鹿島アントラーズを応援するサッカーコラムです。
かつて最強のライバルクラブとして鹿島アントラーズの前に立ちはだかったジュビロ磐田。

10年前には想像もつかなかったことだが、彼らのJ2への降格が決定している。

といっても、すでに彼らは往年の面影を残しておらず、私としては感慨が薄い。

最強期から10年以上も経過して、中山も名波も藤田もいなくなって、やっているサッカーが跡形もなく変わってしまえば、他サポーターから見ると中身は別物。

そこで、よく鹿島と磐田が比較され「世代交代の成功例(鹿島)」と「失敗例(磐田)」に分けられるけれど、

しかし、磐田は難しかったのではないか。

90年代後半から21世紀初頭のジュビロ磐田黄金期。

単に優秀なタレントが揃っていただけではない。

その全員が得意なプレイを存分に発揮して、誰も個性を殺して我慢することなく、それで11人が一つの生き物のように連動してしまうという。

奇跡的な巡り合わせでベストメンバーが揃ったようなチームであり、狙って作れるシロモノではなかった。

そんな幻のように強かったチームが跡形もなく消えてしまうのは仕方のないように思われる。

少なくとも、あの強さと個性を10年以上も持たせるには、よっぽどなクラブリーダーと予算がなければ不可能だったろう。

鹿島については、元の予算規模が磐田に比べ裕福。

ヴィジョンの部分でも根っこにジーコイズムを据えており、その実行者である鈴木満さんが十年スパン(現在は三年くらいのスパン)で、明確な意図を持って選手を揃えている。

それで上手くいってきたけれども、それはJリーグの中で鹿島が特殊。

ヨソではやりたくても、なかなかできない。

結果を出せずにGMや監督やベテラン選手が契約解消され、またやり方が変わるパターンが非常に多い。

鹿島以外のオリジナル10で降格歴がないのは、大企業がバックアップする横浜FMと名古屋。それに元が日本一のサッカー処であった清水。

10年も20年もJ1にいれば、降格する可能性は普通にある。

今回は磐田だったが、Jクラブサポーターのほとんどが通る道だ。

鹿島は世代交代しながらも、J1に居続け、かつ、変化しながらも鹿島らしさを残してくれている。

そのありがたみを実感しつつ、これからも応援していきたい。



ヤマザキナビスコカップ決勝、浦和レッズ×柏レイソル。

ネルシーニョ監督に率いられた柏が「らしい」勝負強さを発揮。

1-0勝利で3年連続のタイトル獲得を成し遂げた。

ブラジル人監督に率いられ勝利を重ねてくると、決戦仕様の戦い方、勝ち方ができるようになってくるのか。

一方の浦和。

ペトロビッチ監督「らしい」というか、レッズ「らしい」というか。

両者の「らしさ」が重なり、一言で言えば「勝負弱い」。

自分たちが正しいと信じる、いつも通りの戦い方。

そこには決勝仕様のスペシャルさがなかった。

【負けて喜ばれる】
鹿島アントラーズもそうなのだけれど、浦和レッズは負けて他クラブサポーターに喜ばれる希少なチーム。

浦和に特別意識のない私ですら、悪いけれど、ちょっぴり嬉しい。

興梠にタイトル獲られなかったのも、悪いけれど、ちょっぴりホッとした。

おそらく「浦和嫌い」の人であれば狂喜乱舞するほどハッピーなハズだ。

そのように考えると、浦和レッズの尊さを思わずにはいられない。

自身で敗戦の悲しみを受け止め、その代わり日本全国のJリーグファンに喜びを与えてくれた。

我らが鹿島アントラーズの場合、そこまではできていない。

他サポーターに「鹿島、負けろ。鹿島、負けやがれ」と念じられながらも、なかなか負けない勝負強さがあった。他クラブへのサービスがほとんどできておらず、結果、余計に恨まれたりもする。

浦和は、わりかし負けてくれるのだ。

【扇谷主審と山口副審】
ところで、興梠のオフサイドゴールを冷静にジャッジしてくれた審判団も讃えたい。

後半アディショナルタイム。

いつも通り、オフサイドの位置でこぼれ球シュートを狙う興梠。

狙い通りボールがこぼれてきたことろをシュート。ネットを揺らす。

興梠、山口副審がオフサイドの旗を上げていないのを確認してゴールパフォーマンス開始。浦和チームメイトも「とりあえず、喜んどけ」とばかりに歓喜の輪を作る。

しかし、副審。別にゴールを認めたわけではなく、オフサイドに気づいていなかったわけでもない。

それならセンターライン方向に向かって走り出している。

「主審との協議待ちですよ」を意味するステイ。

扇谷主審も好判断、好コミュニケーションで、キッチリ正しくオフサイド判定を下す。

地上波テレビ生中継で皆が注目する一戦。審判員のレベルアップを見せたと言える。

一般のJリーグファンにとっては、なかなか愉快な決勝戦となった。

…が、やはり鹿島が出られなかったことが全て。

今のチームで強くなって、来年は優勝しましょう。
本日はヤマザキナビスコカップ決勝戦。

対戦カードは浦和レッズ×柏レイソル。

鹿島アントラーズが敗退済みということで、今大会99パーセント興味消失しているのが本音なのだが、

1パーセント、興梠慎三の分、残っている。

ちなみに、私は初期からの鹿島サポーターであるため、

比較的若いサポーターが持っているという、浦和レッズへの「敵愾心」であるとか「目の上のたんこぶ感」はない。

そういったものは今は亡き読売ヴェルディに使いきってしまっている。

全国区の大手メディアを親会社に持ち、その宣伝力と資金力を縦横無尽に誇示してきた読売ヴェルディと、

埼玉の一クラブである浦和レッズとは魔王度がケタ違い。

今でこそ想像つかないかと思うが、当時、浦和サポーターは尊敬されることも多かった。

「こんなに弱いチームを応援してエライなぁ」とか「浦和の人たちの郷土愛は見上げたものだ」とか。

私自身、浦和サポーターの友人を心から尊敬していた。

彼は毎週のように最新のサッカー本を何冊も貸してくれた。90年代に入った頃はインターネットが一般的でなかったため、サッカー情報収集は書籍が頼り。本当に、お世話になったものだ。

その頃より100倍は強くなった現在の浦和レッズであるが、私にとっては第一印象が強すぎて、今後もライバル意識を持てそうにない。

浦和レッズへの敵愾心とは、鹿島サポーター間でもジェネレーションギャップが強く出る部分なのだろう。

そんな古参な私にとっても、鹿島を出ていった興梠に移籍一年目からタイトル取られるのは、いくらか癪。

活躍したらしたで、ちょっぴり嬉しいのかもしれないが、いや、やはり癪が上回るだろうな。

とはいえ、柏が勝ったとしても、ヨソの優勝を眺めることになる。

鹿島が優勝できなかったことが全て。

そのためにひがみっぽくなってしまう。

今年残りのリーグ戦と天皇杯は喜んで終わりましょう。



一昨日の川崎戦と、ナビスコ杯準々決勝の横浜FM戦の第1戦と第2戦。

録画を見直しても、たしかに鹿島は良くない。

これまでレギュラーとされてきた選手たちのパフォーマンスは軒並み上がってきていない。攻守に渡って連動性が足らない。

攻めでは、最後は手詰まりになって放り込むパターンが定着しているし、守りでは、後方からの飛び出しに誰もついていけていないパターンが定着している。

他にも問題を挙げたらキリがない。

しかし、あんまり、鹿島の問題ばかりを指摘したところで、別に楽しいわけでもないし、気が滅入ってきてしまう。

そもそも、鹿島だけで負けているわけではなく、相手が良かったのもある。

マリノスもフロンターレも、ベテランから若手まで好パフォーマンス、高連動で鹿島を上回ってきた。

鹿島3連敗の3試合について、勝利チームの選手たちもそうだが、樋口監督(横浜FM)、風間監督(川崎)といった日本人監督の丁寧な仕事ぶりも讃えたいもの。

Jリーグ初期と比べて、力のある日本人監督が増えた。

一方、初代宮本監督以外、あくまでブラジル監督路線を貫く鹿島。

ブラジル人監督には日本人監督より高い給料が支払われているわけであるし(※セレーゾはその中では安い方だとは思うが、それでも日本人よりはかかる)、より高いものを求めていい。

