鹿島アントラーズを応援するサッカーコラムです。
Jユースカップ決勝、鹿島ユース×ガンバ大阪ユースは1-1からのPK戦4-3。

鹿島ユースが勝利し、10年ぶりのJユースカップ王者を戴冠した。

選手、指導者、スタッフ、保護者さんたちの努力が報われ、その喜びの輪を見ることができて嬉しく思う。

感情的な喜びもあるし、また、鹿島アントラーズや日本サッカーの将来を考えても、ユース年代で鹿島スタイルを証明できたことが心強い。

大抵のクラブユースが、バルサ大好きポゼッション大好きの傾向にある中、鹿島ユースには独自性がある。

改めて熊谷監督のコメントを紹介しておきたい。

世の中の流れは『今のサッカーはこうだよ』となれば、こうなって(追従して)いってしまう。ボールを握って、という。そうではないやり方をしてきましたし、もし僕らのそれを打ち崩すようなさらなるポゼッションが出てくれば、それは素晴らしいことですよね。』(Jリーグ公式サイト)

ボールポゼッションで圧倒できれば、それはそれで良いのだが、それが最終目的ではない。あくまで勝つための一つの手段。

ポゼッション以外の守備とカウンター、セットプレイもそれぞれ磨き、必要に応じて使い分ける。

ポゼッションに特化したチームが相手ならば、こちらは相手にボールを持たせるやり方をする。スカウティングにも余念がない。

対戦相手と試合状況に応じたプレイ選択の使い分けと、常にベースとなる「一対一で責任を持って戦う」「協力する」「徹底する」ところを普段の練習から、生活から、目いっぱい強めておく。

優勝の要因として、コンディショニングとメンタルの強化は外せないポイント。熊谷監督の場合、そのあたりの指導には日頃からの挨拶も入っている。

一般にクラブユース出身選手は高校サッカー部出身選手に比べて、礼儀がなっていない(例・浦和の○口など)、すぐキレる(例・浦和の原○など)と評されることがあり、ガンバの遠藤保仁選手も「自分の子どもはクラブユースでなく高校に入れたい」と言っていたことはサッカーファンの間では有名な話だ。

その点、各Jクラブユース指導者も自覚している課題であり、それぞれ改善のための努力をしているところなのであるが、少なくとも今年の鹿島ユースを見れば、そこらの高校よりずっとしっかりしている。よく挨拶してくれるし、よい評判も聞こえてくる。

それは必ずサッカーにも表れるものだし、表れていた。

日本一のチームに所属し、練習を積み重ね、勝ち進んでタイトルを獲ったことは、プロにならなかったとしても人生の糧になる。生きていて苦しい時、皆で勝ち取って優勝した思い出を引き出すことによって、心温まり、勇気も湧いてくるだろう。

そんな宝物を得た鹿島ユースの皆さんに、おめでとうと。

いいもの見せてくれてありがとうと、お伝えしたい。
鹿島ユースが決勝まで残っているJユースカップ。

Jリーグ公式サイト準決勝レポート(鹿島 vs 清水)

Jユースカップ準決勝マッチレポート 鹿島ユース×清水ユース(J SPORTS)

さすがに大きな大会だけあって、こうして勝ち残ると取材が増え、記事になる。テレビ放送もある。

ファンにとっても嬉しいものだが、親御さんたちにとっても、いいご褒美。

我が子の晴れ舞台を、プロが映像と写真と文章にして残してくれる。後で見ると懐かしく、楽しいものだ。

私は育成年代のサッカーをのぞかせてもらう時、いつもいつも親御さんたちの働きに感心してしまう。手間をかけ、時間をかけ、お金をかけ、陰から子どもたちを支えている。

私は自分が極端な面倒くさがり屋ゆえ、よっぽど子どもがやりたいと言わない限り、何も習い事をやらせない主義である。それゆえ、子どものサッカーライフを支える親御さんたちを心底、尊敬する。

ということで、話はちょっと逸れるが、育成年代サッカーにおける「自称・サポーター」による試合中の汚いヤジなど言語道断だと考えている。

プロであるトップチームの試合でなら、私もまだガマンするのだが、学校やユースの試合における過度な野次にはガマンできない。

自分は普段は穏やかにしている人間だと自認しているのだけれども、一定ラインを超えるような野次にはブチッとキレて注意しにいってしまう。

しかし、そんな私ですら野次ラーに注意しにいく時は、勇気を振り絞り、面倒くささを振り払っていっているわけなので、

できれば、私より先に注意しにいってくれる方がいれば、私が助かる。このブログの読者さん方で勇者がいれば、お願いしたい。

さて、Jユースカップ決勝は明日12月23日(火・祝)ヤンマー長居。13時キックオフ予定。スカパー中継もあります。

子どもたちの頑張り、彼らのアントラーズスピリットを温かく見守りましょう。
【育成年代のビッグタイトル】
一昨日の話になるが、鹿島アントラーズジュニアユースが全日本クラブユース選手権(U-15)で初優勝を決めている。

