例え四連覇+天皇杯が成ったとしても、ACLとナビスコを逃し続けていること、集客上重要な夏休みの時期に勝てていないのは変わらないのだ。

他、攻撃力アップ、交代策、若手育成など、欲深いサポーターとしては言いたいことはいくらでもある。

…が、結局のところ、クラブの判断を尊重して応援し続けるしかないし、そうしたい。

まずは明後日の新潟戦、改めてオリヴェイラ監督のお手並み拝見といこう。

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今朝のスポーツ報知

オリヴェイラ監督との契約について『正式オファーは順位確定後となるが、4連覇を逃しても続投方針は変わらない』とのこと。

交渉事だけに正式決定まで分からないとは言え、もし来季続投というならば、早いうちから「続投の方向で」話し合いを始めた方が良いのは間違いない。

今季限りの雰囲気があると「監督の若手育成意欲が多少なりとも低下する」というのが一つ。

現在のチーム編成は近年最も選手層が薄い。

だから、嫌でも力の落ちる若手選手でも使わなきゃならん状況ではあるんだけど、オリヴェイラ監督から育成意欲が無くなったら「交代枠1つ2つ残してスタメンフル出場」くらいやりそう。

もしくは、本山のところだけは早めに交代するとして、あと2つの交代枠はロスタイム90分台の時間稼ぎ専用とか。

しかし、来季、大型補強なしで続投するならば、大迫や遠藤あたりは戦力化しておきたいだろう。

それから、「どうせ続投するなら早めに決まってくれる」ことによって選手たちの進路にもプラスになる。

特に、試合に使われそうにない若手選手は次の決断を後押しされる。時期が遅くなればなるほど、完全移籍もレンタル移籍も難しくなる。

若手にまで目を向けているサポーターは「鹿島の若手全員、経験を積めばものになる」と思っていたりするものだけど、監督は違う。

監督経験のある方、仕事で多くの部下をお持ちの方、あるいはプロ監督の著書をご覧になった方には余計な説明になって申し訳ないが、「あいつのプレイスタイルじゃ試合に出せないんだよなー」「(口には出せないけど)出番あげられないんだから自分から移籍するって言ってってくれてもいいのになあ」というのが現場監督には必ずある。

30人前後のうち11人+3人しか試合に出られないプロサッカー選手の世界はシビアなものだ。

監督が続投方針であれば、「中堅年齢にさしかかって、ほとんど出番を与えられていない選手」は、よくよく考えた方が良いだろう。

そうでなくとも、来季は新入団選手(柴崎君、梅鉢君、昌子君、土居君)が多い。

監督の去就抜きにして、何人かの選手たちとの別れが近いのかもしれない。

メッチャ頑張って鹿島で芽を出して欲しいのは山々だけど、現実はなかなかね…。

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先日の報道

闘莉王がオリヴェイラ監督を日本代表に推したとのこと。

実現可能性はともかく、自分の応援するクラブの監督を評価してくれることは嬉しい。

嬉しいんだけど…。

「if」の話を敢えてするが、オリヴェイラ監督が批判にさらされるのは忍びない…、と今から思ってしまう。

そう、私は、鹿島サポでありながら(いや、鹿島サポだからこそ)、「オリヴェイラ日本代表監督」は、あまり、うまくいかないと考えている。

腕は間違いない。

07年終盤の鹿島(小笠原、本山、マルキが力のピーク)のように、キチッと人材さえ揃っていれば、なんとも美しい機能美を有したチーム作りをしてくれる。

今の鹿島の不調は、監督の問題(鬼固定・交代策微妙)もあるだろうが、まず、選手が足りていない。しかも、最重要のFW、CB、右SB(基準を上げれば、他にも)には一人ずつ足りないのだ。

