鹿島アントラーズを応援するサッカーコラムです。
鹿島アントラーズは天皇杯3回戦、J2水戸に敗戦。

延長120分0-0、延長戦でのPK負け。

J2水戸との力差を見誤った1.5軍の先発起用(※ナビスコ神戸戦から10人の入れ替え)。

ほとんど試したことのない選手配置(※本山ボランチなど)。

120分で交代枠を1つ余らせたまま終わってしまったこと。

たしかに、この試合のメンバーで勝っていたらチーム戦力の底上げにつながり、連戦の休養にもなり、大いなる収穫であったと思う。

現実にそうならなかった時、明らかなるミスについてはミスであると指摘したい。

クラブ史に残る敗戦。これはもう変えようがない。

着目しているのは、石井さんが監督としてどう受け止め、変化するか。

念願の日本人OB監督だ。

彼は誰よりも選手を熟知している。鹿島アントラーズを知り尽くしている。

真面目な人柄も素晴らしい。

ただ、勝負勘、交代策の引き出し、決断の果断さに欠ける印象を持つのは私だけではないだろう。

今シーズン残された大勝負で、今回の経験を誰の目にも分かるように活用してもらいたいもの。

『Q 試合後サポーターの前まであいさつに行ったが。
A 今回の敗戦の批判は僕自身が受けなくてはいけないものだと思い、行きました。 』
鹿島公式サイト

石井監督は分かっていらっしゃる。ますます力をつけて、ここ一番の大勝負に勝っていただきたい。

もちろん、今回出場した選手たちにも。
天皇杯2回戦に登場した鹿島アントラーズ。

対戦相手は実業団チームのソニー仙台。

プロの鹿島はホームで2-2PK負け。

赤崎も終盤に怪我をしてしまい、ピッチ内でいいことが見当たらない。

スタジアムは楽しかったのだけれども、サッカーについては腹が立ってる。

申し訳ないが、ここで文句垂れたい。

【仕上げのミス】
鹿島の仕上げが遅いのはいつものこと。

試合開始から「いつもの中断明け鹿島×優良アマチュアチーム」の展開。

フィジカル重たく、連係噛み合わずグダっているけれど、とはいえ、個人能力差から鹿島に負ける気配がない。そんな立ち上がり。

リズムが変わったのは守りの急所を突かれたあたり。

CB植田のところから、チーム初のピンチが生まれる。

バイタルでボールを取りに出て、あっさり抜かれ、残るは曽ヶ端のみ。致命的ピンチを迎える。

ここは曽ヶ端防ぐも、ソニー仙台側に「やれるぞ」という気持ちを与える、鹿島としてはリズムが悪くなるシーン。

厳しいようだが、CBは軽いミスを見せてはいけないポジション。

植田の場合はミス…というよりかは、経験則からの限界。とにかく、彼の脇と前、背後は、どんな敵チームにとっても狙いやすいポイントとなる。

納得しにくいのは、最近では明らかに中田・山村のパフォーマンスが上ということ。

植田の身のこなしは素晴らしいものの、センターバックとしての力は別問題。他に人材がいないのであればガマンしてでも使いたい逸材だが、本当にいい選手がいるのに何故?と思ってしまう。

それでも、ポテンシャルや若さを取って植田を起用し続けるセレーゾ。

植田自身は頑張っていた。

正面からのハイボールは、ほぼ全勝。攻撃でも何本もロングシュートを放つ(※それが結局、相手ゴールキックになるだけで攻撃チャンスがフイになる。トライする気持ちは買いたいけれども)。

しかし、肝心の勝負所の守備。ショートカウンター対応、サイド攻撃対応に、ところどころ脆さが出る。

2失点のうち、1つはそれ。クロスが上がってくるところでポジション修正できず。今の植田が速い状況下でフリーズしてしまうのは、これは致し方ない。起用に問題がある。

若手にチャンスを与えるのはもちろん歓迎だが、正当な競争でなければ意味がない。土居も昌子もちゃんといいプレイをしているからファンもチームメイトも納得する。

そうではない、その段階にない選手をいつまでも使い続けて、ミスして負ける。

ここで、キチッとフェアに中田か山村に変更していれば、普通に最初の2失点のうち1つはなかったように見える。

また、カテゴリー下相手に有効な縦クサビが供給されない問題も改善されたはず。

青木と植田だと、サイドバックにつけるか、ハイサイドにロングフィードを送るか、下がってきたボランチに預けるかの、リスクのない3つの選択肢がほぼ全て。

安全なのはいいんだけど、もう少しセンターバックが剥がしてやれよ…と言いたくなる。

これはセレーゾの起用に端を発する。セレーゾは、最後まで未完の大器のままだった金古聖司に固執した時と全く同じことをしている。

今のところ二年連続国内無冠に向けてまっしぐらだ。

【シュート決まらず】
鹿島は小笠原を筆頭に好選手が揃っている。シュート数32対7で圧勝。

チャンスの数はあり、シュートが決まっていれば勝てた。

とはいえ、守備に分かりやすい弱点を抱えている鹿島なのだから、ソニー仙台側もCB植田の裏に入って曽ヶ端との一対一シュートが複数。鹿島は高いボール保持率にしては、いくつもの大きなピンチがあった。

曽ヶ端のセービング力と、ソニー仙台のシュートミスに助けられた。

決まりそうな決定機の数はどっちもどっち。PK決着は内容に対して正当なものだ。

ちなみに、鹿島のシュートは練習から決まらない。フリーでも枠内率が低い。

決まらなくて当然の雰囲気で練習が進んでいる。

柴崎を始めとする何人かの選手は、一本一本のキックに意図を込め、自己分析をしつつ練習を進めている。その姿を見て取ることができる。

ただ、それは、すぐに実になるわけではない。

監督からはしばしば激はあるも、先週今週と、普通に「打っては外れる」ありきたりのシュート練習。

今後もシュート精度は上がらない。そう簡単に上がるものでないことは承知しているが、上がらない。

これで敗戦のたびに「シュートが決まっていれば勝てた」とか言われても、納得しにくいものがある。

【ヤル気】
ソニー仙台に比べて鹿島の選手のヤル気は見えにくかった。

どうしても二回戦はそういう構図になりがちで、他のJクラブも負けている。

こうして負けてみると、

「ソニー仙台戦ではなく、その先の試合を見据えた調整」「4-1-4-1トライ」「勝つ起用でなく、育成要素多め」と、監督の揃えた盛り上がらない要素が選手に影響したと考えてしまう。

いや、選手たちには監督関係なく強い意識でやってくれればと無責任に言うこともできるが、

しかし、私個人的に「二回戦敗退は監督の失策」と試合直後はイライラした。おかげでこうして文句垂れている。

ご清聴、ありがとうございました。

ふて腐れたので明日はブログ休みます。
明後日に迫った天皇杯2回戦ソニー仙台戦。

なんと、遠方の方でもファンクラブ会員価格で事前予約できることが判明した。

第94回天皇杯2回戦 ファンクラブ会員割引販売』(アントラーズ公式サイト)

≪事前予約当日引換場所≫
事前申し込みによるご予約を受け付け致します。
申込みフォームに必要事項を入力の上お申し込みください。
ご予約されたチケットのお引換は試合当日、イベント窓口にてお引換を致します。


上記公式サイトリンク先から申し込みできる。

期限は迫っていて、7月11日(金)16時締め切りとのこと。明日の夕方。

今まで知らなくて申し訳ない。私はクラブハウスですぐ買ってしまうため、そういうハイテクなシステムがあることを知らないまま生きてきてしまった。

たぶん、大量にチケットは余っていると思う。土曜の夕方、予定の空いている方は購入検討されたし。

ひさびさのアントラーズを応援しにいきましょう!
いよいよ鹿島アントラーズの公式戦再開が今週末に迫っている。

7月12日(土)18時から、カシマスタジアム。

天皇杯2回戦、ソニー仙台戦。

アントラーズは2回戦からの登場となるため、これが大会初戦だ。

この試合はテレビ放送予定がないため、特に現地観戦をオススメしたい。

【2回戦価格】
天皇杯2回戦はリーグ戦より観客数が大幅に少なく、ゆったりサッカー観戦できる。

また「2回戦に限る」がチケットが安い。

普段はソシオ席やカテゴリー1に分類される高額席種もお安く座れる。

参考までにリーグ戦での「カテゴリー1」は、天皇杯2回戦ではSSゾーンとなり、会員前売り4500円のところ3100円。

普段はソシオシルバーのSAゾーンも、2回戦会員前売りなら1500円。

可能なら会員前売り価格で購入したいもの。

【限定的な販売】
ただし、会員前売りは直接販売のみ(※追記:事前予約販売もある。7/11(金)16時迄)。

鹿嶋のアントラーズクラブハウスショップか、水戸店で買うしかない。

会員証持参の上、店頭へ。一般前売り価格で良ければ、各プレイガイドで購入可能。

今の時期なら練習見学を兼ねてクラブハウスショップに訪れるのも良いかと思う。

なお、初めてクラブハウスに訪れる方に向けて、念のため注意しておきたいのは、お車でお越しの場合。

クラブハウス敷地内駐車場満車に見える時でも、別に第二駐車場がある。そちらが満車ということは、まずないので、そちらをご利用いただければ。

隣のセブンイレブン駐車場に「ちょっとならいいや」「買い物したからいいや」と停めてしまう方がいるので、そうならないようにしたい。
本日15:00からカシマスタジアムにて天皇杯4回戦。