セレーゾ監督が鹿島の現有戦力について、タイトル狙うに不足と考えているのは、これまでの言動や起用から分かっている。

分かっているが、手持ちの選手を最大限生かして、成長させて、何とかして欲しいと。

まだ手を尽くせるところがあるのではなかろうか。
浦和戦では審判の判定にはびっくらこいたが、オーロラビジョンの使い方にはいい意味で感心させられた。

【埼玉のオーロラビジョン】
埼玉スタジアムのオーロラビジョンには、ハーフタイムや選手交代時にスタッツが表示される(浦和レッズ公式サイト)。

表示される項目は以下。

・ボール支配率
・総パス数
・成功パス数
・シュート数
・枠内シュート数
走行距離上位3選手
トップスピード上位3選手
選手のプレーエリア
※赤字項目はレッズ選手のみ。

選手がどれくらい走っているのか。

本当にスピードがあるのか。

高い位置でプレイできていたか。どこのエリアで守っていたか。

データが視覚化され、観客が試合を見る手掛かりになる。

これは顧客満足度を高めるのみならず、「クラブファンor選手ファン」を「サッカーファン」に育てる一助にもなる。

ちょっと羨ましいサービスだ。

【浦和の練習試合メンバー公開】
もうひとつついでに、浦和レッズの練習試合ニュース

こちらには練習試合出場メンバーが表示されている。

これは鹿島では行われない。鹿島ではメンバーを公開しない約束になっている。

スタッツ表示含めて、情報を外に出すことによるデメリットよりも、顧客満足度優先に比重を置く浦和レッズ。

この二つは氷山の一角であって、他に顧客満足度を増やす工夫は多々感じられる。

彼らが観客動員数日本一で在り続けるのは、その立地のおかげだけではないのだろう。

とはいえ、鹿島も真似しよう…と言いたいわけではない。

やはり鹿島はタイトルを獲り続けており、また、選手たちが「サッカーに集中できる環境」と口を揃える。

そういったところも侮れず、一概にどちらがいいとは言い切れない。

ただ、「スタッツ表示」と「練習試合メンバー公開」に関しては、ファンは嬉しいことだろうなとは思う。
鹿島アントラーズがJ1残留を決めた第33節、サンフレッチェ広島がJ1初優勝を決めた。

本来、他クラブの優勝に他サポーターが口を挟む必要はないかと思う。

ただ、J1優勝は日本で最も価値あるタイトルであるべきと私は考えている。

鹿島のJ1三連覇期、メディア露出の少なさには本当にガッカリしたものだった。

今年も同じようなもの。

サンフレッチェ広島の初優勝を日本代表やなでしこと同等以上に扱って欲しいもんだ。

ということで、敢えて書こう。

サンフレッチェを愛する全ての方々、優勝おめでとうございます。

あなた方の優勝には身が引き締まる思い。

広島のチーム作りは、ついつい言いたくなりがちな言い訳を打破してくれるものでした。

「監督が日本人だから優勝できない」

2006年は浦和ブッフバルト監督。2007年から2009年は鹿島オリヴェイラ監督。2010年は名古屋ストイコヴィッチ監督。2011年は柏ネルシーニョ監督。外国人監督によるリーグ優勝が続いていた中、日本人監督でのリーグ優勝。

チームの基礎はペトロヴィッチ前監督(現浦和監督)が築いたにしても、継承発展する監督選定を間違えなかった広島フロント、実際に結果を残した森保監督の力量は見事なものだった。

「当たり外国人助っ人がいないから優勝できない」

Jリーグでは監督以上に外国人エースの存在が優勝を左右してきた。外国人選手を頼りとしない優勝クラブは黄金期ジュビロ磐田まで遡るのではないか。

そういった存在なしに(ミキッチは優良外国人だが、エースではない)今年の広島は優勝してみせた。佐藤寿人のような点のとれる日本人エースがいれば、外国人助っ人の有無は重要でなくなってくる。

「主力が流出したから優勝できない」

柏木や槙野といったクラブを象徴する日本人選手が次々流出しても、チームのベースが崩壊することがなかった。強化の一貫性(広島サポーターがどう見ているかは定かでないけれど、他クラブとの比較において一貫性が感じられた)、年齢構成のバランスの良さ、Jクラブの中でも一足先に着手した本格ユース育成が、主たる力の源だろう。

リーグ戦は総合的にちゃんとやったクラブが勝つ。

今回のサンフレッチェもまた、その確かな現実を証明してくれた。
ヤフーのトップにも見出しが掲載されている西野監督(神戸)への解任を受けてのインタビュー記事

リーグ戦は残り三試合。

このようなタイミングでの監督解任など、只事ではない。

通常であれば「やるにしても遅すぎる」気がするけれども、このまま手をこまねいているわけにはいかないという決断が形になったのだろう。さすがは日本で唯一のオーナークラブ。

この決断が吉と出るか、凶と出るか、他クラブのことながら興味を覚えてしまう

まして、神戸といえば、元鹿島の三人衆、野沢、田代、伊野波たちが在籍するクラブ。

実は、私は鹿島を出ていった三人を恨んじゃいない。

田代と伊野波は鹿島でのポジション確保難しく、出場機会を得なければならない年齢だった。

野沢はバリバリのレギュラーで、ボールコントロール技術と急所を突くフリーランニングの嗅覚は天下一品だったが、プレイそのものはマンネリしていた。

…というより、私の目には少しずつ落ちてきているようにも見えていた。

三人が環境を変えたいタイミングだったのは、想像に難くない。

少し、昔話になってしまったが、要は「今」が大事だ。

危機に瀕したクラブで、どれだけのパフォーマンスが出来るか。

最近、とんと彼ら三人が活躍したニュースを聞かない。

聞くのは怪我の報せばかり。

ピンチはチャンス。逆境だからこそ、活躍すれば目立つはず。

残り三試合は注目だ。
すでにJリーグ各クラブ、プレシーズンマッチがスタートしている。

元鹿島の小谷野(今季から新潟へ完全移籍)、宮崎(今季から磐田へ期限付き移籍。昨季は横浜FCに期限付き移籍)の試合映像チェック。

【小谷野、まずまずの新潟デビュー】
スタメン出場の小谷野。

持ち味のドリブルでの仕掛け、縦へのスピードを発揮し、新潟の攻撃にアクセントをつけた。

デビュー戦としては、まずまずウケも良かった様子。

一安心のスタートといっていいだろう。

あとは早い段階での「アシスト」か「得点」、それから「好調の継続」が鍵。

鹿島の鈴木満強化部長がレンタルにも出さず鹿島に五年も置き続けたように、彼の才能自体は間違いない。

…が、「数字という結果を出す力」と「継続力」は、まだ未知数。

いいプレイができるのは、ある意味、周知の事実。

もちろんデビュー戦の好パフォーマンスは嬉しいけれども、好パフォーマンスができているうちに結果を出して、自信をつけ、評価を上げておくことが彼の課題だ。

【追い込みの宮崎】
逆に宮崎は、まだフィットしきれていない様子。

もちろん、サイドバックという、ある種、従属的なポジションゆえにチームの影響をモロに受ける。前線~中盤がダメなら、それだけでSBはダメになりやすい。

ただ、早い段階での「慣れ」が彼には期待される。

彼も能力は十分あるが、鹿島でも横浜FCでも「新しいチームに慣れるのが、少し遅い」傾向はあった。

慣れた頃には移籍ということになってしまって、非常に勿体ない。

長友のような運動量タイプではなく、周囲との連係の中でこそ生きる選手だけに、まず、早く慣れること、自分の特長を出すこと。

J1でも活躍できる能力はあるはずだ。
おっ、スポニチに秋田豊さんの東京ヴェルディコーチ就任が報道されているぞ。

む?