それでも、優勝争いには踏み止まっている。

監督自身がJ最高級監督であることは、変わりない。

だが、ニーズの問題がある。

オリヴェイラ監督のサッカーは攻防一体であるが、どちらかと言えば「守」に寄っている。

ポゼッションかカウンターかと言えば、「カウンター」だ。

まず、現在の日本代表ファンのニーズとして、「カウンター型の監督が望まれているのか?」というのが最初の疑問(私は、勝てれば誰でもいい)。

W杯の盛り上がり直後で、新規ファン開拓の時期。わかりやすいエンターテイメント性が求めらている。

ニーズから外れていれば、勝ち続けたとしても、「内容が悪い」「得点が少ない」「つまらない」と批判が出てくる。

日本代表チームは鹿島アントラーズ以上の人気チーム。注目度は比較にならない(※鹿島サポは数こそ代表ファンに及ばないが、大多数が勝つことが第一と割り切っている)。

それと、もう一つ。

オリヴェイラ監督は三年連続でACLタイトルを逃している。

逃しているだけなら、あれは運もある大会だし仕方ないが、三度とも早い段階で敗退しているのが気になる。

結果もそうだし、内容だ。

W杯本戦ならば、「カウンター」でいい。対戦国は、皆、日本代表より強い。

しかし、アジア勢との戦いでは、強制的にポゼッションを強いられる。

Jクラブよりフィジカルの強い東アジア勢、中東勢が引いてくる。

そんな相手に勝ちきれるか?強固な守備ブロックを崩せるか?

得点力アップに関わる手腕はどうなのか?

そこは、「オリヴェイラ監督なら大丈夫!」と自信を持って言えることではない。

試合後の記者会見で、「引いて守る相手を崩すのは困難なことであって…」といつものコメントが聞かれるんじゃないかと心配だ。

なおかつ、だ。

メンバー固定は、日本代表監督になっても同じだろう。

オリヴェイラ監督にとって、FWもMFも守備人員である。連係力を高めるべく、極力、固定したい。

「最終ラインはいじりたくない」は全監督共通のセオリーだが、オリヴェイラ監督の場合、「FWもMFもいじりたくない」のだ。

ただでさえ日本人は飽きっぽいから、メンバー固定は嫌われがち。そこに、「選手は疲れているのに…」といった理由が加われば、それこそ批判が殺到しそうだ。

だから、日本代表監督には、「攻撃サッカー得意の世界的名将」にやっていただければ良い。

鹿島は四連覇&ナビスコ杯&天皇杯を獲るので忙しいんだから。

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しばらく前から報道で出ている次期日本代表監督候補について。

複数の候補者の中の一人に、我らがオリヴェイラ監督の名前が挙がっている。

と言っても、オリヴェイラ監督の名前を載せているのはサンスポくらいなので、信頼性は高くない。

てか、かなり現実味がウスい。

だから、他紙で名前が挙がるまで触れずにスルーしようかと思っていたが、一応、鹿島サポとして、触れるだけ触れておきたい。

「オリヴェイラ監督が日本代表監督候補に入っていることが事実」と仮定した話だ。

まず、「シーズン途中の鹿島アントラーズ監督辞任→日本代表監督就任」は絶対ダメ。

鹿島へのダメージがデカ過ぎる。

今の鹿島は三冠を狙う戦力としてはギリギリ。代行監督で優勝できるほどの余裕はない。

兼任でも、基本的には反対だ。

鹿島での仕事に集中してもらわねば困る。

そもそも、兼任では監督の体力が心配。

オリヴェイラ監督は心臓だっけ?手術の経験があったと記憶している。

オシム氏が倒れたことは他人事ではない。

但し、兼任した上で、元気に鹿島で三冠達成してくれるなら話は別だ。

そうなれば、W杯で高まった日本代表への注目を、ある程度、鹿島にも持ち込める。

夕方のニュース番組などで「日本代表のオリヴェイラ監督率いる鹿島アントラーズ。今日も快勝で首位をキープです」とか露出が増えれば、鹿島にとってもプラスになる。

では、「オリヴェイラ監督が代表監督として成功できるか?」について。

これは、正直、「分からない」。

間違いなく優秀な監督である。人物的にも策略家としても一級品だ。日本にこれほどの監督が来てくれることは、なかなかないだろう。

また、オシム氏がメディア及びサッカーオタク向けの語りを得意とするのに対し、オリヴェイラ監督(&蘭童通訳)はスタジアムで直接、サポーターに向けての大演説が可能。この能力は、もしかしたら日本を盛り上げるかもしれない。