対戦相手はサンフレッチェ広島。

【日本代表】
鹿島はFW大迫勇也、広島はGK西川周作が日本代表のため欠場。

大迫は最前線の攻撃起点であり、得点源でもある。

西川は最後方のビルドアップ起点で、最後の砦。

両者ともにチームの主要人物。

エースFWが欠けるのが痛いのか、第一GKが欠けるのが痛いのか。

【代わりの選手】
西川の代役は増田卓也。

山村の流経時代の同期であり、年代別代表経験者。

才能はあるが、プロでの経験は浅いと言える。

鹿島としては、ここを揺さぶっていきたいところ。

ただ、大迫不在は一人では埋められまい。

彼の仕事は、守備やリーダーシップまで含め、多岐に渡る。

代わりに出る選手は、ダヴィか、本山か、中村か、あるいは野沢か。

正直なところ、今季については期待通りの活躍に至らない選手たちであるけれども、しかし、今日の勝利に貢献してくれれば一気に名誉挽回となる。

誰であれ輝いてもらいたいもの。

それは十分に可能な選手たちだ。

いつも通り、必勝と参りましょう。



昨日の天皇杯3回戦、鹿島アントラーズ×京都サンガの試合は2-1勝利。

前半は両チーム一発勝負トーナメント仕様の戦いぶり。

すなわち、負けたくない、点を取られたくないの試合運び。

鹿島としては、その意識付けが強すぎたか、躍動感も攻撃力も出てこなかった。

当然、ハーフタイムで修正が入る。

後半に入り、個人能力で違いを作り出した鹿島が2点をリード。

その後、前掛かりにくる京都の攻撃にバタバタして1失点するも、なんとか逃げ切った。

やはり、天皇杯という大会は非常に難しい。この形式の大会は世界中で番狂わせが起こっている。

J1とJ2の実力差が小さいJリーグなら尚更。

今更ながら、天皇杯3回戦をカシマスタジアムで開催できている鹿島のクラブ力(※スタジアム指定管理者であることが大きい)は侮れない。

サポーターとしては、まず勝利にホッとしたい。

【クロス名人】
鹿島の1点目。

DFをかわして左サイドに飛び出したジュニーニョ。

DFが寄ってきたが、モノともせず。彼の特殊能力「マークが来ても抜ききらずに上げるクロス」が発動。ジュニの左足から放たれたクロスボールがGKとDFラインの間に入っていく。

ジュニはサラッとこなしているが、物凄い名人技。

そもそも、「DFを抜ききらずに上げる」どころか「ほとんど抜いていない状態で上げている」のだ。あれじゃ、守るキーパーも蹴る瞬間が読めないだろう。

それでいて、狙いがベスト。球質もメチャクチャ高い。

その「どうぞ決めてください」のクロスに、得点嗅覚に優れた遠藤康がフリーランニングで入ってくる。

背の低さと足の短さを存分に生かしたヘディングであったが、急所への走り込みが一層上達。

トップチーム出始めの頃はドリブルで持ち込んでシュートというパターンが目立った彼。最近ではラストパスを引き出す動きにも目を見張るものがある。

ジュニと遠藤の違いを作り出す個人能力。

こりゃ、野沢にも中村にも出番がないのも仕方ないなと唸らされた。

【一騎当千】
鹿島2点目。

Jリーグにおいて、今や「一人で二人以上」の戦闘能力を持つ大迫勇也。

ペナルティエリア内をゴリゴリドリブルして、前に人がいても無理矢理クロス。

普通の選手であれば「持ち過ぎ」「やり過ぎ」とも取られてしまうプレイ選択だが、大迫は普通の選手の規格から外れてきてしまっているので、それでも点に直結する。

キーパー、大迫のクロスを辛うじて上に弾く。

その落下してきたボールに最短で詰めるダヴィ。

ダヴィは落下点を瞬時に掴むのも凄いし、ボールに突っ込んでくるスピードとパワーと顔のデカさが、また凄い。

FW2トップの、強引なまでのゴールに向かう姿勢が2点目に結びついた。

【柴崎の不調】
2点リードしたら、そのまま無失点で試合を締めるのが強豪チームというものだろう。

だが、この試合でも守備の軽さから失点してしまう。

一人だけで失点することがないのがサッカーとはいえ、セレーゾ監督が名指しで指摘していたのは柴崎岳。

『球際で足をよけたり、競りに行かなかったり』と柴崎の交代理由を説明。

たしかに、この日の彼は軽い守りが目立ってしまった。継続課題ではあったが、これほど分かりやすく出たのは珍しい。

柴崎は努力家で課題の分かっている青年なので、私は心配はしていないけれども、浦和戦までに少しでも進歩をお願いしたい。

【バタバタする守備】
もちろん、柴崎一人によって苦戦したわけでもなくて(一気に流れを悪くしたのは柴崎のミスからの失点ではあったが)、全体としての守備力。

元々、「守備の人」という選手が少ないメンバー構成。現在では攻撃より守備が売りで最終ラインに配置される青木剛と中田浩二ですら、入団時はボランチの選手。他のメンバーとなると、より攻撃的だ。

守備力が足らなくなるのは、ある意味、宿命である。

サッカーにおけるチーム作りで難しいのは、攻撃力と守備力の両方を上げていく作業。

攻撃力を上げると守備力が下がり、守備力を上げると攻撃力が下がってしまうことが、ままある。

今は点は取れているので、もう少し、守備力を上げたい時期。但し、攻撃力を下げずに。

セレーゾ監督はミラクルな戦術家タイプではなく、コツコツ練習家タイプであるので、まず、人材の成長が肝。

仮に、昔の鹿島のようにチート外人、ビスマルクであるとかマルキーニョスがいれば、攻撃力と守備力の両方を上げるのは簡単だった。彼らによって即座にチーム力がアップしたのだから。

チート外人がいた時代、日本人選手は、それこそ守備専門でも良かったほど。「俺は守備で頑張って、ボール取ったらすぐ近くの味方にセーフティパスするから」で済んだ。

それも過去の話であって、今現在、岩政や野沢がスタメンから外れているのは、不調や他の理由もあったにせよ、「守備だけ」「攻撃だけ」が特長の選手は試合開始から使いにくくなっている。プロサッカーの時代変化がある。

Jにおいて独自のサッカーを展開してきた鹿島であっても、ポジションなりに攻守両面での貢献が求められる。GK含めて、全員で攻めにも守りにも関与する必要性が増している。

守備力増強策として、梅鉢に数多くのチャンスを与えたり、岩政CB投入&山村ボランチを試行しているが、これらが実を結んで盤石の逃げ切り策に変わっていってくれれば良い。

私個人的には、どんなチームに仕上がっていくか楽しませてもらってる。
本日10/14は天皇杯3回戦が行われる。

鹿島アントラーズはカシマスタジアムで13:00から。

対戦相手は京都サンガ。

記憶に残る二年前の同大会同カード。

四国は丸亀で行われた試合は、オリヴェイラ元監督、野沢拓也(神戸移籍直前)の鹿島最終戦だった。

もう、これが…。

J2京都相手に見るべきものない最悪の惨敗。

記憶から抹消したい試合歴代トップ10に推薦できるほどの悲惨な負けっぷり。

これがあったから、オリヴェイラ監督も野沢も優秀な人材だけれども、もう、辞めていただいていいかな…とスッパリ諦めをつけられのだ。

あれから二年。

鹿島に戻ってきた野沢は、今現在、ベンチに入るか入らないかの位置にいる。

ここで、彼には、出番があればの話だが、落とし前をつけるというか、見直させて欲しいと願っている。

あるいは、二年前に京都のエースとして鹿島を撃沈した中村充孝。

今季、鹿島では鳴かず飛ばずであるものの、今こそ古巣相手に実力を示してもらえれば。まだまだ錆ついちゃいないと我彼に証明して欲しい。

今日は勝利が大前提として。

野沢か中村の復活があれば、天皇杯もJリーグも優勝可能性が確実に跳ね上がる。

スカパー無料放送もあるので、未契約の方(※そのうちBSアンテナが付いている世帯)もテレビ応援お願いします。
おめでとう!東京五輪開催決定!

…は、ひとまず置いておいて。

おめでとう!鹿島アントラーズ天皇杯初戦突破!