まずは選手たちの努力と、なにより保護者の皆さまの助力を讃えたい。

今回の決勝戦にしても北海道は帯広。

育成年代の試合は交通の便が良くない場所で行われることも多く、日々の練習の送迎含めて、選手を支えていくのは並大抵のことではない。

選手、指導者、保護者の皆さんで勝ちとった栄冠だと思う。

【鹿島の育成】
鹿島アントラーズの育成はいい方向に進んでいる。

今年のトップチームではユース出身の土居聖真が二列目のエースになりつつある。正GK曽ヶ端準も堂々健在。

高卒スカウトに強い鹿島であることを考えると、スタメン11人中、ユース出身者が2人いれば悪くない。3人もいれば理想的だ。

トップのすぐ下の鹿島ユースはプレミアリーグで思うように勝ち点が伸びていない。ただ、鹿島の独自カラーを完全に確立している。

小奇麗なサッカーをしたがるユースチームが多い中、「ハードワーク&マンマーク主体」で、しかし、技術もある勝負強いサッカー。平戸くんのように、それを体現する好選手も出てきている。

そこへきて、ジュニアユースのビッグタイトル獲得。

私はジュニアユースの公式戦は見ていないのだけれども、見ている人たちは「上(トップ)から下(ユース&ジュニアユース)まで、どんどん似てきている」と口を揃えておっしゃっている。

育成組織の選手たちはカシマスタジアムでボールパーソンを務め、試合観戦もしている。鹿島はクラブとして「鹿島のサッカー」を少年選手たちに見せて染み込ませている。口で教えて伝わるものではなく、日常的に触れさせるしかないからだ。

その成果は選手たちのサッカーに既に表れつつあったのだけれども、今回、U-15クラブ日本一のタイトルに結実したのは実に喜ばしいことだ。
ユース:スペイン遠征(3/12)』(鹿島アントラーズ公式サイト)

スペイン遠征中の鹿島ユース。

高校生がスペイン遠征というだけでも豪華なものだが、

あのバルセロナユースとのトレーニングマッチ。

…で、なんと勝ってしまったという。

いやはや、これは試合の様子を見てみたかった。

その後、鹿島ユースのメンバーはカンプノウへ移動。欧州チャンピオンズリーグ2ndLegバルセロナ×マンチェスターCを観戦したとのこと。

うーむ、本当に豪華スケジュール。

「近年屈指のタレント揃い」と評される現ユースチームだけに遠征効果が楽しみになる。

もちろん、スペイン遠征をすれば誰でももれなく成長するわけではないにせよ、

こういった経験をきっかけにする若者は必ず出てくる。

彼らのうちから、いつか「鹿島ユース時代のスペイン遠征が転機になりました」と話す偉大な選手が出てくるかもしれない。
昨日、鹿島アントラーズはトップチームとユースチームの練習試合を行っている。