おいおい。

こらそこ!

「ヨソのコーチでよかった」とか「鹿島じゃなくてホッとした」とか言っちゃダメだ!

え?

「秋田はヘディングしか教えられない」「筋トレと根性だけ」だって?

何を言う!

「ヘディング」と「筋肉」と「根性」を鍛え上げられるなら、凄いコーチじゃないか!

いいんだ、コーチなら偏った指導力で。

鹿島には大岩剛という昨季CB専門のコーチがいる。

ならばヴェルディには秋田豊という筋肉専門のコーチがいてもいいのだ。

闘魂とか筋肉とかイカツイ外見に隠れてしまっているが、実はDF理論も優れたものがあると一部で評判の彼。

就任となるならば、そのご活躍を祈りたい。
クラブワールドカップの準決勝、柏レイソル×サントスをテレビ観戦。

スコア1-3でサントス勝利。

やはり、個人能力の差はあった…が、今年の柏なら、もっとやれる気がしていたので残念。

運動量と組織守備では日本のクラブらしさを示してくれたけれども、自国の試合で1-3負け。

まだブラジル人選手と日本人選手の差はデカい。

その中でも分かりやすく差のあるものの一つにシュートレンジ(※細かくはシュートに関与するパワー&テクニック&判断力)が挙げられる。

サントスアタッカー陣はペナルティエリア外も普通にシュートレンジに入っている。

かつ、対面するDFを抜ききらないタイミングでシュートを打って、枠に入れてくる。

これにはやられた。

柏守備陣の対応はJレベルで考えれば決して悪いものではなかった。

ドリブルで抜かれないよう、少し間合いを空ける。

それで日本人アタッカーを封じることができるのだ。

しかし、サントスは、そこが違った。

あまり差があると思い込み過ぎるのは良くないが、そこには明確な技術と判断力、プレイ基準の差があった。

3失点目のダニーロ(元鹿島のとは違うダニーロよ)直接FKも、Jレベルではあの壁の作り方で止められたもの。

僅かなシュートスペースを与えただけで、ネイマールやボルジェスは枠内シュートを放ってくる。

打ってくると思えない(普段、そういう環境でやっていない)タイミングだからDFもGKも反応しにくい。

ゴールに必要なのは、単純なパワーシュートではない。

それだけで良いのなら、例えば鹿島アントラーズの青木剛や遠藤康はもっともっとゴールを決めている。

彼らだって強いキック力を持つ。

実際、度々だがミドルシュートを枠内に持っていっている。

そして、キーパーにセーブされ続けている。CBにブロックされ続けている。

読みやすいのだ。

「打つ!」と見て分かるタイミングで放たれる。

もちろん、そのことを責めたいわけではない。

ワンステップで強いキックを蹴れるのだから、やはりJリーグでは優秀な選手と言っていい。

興梠慎三やフェリペ・ガブリエル(ブラジル人だけど)になるとレンジ自体が短くなる。

よく「とにかくシュート打て!」といわれるが、全てに当てはまるわけではない。

シュートレンジを伸ばす時期ならともかく、実際の試合では「ペナルティエリア内では第一にシュートが選択肢。ダメなら次の選択肢」「ペナルティエリア外なら自分のシュート能力に合わせ、状況を読んで狙う」というのが基本になる。

シュートレンジの短い選手がミドル狙っても、大きくフカしてチャンスをフイにするだけだからだ。

「シュートレンジの長さ」と「僅かなスペースでシュートを打つ能力」、それから「ゴールへの判断力」を兼ね備えた選手は貴重。

現在の鹿島アントラーズでは野沢拓也か大迫勇也が少しの可能性を見せているだけ。

こと「シュート」という一点においてアントラーズはブラジル流ではない。ブラジル流を名乗れるレベルにない。

ジーコ以来の20年で「献身的なハードワーク」「流動的なポジションチェンジ」「ボールを巧みに動かしてゲームコントロール」「サイドバックを積極的に上げるサイドアタック」はチームスタイルとして染みついてきたが、選手個人の「シュート能力」「最終局面での決断力」はこれから。

もちろん、これは鹿島だけに限らない、日本サッカー界の育成問題でもあるだろう。

指導者と、若い選手たちに期待したいものだね。
昨夜のCWC(クラブワールドカップ)において、柏レイソルは初戦快勝。

Jリーグ優勝直後の試合だけに難しさもあったかと思うが、キッチリ勝って終わるあたりはさすが。

彼らは今年の日本のクラブチームで最も安定して強いチーム。

次戦モンテレイ(メキシコ)も破って、ぜひサントス(ブラジル)とやって欲しい。

【レアンドロ・ドミンゲスは誰にでも分かる】
あちらこちらでレアンドロ・ドミンゲスの能力の高さは語り尽くされている。

今の彼であれば、どのJクラブも欲しがる、いればどのチームも強くなる。

Jリーグに来てくれる選手の想定を超えるレベルを示し続けた。

もう一人のジョルジ・ワグネルも素晴らしいキック技術を持ち、柏レイソルの外国人選手選定&獲得能力。

これはクラブ力を示すもので、柏フロントの力を讃えたい。

私個人的に、強いチームに対して「外国人頼み」と腐すのは嫌い。

鹿島アントラーズにも「ジーコ頼み」「ジョルジーニョ頼み」「ビスマルク頼み」「マルキーニョス頼み」と揶揄されてきたクラブ史があるし。

だから、敢えて言おう。

レアンドロ・ドミンゲスとジョルジ・ワグネル含めて柏レイソル。

エースが頼りになるのは当たり前。

やはり、柏レイソルは強い。

【優秀なる柏ユースの成果】
仮に「レアンドロ・ドミンゲスクラスが鹿島にいたら、鹿島は優勝できたか?」と考えた時に、柏と鹿島の間には決定的な違いがもう一つある。

スタメンのユース出身者の数だ。

鹿島にはお馴染みの曽ヶ端、野沢の二人。

これは、もう何年も何年も変わっていない構図で、彼らを超える若手は台頭せず、不調や怪我を抱えていても不動の先発となっている。

対する柏は大谷、酒井、近藤、茨田、工藤の五人。若く伸び盛りで脂が乗っている。

もともと優秀と言われていた柏ユースの育成。下さん(下平隆宏柏ユース監督)はユースサッカーファンの間にも人気が高い。

育成がトップで花開き、両外国人の融合、ネルシーニョ監督の手腕(レアンドロ、ワグネルほどの選手をヤル気にさせていることも見逃せない)、効果的な外部補強といった、複数の要因が重なったタイミングで、これほどの強さを実現したと言える。

柏レイソルと鹿島アントラーズの勝ち点差は22。

鹿島には震災中断の影響もあろうが、それより「外国人選定力」「ユース育成」の二つで大いに遅れを取っての差だと私は考えている。

但し、「当たり外国人を獲得できれば勝てた」「ユース育成早めに手をつけとけば勝てた」ということを言いたいのではない。

「やれなかった」「やらなかった」なら、それが厳然たる実力。

これから実力をつけていきたいところだ。
昨季までアントラーズの大エースとして君臨し続けたマルキーニョス。

突然のベガルタ仙台退団となった。

報道では「震災による精神的ショックでプレイ続行不可」「婚約者の反対」とある。他にも理由があるのかもしれないが、いずれにせよ本人の口から何かが語られたわけではないので、よく分からない。