毎年、難しいゲームになる天皇杯2回戦。

JFLソニー仙台相手に3-0勝利。

80分まではソニー仙台の狙い通りに試合を運ばれたとはいえ、終わってみれば快勝スコア。

ホッと胸をなでおろした。

【ソニー仙台】
世界に名を知られる大企業「ソニー」。

そして、東北の誇る名都市「仙台」。

ソニー製品と伊達正宗を敬愛する私としては、そのハイブリットなチーム名に格の違いを感じるところ。

それにソニー仙台と言えば、かつて鈴木満(現アントラーズGM)さんが監督になりかけたところであり、今野泰幸(現日本代表)が入団しかけたところでもある。現在も優秀な人材を集め続けている。

実業団サッカークラブとして「負けてもいいから、いいサッカーをしよう」ではなく「勝つために全力を尽くす」サッカーをしてきた。ディフェンスにしっかり人数を揃え、モチベーション高く献身的に戦ってきた。

【ギリギリの鹿島】
対する鹿島。

鹿島のメンバーは「若手を試した上で、なおかつ勝つ」という選定。どこまで若手を試すかは監督のサジ加減。

これをギリギリまで試すところまで若手を起用。FW中川、CB植田、SB伊東あたりは、トップチームとの紅白戦以外では大人との公式戦経験自体が少ない。

強豪大学一軍以上レベルとの試合経験となれば、それこそ練習試合含めても片手で数えるほどしかなかったはず。

これほどまでに経験の浅い選手を使うなら、一度に一人がセオリーのはずだが、何と三人同時先発。

GKに曽ヶ端、CBに山村、ボランチに小笠原、二列目に遠藤を配し、センターラインを主軸で固め、勝ちきるだけの配慮はあったものの、攻守の基準点となる1トップには大迫のみならず、ダヴィまで欠いている。

ボールの収まる気配がない、ある種、冒険的にも見えた布陣。

セレーゾ監督、ソニー仙台を多少見くびったか。あるいは若手の力に自信を持っていたか。

とはいえ、ベンチには試合の流れを変えられるベテラン選手を多く配し、戦況膠着に備える形。

【いいところだけ】
80分までは完全にソニー仙台の思惑通りであり、鹿島にいいところは少なかった。

メンバー個々の力量と、このメンバーでの連係不足を考えても、また、勝ちにくるソニー仙台のパフォーマンスからしても、妥当なところだったと思う。

悪いところを述べても面白くないので、少ない中でも、いいところを探して挙げておくにとどめたい。

ここ最近、毎試合そうであるように、CB山村は主軸の風格。流れの中ではフィジカルとセンスを兼ね備えたプレイで攻守に落ち着きをもたらしている。セットプレイでは得点源。貴重な先制ゴールを決めた。

DFリーダーとしては若い植田と伊東をリードしてどうなるかも注目ポイントであった。この点でもGK曽ヶ端と共に無事に無失点で終わらせている。

その植田と伊東。厳しい守備機会がなかっため、これで評価どうこうというのはなく、不足も多々あったものの、成長も見せてくれたとポジティブに捉えたい。

植田であれば、ナビスコ杯で露呈していたポジショニングのフラフラフラ感。相手のカテゴリは下だったとはいえ、フラが一つくらい減って、十代離れした空中戦の強さも発揮した。

伊東のクロス精度はJ1実戦レベルに至らずも、最後まで涼しい顔でいられるスタミナおよびアップダウンの回数、それに推進意識の高さは好感。

二人とも、この試合を踏み台に、一層の伸びを示してもらえれば。

若手以外では、給料的にも地位的にも当然とはいえ、ジュニーニョと野沢の一瞬の決め手が追加点を生み出した。

ジュニーニョの仕掛けからクロスの技はアマチュアレベルにあるものではない。練習試合でも無敵状態になる彼を、アマが初見で止めることは難しい。

野沢のボールセンスは発動条件限定ながら奇才と呼べるもの。ペナ近辺でボールが渡りさえすれば、やはりアマでは存在しないテクニックでシュートまで持ちこんでしまう。

最後は遠藤の超珍しいヘディングシュートまで見ることができた。

若手を多く出場させ、なおかつ勝つという望めるだけの成果を得たのだから、今日は素直に喜んでおきたい。
昨夜の天皇杯2回戦、柏レイソル×筑波大は4-2。

J1柏がプロの力を見せての完勝。

筑波大も大学生ながら、よく戦った。

ハードワークを惜しまない前からのプレスと、格上相手にも蹴り出さず繋ぐサッカーで柏をそれなりに苦しめた。

ただ、特にペナルティエリア内の攻防におけるスピード。ここがほとんどワンテンポ違った。

柏選手が先に動き、筑波大選手が遅れて動く。

赤崎くんもアマチュア相手なら抜ききってシュートを決めてきたものが、そうならない。

ドリブル仕掛けを繰り出すも相手DFの狙いとするところに追い込まれ、

フリーランするも味方からパスが出てこず、

シュートはブロックされてしまう。

劣勢下でも工夫のある動きを繰り返していた赤崎くん。普段、プレイしている試合との基準差に突き抜けられない様子が見られた。

そうして迎えた後半42分。

バイタルでパスが入ると同時に急ターン。速いテンポでのシュートは敵DFとGKの予測を上回る。ニアポストギリギリに吸い込まれるファインミドル。

シュートレンジの広さに加えて、プレイスピードを上げても精度が下がらない非凡さを証明してくれた。

慣れさえすれば、J1のテンポでも難なくプレイできる選手なのではないだろうか。

運動量もあり、味方を使えて、使われることも得意。

大迫がいる間に2トップを組めるようになったら、何でもできる2トップになって面白い。

赤崎くんは、決して大迫のような「数十年に一人」という飛び抜けたFWとは、現時点では言えないけれども、ただ、一人の日本人FWとしてすごく面白い選手。サッカーをよく考えており、いわゆる通好みのFWとしても人気を得られると思う。

次はアントラーズの試合で彼の姿を見るのが楽しみだ。
エコパでの天皇杯準決勝、ガンバ大阪戦。

鹿島アントラーズは0-1で敗退。今シーズンの全日程を終了。

これにてジョルジーニョ鹿島の最初の夢は終わった。

残念だったが、良くも悪くも、今年の鹿島らしさが出た試合。

失点数が多いわけではない。シュート数が少ないわけでもない。

しかし、その守備。

失点はしないけれども、それは守りに「人数」と「エネルギー」を必要以上に傾けてのことであって、本当の堅守ではない。強いチームの守備とは言えない。

元々、対人面や戦術面で守備が不得意な選手が多く、かつ怪我やら加齢やらでスプリント力が落ちている選手もいる。GKの能力は高いが、しばしば大ポカがある。

チーム全てのメンバー見渡しただけでも、守りに余裕のある構成ではない。

それから、攻撃。

シュート数はあるにしても、「シュート精度の低い選手」が「不得意なレンジから放ったシュート」がほとんどで、決まる確率が低い。

「大迫とドゥトラの限定的コンビネーション」以外に、これといった形がない。大迫を封じられてしまうと手がなくなる。遅攻にでもなれば、その時点で得点の匂いが消えてしまう。

メンバー見渡しても、突出した個が大迫くらいしか見当たらず、その大迫もまだ伸びしろを残している段階。

それなら流動的なコンビネーション攻撃があるかといえば、チーム全体でのイメージ共有はない。

今年に限ったことではないが、年々「サイドバックが抉ってクロス」の本数が減っている。SBのパフォーマンスはあるけれど、中盤の構成力低下も要因。サイドチェンジもワンツーも減っている。

基本的にチーム力は「セットプレイ」→「守備力」→「攻撃力(限定的なコンビネーション→大きなコンビネーション)」の順に高まっていくもの。

今季は「守備力」までなんとか整えて、「攻撃力」については大迫とドゥトラの息が合うようになったところで時間切れ。

ガンバ大阪の守備は見るからにユルユル。西野監督時代、これほど簡単にスペースを与えてくれることはなかった。これでは降格も致し方なし。

そのガンバに勝てなかった鹿島も残念。リーグ戦11位に沈んだのも致し方なし。

とは言え、応援するチームを責めても仕方ない。

選手、スタッフ陣、よく頑張ってくれた。

現在の難しい戦力バランスでカップ戦2つ(スルガ銀行杯・ヤマザキナビスコ杯)獲得し、天皇杯もベスト4に残った。

シーズン当初はどうなることかという試合内容が少なくなかったが、終盤には気持ちの見える試合が本当に多かった。二冠に向けてワクワクさせてくれた。

昨日の凡戦については年間の蓄積疲労による息切れが大きかったと私は見ている。試合開始から動きの少なさ、ミスの多さ、頭脳の疲れが目立った。

ただ、決して手抜きではなかったと信じている。

オフに入る選手たちは、勝てる選手、勝たせる選手、タフな選手になって戻ってきて欲しい。

2012年の鹿島アントラーズ、おつかれさまでした。
昨日行われた天皇杯準々決勝、ジェフ戦は大迫のゴールで1-0勝利。

鹿島アントラーズの準決勝進出が決まった。

【鹿島は好調、ジェフも良好も】
そもそも鹿島は練習から気合が入っている。シーズン前半にクラブハウス見学者からしばしば聞かれた「練習の密度の低さ」は、今では完全に感じられなくなった。