【トップチーム】
トップチームからすれば、相手は高校生。

食事とトレーニングで高校生としてはフィジカルの強い鹿島ユースといえども、高校生だ。

体格差があるため、とにもかくにも接触して怪我をさせないことが最優先。

例えば、ダヴィ(※甲府戦リカバリーのため練習試合不出場)とか植田(※甲府戦は途中出場だったため、練習試合も途中出場)とかはJ1でも人間兵器扱いを受けている。

異常に重く、恐ろしく固く、信じられないほどパワーがある。

万が一、高校生が彼らと正面衝突すれば、即死もあり得る。

そういうこともあるので、プロと高校生の練習試合には、繊細な注意がなされる。

パフォーマンス云々より「相手に怪我させないこと」、その一点が最重要。

ルイスや赤崎、山村を中心に、コンディションを上げる必要のある選手たち。

彼らが一応(ストップしながらのゲーム)なりとも試合形式の練習ができたことがメリットとして挙げられる。

【ユースチームの特典】
この練習試合は、ユースチームにとっては「特典」「役得」とも言えるもの。

通常、鹿島アントラーズが高校生と練習試合を行うことはない。

あるとしても、数年にいっぺん、全国トップ級の強豪校(市立船橋高など)とやるくらい。

大学やJFL、J2のチームとは定期的に練習試合を行っているが、その場合、対戦相手は遠路はるばるバス遠征してきてくれる。

こうして鹿島トップチームと練習試合できるのは、鹿島ユースだからこそ。

是非是非、全国の有望サッカー少年は入団希望していただければ。

【好素材、集まる】
ユース改革から四年目に入る。

過去二年はプレミア定着したものの、残留争いがやっとだった。

だが、今年は好素材が多い。

日々の過ごし方次第になるとはいえ、多くの勝利を経験していける下地がある。

ユースOBでは土居聖真がトップチームでスタメンの座を掴んでいる。

曽ヶ端・野沢以降、10年以上トップ活躍者が出なかった鹿島ユースも、

土居を皮切りに成果が出始めた。

土居のますますの進化と、彼に続くユースからの台頭を楽しみに待っている。
昨日カシマスタジアムで行われたU-18高円宮プレミアリーグイースト、鹿島ユース×札幌U-18。

この試合を1-1で引き分けた鹿島ユースは残留圏8位でシーズン終了。

無事にプレミア残留を決定した。

【思いいっぱいの試合】
現三年生はキッカ監督就任と同時期にユース入りしている。

この試合はプレミア残留がかかっていたけれども、それ以上に「最後の試合」の意味合いが強い。

キッカ監督の最終戦であり、現三年生の最終戦。

ユースチームにとって大きな区切りとなる試合。

ということで、気持ちをプレイで表現する鹿島ユースの選手たち。

それは球際の強さと、帰陣の速さにプラスをもたらす。

コンパクトな陣形を保ち、一人一人の出足が鋭い。

全体的な攻撃技術に勝るのは、正直、札幌の方なのだが、鹿島もボールホルダーに素早くプレスをかけ、試合の流れを掴ませない。

そして、先制ゴールは鹿島。

ファーを狙ったフリーキック。

守るGKとDFの頭上を越えたハイボールを、FW鈴木くん、角度のないところからヘディングシュート。

ゴールを決めた鈴木くんはキッカ監督へ向かい、数十メートルを猛ダッシュ。その周囲に喜びの輪が生まれる。

ホームで先制したのだから、2点、3点突き放せれば…といったところだが、それができるくらいの優位があればもっと上位にいるわけで、その後も一進一退の攻防が続く。

札幌の無回転FKにはGK小泉くん(トップ昇格内定)、盤石の反応でバーに逃がす。その他の守備機会でも、小泉くんは、やはりユースレベルにおいて余裕がある。

失点シーンはカウンターからサイド→中央につながれ、DFがボールウォッチャーになったところを綺麗なシュートで決められた。ここでは札幌のパスワークが光った。

終盤にかけては札幌がチャンスを作るも、鹿島も身体を張って守る。

そのままスコア動かず、試合終了。

【エンディング】
タイムアップでは、両手を突き上げて喜ぶような選手はおらず、ただただ深く安堵した表情。

これで終わりだと。

無事に最後を終えられて、良かったと。

試合中の激しさとはうってかわって、穏やかに整列し、挨拶。

試合に出られなかった選手たち(今季は負傷離脱の主力選手もいた)も一様に集まり、互い互いに労い合う。

最後はキッカ監督もメインスタンドに向けて挨拶。

監督のクルクル髪のチビお子様と一緒に記念撮影。

これにて、前日のトップチームに続き、ユースチームも日程終了。

監督やユースっ子たちの未来に幸あれと願わずにはいられない。
先週末に鹿島ユース・キッカ監督の3シーズンでの退任が公式発表されている。

ユースチーム キッカ監督の退任について』(鹿島アントラーズ公式サイト)

近年、鹿島ユースの注目度が上がっていた。

ユースを取材するサッカージャーナリストやユースファンの話題に上ることが、それまでより段違いに増えたのだ。

キッカ監督の個性が際立っていたから。

彼の勝負へのこだわりは、ありとあらゆるところに表れた。

例えば、ユースの試合では、控え室のない会場で行われることもある。

その際には大型のホワイトボードをガタガタと屋外に持ち出してきて、芝生席の土手裏でミーティングを行うことがあった。その熱血の戦術指示は、とても部外者が近づける雰囲気のない迫力。