とにかく仙台サポーターにとっては寝耳に水。

鹿島サポの私としても、できれば仙台サポの皆さんを、そのゴールで喜ばせてあげて欲しかった。

とは言え、そういったものは人に強要するもんじゃないんだろうけどね。

そのことは大多数の仙台サポ、マルキファンも分かっているからこそ、「外国には地震がないのだし、日本人より怖がるのも無理はない」と諦めてくれているのだろう。

もちろん、「ふざけんな!こんな時に帰りやがって!」「ガッカリ!」と罵声を浴びせたい人がいたとしても、それは否定しない。それも、またナチュラルな反応だ。

ある程度の不名誉はマルキも覚悟した上での決断のはず。

このニュースを「無念残念」と取るか「プラスの経験」に変えるかは受け取る側次第。

私個人としては「第一印象は残念」が率直なところだが、しかし、最終的にはプラスに取っていきたい。

それは、帰る者がいるならば、残る者がいるということ。

日本と、その中の被災地で踏ん張っている人が、山ほどいてくれている。

皆が被災地で頑張っている報道だけだと、「それが普通」「誰もやっているんだから、エラくもなんともない」「逃げるのは腰抜け」となる。

しかし、マルキ帰国を「外国人が帰るのは仕方ないよな」と解釈するのであれば、「残っている人たちはエライ」「ベガルタ仙台に残るマックスや韓国人選手たち、日本人選手たちは素晴らしい」となる。

今もACLを戦ってくれている鹿島の外国人選手・スタッフにも感謝したい(※原発セミナーを開いて放射能不安を取り除いたクラブもさすがだ)。

帰国したマルキにマイナス感情を持つか、残った選手たちにプラス感情を持つか、私たちは「自分で」選ぶことができる。それが「他人の行動や報道に振り回されない姿勢」というものだ。

震災から一ヶ月経とうとしている。

それでも、長年日本でプレイしたマルキが帰ってしまうような状況であることに変わりはない。

被災地と、その周辺で踏ん張り続ける人が数万数十万いることを思い出し、復興は1パーセントも進んでいないことを思い出したい。

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J1リーグ戦スケジュール変更に関して』(鹿島アントラーズ公式サイト)

今回、皆様にお伝え申し上げたいのは、浦和レッズ様の誠実で寛大な対応です。カシマ、国立が使用できないなか、ホームとアウェイを入れ替えるという、Jリーグ史上初めての形での代替実施スケジュールをお願いしました。

前例のない要請に対し、非常にスピーディーに意思決定をしていただきました。同時に、Jリーグの理念である地域密着に沿い「地元で1試合でも多くできるようにするべきだ」ということに対して深いご理解をいただき、共通の価値観を確認することができました。クラブとしてあらためて深く御礼申し上げます。ご配慮にお応えするべく、クラブとして全力で復旧に取り組んでまいります。


浦和レッズの皆さん、ありがとう。

旧友Tも生きていたら(※過去記事参照)、愛するレッズの対応を誇りに感じていることだろう。

なぜ浦和レッズは中位に沈んでもトップクラスの観客動員数を維持し続けられるのか?

その理由が垣間見えるというものだ。

単に「ホームタウンの人口が多い」「サッカー熱が高い」で済ませられないものが、このクラブにはある(※人口が多くサッカー熱の高い地域をホームタウンとするクラブは他にも存在する)。

強化方針の迷走体質はアレとしても、Jリーグの理念実現を推し進めるパワーはJクラブ中最強レベルだ。

どちらかと言うと「嫌われ役」(※野球の巨人的な意味で)になりがちな浦和であるけれども、今回の「ホーム&アウェイ入れ替え開催」の迅速なる受け入れは鹿島にとっては本当に助かること。

改めて、浦和レッズさん、ありがとう。

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鹿島2選手に練習場提供ならびにアカデミー6選手に練習参加受け入れのお知らせ』(ガンバ大阪公式サイト)

■鹿島アントラーズ所属 新井場徹選手、梅鉢貴秀選手2名に練習場提供⇒3/20~27まで

西野朗監督「こういう状況だし、オファーがあれば可能な限り協力したい。いい準備をしてくれれば」
遠藤保仁選手「クラブの事情が許せば、どんどん利用してもらえばいい。助け合いながらやっていきたい」
(3/20付デイリースポーツよりコメント引用)

ありがたいことだ。ガンバ大阪の皆さん、ありがとう。

サッカーの優勝争いでは散々痛い目に遭わせ合った関係であるのに、本当にありがたい。

こうした義援のニュースを聞くと、ガンバと鹿島に限らず「無事なところが被災地を助けている」のだと改めて実感する。

言うまでもなく日本は地震大国だ。今回の大地震によって、あくまで個人的な勘だが「スイッチが入った」ような気がしている。

次の大地震も遠からず来るかもしれない(うまいこと小さな地震に分散してくれればいいと願っている)。

人口の多い東京・東海・近畿あたりが被災する可能性も、当然ゼロではない。

そうなった時のためにも、今現在の被災地復興を全力で進めなければ。

ショックで復興どころではない者も多かろう。サッカーどころでない者も多かろう。

だが、前を向ける者、実践的な者から、物事を進めていかないと。

立ちすくむ者に配慮する必要はあろうが、しかし、一緒に立ちすくんでしまうわけにもいかない。

日本は一つのチーム。

農産・水産の中心である東北・茨城・千葉のラインは、サッカーに例えるならばDFの最終ライン。

現状、その一角が欠けてしまった状態。

他ポジションの余力により、なんとか耐えているところだ。

次の災害が起こる前にできるだけ立て直さねばならん。

現実世界にはハーフタイムもタイムアップもない。常に試合中。

チームメイトや相手選手、審判と口論したい者がいるのもやむを得ないが、戦える者まで論争している場合ではない。

まず、通常に近いチーム力に戻すために全力を尽くす。

口論好きの連中は「復興どころじゃない!俺らの口論の味方をしろ!」「国と東京電力を叩くのに100パーセントの力を使うべき!」と仲間に引っ張り込もうとするが、それには乗らないことだ。

再度、これは試合中だ。口を動かす前に手と足を動かす。次の震災に備える。

震災前と変わらない日常生活ができる者たちは震災への最低限の備えをした上で、通常の生活を継続することが社会貢献になる。

鹿島アントラーズの再始動は3/28に決定。

早い復活喜ばしい。

無理矢理にでも前向きにやってくれればいい。

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今週末は2011シーズンJリーグ開幕戦。

鹿島の試合は明日なので、今日のところは他クラブの試合を高見の見物。

今年は例年以上に面白い高見の見物になる。

元鹿島のマルキーニョス(仙台)、船山(山形)に注目だ。

二人の逆襲、なるか?

もちろん、鹿島サポーターとしては二人に恨まれる覚えはないし、二人も鹿島サポーターにどうこうってのはないだろう。

だが、退団後の言動から両者ともに「チャンスさえ与えてくれれば鹿島でももっとやれた」という気持ちを秘めているように感じられる。

マルキーニョスからは「鹿島では(契約について)色々なことがあった」「私は引退するとは一言も言っていなかった」「まだやれる」というコメントが度々出てきている。そして天皇杯を前にしての帰国。

やはり、契約延長されなかったことについて思うところがあったのだろう。

船山からは特に恨み言が表に出ることはなかったが、先日のあんとランドで紹介されたやりとり。「アントラーズ戦以外で活躍してくださいね!」というスタッフさんの激励に対して「それじゃ移籍した意味ないよ」とチラリ本音が垣間見えた。

そう、二人とも、それでいい。

プロ選手が「自分は通用しない」と本気で思う時は引退する時だ。

「鹿島でもやれた」という気持ちを持っているならば、その力を示してくれるか?