勝つことによりモチベーションが上がり続けており、ベテランと若手の蓄積疲労が気になる他は、チームは右肩上がりと言っていい。

ジェフも鹿島相手にチーム状態を上げてきていたし、それに彼らは元々J1相当であるので、もし仮にピッチが良ければ、もっと見応えのある試合になっただろう。

一目瞭然の傷んだピッチ。

地面がボコボコしていれば、その分、選手は足下のボールに目線を移す回数が増え、周囲を見渡す時間が奪われる。ボールコントロールも乱れる。

ジェフは明らかに、鹿島も少し、攻撃での状況判断の悪さ、精度の低さが見てとれた。

臨機応変さを出せなければ、それぞれ自分たちがやりやすいパターン、植え付けられたパターンの通りで動いてしまう。

「勝つための正しいプレイ」と「自分たちのやり慣れたプレイ」はいつでも一致するわけではない。

選手たちの頑張りに疑いようはなかったとはいえ、単調なペースで進む前半。

【監督の修正力】
何気にジョルジーニョ監督はハーフタイムでの修正力が高い。

負けが込んでいる頃は、ピッチに選手を送り出す時点での不足が目立った。当時は「スタートでマイナスだったものを、ハーフタイムで普通に戻す」印象があった。

現在では「普通以上の状態でピッチに送り出し、ハーフタイムでプラスを生む」ことができている。

この試合でも、ハーフタイムの指示で前線からの守備意識を高め、柴崎をビルドアップの中心とチームに意識付けし、パスワークのテンポを上げた。

時間はかかったけれども、ジョルジーニョ監督はJリーグに適応した。今や鹿島の戦力を掴んだと言っていい(※その点、起用されていない選手のファンの方は納得しにくいだろうが、元世界一右SBはそう判断したということ)。

ジェフGK岡本のパフォーマンスが非常に高かったため、なかなか点は入らなかったものの、後半はいつ鹿島に点が入るかという展開で流れた。

【クリスマスプレゼント】
大人になれば、欲しいものは大抵、自分で買えてしまう。クリスマスになっても、私個人的に欲しいものはない。

ないんだけれど、こうして鹿島が天皇杯勝ち残ってクリスマスを迎えると、プレゼントもらった気分になれる。サッカークラブを応援する役得だ。

タイトルはお金で買えないものなので、こうしてタイトルに向かって突き進む時間は何とも言えない愉しさがある。

天皇杯優勝まで達成すれば、クリスマスプレゼント→正月お年玉になる。

欲張って最後まで勝っちゃいましょう。
天皇杯優勝に向けて充実のトレーニングを積んでいる鹿島アントラーズ。

本日15時からは味スタでの準々決勝。

対戦相手はJ2千葉。

カテゴリ違いということで楽観的なムードに流れがち。

しかし、J2でも千葉あたりは「J1もどき」とも言える戦力を有する。

そこがこの試合の最大の難しさになるだろう。

岩政の言う通り、最初からJ1クラブとして捉えた方がやりやすくなると思う。

NHK-BSでも生中継があるので、普段、アントラーズの試合を見られない方もテレビの前から応援していただければ。

皆で応援して、今日も勝ちましょう。
昨日カシマスタジアムで行われた天皇杯4回戦、ジュビロ磐田戦は3-1勝利。

無事、準々決勝に駒を進めることに成功した。

【フワッとした立ち上がり】
開始15秒、岩政のクリアミスから前田のヘディングシュート。いきなり失点する。

もちろん、岩政のミスであったが、その手前の選手たちも中途半端な対応をしている。

もっと言えば、我々サポーターもキックオフのホイッスルが鳴ってから、すぐに気持ちを集中し直して応援に入ることができていなかった。ゴール裏はスタメンへのコールが終わった後、旗やゲートフラッグを片づけている隙間の時間帯。ピッチから目を離している人も少なくなかった。

要はスタジアム全体でフワッとしており、その雰囲気に相応しい失点をしてしまったと言える。

【引き締まる】
但し、鹿島アントラーズは中断期間中、ずっといい練習をしてきた。

フワッとした雰囲気が出てしまうことだけが唯一の不安材料だったが、いきなりの失点によりかえって引き締まる。

日程が空き過ぎるとチームは鈍くなるもの。その割に、鹿島はFWからGKまで集中して守ったと思う。

ポジション強度的にバイタルに斜めのパスをズバッと入れられてしまうことはあった。

それでも守備陣でシュートコースの限定はできており、曽ヶ端も終始落ち着いてセービングしてくれた。

【空中戦の強さ】
磐田は地上戦ビルドアップを重視してメンバー構成している。

綺麗にパスを繋ぐことはできるものの、その分、高さに犠牲を払っている。

秋田豊曰く「高さに欠ければ戦術は破綻する」。

鹿島との空中戦力の差は決定的で、セットプレイの守りではマンマークでもゾーンでも太刀打ちできない。

鹿島の3得点はどれもリスタートからで、1点目は小笠原からのコーナーキックを岩政、汚名返上のヘディングシュート。失点ミスから僅か5分後のことだ。

時間を置かず14分。考えない男、ドゥトラの真骨頂が発揮される。まさかの芸術的オーバーヘッドシュートには迷いがなかった。

それから、66分。遠藤のFKをジュニーニョが押し込む。なかなかアシストが付かなかった遠藤と、これまでゴールから見放されていたジュニーニョが決めたことは余計に喜ばしい。これから数字としても結果が出るようになれば。

【新井場&興梠には大きな声援】
他クラブからのオファーが報道されている新井場と興梠。

彼らの交代時と試合終了後。二人には特別大きな声援が送られた。

新井場、興梠それぞれ丁寧に挨拶を返していたが、その意味するところは分からない。

サポーターの大きな声援に対しての素直な反応なのか、それともカシマスタジアム最後を覚悟してのことなのか。

いずれにせよ、彼らは天皇杯に集中してくれている。我らもそれに沿って応援するのみである。

【ジョルジーニョ監督チャント】
勝利インタビューで「カシマアントラーズ!アイシテイマス!」と声高らかに宣言したジョルジーニョ監督。

直後に鹿島ゴール裏に足を運び、サポーターと共にジョルジーニョチャント。監督の目は途中から潤みっぱなし。

監督が世界最高の選手の一人であった現役時代。その貴重な全盛期後半を鹿島アントラーズで過ごす。

前任者のオズワルド・オリヴェイラ監督も非常にクラブ愛を示してくれた監督だったが、ジョルジーニョはそれに加えて選手やサポーターへの近さがある。

なんとしても、天皇杯を勝って送り出したい。

トニーニョ・セレーゾ元監督の報道(※次期アントラーズ監督候補一本化されたとのこと)にあるように、鹿島には功労者を帰還させる土壌がある。

カップダブルの功労者として、遠からず呼び戻すためにも。

優勝まで頑張りましょう。
帰宅したので早速記事を書こうと思ったら、今日は生中継がなかったとのこと。

録画放送を楽しみにしている方もおられるだろうし、ネタバレしない範囲で見どころを挙げるにとどめたい。

・フワッとした立ち上がりに注目。特に、前田と鹿島CBの動きを追ってみよう。
・両チーム空中戦力の違い。高さの優劣が開き過ぎれば、地上戦に関わらずスコアはこうなる。
・大空翼ばりの必殺シュート。必見です。
・アゴンゲリオンのATフィールド展開。
・夏に強かったはずの彼が冬に活躍。
・レンタル移籍中の宮崎智彦。彼のパフォーマンスは…。
・移籍も噂されるあの選手への特別大きな声援。
・鹿島ゴール裏でのジョルジーニョ監督即席セレモニー。目を潤ませる監督の姿に胸を打たれます。

本日13:00から天皇杯4回戦ジュビロ磐田戦。

勝っても負けても、今年最後のカシマスタジアム(※準々決勝以降~決勝は他会場に決定している)。

ジョルジーニョ監督にとっては今回の任期でのカシマ最後の試合。

更に、もしかしたら今シーズンで退団する選手もいるかもで、その場合、その選手もカシマ最後の試合。

「行っておけば良かった」「応援しておけば良かった」とならないよう。

迷ったら行きましょう。

行けない方も、遠くから応援宜しくお願いします。
本日の鹿島アントラーズは非公開練習。

天皇杯4回戦、ジュビロ磐田戦に向け最終調整段階を迎えている。

前の試合(リーグ柏戦)から二週間。

その間に契約交渉があったり、移籍関連報道があったり、ダニーロの出ているCWCがあったりと、天皇杯から気持ちが離れそうな出来事が続いている。

毎年恒例とはいえ、この日程は難しい。

昨年は気の抜けたまま敗退したが、今年の鹿島アントラーズは乗り切れるだろうか?