私も指示の内容を聞きたくてコッソリ近づこうとしたことがあったのだが、おっかなくて、一定以上近づけなかったのは懐かしい記憶。

監督自身によるマメなスカウティングも有名。他会場にも足しげく偵察に訪れた。

また、その逆。対戦相手のスカウティングを妨害する手立てを怠らない。

可能な試合であれば、試合毎に選手の背番号をシャッフルして見分けをつかなくした。開始5分で布陣が変わるダミー先発も当たり前にやった。

「そこまでやらんでも…」というのが日本人の感覚であり、育成用サッカー愛好家の批判対象になることもあったけれども、強烈な示唆を与えたのは間違いない。

「サッカーに子どもも大人もない」

キッカの信念に、ハッとさせられるユースファンは多かったと思う。

もっとも、鹿島ユースはプレミアリーグの中で決して突出した戦力があるわけではない。

プレミア昇格以降は苦しい戦いが続いたが、しかし、最大限の戦果を上げてくれたと思う。

教え子からJリーグでの活躍者は、まだ出ていないものの、彼の仕事ぶりは現二年生や現一年生だけでなく、熊谷ユースコーチにも継承されていく。

鹿島ユースの将来に期待していきたい。

あとは今季残り試合でプレミアリーグ残留を決めてもらって、キッカ監督に「プレミア定着の立役者」の功績を加えて気持ちよく送り出したいもの。

最近のユースの試合では、選手たちの気合も素晴らしいものがある。より勝負強さが出ている。

監督への恩返し的なものも大きいだろう。

昨日もリーグトップの流経柏高の一方的な攻めを粘り強くしのぎ、引き分けに持ち込んでいる。

その結果、残り一試合で残留圏ギリギリの8位。9位の静岡学園とは勝ち点3差。

最終戦は来週末、12/8(日)13:00、カシマスタジアム。対戦相手はコンサドーレU-18。

入場無料、駐車場無料(今回はC駐車場)なので、お時間のある方は予定を空けて応援に来ていただければと思います。
U-17W杯決勝トーナメント1回戦、日本代表×スウェーデン代表。