鹿島サポーターとしても興味が湧いてくる。

具体的には、マルキーニョスならば15~20ゴールできれば「鹿島が契約延長しなかったのは失敗だった」と言えるだろう。

逆に今季も昨季程度のゴール数にとどまるようであれば「さすがは鹿島強化部。選手の潮時を心得ている」と再確認される。

船山は山形で不動のレギュラーの地位を確立することが第一関門。次にJ1残留が第二関門。

だが、そこまで達成したとしても「小笠原や中田、増田、柴崎らのいる鹿島の中盤で試合に出られるレベル」にあると保障されるまでにはいかない。昨季山形で活躍した増田ですら、現実に鹿島では当落線上。

山形をJ1一ケタ順位にまで引き上げるほどの活躍をした時に初めて「オリヴェイラの固定はダメだな。船山のような好選手にチャンスすら与えなかったなんて」となる。

見返してくれるほどの活躍を期待したい。

「鹿島戦以外で活躍してくれ!」なんてケチ言うつもりはないよ。

そんなの関係なく、プロらしく全試合しっかりやってくれ。

移籍しても鹿島で培ったジーコスピリットは変わらないはずだ。

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日本サッカー界を賑わせている横浜FMの主力複数解雇について。

率直な感想として「これが鹿島でなくて良かった」と思う。

私自身は、もし、こういうことがあっても鹿島アントラーズ強化部の決断を尊重するつもりだが、婦女子サポーターがこういった別れに耐えうるか甚だ不安。

人は、ある程度の挫折を重ねると大人になる。

「鹿島三連覇、最強!」「アントラーズ選手たちは最高!」「代表に選ばれないのは代表監督の見る目がないだけ!」「ACL、カップ戦獲れないのは運が悪いだけ!」「敗因は審判のせい!」「鹿島の控えは他Jクラブに行けばレギュラー!」

…とは、とても思えなくなってくる。このように信じていられるのは、まだサポーターとして子どものうちだけ。

もちろん、「サポーターとして子ども」であることは全く悪いことではない。

自分たちのヒーロをキャピキャピしながら応援している彼・彼女らの姿は、大人をも元気付ける。彼らはスタジアムの雰囲気を明るくし、グッズにお金を使うことを惜しまない。

但し、人はいつまでも子どもではいられない。必ず現実の壁にブチ当たる。

「思っていたほど最強ではない」「いざ勝てなくなってみると、代表レギュラークラスはほとんどいない」「こりゃ、ACL無理だわ」「そういや、去年レンタル移籍してた鈴木は湘南でも控えだったっけ」「実力のある選手は海外に去っていく」

今季の苦戦(2位でも苦戦って言えるんだから、依然として鹿島は強豪である)を通して、子どもサポーターは「去っていった」か、あるいは「ちょっぴり大人に成長したか」いずれかだろう。

「特別に強いわけではない」ことを受け容れた上で、変わらず、いや、以前よりもアントラーズを応援できるようになった時。

それは大人のサポーターに成長したことを意味する。本物のクラブサポーターになったことを意味する。

そんな彼ら、私たちであっても、長年慣れ親しんだ、愛着のある選手との別れは辛い。それが複数名、一気に訪れるとなれば尚更だ。

まあ、男性陣は仕方ないものと諦めるだろうが、女性陣には相当、堪えるだろう。

成績が低迷すれば子どもサポーターはあっさりと去っていく。

長年クラブに貢献した選手の切り方に配慮を欠けば、貴重な大人サポーターをも失うこともある。

在籍選手たちのクラブへの忠誠心も失うかもしれないし、入団希望の有望選手もいなくなるかもしれない。

アントラーズはベテラン主体のチーム。

世代交代に着手しなければならない段階に差し掛かっている。

ゲームをやらない人は「ゲームじゃあるまいし、そんな世代交代なんて一気にするものではないよ」と言う。

違う。

今どき、サッカーゲームですら世代交代には慎重に慎重を要する。

主力選手を一気に切れば、その分、サポーターからの人気が落ちる。在籍選手からの不満が噴出する。

戦闘力の点でも、それまでの連係力が消えてしまう。

野球ならまだしも、サッカーは連係のスポーツ。

人気選手(ミーハー的な意味ではない、クラブを象徴するような選手)がいなくなり、勝てなくもなれば、クラブ経営にまで悪影響を及ぼす。

少しずつ入れ替えていく。それを連綿と続けていく。

ゲームですら、そうなのだ。

横浜FMは、相当に難しい道を選んだように思う。

だが、これはゲームではない。現実世界に何が起こるか分からない以上、もしかしたら成功するかもしれない。

だとしても、それは鹿島が選ぶべき道ではない。

大丈夫、鹿島は横浜FMとは違う。

しかし、31歳超えの主力選手を数多く抱えているだけに、アントラーズと言えど、そのような別れを決断せざるを得ないことも、あるだろう。それは、すぐそこか、遠くても数年以内。

そうであれば、余計に、彼らの勇姿を拝みにスタジアムに行かなければ。

「ありがとう」は手遅れにならないうちに、普段から。

親孝行だって、子育てだって、友達付き合いだって、そういうものだ。

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ひさびさに敬愛するセルジオ越後氏のコラムをご紹介。

浦和サポーターに謝る必要なし』と題されたコラムだ。


Jリーグはやっぱり真のプロリーグじゃないなあ、と思わされるニュースがあった。先週末のリーグ戦にまつわる話題だ。
12日に行われたFC東京対浦和の試合で、浦和のサポーターが「祝!! J2東京ダービー開催!」という横断幕を出した。不調のFC東京が降格ラインぎりぎりのところにいることを揶揄したもので、洒落っ気のある皮肉だ。この横断幕自体に何か問題があるとは思えない。
ところが浦和の橋本社長は、「適切でなかった」としてFC東京の村林社長に謝罪したというのだ。

まったく苦笑するしかないね。浦和のサポーターはおつとめしているわけじゃないんだ。この程度の煽りで何に問題があるというのか。

(中略)

まったく、言論統制下の社会主義国家じゃないんだから、こういう健全なケンカを大人が止めるべきじゃないね。どんどんやり合って、どんどん発奮してくれたほうが、プロリーグとしての魅力が増して、お客さんも増える。


さすがはセルジオ越後氏。

プロレス的に盛り上げるクラブが一つくらいあってもいいとは私も思う。

浦和・橋本社長はあっさり謝るのではなく、老獪さを見せてくれれば面白かった。

「いやいや、あれはあれで、なかなか洒落の利いた横断幕ですよ」
「逆説的にFC東京を応援しているんです。もっと頑張れと」
「そうでなくともJ2で東京ダービーが行われることは、J2の目玉になるでしょう?喜ばしいことです」

などと、飄々としたコメントを出してくれてもいい。ただ謝るだけでは工夫がなかろう。

ヨソのクラブだから言えることでもあるが、あんまり、浦和というクラブが世間的評価を気にし過ぎる必要はないんじゃないか?そんなの関係なく、クラブを強力に支えるサポーターが多い。

その状況を生かさなくては。そもそも、社長が謝ってばかりではサポーターに不満がたまる。

今の時代、風評や報道を恐れる組織が大多数を占める中、威風堂々と謝らない(サポーターの横断幕くらいなら)組織が一つくらいあっていい。

Jリーグの盛り上げのためにも、多少は嫌われ役になってもいいんです、橋本社長。

浦和が意志を持って悪役を買って出てくれたなら、弊ブログでも、表向きは「浦和コノヤロー!」「また問題を起こしやがった!」「鹿島が勝って悪を倒した!」と書くだろう。

しかし、本音では「浦和レッズの皆さん、損な役回りを引き受けてくれてありがとう…」と心から感謝するだろう。

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ヤマザキナビスコカップ予選リーグ、山形×湘南は3-0で山形の勝利。

山形はクラブ史上初の決勝トーナメント進出に王手をかけた。

得点者は田代、秋葉、増田。

怪我人が続出している湘南が相手ということで、山形としては取りこぼしたくない一戦だった。「3-0」のスコアは完璧な結果と言っていいだろう。

(湘南には悪いけど)J2レベルのまま大きな上積みがなくJ1に上がってきてしまった湘南と、昨季J1残留を果たして、今季もしっかり戦えている山形との差は大きいのかな、そのように思う。