スルガ銀行CS、ヤマザキナビスコ杯、J1残留争い。

追い込まれた試合では素晴らしい反発力を発揮して勝ってきた。

一方で追い込まれない試合では負けてきた。

その結果のリーグ戦11位。

明後日磐田戦は一発勝負で、いわば追い込まれた状況ではある。

しかし、前の試合で勝ってから中断に入ったことにより、勝ち逃げ状態。ピッチ外の雑音が五月蠅い時期であり、緊張感を高めるのが少し難しい様子が伺える。

「いいムード」と取るか「若干ユルい」と取るか。

今日の非公開練習を踏み台に、集中MAXの状態で選手たちをピッチに送り出す必要がある。

選手自身のプロ意識はもちろんだが、ジョルジーニョ監督以下スタッフやフロントによるモチベーションアップに期待がかかる。

我らサポーターによる雰囲気作りでも一役買うことができるだろう。

契約や移籍の話、CWCが気になるのは当たり前。

ただ、それより、今は明後日に集中したい。

負けたらシーズン終了です。

勝って元日までやりましょう。
天皇杯3回戦、ガイナーレ鳥取戦。

延長120分の末、2-1で辛勝。

鹿島の2得点、増田と興梠のゴール。フィニッシュまでの崩しは両方ともに美しく、その前後の瞬間のみJ1の名門、鹿島アントラーズに相応しい輝きを魅せてくれた。

そこ以外の時間帯。

大部分で走り負け、球際で負け、意志統一で負け。

鳥取の攻撃を跳ね返すだけでいっぱいいっぱい、プラスアルファを出せず。

試合終了後、周囲の長老サポーター方の感想。

「いんやあ、くたびれた~」「これじゃあ、ダメだわぁ」の声があちらこちらから。

この日の観衆は2,606人。

ある意味、精鋭中の精鋭とも言えるサポーターだ。彼らにとってすら不満足な試合。

テレビ中継がなかったのが救い。テレビを見て怒り出す鹿島サポーターがいてもおかしくない内容だったから。

但し、サッカーは相対的なスポーツなので、鹿島が良くなかったことは鳥取が良かったことでもある。

モチベーション高くカシマに乗り込んできたJ2ガイナーレ鳥取。

ボールホルダーへの守備アプローチ、斜め後方へのカバーリング、ボールサイドへのスライド、攻守の切り替え。

全ての面で鹿島以上に忠実にこなしてきた。

鹿島は立ち上がりから全くと言っていいくらい攻守に噛み合わず。個人でコンスタントに違いを作り出す選手もおらず。

本田のボール狩りには威力が感じられたが、連続して接触から痛む姿は心配でたまらない。本調子ではない。

現在の鹿島の目立ったストロングポイントは大迫のポストプレイと、大迫⇔レナトを中心とした連係ライン、ドゥトラの突貫、それに岩政のヘッド。

そのレギュラー格が先発しておらず、他にストロングポイントを持つ選手はいるものの、大迫らに比べればインパクトや継続性が落ちる。

控え組には阿吽のコンビネーションもないのだから(※もちろん、監督も無策なのではなく、興梠⇔本山⇔小笠原の三連覇ホットラインを据えてはいた。ただ、サイドと噛み合わないこともあり、ここが安定して発動せず)、一定以上の堅守を前にしての苦戦やむなし。

終盤から延長戦にかけては、攻め込む人数と守り戻る人数の差は明白に。鹿島は足が止まってしまった。

この試合前の私もそうだったが、ジョルジーニョ監督は控え選手主体でもJ2相手なら優位に立てると踏んでいたのだろうか。

だとしたら、やや過信に寄っていたのかもしれない。

正直、この試合で称賛に値するような選手はいなかった。ガイナーレの速い守備に邪魔をされ、鹿島の個人能力は窮屈に封じ込められた。

もちろん、全選手頑張っていたと思うし、単発での好プレイは探せばあるし、走れないなりに走ったベテラン選手や、ひたすら守りに没頭したCBやGKを心情的に讃えたい気持ちはある。

ただ、それでも「耐える展開を押し込む展開に変える」ような主体性のある働きはどこにもなかった。

下カテゴリ相手の苦戦は天皇杯ではよくある話だが、下カテゴリ相手に耐え続ける流れを全く変えられなかったのは、アントラーズとしては初めてだったかもしれない。

FC東京戦では大迫やレナトがスイッチになり、岩政のコーチングも危機管理に一役買っていたものの、この日のメンバーから出てこなかったことは残念。

それでも勝ったことは素晴らしいし、内容が貧しかったことで気を引き締めることには繋がるはず。

選手によっては反発力を発揮して成長するかもしれない。この試合で悪かったところのある選手は、自分で自覚していること間違いない。

改めて今のアントラーズが発展途上であることを忘れず、週末のヤマザキナビスコ杯準決勝に備えたい。
今夜は天皇杯3回戦、ガイナーレ鳥取戦。

テレビ放送はないみたいだけれども、これは楽しみな試合。

各メディアによる先発予想では鈴木隆雅や土居聖真といった若手選手たちが名を連ねている。

ここ一ヶ月ほどの紅白戦。

若手中心の控え組が主力組を圧倒して勝つことが増えた。

主力組のシステム変更による不慣れ、主力選手の不調があったにせよ、若い選手たちが成長したことが主な理由になる。

今日、出場する選手たちには、鹿島らしい献身とチャレンジを示して、しっかり勝ってもらいたい。公式戦に出る以上は、キャリア関係なく鹿島アントラーズのトップ選手なのだから。

先週からのいい流れ、いい応援を続けていきたい。
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ブロマガって何?
天皇杯2回戦、筑波大学戦は7-1で圧勝。上々の大会滑り出し。

【ガチメンバー】
事前に予想されたよりも、鹿島のスタメンはガチ。

水曜のナビスコ柏戦から中二日。疲労の濃い選手を休ませた以外は、限りなく現時点でのベストメンバーに近い選手起用。

ベンチにしても、おそらく膠着時に投入するためのレナトと小笠原、新井場といった三人のレギュラー選手を配置。万が一にも備えていた。

ジョルジーニョ監督が初戦を大事にしたのもあるだろうが、何よりも現実を見据えての判断。

サテライトメンバーを増やして試合に臨めば足下掬われる可能性があると見たのだろうし、実際、今年の練習試合の結果&内容からすると、それは極めて妥当な見解だ。

【難しい序盤】
プロと大学生なのだから、当然、力量差はある。GKの力差に至っては決定的なレベル。

だが、サッカーという競技の特性上、コンディション整えて守備を整備しておければ、無失点の時間を引き延ばすことはできる。

筑波大はその準備がなされており、序盤は彼らの狙いのうちに入っていた。

鹿島の守りで危ないシーンは皆無。

しかし、攻撃で得点に至るような崩しが少ない。得点の二歩~三歩手前くらいで攻撃が成立しない。

そもそも鹿島というチーム、決して攻撃コンビネーション精度が高いチームではない。FWも、そう決定力があるわけではない。

それに加えて、ゴール裏、バックスタンド、そして選手たちが試合を行うピッチ上は、本当に気の毒なほどギラギラと強烈な日差しが照りつけていた。

じりじりと前半も終わりに近づき、このまま時間経過して、事故的な失点でもすれば難しくなる。

そんな悪い予感も漂い始めた矢先。

プロならではの技術がスコアを動かす。

【遠藤康の能力特性】
前半35分。鹿島、ジュニーニョの突破から直接FKのチャンスを得る。

その右寄りからのFKを遠藤康、一撃でニアポスト側に叩き込む。

ゲームバランスを一気に鹿島優位に傾ける先制点。

立て続けに3分後。

遠藤、得意の右からバイタル横切るドリブル。筑波大DFボールを奪おうにも、右半身でボールを守りながら左足で進む低重心ドリブル。寄せるに寄せられない。

大学はもちろん、プロにもこの型のドリブルの持ち主は滅多にいない。アプローチするのか、ついていくのか、マーク受け渡すのか。DFモタつく間にシュートコースが空く。刹那、遠藤左足からグラウンダーミドル。鹿島2点目。

この2点が効いた。

極論してしまえば、1-0、2-0になるまでと、その後の7-1まではゲームの難しさは段違いだったと言っていい。

2-0までは天皇杯2回戦。その後は公開練習試合レベル。

遠藤の2ゴールは価値がある。そこは率直に讃えたい。

最近、スタンドからも厳しいブーイングに晒されることもある彼。

過度のブーイングに対しては私個人的に苦々しく感じているのだが、ただ、たしかに彼がチームのリズムアップに貢献できていないのも事実。

遠藤のように「長所」と「短所」が大きく分かれる選手は、短所に目を向けると、どこまでも低評価を下されることになり、「長所」に目を向けると、どこまでも高評価を下すことができる。評価すること自体、難しい(ドゥトラあたりも、その傾向が強い)。

彼がプロサッカー選手でいる間、避けては通れない道なのだろう。

とはいえ、そのストロングポイントに疑いはない。「短所を埋めて余りある」かは別問題として、得点力はチームを勝たせる武器になる。

昨日の試合、7-1を作りだした発端は彼だったと私は思う。

【ベテラン不在時の柱】
この試合では本田拓也がキャプテンマーク。

容赦ない灼熱環境に本格復帰後間もないことが重なり、後半半ばにはスタミナ切れが感じられ、足を攣ることもあった。

しかし、「背番号16」のキャプテンの存在感は往年の「背番号6」本田泰人元主将を思い起こさせてくれた。

ピッチの中央からリーダーシップを発揮し、ボールを狩り、味方に繋ぐ。CBにもマメにコミュニケーションを取り、特に若い昌子には配慮を示す。

泰人元主将より運動量やスタミナはないけれど、攻守のセンスは拓也が明らかに上で、なおかつチームメイトへの気づかいが細やかで優しい(泰人は親分肌で頼りになるが、容赦のないキツさもある)。