日本代表は1-2で敗戦。

【ポゼッション特化】
ボールポゼッションに特化したサッカーでサッカーファンの注目を集めたU-17日本代表も、これにて終戦。

鹿島アントラーズ入団内定の杉本太郎くん(帝京大可児高)は、この試合も途中出場。そして、変わらずチーム最高レベルの攻撃センスを発揮し、流れを変えるに一役買った。

最初から出してあげれば良かったのに…と思わないでもないが、結果論なので一言だけで止めておく。

このチームは、いわゆる「ちびっ子サッカー」の一つの究極系。

圧倒的なポゼッションを実現し、フィジカルコンタクトと守備機会をギリギリまで減らし、体格の不利を不利としないサッカーを指向する。

言ってみれば、バルセロナ的な方向性なのだろうけれども、それが日本の育成年代の目指す主流でもある。

ただ、これは一つの形であり、正解も不正解もない。

【それとは真逆の鹿島】
同じ育成年代でも、例えば鹿島アントラーズユースなどは真逆。

ポゼッションへのこだわりは、ほとんど皆無ですらある。

ポゼッションできないと見るや、躊躇なく前へ蹴っ飛ばす。

ブラジル流の「勝負に徹するからこそ成長する」哲学に立つ。

「ポゼッション好き」「育成用サッカー好き」のサッカーファンからはアンチが出てもおかしくないくらい(…というか、たまに聞く)。

そのトップチームである鹿島アントラーズの在り方。

ポゼッションは一つの手段。

カウンターも一つの手段。

DFラインの高低も状況次第。ハイプレスでもドン引きでもいい。

前線が流動ポゼッションし、サイドバックの攻撃力を生かすことを理想とするけれども、必ずしもそれに固執しない。

亀のように守ってセットプレイで勝つことも、決して否定しない。

ただただ、フェアプレイの範囲内において、勝つために柔軟に全力を尽くす。

そんな鹿島アントラーズ。

今回のU-17日本代表は超ポゼッションチームであり、そこでエースとして輝いた杉本太郎くん。

今度は高校選手権や、鹿島アントラーズで、どのようにチームを勝たせてくれるか。

私個人的に上手い選手はもちろん大好きだが、鹿島で必要とされるのは勝たせる選手。

杉本くんの勝たせる力を楽しみに待っていたい。
昨夜のU-17W杯、日本代表はチュニジア代表に2-1逆転勝利。

来季鹿島入団内定の杉本太郎くん(帝京大可児高)も前半から途中出場し、窮屈な流れを変えてみせた。

幅広く顔を出して、ボールを持たない時もフリーランニングで味方パスコースやスペースを作っていく。

彼は身体の小さな選手であるが、ボールを持てば、それが見事に長所になっている。

ファーストタッチをピタリとコントロール。大きな相手の鼻先で、小旋風のようにコンパクトな高速ターン。小半径をキュルッと瞬速反転。

一瞬で前を向かれると、後ろに置かれたチュニジア選手は、もうファウルで止めるしかない。

ドリブルやターンのみならず、パスワークにしても、この超ポゼッションチームにあって最も安定してしている一人。

巧い、俊敏、小回りが利く、視野が広いと、ユース年代としては最高に素敵な攻撃タレント。

「鹿島に入ってからどうこう」の前に、今、見ていて面白い。

将来のことは後の楽しみとして、とりあえず、決勝トーナメントの活躍が楽しみだ。
来季アントラーズ入団予定の杉本太郎くん(帝京大可児高)出場中の17歳以下W杯。

今夜、日本時間午後10時からのチュニジア戦出場が予想されている。

CSフジONEでの生中継だが、未加入の方でも録画放送がある。

深夜2時から地上波フジテレビ。

平日夜も遅いので録画機器の設定をおすすめしておきたい。

「香川みたい」と鹿島幹部に評される杉本くんのプレイはもちろん、

育成年代の好チームを見られるという意味でも、楽しみな試合になる。
鹿島アントラーズに入団内定している杉本太郎くん(帝京大可児高)。

その彼が17歳以下日本代表選手としてU-17ワールドカップで戦っている。

日本時間深夜に行われた対U-17ベネズエラ代表戦。

7割近くボールポゼッションする日本代表。

ちなみにベネズエラ代表は南米2位。日本が強すぎるという試合展開。

今回のU-17日本代表は、どうやらポゼッションに満足するチームではなく、仕上げの共通イメージまでハッキリ持っている模様。全員の技術が高い上に、意図のあるフリーランニングが連動している。

杉本くんの得点シーン。

杉本くんが横にパスを広げ→受けた選手が縦パスを入れ→サイドからクロス→ゴール前で触る→詰めた杉本くん決めるという、多人数で示し合わせたかのような完璧な形のゴール。