ペナルティアークのやや外から放った増田の直接FKゴールは見事。うまい具合に力の抜けた、いいキックだった。他にもFKからアシストを記録。

ここ数年、鹿島では力を発揮しきれなかった彼らの活躍は嬉しい限り。

今や攻撃の中心に据えられている二人だが、機能し始めるまでには忍耐が必要だった。まさに小林監督様々だ。

田代にはどんどんボールを当ててあげればいい。増田は前でプレイさせるほどいい。チームメイトたちも二人の特長をシンプルに生かそうとしてくれている。

ナビスコ杯とリーグ戦との両立は日程的にキツいとは言え、しかし、ここまで来たら是非とも勝ち抜けて欲しい。

これだけ守備が安定して、田代のポテンシャルも引き出せているならば、きっと何とかなる、…と思いたい。

↓山形×湘南戦評。
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浦和×山形は0-2で山形の勝利。

田代のヘッドで2得点。

1点目は石川得意の左クロスから、2点目は増田の短いドリブル→右クロスから。

三人の特長が発揮された見事なゴールシーンだった。

鹿島出身組が勝利に貢献してくれて嬉しい。何より、三人の中で一番心配だった増田が機能し始めてきたことでホッと一安心。

彼はフィジカルと技術は十分なんだけど、変化への対応が早いタイプではないから…。山形でも乗り遅れた。

でも、これで大丈夫かもしれんね。あとはチームが苦しい時に、ちゃんとチームを助けられるか。そこに注目したい。

但し、田代と増田が大幅パワーアップしたようには(今のところは)見えないので、一番には小林監督が二人の長所を発揮しやすい使い方をしてくれたことが活躍の秘訣かと思う。他の選手も田代の生かし方を覚えてきている。粘り強い守備ブロックも復活している。

対する浦和はカウンターへの備えが甘過ぎた。これ、フィンケ監督になってからずーっとなんだけど…。短気なサポが暴走するのも分からないでもない。

ただ、浦和には悪いけど、「山形で浦和に勝つ」とは話としては痛快。「一番貧乏なクラブが一番金持ちのクラブに勝つ」、まさに日本人好みの話だよね(貧乏=正義、金持ち=悪が正しいかは疑問だけど)。こういうのがフツーに起こるのがJリーグの面白いところだ。

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モンテディオ山形の2010新体制が発表された。

鹿島アントラーズから期限付き移籍した田代の背番号10、増田の背番号8も決定。

テクニックがウリではない(ぶっちゃけ鹿島では上手くない部類に入る)田代が10番を背負うことには違和感があるが、しかし、これは攻撃の中心としての「10番」であろう。増田の「8番」も中盤のレギュラー格の番号。

期待に応えて欲しいものだ。

山形サポからはもちろん、鹿島サポからも二人は人気者だから、期待する人は多いだろう。

ただ…、私個人としては、期待し過ぎず見守ろうと思う。

サッカー界の常として、出場数が少ない、あるいは出場がない選手へのファンからの期待が膨らみ過ぎることは、よくあること。

二人の素質に疑うべくもないが、山形のサッカーへの順応の問題もある。

その順応力という点においては、田代と増田は、鹿島の現レギュラー陣と比べると、頼りないところがあるからね。

うまくハマってくれることを祈るばかりだ。

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名古屋のDF吉田がオランダ1部のVVVフェンロに移籍するとのこと。

こちら、サンスポ

日本人の成功例が少ない(と言っても、他のポジションだって多いわけじゃないが)DFの欧州移籍。

ここ10年でも、レギュラーとして試合に出ていたのはスイスで活躍した中田浩二くらい。

吉田がポジションを取れるか興味がある。

このタイミングでの移籍は、決して悪いものではない。

闘莉王や内田と違って、今のところ日本代表のレギュラー争いに絡んでいない吉田には、W杯後まで移籍を待つ必要がない。また、彼にとって愛着ある名古屋の事情を考慮しても、Jリーグのシーズン中に移籍するよりかは、今の方がベターだろう。

VVVでレギュラー確保して成長を見せてくれるようならば、2014年ブラジルW杯の主力CBになり得る。

今シーズン、海外クラブ所属の日本人選手が総じて今ひとつであるので、吉田には期待したい。

一鹿島サポの私としては、闘莉王・金崎が加わった名古屋は脅威ではあるが、守備の要の流出により、少々、脅威が和らいだかな、といった印象。

とは言え、戦力的に充実してきているのは間違いなく、あとは、ストイコビッチ監督の真価が問われるところだ。

ちと、急ぎで書きたいことができたので取り急ぎアップ。

大分トリニータの森重はFC東京入り決定とのこと。

他にも大分の選手残留交渉は難航。クラブ愛から残留を希望していた選手たちも、借金返済の具体策を持たないクラブに愛想を尽かしつつあるとの報道。

単に4年で返済するというだけでは…。

選手たちを引き留めるには、クラブなり県なり市なりの幹部の誰かがリーダーシップを発揮して、トリニータを救う姿勢を強力に発信する必要がある。

その役目はサポーターではダメ。選手ではダメ。それなりの力、役割を持った人がやらなければ効果はない。

然るべき地位にある人が、再建の具体策と、夢を持たせる何かを示すことができれば、選手もサポーターも、ある程度の苦境には耐えられるもの。

しかし、具体策もない、気合あるリーダーも不在では、「これじゃあ、ダメかも…」と選手もサポーターも耐えられなくなる。

Jクラブの価値は金銭以上のものがある。これは鹿島アントラーズ擁する茨城県にも言えることだが、もっともっと、Jクラブを県民にアピールし、支持をしてもらいたい。

「県民の一部しかトリニータを支持していないから、県が支援する必要はない」「一民間企業を県が支援するのはおかしい」という問題ではない。Jクラブは単なる企業ではなく、市民県民にとって希望と成り得るもの。

希望なんて抽象的なものに民間企業は金を使うことはできないが、利益にならないようなものに金を投入するのが政治の役目である。福祉も教育もそうだろう?

大分の政治家の皆さん、リーダーの皆さん、今が力を見せる時じゃないですか?それとも大分県には金も人材もないってことなの?そうじゃないんだ、って見せる男はいないの?

ダメならダメで仕方ないけど、せめて、「全力を尽くしたけどダメだった」と半分くらいの大分サポーターが納得できるくらいのことはして欲しいものだ。実は、それこそが重要だ。

それと、金崎選手。

名古屋に行くか鹿島に来てくれるかは分からないけど、もし鹿島に来てくれる場合は、大分サポーターの想いも背負ってプレイして欲しい。

柳沢は移籍後も鹿島を愛しつつ、その上で京都を愛してプレイしてくれている。そんな甘っちょろい選手であるならば、鹿島でプレイして欲しい。むしろ、そういう選手でないと鹿島は合わない。

あとは、悪いけど、できれば早く決めて欲しいもの。特に断る場合は急いで欲しい。鹿島としては金崎選手が来てくれない場合は、補強をせねばならんので。

ACLもある。4連覇もせにゃならん。大分よりもずっと人口の少ない鹿嶋のクラブが生き残るには勝ち続けるしかない。鹿島は鹿島で必死なのである。

あいつ、まだ生きてるのかなぁ…。

昔、私が学生だった頃の友人に、茨城県民でありながら浦和レッズファンの男がいた。

J開幕当初のレッズはどうしようもなく弱く、連敗とかサポーターが起こすトラブルばかりがニュースになるようなクラブだった。

今の若い人たちはご存知ないだろうが、まさに弱さの象徴だったのである。ドラクエのスライムレベル。

仲間内のほとんどがアントラーズを応援する中、そいつだけが、なぜか、そのどうしようもなく弱い浦和レッズを熱心に応援していた。

今でこそ鹿島サポ集団の中で「ボクはレッズが大好きです!」とは、なかなか言いにくいことだが、当時は「あんな弱いクラブを応援するなんて奇特なことだ。だが、その心意気、天晴れ!」と、むしろ感心されたくらいだ。