ヒゲが汚いのは残念だけど、現代型リーダーとして素晴らしい選手だなと。

また、青木剛も昌子と組んだこの二試合。なかなか頼りになるところを見せた。

元々、性格的に萎縮しやすい彼のような選手は、年下の選手に囲まれた方が主張あるプレイできるのかなとも感じられた。

セットプレイのセカンドボールを蹴り込み、チーム4点目を決めたのは青木。7点目昌子のゴールは、青木ミドルのこぼれ球から。

ゴールして両手を上げて無邪気に喜ぶ姿、ゴールを決めた昌子に一人祝福に行く姿も少年のようで可愛らしかった。

【92年組】
左SBのポジションで再三再四のチャンスメイクをした土居。

いつものように堂々のセントラルミッドミルダーぶりを発揮、短髪にして爽やか度アップの柴崎。

連続スタメン二戦目を無事にやり遂げた昌子。

彼ら、昨年入団の92年組。

このまま、十分に期待していていいのではないかなと思う。

土居&昌子はあと一つほど。

今季中にJ1クラブとの公式戦で本格アピールできればといったところだ。
本日13:00からカシマスタジアムにて天皇杯筑波大戦。

テレビ生中継がないこともあるし、また、滅多に公式戦に出ない控え選手たちを見る機会でもあるし、是非とも現地観戦をオススメしたいところ。

見所は多い。

まず、鹿島にとっては大会初戦。大会への入り方には監督によるメンタルコントロールや準備が大きく影響する。

大学生も出てくる日本の天皇杯。日本の大学チームは非常にレベルが高い。

監督としては天皇杯初体験となるジョルジーニョ監督。いかに上手くチームを持っていってくれるか。

選手個々を見渡しても面白い。

選手会長であり、元代表選手である増田。彼、そろそろ復活してくれないものか。

昌子が一戦叩いたところで、どれだけ上がっているか。前戦からの「上がり幅」がなければ、山村や植田くんに遅れを取ることになろう。「上がり幅」が大きければ、ポジション争いに入っていける。

復帰から3試合経過して、本田拓也の試合スタミナが伸びているか。今のところ後半の15分くらいでガス欠しているので、これが5分でも長く伸びれば。

セカンドゴールキーパー佐藤のパフォーマンス。曽ヶ端がこれまで通りフル出場続けると仮定すると、アピールする機会はこの試合が今季最後になるかもしれない。無失点に抑えたい。

それから、大学生相手の練習試合で抜群の得点力を示すジュニーニョ。いつもの練習試合のように決めてくれるか、それとも公式戦になるといつもの公式戦のようになってしまうのか。

遠藤も同様。元々、練習試合レベルなら圧倒的だ。ここで気持ちよくプレイして、調子を上げてもらえれば。

土居が将来レギュラーを掴む選手であるならば、もうプロ2年目の後半。そろそろインパクトのある活躍を求めたくなる。

他、梅鉢ら普段出番のない若い選手も、出場となれば注目が集まる。

連携面やコンディション面では筑波大に分がありそう。

しかし、そこはプロとして意地と能力差を見せて勝ちきりたい。

その際、観衆が少なくて練習試合っぽくなると、大学生もいつも通りにやれてしまう。天皇杯2回戦は毎年、集客に苦労する。

一人でも多く行ける人は行って、プロの試合に少しでも近い雰囲気を作りたい。

なお、晴れた場合、SA席などバックスタンド席を中心にメッチャ日差しが強い。

帽子や日焼け止めをお忘れなく。
一昨日もアナウンスさせてもらったけれども、もう一度。

明日17日、トップチームは天皇杯4回戦、京都サンガとの試合。香川県立丸亀競技場で13:00から。

同日、ユースチームはプレミア昇格決定戦、星陵高校との試合。埼玉スタジアム第2グラウンドで10:00から。

どちらかに行ける方は、是非。

また、行けても行けなくても、地球のどこからでもサポートの念を送っていただければ。

退任決定以後、オリヴェイラ監督はサポーターから感謝の言葉をかけられる度に

「テンノウハイ アルヨー」

「テンノウハイー」

「マダ マダ」と。

もう、勝っても負けても、来季契約にどうこう影響するモンでもない。

査定にプラスされるわけじゃない。

だが、彼は彼の男気によって、勝利への欲求ゆえに、プロ監督としてのプライドゆえに、鹿島アントラーズへの愛情ゆえに、変わることなき全身全霊で最後の戦いに臨む。

ならばボクたちも、それぞれの形で一層の応援をしたいよね。
天皇杯3回戦、鹿島アントラーズ×カターレ富山。

観戦雑感。

【ハイプレス、ビルドアップ阻害】
富山は序盤から鹿島DFラインにハイプレス。

北朝鮮代表のような激しい当たりをしてきたわけではないにせよ、しかし、走りの量的には文句なく献身的。中二日とは思えない動きだった。

これは、はるばる富山からバスを連ねて駆けつけたサポーターに応えたものだと讃えていいだろう。

そういった彼らのプロ意識の他に、昨夜の「寒さ」という環境要因。

他会場でジャイアントキリング続出も納得な気候。体力勝負を押し通せる気温だった。

【フィード力とビルドアップ力は別物】
たしかに鹿島の(というか鹿島に限らず、日本のチーム全てで顕著だけれども)苦手パターンに「ハイプレス」を挙げられることは間違いない。

体力あるチームにやられると少なからず混乱する。過去、大混乱に陥り大敗することもあった。

ハイプレスを潜り抜けるには「GKとDFのパス回しから守備の網をかいくぐるか」あるいは「プレスすっ飛ばしてロングボール蹴り込むか」になる。

現在のアントラーズはGKとDFのビルドアップ力に優れているわけではない。

例えば曽ヶ端と青木はフィードは良くても、積極的にビルドアップに関わりはしない。彼らがバックパスを受けて、そこから有効な攻撃が開始されることは極めて少ない。

時代と共にサッカーは変わり、現代の強いチームはGKとCBも高いビルドアップ意識を持ち、そのための能力を有する。

少し、鹿島はそこの部分で「安全第一」寄りなのかもしれない。

そういえば、伊野波雅彦の鹿島在籍後期。攻撃関与へのチャレンジは、ある種の異端と取られたものだ(技術が追いつかなくてミスが目立ったのもあるけれど)。

今はそれで仕方ない。

いつか、昌子や山村くん、隆雅くん、伊東くんらを始めとする若い選手たちが鹿島のビルドアップを一段上に押し上げてくれる日を待つとする。

当面は、今いる選手で、今できる最善をやってもらうしかない。

昨日は中田を負傷で失い、更にビルドアップの力が減退した。

もともと、この試合では怪我抱えの小笠原もいない。ベンチには入っていたとはいえ、出場可能性は低いと思われた。

小笠原がいれば、下がってきてDFのビルドアップを助けてくれる(※但し、その場合、小笠原は再び攻めに上がる走力が昔より落ちているから、別のエリアで威力不足が出るのだけれども)。