だが、ACL三年連続敗退、トーナメント戦の弱さ、保守的な交代戦術を考慮すると、あまり代表監督向きではない気がする。

しかし、そうと決めつけてしまうのは早計…、な気もする。

今の鹿島の選手構成だと、他のどんな優秀な監督でも、「トーナメントに弱い」「ガッチリ固定スタメン」になる可能性がある。

ご存知の通り、鹿島には「鹿島の流儀」があり、それに沿って選手が揃えられている。監督によって大幅に変えられることはない。

「ウス過ぎず、厚過ぎず」の選手構成は、つまり「選手層の厚みがMAXではない」ことを意味する。

スタメンから選手交代をした場合、欧州各国のチャンピオンチームと比較すると、戦力ダウン度が激しい。

なぜなら、鹿島の控えは「育成中」選手である場合が多いから。

中堅・ベテランクラスの、違う個性を持つ選手を、なかなか控えに置いておくことができない。

相手チームの立場に立てば分かる。

終盤、鹿島の選手交代。出てきたのは、柳沢、あるいは田代。

現実には、大迫、佐々木。

そりゃ、若手には才能がある。

だが、インパクトが足りない。

鹿島が最後にトーナメントを獲ったのは、オリヴェイラ監督一年目の天皇杯。

柳沢の活躍が大きかった。

彼は得点力は今ひとつだが、「引いた相手にもポイントを作れる」。

今、とにかく引かれると点が取れない。

マルキの得点力低下だけでなく、地味に小笠原のミドル決定力も無くなっているし、本山は出場時間自体が短くなっている。興梠の成長は頼もしいが、まだベテランのマイナス分を埋めきるまでには至っていない。

信頼性の高い得点源は、野沢以外では、セットプレイしかない。

鹿島では(他クラブでもそうだが)、監督の能力がフルに発揮されるわけじゃない。鹿島は強いが、独自の流儀のおかげで監督の手法が制限される(逆に、誰がやっても、一年目からそれなりにやれる)。

4-3-3や3-5-2、4-5-1が得意な監督だとしても、4-4-2でやった方が結果を出しやすい選手構成になっている。

だから、欲しい選手をより揃えられる「代表監督」をやって、どうなるか、本当に分からない。鹿島での実績をもって、監督の能力の全てが分かるわけじゃない。

代表のオリヴェイラ監督、見てみたい気はする。

しかし、批判に晒されるのが日本代表監督の役目。

そんなにスーパーな選手が揃っているわけじゃないのに、いい結果だけは期待されるんだから、よほど給料貰わないと割に合わないよ。

だから、監督には、とにかく「鹿島で三冠」をお願いしたい。今季はカップ戦もしっかり取って、「トーナメント弱い説」を覆して欲しい。

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日本代表が負けた後に(現時点では縁起でもないことだが)あれこれ岡田監督を批判すると、「負けて手のひら返した」感じでイヤなので、今のうちに書いておこう。

岡田監督への評価についてだ。

私自身の結論を書く。

「グループリーグ突破」

この結果を出されたら、もう、それだけで名将と認めざるを得ない。デンマーク戦での試合内容を見ても、今大会に限ってはリッピ監督やカペッロ監督をも上回っている。

その岡田監督に、今、ケチをつけて説得力があるのは、W杯前から「岡田監督を支えるべし、彼はいい監督だ」とコメントしていたオシム氏やオリヴェイラ監督、その他、少数の支持者のみだ。

「三戦全敗」を予想し、度を越えた批判していた者たちは、「勝負はやってみなければ分からない」という真理に対し謙虚さを欠いていたと言える。

しかし、それでも、岡田監督が世界屈指の監督かと言えば、(名監督でも難しい結果を出した今となっても)なかなか全面的な賛成はしにくい。

一言、「迷将色の強い監督」。

マラドーナとか、あっち系の監督の印象だ。

「明るい」&「見るからに変人」と「暗い」&「なんだか変人」の違いはあるが。

こういった迷将は、不思議と悪運が強い。

「監督としての能力」が高いオシム氏が、どちらかと言うと「悲運」であることと比べると対照的だ。

そう、私は、オシム氏のことを「人の痛み、悲しみをよく知っている人間」であり、「類稀なる育成型監督」であり、「教育者」であり、「思想家」であると評価しているが、彼は「勝負師」タイプではない。