その茨城県民レッズサポTは決して悪いヤツじゃなかった。

何しろ、発売日に買ってきたサッカーマガジンとサッカーダイジェストを自分が読むより先に読ませてくれたからね。

私は借りた両誌から鹿島関連の記事のあるページをカッターで切り取ってから返したものだ。鹿島の記事が多い日には、逆に浦和関連の記事があるページを切り取って、それを返してあげていた。

「勝手に切り取るのやめてくれー!」と文句言われていた気がするが、私が浦和レッズの話題にも対応可能なサッカーファンだったおかげだろう、結局、いつも気前よく貸してくれていた。

当時はインターネットも普及していなかったから、茨城にいたらレッズについて語り合う相手がいないからね。私はサッカー雑誌を読ませてもらうかわりに、そいつのレッズ話の話相手になっていたのだ。

やがて彼はレッズ好きが高じて、レッズの本拠地、浦和の企業に就職していった。

私は基本的に、人付き合いが極端に悪いので(電話がかかってきても気が向かないと出ない)、住む場所が離れてしまえば疎遠となり、今では消息も分からなくなってしまったが、まあ、生きていれば今でも元気に浦和レッズを愛していることだろう。

現在では日本一金持ちで、日本一アンチが多いクラブに成長した浦和だが、一応、昔の友人が愛するクラブであるし、私は普通の鹿島サポのように毛嫌いしてはいない。

ま、でも、好きだろうが嫌いだろうが、鹿島の目の前に立ちはだかる者は全て倒すだけ。最終戦、全力で勝たせてもらう。

それが鹿島アントラーズだからね。

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勝利というのは素直に嬉しいものだが、しかし、敗北に比べると反省が起きにくいもの。

一晩経って鹿島×G大阪の試合を見直してみると、これは、次の浦和戦(それと、今は考える必要はないが、来年のACL)に向けてガンバから学ぶところがあるように感じた。

それが何かと言うと、J最速レベルのパスワーク…じゃない。あの技術は簡単に真似できることじゃないし、そこは素直に感心していればいいことである。鹿島は鹿島でピッチ横幅いっぱいに使うサイドチェンジがあるのだから。

それよりも、選手たちのファウルトラブルへの強さ。ジャッジに対応する柔軟性の点だ。

「いや、ルーカス退場したじゃねえか」と突っ込まれる方もおられるだろうが、それは、この試合のルーカスがおかしかったという話。吉田主審のジャッジ以前に、本来、あんなどうでもいいような場面で、ムキになって守備するような選手ではないはず。

ペドロ・ジュニオールは大体いつもそうだけど、この試合に関してはルーカスもブレーキとなってしまった。二人共入れ込み過ぎ。

ただし、それ以外の日本人選手。

基本的に、G大阪の選手からは審判のクセに合わせることを苦にしない傾向を強く感じる。ACLでも普通に対応しちゃうしね。また、退場者が出るなど、多少のトラブルにもショゲてしまうことがない。鹿島戦でも最後まで攻め続けた。

スコア的には1-5の大敗だったが、おそらく、G大阪サポーターからすれば、悔しい気持ちはあっても、情けない気持ちにはならなかったはず。

だから、蒸し返すようだが、ナビスコで敗退時の鹿島(川崎相手に戦意喪失の上での0-3敗戦)とは、同じ大敗でもサポーターのガッカリ感に違いが出てくる。

あの、G大阪のメンタル的なしなやかさ、柔軟性といったものは、あれは、アジアを戦う上では必要になってくるものだ。ACLなんてラフプレーとトンデモジャッジのオンパレードだからね。西野監督は頑固親父だが、遠藤を始めとする選手たちは非常に柔軟。

鹿島の選手たちもしたたかではあるが、大阪のクラブらしい、ボケ(トラブル)へのツッコミ(対応)の速さと柔軟性には、鹿島にはジーコイズムあれど、ガンバには大阪魂がある…と勝手に解釈して感心している。大阪出身者だけで構成されているわけじゃないけど、ガンバでプレイしているうちに身に付くものなのかもしれん。

埼玉スタジアムでの浦和に勝つには、そういったものが必要になるかもしれない。

テンションの高い試合になることは明らかであり、場合によっては決定的に痛いミスジャッジを被ることもあり得るだろう。

それを事前に回避しつつ、同時に球際強く守れるか。また、万が一、退場者を出しても大らかに勝ちきることができるか。そのために、我々サポーターも、カッカし過ぎずにひたすら声を送り続けることができるか。

カッカし過ぎた先にあるものは、単調な攻めであったり、サポーター同士の衝突であったり、ロクなものがない。

狭い心で戦うのではなく、大きな心で戦いたい、そのように思う。

あとは、満員の埼スタで満点のジャッジを求めるのは酷ではあるが、審判団にも最終節に相応しい高いパフォーマンスを期待したいものだ。

うーむ。

スポーツ各紙が大分トリニータの借入金が12億円に上っていることを報道している。救済策としてJリーグ公式試合安定開催基金からの6億円融資が決定した。

何でそんなに借入金が増えてしまったのだろう?他サポである私の率直な感想だ。

報道では『借金を返すために借金を重ねた』『あってはならない経営が行われた』と厳しい言葉が並んでいる。

しかし、鹿島だって、油断して慎重さを失えば、あるいは過ぎたる目標を持てば、いつ同じ状況になるか分からない。それは、このご時世、どのJクラブでも、どの企業でも同じだ。

大分には末永く存続して欲しいという心情はあるが、しかし、こんなに借金が増えて立ち直りは可能なのかは疑問。

「クラブを想う気持ちのある人間がいる限り、クラブは存続する」

それが幻想でしかないのは、古いJリーグファンなら皆、知っていることだ。気持ちだけでクラブが存続できるものならば、フリューゲルスは無くなっていない。

ブラジル代表のレギュラークラスを2人同時に揃えたほどのフリューゲルスですら無くなってしまったのだ。熱心なサポーターも数多くいた。それなのに、あっさりと無くなってしまった(タテマエ上は横浜マリノスへの吸収合併)。

他のどこが無くなっても不思議ではない。

ファン・サポーターの気持ちだけではクラブは存続できない。経営者の能力・資質が肝要だ。

更に言えば、経営者がファン・サポーターの気持ちを汲み取るのは良いが、しかし、嫌われることを恐れてはならない。トップは嫌われることも仕事のうちだ。

タテマエ上、表向きは「勝利・タイトル・クラブの成長を追求」しつつも、譲れない本当のところで「サイフの紐の締めるところは締める」「ファンの要望があっても強化(支出)を控える」、このバランスをうまく取らねばならない。

J2やJFLのクラブですら大分ほどの借金は抱えていない。その事実は受け止める必要はあるだろう。

今となっては存続のために全力を尽くしてもらうしかない。6億円超をJリーグから借金した以上、万が一、この先に解散ともなると、これはJの根幹を揺るがす事件となる。

大分の存続には、ひいては、Jリーグの存続も繋がっていく。

とは言え、12億の借入金はデカい。これをどう返済するのか。

私には思いつかない。

totoBIGを2口当てるとか、世界有数の観客動員数を誇る浦和様の知恵(もしくは、お金)をお借りする(もしくは、頂戴する)とか、それくらいのウルトラCがなければ、今の大分が借入金を返済するのは無理なのではなかろうか。

これ、誰か解決策を思いつく人いるのかな?そんな人がいたら、カンブリア宮殿に出られるくらいの経営者だと思うけど。

それだけに、もし、大分の人たちがぞくぞくとスタジアムに集って、入場料収入から、少しずつでも借金を返していってくれたら、その時は大分の底力に皆が敬意を払うことだろう。

昨日はJ1に上がってくる仙台・平瀬について書いたが、今日はJ2降格が決まった千葉の中後について。

鹿島からレンタル移籍中の彼は、来季の千葉残留を表明したとのこと(ソースがスポーツ紙だから、断定はできないが)。

降格が決まった川崎戦試合終了後、最後までサポーターに向かって頭を下げ続けていた中後。自らが移籍してきての降格に大きな責任を感じているのだろう。この1年、温かく自分を迎えてくれた千葉サポーターに恩返しをしたい気持ちがあったのかもしれない。