増田は低い位置では無難な選手に過ぎない。彼は上下左右に幅広く動いてなんぼ。この試合での存在感は不足していた。

柴崎は先輩を立てているのか学んでいる段階なのか、攻撃を指揮する意識はまだ薄い。SBにポジションチェンジした後の方が、本山に生かされて攻撃に関わった。

昨日の鹿島は小笠原も中田もおらず、もちろん内田篤人もイ・ジョンスもいなかったので、ハイプレスをかいくぐる術がなかった。

守備陣にビルドアップに適した選手が少なければ、ハイプレスに晒された際、蹴り飛ばす以外に手段がない。

実際、曽ヶ端からのボールは殆どロングボールだった。

しかし、蹴っても「ボールを収める力に優れた長身のポストプレイヤーを有しない」のも鹿島。空中戦に強い田代とてポストプレイヤーというよりストライカーだ。

ボールの出所が遠く、出し手にもそこそこのプレッシャーがかかり、かつ富山のCBも力を見せていたので、なかなか鹿島の望む形でマイボールにできなかった。

カターレ富山の安間監督の作戦勝ち(勝てはしなかったけど)とも言えよう。3バックも、ここまでハイプレスかけられれば有効。

元々、鹿島はアタッキングサードの攻撃に課題がある。

その上、前段階のビルドアップまで阻害されたら90分では決められない。シュート数の割にチャンスらしいチャンスは少なかった。

【昌子源はホロ苦も】
中田の負傷退場により交代出場の昌子源。

大チャンス到来かと思いきや。

セットプレイのマークミスで失点し、攻撃枚数を増やす際、田代との交代で下がる憂き目に。

全般の出来として、高卒一年目CBのスクランブル出場を考えれば、それほど悪くなかったと見ることはできる。

失点場面以外、大騒ぎするほどのポカは無かった。もちろん、この一つは大きいミスになるけれども。

ただ、個人的には、彼の武器であるビルドアップで本来の力を見せてもらえなかったことが残念。

出しどころに困って3~4タッチしてしまうこともあったくらいなので、厳しいが交代もやむを得なかっただろう。

別に無理して前に繋げなくとも、スムーズに横に振って敵ハイプレスの目先を変えたり。それくらい楽々できるだけの技術ある選手なのだが…。

様々な面で助けてくれる中田浩二が既にいなかったのも良くなかった。

練習場ではもっとやれてるのだけど、練習試合や紅白戦の対戦相手は昨日のカターレくらい頑張ってはこないからね。

経験を糧に、次は落ち着いてやってくれるだろうと思う。

キッチリ切り替えて、成長して、再チャレンジすればいい。

結局、失敗は誰もするけれども、それでダメになるか、逆に伸びるかで分かれるのだ。

中田だって若い頃フツーにシレッとポカしてたよ。

でも引きずらなかった。

岩政大ちゃんも「下手」とか言われても気にせずやっている。

昌子もメンタルの強さを発揮してもらいたいね。

【怪我人続出】
一発勝負のトーナメントは勝たないと次はないわけで、試合内容が悪くても仕方がない。

「勝ってくれてよかった。有難い、有難い」と自分に言い聞かせることとする。

それより悔やまれるのは主力二人の怪我。

DFリーダーの中田とチームトップスコアラーの田代の負傷。

軽くなさそうなのが気掛かり。

こればかりは軽傷を祈るしかないね。

決して若くはない選手たちだけに、重症は勘弁しておくれよ。
さて、鹿島アントラーズにとっての天皇杯が開幕。

今夜の対戦相手は筑波大学だ。

筑波大監督は、元名選手であり、解説者としても有名な風間八宏氏。

彼は受け手のレベルに合わせて話す内容を変えられる希有な指導者。

筑波大は国立大学とはいえ、風間監督の影響もあるのだろう。昨年度の高校ナンバー1ストライカー赤崎を始めとした好素材が集まっている。

大学屈指の強豪であり、関東大学リーグでは現在首位。当然、昨夜のタジキスタン代表とは比較できない、ちゃんとしたチーム。

参考までに、昨年の鹿島アントラーズ控え組との練習試合では3-3の引き分け。

その試合には伊野波(現ハイドゥク)&大岩(現コーチ)のバックライン、青木&船山(現山形)がダブルボランチを組み、大迫&佐々木(現湘南)の2トップが出場していた。

それでも3失点引き分け。

風間監督の指導が行き届き、才能が集まった今年の方が怖いわけで、そもそも大学チーム(鹿島もそうだが)は練習試合にベストを合わせてくるわけではない。

ホームで迎え撃つ形になる鹿島アントラーズは中二日、怪我人の多い状況。

ナメてかかればもちろん、ナメてかからなくとも、やられる要素はある。

早い段階で得点を重ねるパターンに入れればいいが、そうなれない時が怖い。

必勝を期して、時間のとれる方はスタジアムに集い応援しよう。

大学生とか関係なく、全ての対戦相手をリスペクトをして、どんな相手にも勝っていくのが鹿島アントラーズなのだ。
今夜は日本代表のアジアカップ、ヨルダン戦が行われる。

気楽にテレビ観戦予定。

昨年のW杯で高まった新旧サッカーファンの期待に、ある程度応える内容と結果であれば十分であるが…。

まあ、小難しいことはさて置いて、日本代表の試合は楽しみ。

南アフリカW杯前の絶望感が嘘のようだ。

ほんの一年前のことであるのに、未来は分からんね。

そして、W杯効果には及ばないにせよ、天皇杯優勝効果もなかなかのもの。

最近、鹿島アントラーズに興味を持ってくれる人が絶賛増加中。

誰も言わないから、この場で私が強調しておく。

アントラーズ人気、ちょっとアップしたと思うよ。

根拠の一つがブログ人気を示す「ブログ村ランキングポイント」。
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読者さんの応援クリックによりポイントが増える仕組みだ。

例年であればサッカーシーズンオフは減少するもの。

それが天皇杯優勝以降、2割~3割程度、支持率が上がっている。

2009年のJリーグ三連覇後も、ここまで明らかな上昇曲線はなかった。

ご存知の通り、弊ブログは大したことを書いているわけではない。

単に鹿島アントラーズについてグダグダ語っているだけである。記事内容のおかげでブログ人気が上がるとは有り得ない。

これはもう、天皇杯での素晴らしい戦いぶりが元日生中継されたことによって、鹿島アントラーズへの注目度が上がったからだと見なすべきだろう。

天皇杯決勝の関東地区世帯視聴率は5.6パーセントだった。

「ええっ、たったの5パーセントかよ?」と思うなかれ。

同じ視聴率でも、その質が大事なのだ。

サッカーでもボールポゼッション率の数字だけに注目するのは愚の骨頂だろう?

一般に視聴率と言えば「世帯視聴率」。

家のテレビで1人ぼっちで観ても、家族4人で観ても視聴率に変化はない。

決勝戦が行われたのは元日の午後。学校も仕事も休みで、家族でテレビ観る率が圧倒的に高い。

そう、通常の視聴率5パーセント以上に、観た人が多かったハズだ。

たぶん。きっと。

家族で観たならば、皆で野沢のFKの美しさ、曽ヶ端の容姿端麗さについて語り合っただろう。

「すごい曲がるわねー、あのキック」「すごい曲がってるねー、この人のアゴ」といったような会話が日本の家庭の5パーセントで交わされていたのだ。

超適当に、日本の全人口1億2千万人の5パーセントの人が観たとすると、6百万人が曽ヶ端のリアルタイムアゴと、新ユニフォームのリクシルロゴを目にした計算になる。

これは、優勝賞金以上に価値の高い、ハンパない宣伝効果だ。

天皇杯の日程であるとか、その他大会システムに諸々の改善の余地あり、賛否両論なのは重々承知している。

それにしても、元日優勝のメリットはとてつもなく大きい。

次回も勝ちたいぞ。クラブ20周年スタートは幸先良いぞ。

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天皇杯決勝は2-1で勝利!

優勝です!

やりました、やってくれました!

いやー、良かったぁ…。

ホッとしたよー。

過密日程ながら決勝に相応しい試合。

それは対戦相手の清水エスパルスや審判団の皆さんのおかげでもある。いい試合を、ありがとう。

これにてアントラーズの一年は終了。

笑って終われて嬉しいよ。

全てのアントラーズ選手・監督・スタッフ・職員の皆さん、お疲れさまでした。ありがとう。

私と同じくアントラーズを応援してくれている全てのサポーター&スポンサーの皆さん、お疲れさんでした。良かったね!

これで来シーズン開幕までニヤニヤしながら過ごせること確定。

やー、ありがたや、ありがたや。

もう、シンプルに勝利の余韻に浸っていたい。

嬉しい疲れだな、これは。

↓決勝戦評はこちらをどうぞ。
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今日は12月31日。大晦日。

通常であれば、一年の総括記事、年越しの挨拶記事でも書いているところである。

今年は、その必要がない。

アントラーズの一シーズンが終わるのは、明日元日の天皇杯決勝が終わってから。

いやはや、なんとサポーター冥利に尽きる状況であることか。

こんな時期にまでアントラーズを応援できるなんて…。

チームがここまで勝ち進んでくれたおかげだ。

ありがたや、ありがたや。

さて、先日の準決勝、対FC東京戦には普段以上の数のサッカージャーナリストや他クラブサポーターも訪れていた。

他に試合が少ない時期だけに、国立開催となればサッカーに飢えた者たちが集まってくる。

全てではないものの、概ね「決勝は清水有利」「鹿島不利」で一致している印象。

例えば『動きのない鹿島が準決勝でFC東京に大苦戦 コンディション的にも中2日の天皇杯決勝は苦戦となる』という後藤健生氏のコラム。

他のサッカージャーナリストのみならず、私個人的に他サポの意見を聞いてみても「鹿島は勝負強いけど、チーム状態は清水の方が上。清水が勝つんじゃないか」という見立てが大勢を占める。

「準決勝だけ」「点」だけで見ると、やはり、そうなるんかなぁ…と思う。

「継続」「線」で見ている我々アントラーズサポーターとは、また違った見方になるからねえ…。

いずれにせよ、フラットな立ち位置にいるサッカーファンの半数以上は「清水有利、鹿島不利」と見ていることで間違いなさそうだ。

いやいや…。

燃えるね、そういったことならば。

アントラーズの歴史は反骨の歴史。

ダメだとか、不利だとか言われれば言われるほど、強さを発揮する。

Jリーグ加盟時もそうだし、Jリーグ最初のステージ優勝もそうだった。

最近ではリーグ三連覇もそう。

何度も絶対不利を跳ね返してきた。

逆に「鹿島有利」とか言われると、サクッと負けちゃったりするんだけどね…。

今回に関して、有利という声は少ない。

世間が不利と見てくれているならば、それは勝利の予兆。

勝つぞ。

アントラーズファミリー一同、一致団結して勝利に向かおうぞ。

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オオオオオオオオオオッオー♪
オーオオオオオオオオー♪

昨日の天皇杯準決勝、ロスタイム逆転決勝ゴール!