杉本くんは狭いエリアでも技術と判断速度が落ちない。かなり背は小さいものの、案外、パワフル。よろけてミスする気配が微塵もなかった。

アントラーズスカウトが欲しがったのも改めて納得。

アジアMVPも改めて納得。

毎年、高校や大学から世代ナンバーワンクラスを獲得してきている鹿島であるが、実はU-17W杯で活躍した選手はこれまでいなかった。

鹿島外では柿谷曜一郎や中田英寿が輩出された本大会。

鹿島に限定してしまうと鈴木隆雅(千葉にレンタル移籍中)が少し出場したくらいしか記憶にない。

この、ほとんど縁のなかった大会を、杉本くんのおかげで、いつになく注目することできる。

しかも、今回のU-17日本代表、おそらく歴代屈指の好チーム。

どうせなら上まで勝ち進んでもらって、最大数、試合を見せてもらえればと楽しみにしている。
本日10/13は過ごしやすい一日になりそう。

猛暑だった昨日とはうってかわっての涼しい秋晴れ。

鹿島アントラーズクラブハウスグラウンドでは14:00からJユースカップ予選リーグの試合。

対戦カードは鹿島アントラーズユース×ザスパクサツ群馬U-18。本大会初戦となる。

見学は入場無料。駐車場もたっぷりある(※クラブハウス側駐車場が空いていない場合でも、反対側第二駐車場には、よほどなことがない限り停められる)。

GK小泉くんは来季のトップ昇格が決まっており、他にもトップ昇格を狙えそうな素材が何人かいる。

イチオシの選手を探しに、よろしければどうぞ。

今日の気候なら鹿島神宮や神宮参道を歩くのもオススメになります。
ユース年代サッカーの最高峰、高円宮杯U-18プレミアリーグ。

昨季プレミアリーグ初参戦、EASTの7位(全10チーム)に落ち着いた鹿島ユース。

今季は、それ以上の成績を望むことができる。

ユース改革三年目、キッカ監督三年目の年に当たり、即ち、改革元年の高校一年生が最終学年を迎えているのだ。

トップチームにも参加しているGK小泉くんを始め、楽しみな素材が在籍。

来年はトップ昇格者も出てくるのではなかろうか。そろそろ、曽ヶ端&野沢以来の成果が求められるタイミングだ。

さて、昨日カシマスタジアムで行われたプレミアリーグ開幕戦。

鹿島ユースは3-1で勝利。上々の白星スタートを切った。

かなりの強風もあって、多数のイエローカードが飛び交う。対戦相手のアカデミーからは早々に退場者が出てしまった。

そういったことも全て経験になる年代。

鈴木隆雅、中川義貴、宮内龍汰や、植田直通、豊川雄太らは高校三年時、プリンスリーグ1部(プレミアの下部カテゴリー)で大活躍。

ただ、プリンスリーグ1部とプレミアリーグとの間には明白な差がある。

彼らが高校三年時にプレミアでやれていればな…というタラレバも、ほんのちょっとは思わないでもない。

現在のアントラユースっ子は高校二年~三年の伸び盛りの時期にプレミアで戦えている。是非是非、勝負にこだわる鹿島ユースの環境の中で大いなる成長を遂げてもらえれば。

今年は「トップチームも勝って、ユースチームも勝った」ダブルでおいしい週末が増えればなと楽しみにしている。
高校サッカーの最高峰、全国高校サッカー選手権大会。

大会も半ばを過ぎたところで触れておきたい。

【優勝困難な大会】
2013シーズンからの鹿島入りが内定している植田くん&豊川くん擁する大津高校(熊本)は初戦敗退している。

できることなら、鹿島と縁ある大津高に勝利の喜びを味わってもらいたかった。

やはり、高校選手権で勝つのはとても難しい。

プロでも一発勝負は希望通りに勝てるものではなく、まして、延長戦のない一発勝負ともなれば余計に不確定要素が増すことになる。

そもそも、高校生はプロと比較してメンタルと守備が揺らぎやすい。

近年は各校の戦力差が拮抗していることもあり、超有名校であっても勝ち進むのは至難の業だ。

【ぼくには分からない】
私は高校スポーツは全部、サッカーに限らず野球でも陸上競技でも、見れば面白いものだと思っている。

しかし、どんなに試合数見ても、高校生アスリートの将来性を見抜くのは容易ではない。

その点で、私個人的にはだが、「陸上競技」→「野球」→「サッカー」の順に難しくなる気がしている。

いや、大迫勇也、柴崎岳、宮市亮、植田直通ほどであるならば、高校生で飛び抜けていることは私にも分かる。そこは一目瞭然で誰にでも分かる。

そうではない選手の才能を見抜くことができた時こそ初めて、サッカーファンとして自慢できるのかもしれない。

【植田くん&豊川くんはこれから】
植田くんは一目見て違う選手。

高校生としてズバ抜けたCBであるのは明らかで、だから、そこがまんま課題にもなる。

有力アタッカーの大半が高校サッカー部ではなくJクラブユースに流れる昨今。

高校サッカーにも優れたアタッカーはいるものの、一人で差をつけるようなスペシャルな存在は本当に減った。

そのため、高校サッカーでプレイするDFは、プロ入りしてから「強力な個」との対戦数を増やすことになる。植田くんがギリギリの対人経験を積むのはこれから。

豊川くんは高校サッカー選手権大会では力を示しきることができなかった。

それでも、断片的にプレイを見た限りでは面白い選手。何より高校三年になって、ググッと伸びてきた成長力に期待できる。

二人とも、いい準備をしてプロに入ってきて欲しい。

鹿島アントラーズは「高卒新加入選手を三年間は見守るクラブ」であるが、しかし、長年見てきた限り「三年で出られればいいかな」とノンビリしてしまった若手選手は全員、一人残らず、鹿島で成功していない。

鹿島どころかJ1に残れず、J2やJFLに流れた後、20代で引退している選手も実はいるのだ。

三年は見てくれるクラブだからこそ、最初が物凄く大事。

すぐ前年の先輩たちが、良くも悪くも見本になる。

2012シーズンの高卒入団4選手、伊東・隆雅・中川・宮内。彼らは一年目のプロ生活でアピールできなかった。紅白戦でも難しかった。

負傷などでそれぞれスタートダッシュが出遅れ、また、自信を持ってプロ入りしたものの、それが通用しなかった時に必要以上に落ち込み過ぎた。

2012年入団組の奮起を望むと共に、2013年入団組となる大津高コンビには最初からのスタードダッシュをお願いしたいものだ。
鹿島アントラーズユースの主力GK岡田選手のプロ入りが内定したとのこと。