しかしながら、どんな気持ちでプレイしたとしても、レンタル移籍先を降格させてしまっては、それはマズい。

千葉の場合、唐突な監督交代、新監督の経験値不足、数年に渡る選手流出、的確とは言い難い補強など、選手だけに責任を負わせるのは気の毒なところはあるが、しかし、それでも、もう少し千葉を救う何かを、中後には見せてもらいたかった。

それが見せられなかった中後では、厳しい書き方になるが、鹿島にいても大した仕事はできないだろう。実際、カシマスタジアムでの対鹿島戦での彼のパフォーマンスには、少なからず失望させられた。

かつての僚友・田代に振り切られてゴールを決められる様には、「中後、もうちょっとデキるヤツだろうよ!」と思わざるを得なかった。

ハッキリ言って、今の中後ならばセレッソ大阪にレンタル移籍した船山の方が伸びを見せている。そして、小笠原・中田には遠く及ばない。この1年で、その差は縮まらなかった。

見返してもらいたい。

まず、今季の残り試合、これまで以上のプレイを見せて欲しい。1対1の粘りを、得点に結びつくキックを、シュートを、中盤での統率を見せて欲しい。

ジェフ千葉というクラブ(トップを含めた組織としてのやり方)には、釈然としないものを他サポである私も感じているが、しかし、千葉サポーターに罪はない。降格のショックを拭ってあげられるのは、今や、一つ一つの勝利だけだろう。来季への可能性を感じさせてくれる気持ち、それに(気持ちだけではプロとは言えないから)プロの技術と知恵を発揮してもらいたい。

千葉の勝利に、中後が、深井が、貢献してくれたら、嬉しく思う。

今回は各J1クラブの公式サイトを私個人の独断と偏見で格付けしてみる。

主な判定材料はサイトの顔となるトップページの印象。以下、3番手グループまでの順位発表。

1位
川崎

2番手グループ
鹿島
浦和
G大阪
名古屋
広島

3番手グループ
神戸
京都

デザインの良さ、ボリューム、バランスという点で1位の川崎と2番手グループは遜色ないが、川崎公式サイトはメッセージ性の強さ、その見せ方の上手さが際立つ。

トップページのみならず、『フロンターレ日記』は他クラブであれば有料会員に見せるレベルのものだし、また、試合後の監督記者会見も下手にはしょることなく載せてくれるので対戦相手サポーターとしてもありがたい。

川崎の場合、公式サイトのみならず、スタジアムでの煽り映像など、サポーターへ訴えかけるコンテンツの作りの大切さ、サポーターに直接メッセージを送ることの大切さを非常によく分かっている。作ったものの質も侮れない。

これは他クラブも見習うことがあると思う。

鹿島の公式サイトは2番手グループの中では普通で、特に傑出した部分は感じられない。ただ、鹿島には『TOSTEM presents ANTLERS REPORT』がある。これは他クラブにはない神コンテンツ。

このおかげで、鹿島の情報発信力が大幅増加されている。トステム様には足を向けて寝られないのである。

いやー、トンデモニュースが流れてきたヨ。

こちらスポニチ

恐るべしはラモス氏。人間、50歳も過ぎたら、向き不向きとかが分かってきそうなものだが、ラモス氏ったらレッズの監督に向いていると思っているなんてビックリだヨ。

アナタ、さすがにレッズはナイヨ。

都築とか闘莉王とかとケンカになるヨ。

川崎×広島は7-0。首位川崎が勝点のみならず得失点差も積み上げた。

いやー、終盤に来ての+7はデカいなぁ。鹿島は、もはや勝点で上回る方向で行くしかないね。

試合内容自体は、そこまで広島がボロボロにされたわけではない。攻め続けた広島がカウンター喰らいまくった。

早い段階での広島・森脇の退場が痛かった。

ジャッジ自体が終始、今ひとつで、2枚目のイエローも怪しかったけど、森脇自身も軽率だった。Jリーグでプレイする以上はレフェリーのヘボさを考慮してやらにゃならん。「今日のレフェリーはヤバい」と素早く気づくことが大事。黄色1枚もらった時点で、おそるおそるプレイすべし。しょうがない、Jリーグなんだから。

10人でも前半は1失点でしのいでいたので、「こりゃ、うまくやれば引き分けくらいで終われるか?」と一瞬、期待したけど、期待は期待で終わってしまった。

後半の川崎、怒涛のゴールラッシュ。

得点パターン自体は1、2本のパスから一気のカウンターで前線の個人能力の高さで決めるといった、川崎得意のパターンだった。

川崎の良いところって、何点取っても手を緩めないことだ。3点以降もフツーに緊張感高くプレイを続けていた。それに広島を無失点に抑えた守備も見逃せない。

当然のことながら、1人相手が少なくとも7-0の勝利は尋常ではない。このスコアなら野球でも圧勝のレベルだ。

16分の再開試合みたいに守りに入れば弱いけど、攻め続ければ、やっぱり強い川崎。

川崎の力は世間からやや過小評価されているようにも思う。「攻撃全員外人部隊でズルい」と聞くこともあるけれど、私に言わせれば「外国人選手をうまく機能させていることが見事」。

レナチーニョなんか、あんなにちゃんと動くヤツだったっけ?って思うくらい、守備もしていた。彼らに守備意識を植え付ける関塚監督、侮れん。

そんな川崎だから、優勝してもおかしくない強さは、たしかにある。

できれば、どの試合かでつまづいてもらいたいものだが、残り4試合中、3つが降格圏クラブであり、その可能性は低い。

だから、鹿島としては、引き続き「少しでも勝点を積み上げる」ことに集中して、目の前の試合に全力を尽くしたい。

ボロボロの千葉相手に1試合勝っただけでは、優勝に値する力を取り戻したとは言えない。残りも謙虚に勝っていくだけだ。

人事を尽くしたら、あとは、せんと君の勝守の御利益に期待しよう。

G大阪のレアンドロは事前の報道通りに中東へ移籍。

その穴は新潟のペドロ・ジュニオール獲得で迅速に穴埋め。

レアンドロの移籍に関しては獲得時の数倍の移籍金で放出できて、商売としては万々歳だ。

もちろん、それぞれのサポーター、ファンの心理を考えれば、単純に儲かっただけでは済まないものではある。

しかし、実際、レアンドロは優秀な選手には違いはないが、じゃあ、代えの利かないほどの選手かは微妙。同レベルの選手は(日本に適応できるかは別として)ブラジルにいくらでもいるだろう。

G大阪のように、若いブラジル人選手に自クラブで得点数稼がせて(G大阪は中盤が優秀だから、普通に優秀なブラジル人FWであれば点を取らせてあげられる)、中東に高く移籍させる。

中東クラブ側からすれば、ブラジルから直接獲得するよりも、Jリーグ経由・G大阪経由で獲得した方が中東リーグへの順応力、性格という点でのリスクが小さい。

実際、G大阪経由のブラジル人選手は中東クラブ移籍後もトップレベルの実績を残している。結果、さらにG大阪のブランド力が高まっている。

それを狙ってやっているかは分からないが、上手いやり方だなぁ…、と感心する。さすがは大阪のクラブ、浪速の商人魂と言うべきか。

日本という国にとっても、大した損失もなしに数億の外貨が入ってくるのは、ありがたいこと。しかも、G大阪は獲得した外貨を外国に使うのではなく、国内の他Jクラブに使ってくれているのだ。

レアンドロが抜けた結果として、戦力的には得点力が落ちるかもだが、外国人に頼らずとも日本人の有望な若手選手が何人もいる。

現場の西野監督には打撃だろうけど、フロントからすれば、そんなに痛くはなさそう。タテマエ上、痛くないとは言わないだろうけど。