その「勝負師」という一点においてのみ、岡田監督はオシム氏を上回っている(気がする)。

タラレバの話だが、オシム氏が監督であれば、親善試合含めた試合内容は良いものになっただろう。サッカーファンに対するウケは岡田監督より良かったはずだ。

だが、W杯でグループリーグ突破するまでは難しかったように思う。

一つは、やはり「オシム氏自身の心技体の体の部分の不足」。体力がなければ、そこに運は宿らない。

事実、彼はワールドカップのベンチに座ることすら出来なかった(※オシム氏を貶めたいわけではないよ。私はオシム信者ではないが、彼のことは好きだし、彼は最高の監督だ)。

二つは、「絶対的能力がやや劣る選手を(岡田監督以上に)配置する」。本田より巻を好むのがオシム氏の選手起用だ。

それをやれば、「理にかなった配置になる」「人とボールがよく動くようになる」かもしれないが、「シュートは決まらなくなる」。

三つ。「選手が監督の顔色を窺う」。オシム氏はカリスマ監督過ぎる。

更に、四つ。「対戦相手が警戒する」。オシム氏が監督なら、対戦相手国もスカウティングは怠らない。

逆に、岡田監督であれば、「監督の言うことを聞いているばかりじゃダメだ!」と選手たちが自立する。

なおかつ、「誰だっけ?日本の監督?」なネームバリューのおかげで、他国にも大して警戒されない。

実際、カメルーンとオランダは、日本の守備的な戦術に明らかに戸惑っていた。

まさか、アジア予選中も、出場決定後の親善試合でも、ずーっと続けてきた「ハイプレスポゼッションサッカー」を(同じ監督、同じ選手選考なのに)直前にやめる国があるとは、誰も思わないだろう。

そのまさかをやってのけた結果がグループリーグ突破だ。

もちろん、まともな監督であれば、「W杯出場決定後から守備戦術の用意をする」だろうし、その方がいいに決まっている。

だが、個人的には、「それよりスカウティングされる方が、日本にとっては良くない」と思っている。悪いけど、日本代表選手と岡田監督の力量で、十分に準備したところで多寡が知れている。

問題は、それを「狙ってやったか」「狙ってやってないか」ってことなんだろうけど…。

もう、「狙ってやってないのに、うまくいきました。一か八かの賭けに勝ちました」な感じだよね。

それを評価するか、しないかは分かれるだろうが、私は「運」と「結果」を重要視する人間なので、別に「狙ってやった方がエライ」とは、あまり思わない(但し、本当に実力がある人間は、狙ってやって、その通りの結果を出すのも真実)。

「狙ってやらない」「愚直に一生懸命やる」人間の方が、運に恵まれたりするものだ。

だから、「真っ正直」なジーコ監督には期待していたのだが…。ミラクルを起こしそうな気配が、あることはあった。

結局、彼は、いい人過ぎた。ヒデや俊輔を過大評価した。日本人は放っておいても団結するものだと、皆で教え合うものだと、鹿島での成功体験を引きずってしまっていた。

それに、基本に忠実過ぎた。

後にジーコが指揮したクラブの試合を見た方なら分かるだろうけど、彼の作るチームは「ボールを大事にし過ぎてシュートを打たない」。

強力なエゴを持つFWがいるチームであればいいんだけど、そうでないフツーのチームを指揮すると、モノの見事に「マルキがいない時の、しかも調子が悪い時の、シュート打たない鹿島」状態になる。

って、これも念を押しておくけど、ジーコを責めたいわけじゃないよ。彼は鹿島の大恩人だから、責める気になれない。

長くなったので無理矢理まとめると、「岡田監督は迷将色の強い監督だけど、今大会は、とにかく結果だけが大事だったのだから、岡田監督で良かった」ってことだ。

サッカーオタクはオシム氏の方が良かったろうし、鹿島サポとしてはジーコが良かったのだが、「一般の人たち」「サッカーファン未満」の方々に対しては、勝つこと以外にアピールの手段がないのだからね。

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