な、何も言えねえ…。

歌うしかねえ…。

元日決勝は明後日だから、選手や監督、チームの課題をチクチク書いても意味がないし、楽しくもないよね。

どーせ清水は強い。

準々決勝、準決勝の試合録画を見た限り、今季序盤に首位独走していた頃の強さが戻ってる。

これでは鹿島が完璧な状態だとしても苦戦は免れない。

そして、現実には完璧な状態ではない。

酷暑よりはマシでも真冬の試合は重く疲れが残る。

延長120分のリカバリー日数は二日しかない。

だから、このまま盛り上げて勢いに乗って優勝しちゃおう。

選手たちに気持ちよくプレイしてもらおう。

小言めいたことは優勝した後で。

FC東京戦については褒め称えるだけで十分だ。

【小笠原&大岩】
二人はアントラーズの要石。この試合でもピッチで引っ張り、ベンチから後押ししてくれた。大きな試合にアントラーズがスッと入って最後まで崩れないのは彼らリーダーの存在が大きい。コンディション的にキツいのは見え見えだけど回復を祈ってる。決勝も頼むぞ。

【本山】
アントラーズの攻撃が滞る時、10番の魔法が必要。彼がピッチに立てば全てが動き出す。連戦は厳しいだろうが頼む。回復を祈っている。

【宮崎】
最後まで攻守に奮闘。前節の反省を即座に生かしてきた。大迫へのダイレクトクロスは技術レベル高し。ユースまで在籍したFC東京の人たちにも成長を見せらたのではないかな。

【興梠】
相当に足が痛かったハズなのに…。最後、よく決めてくれた。大迫とのラインも、なかなかイイじゃないか。決勝までに回復してくれることを祈ってる。

【大迫】
今日は高校選手権開幕。2年前、大会10得点10アシストと漫画みたいな記録を残した大迫。今の君はあの頃の君を超えているよ。オフザボールの動きの質といい、ヘディングの技術といい、インタビュー対応といい、プロ入団直後とは別人のようだ。

もっと期待していいよね?決勝も頼むよ。

【野沢】
同点ゴールに繋がったヒールパスはさすがの一言。可能性あるミドル率も相変わらず高い。ここのところノーゴールが続いてるけど、それは決勝にとっておいてあるだけ。疲れもピークだろうが、元日は決めてくれ。頼むぞ。

【伊野波】
判断と出足の速さで高さ不足をカバー。延長に入っても動きが落ちない体力には恐れ入る。次は高さでも簡単には負けないところを岡崎&ヨンセンに見せてやれ。天皇杯優勝して心置きなく代表合流しよう。頼りにしてるよ。

【青木&佐々木】
彼ら交代選手が走力を補充してくれたことが逆転勝利につながった。地味ながらも確実に効いてる。

元日決勝もNHK生中継。青木も佐々木もゴールして目立っちゃってください。

【フェリペ】
序盤、攻守に優位に立てたのは彼のフリーラン効果が一因。一試合継続されなかったのが惜しまれるが…。

フェリペ、決勝は助っ人に相応しいゴールを期待しているぞ。頑張れ。

【新井場】
一番運動量が必要なSBで、一年間左右問わずこなし続けて、延長120分。しかも対面は「イ・ジョンスの攻撃力、カク・テヒのサッカーIQを併せ持つ(韓国紙)」成長株キム・ヨングン。

新井場にとって厳しい試合に違いなかったはずだが、気持ちを切らさず最小限に抑えてくれた。「剛さんを優勝で送り出したい」という(口には出さない)彼の願いが叶って欲しいと、私は願う。あと一つだ。

【中田】
ひさびさのセンターバックも無失点に貢献。サッカーインテリジェンスに優れる中田にとって、あまり賢くはない平山を抑えるのは難しくなかった模様。もうちょっと平山にスピードがあるとか、駆け引きに長けてるとかじゃないと中田には勝てないよ。

久々のフル稼働シーズンだけに蓄積疲労が溜まりに溜まっているはず。踏ん張っておくれ。

【曽ヶ端】
一発勝負のトーナメント。いつも通りでいられるGKの存在は心強い。元日に君のアゴを拝見させてもらえるなんて、なんと縁起の良いことか。アゴに勝利を祈りたい。

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さーて、今日はFC東京との天皇杯セミファイナル。

国立をアントラーズレッドに染め上げる時が来た。

15時からはNHK地上波生中継も予定されている。

年末休みの絶好の時期、絶好の時間帯に、全国に向けてアントラーズの試合を放送してくれるなんて…。

さすが天皇杯。

なんと素晴らしい待遇であることよ。

鹿島アントラーズの、サッカーの素晴らしさを世に知らしめる大チャンスである。

スカパーに入れない全国の鹿島好き小中学生も楽しみにしていることだろう。

選手たちには疲れもあろうが、鹿島らしく勝利をお願いしたい。

もちろん、簡単な試合じゃない。

FC東京には個のポテンシャルがあるし、モチベーションも高い。そうでなくとも一発勝負は全て紙一重。

だから国立orテレビの前に、皆で集まろう。勝利の念を送ろう。

お茶の間観戦の方は、ヒマそうな家族や友人を誘って一緒に応援してね!

いくぞー!

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引退セレモニー後の大岩記者会見コメント

『ほんとうに、スタジアムというかグラウンドでも言いましたけど、たくさんの人が残ってくれて、すごく思っても見なかったというか、あそこまでたくさんの人が残ってくれるとは思っていなかったので、すごく嬉しかったですし、僕の中では引退のさみしさよりも嬉しいと言ったら変ですけど、みんなにあのように送り出してもらえる喜びを感じてます』

こういう風に言ってもらえて、サポーター冥利に尽きる。

もちろん、言ってもらえなくても応援する気持ちに代わりはないけど、こうして感謝を自分の言葉で示せる人だからこそ、たくさんの人に惜しまれて引退できるんだろうね…。

セレモニーに参加できなかった方のために、その模様をお伝えしたいのは山々であるが、私ごときの文章力では雰囲気の1000分の1も表現しきれない。

きっと映像でも難しい。

そもそも私は意地悪なところがあって「泣いてくれ」的なセレモニーで主催者の思惑通りに泣くのは嫌い。通常はシラける側の人間である。

しかし…。

新井場なんか「下を向いて笑ってた」なんてコメントしてるけど、めちゃくちゃ泣き崩れてたじゃねーか。

正直、もらい泣きしそうになった。

隣で汚い野次飛ばしてた見知らぬオッサンも、結局、泣いちゃってたし。「おおっ、アンタ、短い付き合いながら顔と性格が汚い男だと思っていたのに!涙を流す綺麗な心を持っていたのか!」と妙に感心してしまったよ。

しかし、鹿島アントラーズ。

演出のさじ加減が丁度いい。

これ以上やると「わざとらし過ぎる」の手前で止める作りになっている。

シンプルイズベストのクラブ方針がセレモニーにも表れていた。

大岩の人柄もあり、心温まった。

朝から何も食べてなくて午後三時半くらいになってたけど、それすら忘れた。

大相撲の断髪式で本人や関係者が大泣きするのも分かる気がした。

…とは言え、だ。

エンディングまで泣いている場合ではない。

大岩も言うように、まだ試合はある。

現実に戻れば、岩政(※負傷退場)のいないDFラインは致命的に放り込みに弱い。

前半は高い安定感で見る者を唸らせた宮崎も、疲労が押し寄せる後半には判断ミスが散見され、途中交代となってしまった。

継続的に使われていけば解決する課題だろうが、次の試合は三日後。

修正する時間は少ない。

失点シーンは、宮崎(金崎の囮の走りもあり、田中に正確なクロスを許す)、大岩(巻に競り負け)、伊野波(ボールを見て人を捉まえていなかった)のミスがそれぞれ重なったもの。

他にも、曽ヶ端が多少のリスクを負ってGK守備エリアを広げるまでの間、競り負けが頻発した。

「岩政のスピード不足を伊野波が補っている」という見方がある一方、伊野波&新井場&宮崎ら三人の跳ね返し力不足を岩政一人で補っているのも現実だ。

大岩への感謝はそれとして、岩政の代わりが務まるCBは他クラブを見渡してもなかなかいない。全盛期の大岩なら十二分に可能だったろうが、引退間際の彼にそこまでは難しい。

FC東京には平山もいる。

もし、岩政欠場となった場合、高さ不足は免れない。

昨日の試合のような「身長では負けてもプレイの質では負けない」踏ん張りを期待しよう。

大岩を始めとする鹿島の選手たちは、それができる。

目の前の試合に傾注し、それぞれが短所を補い合い、長所を発揮させ合う。

鹿島のやり方を貫いて、勝つだけだ。

感動を引きずるほどの余裕はない。

もう、鹿島アントラーズは高校サッカー選手権と置かれた状況が変わらない。

このメンバーで試合できるのは最後。

負けたらお別れ。

笑って終わろう。

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