ユース年代のGKとしてはしっかりコーチングできるし、また、ここぞのビッグセーブも心強い選手。

入団先は彼の地元でもあるJ2水戸ホーリーホック。

プロ入り内定を祝いたい。岡田選手とご家族、おめでとうございます。

高卒でプロ入りというのはリスクも大きいかと思うけれども、その分、早いうちから試合に出られるようになればリターンも大きい。

曽ヶ端だけでなく、川島も西川も楢崎も川口も権田も、皆、高卒でプロ入りしている。

うち、現在日本代表の正GKである川島はJ2でプロのキャリアをスタートしている。

鹿島のトップチームに昇格するより、これはチャンスかもしれない。

八木や土居、隆雅、中川、宮内は、ここ数年の鹿島ユース躍進を支えたタレントであるが、トップ昇格後は出場機会を得られず、本人たちが望むほどの成長ができていない。

まず、試合に出てナンボ。

水戸は闘莉王やパク・チュホ(現バーゼル・欧州CLでも活躍)が飛躍した場所であり、岡田選手にも期待したい。

一つだけ、プロがいいことばかりではないという昔話をさせてもらえば。

私には、とあるホーリーホック選手の知り合いがいた。

彼は高校時代に将来を嘱望された選手だったが、プロ入り後、思い通りに起用されないことで不貞腐れていた。

J1クラブから水戸に移籍し、バイトと遊び三昧の日々。

当たり前だが、成功することなく20代で引退していった。今では消息不明。

プロになる人なら誰だって才能はある。

消息不明の彼も「俺の方が試合に出ている奴らより上手い」と口癖のように言っていた。

しかし、上手い下手じゃない。

そうではなく、どれだけコンディションを高い状態でキープできるか、どれだけ成長力があるか。プロサッカー選手としての成否はそこに尽きる。

…なんてことは、キッカ監督や熊谷コーチにサッカー選手の心構えを叩き込まれた現ユース生には釈迦に説法だろう。

是非とも成功していただきたい。

岡田選手の活躍は、10年以上も成功選手が出ていない鹿島ユースの名誉挽回にも繋がる。
鹿島アントラーズトップチームはクラブハウスグラウンドで10:30から練習試合の予定。

対戦相手は早稲田大学。30分×4本で行われる調整マッチ。

多くの選手に出場機会が与えられるだろう。

なお、クラブハウス周辺は海抜が低いので、一応、万が一に備えて海抜マップへのリンクを張っておきます(※20メートルに設定してあります。海抜表示メートルは変えられます)。

それから静岡(草薙)近辺の鹿島アントラーズファンの方へ。

13:00から高円宮プレミア最終節。鹿島ユース×静岡学園

三年生は鹿島ユースとして最後の公式戦。現チームのラストマッチとなる。

お時間のある方は是非、応援に行って、試合終了の少し後まで見守ってあげていただければ。

選手たちには勝って笑顔で終わって欲しい。
【祝。プレミア残留決定】
高円宮杯プレミアリーグ。ユース年代の日本最高峰リーグだ。

毎年激戦が繰り広げられ、皆が知る強豪高校であってもプレミア昇格orプレミア残留は困難極まりない。

昨年から本格強化に着手した鹿島アントラーズユースは、今年一年プレミアで戦ってきた。

シーズンの大半を残留争いに巻き込まれていたアントラーズユース。

昨日、旭川実業との試合で1-0勝利。

これをもって、最終節を残してのプレミア残留が決まった。シーズン第一の目標達成。

トップチームのみならず、ユースチームも国内最高カテゴリーに残留したことになる。

ユースチーム選手と関係者、保護者の方々を讃えたい。

おめでとうございました。

【ユースサッカーはサポーターのものではない】
私は自分の子どもが鹿島ユースの選手というわけではないから、ただのファンとして観戦させてもらっている。

昨日の試合会場はカシマスタジアム。

前夜、トップチームが激しい試合を繰り広げ、ジョルジーニョの心からのスピーチがあった場所。

一夜明けて、一転、高校生たちが技を競い合い、プレミア残留を目指す場所に変わった。

プロサッカーはサポーターがいてこそ職業として成り立つ。いざ公式戦となれば選手だけでなく、サポーターも巻き込んでの熱気がスタジアムを渦巻く。

しかし、それがないアマチュアのサッカーも、また素敵なものだ。

暖かい日差しの中キックオフして、平和にサッカー観戦していられる喜びに浸るのはユースサッカーの方が向いているなと、つくづく感じる。

昔、鹿島アントラーズのユース育成成果が全く芳しくない頃、弊ブログでは「鹿島アントラーズの育成事業」に疑問を呈することはあった。

しかし、ユース選手個人の出来不出来であるとか、采配や指導の中身について指摘することはなかった。少なくとも一刀両断するように批判するべきではない。

ユースサッカーは子どもたちのもの。それと、子どもに関わる指導者、そして親御さんたちのもの。

ユースチームへの注目度が上がると共に、トップチームの応援感覚(汚い野次であるとか批判とか)をそのまま持ち込む観戦者も若干増えているけれど、ユースサッカーで皆が大切にしていることへの理解も広まればなと願う。

初出場となったFW鈴木くんのファーストプレイ。「ゆうま、いいよー!」と声を掛けて緊張を解いてあげようとするチームメイトたち。

それでも、しばらくはプレイ選択に緊張が感じられた鈴木くん。

しかし、決勝ゴールは鈴木くんのヘッドだった。

真剣勝負に身を置いた少年たちの成長は予想を超える。試合中にもきっかけを掴み、変化する。

来年も最高レベルのプレミアでやれる。

ユース強化の大きな追い風だ。
今週末はJリーグの試合はなし。

しかし、ユースチームの試合はある。

14:00からは水戸市立サッカー・ラグビー場にてJユースカップ、水戸×鹿島。

入場無料、天気も絶好。

お時間のある方はどうぞ。
いやぁ、行きたかったなあ…。

鹿島アントラーズユースは浦和レッズユースに3-2で勝利。

前半終了時は0-2。一方的な浦和ペースだったと聞いている。

そこでキッカ監督、ハーフタイムに必殺の3枚同時替え。

71分に同点に追いつくと、後半アディショナルタイム3分に植野くんの逆転ゴールが決まる。

いやはや、文字情報だけでも凄い試合。

応援に行った人たちの話では、皆、口を揃えて「もの凄い試合」「アントラユース全員、後半メチャクチャ走っていた」とのこと。

返す返すも行けなかったことが悔やまれるが、ただ、それだけの試合をしてくれたことをとても嬉しく思う。

さすがは鹿島アントラーズのユースチームだけはある。

土曜日に行われたトップチームのFC東京戦完勝と合わせて、アントラーズサポーターとしては嬉しく心強い(※ユースに興味のない方であっても、ユース強化が順調であるのは悪い話ではないだろう)週末になった。

あとは、どちらも継続していくこと。

いよいよ2012シーズンもラストスパート。

一つの試合、一つのプレイの重みが増し、勝負強さが要求されてくるのは、ここからだ。
鹿島アントラーズユース×浦和レッズユース
10月7日(日)13:00~ 
会場:鹿島アントラーズクラブハウス

さて、本日はユースの大一番。高円宮U-18プレミアEASTの残留争い。浦和レッズユースとの直接対決だ。

現在、自動降格圏の9位(※全10チーム。下位2チームがプリンスリーグに降格)に沈む鹿島アントラーズユース。

8位の浦和レッズユースとは勝ち点13で同じ。得失点差が5下回る。

今日含めて残り4試合。勝てば残留が近づき、負ければ遠のく。

鹿ユースっ子も応援を呼び掛けており、これは応えてあげたいところ。

私は熱が出てしまったので、下がれば行く予定なのだが、今の具合だと厳しそう…。

お近くの方、元気な方は是非応援に行ってあげてくだされ。
プレミアリーグで勝てていないこともあり記事にする機会は減ってしまったが、育成年代もまず順調。

U-15年代はブラジルで行われた日伯友好カップで第3位。どうしても、この年代の大会ということで話題の上ではスルーされがちだが、これは後に向けても楽しみな結果。

レポート集はこちら(ジーコ公式サイト)。

ジーコだけでなくオリヴェイラ前監督やサントス(鹿島初期の名選手)が登場する場面もある。お時間があれば読んでいただければ。

そして、こちらはユースチームの熊谷コーチインタビュー記事(サッカーキング)。

ジーコとの繋がりを生かした海外遠征。

ジーコの薫陶を受けた情熱ある指導者陣。

「鹿島の育成」が大きな結果を出すのも、そう遠くないだろう。

あとはトップチームの成績。

トップが強いということが育成年代の選手たちにとって励みになり、誇りになり、また選手集めにもプラスに作用する。

カップ戦もリーグ戦も遍く獲得してきたからこその鹿島アントラーズブランド。

今夜の川崎戦もしっかり勝って、今年のリーグ戦順位も限りなく上げていきたい。

アウェイ戦で楽でないのは承知の上だが、育成年代の夢となるような勝ちっぷりを今夜も期待だ。
先週末J1はお休みだったものの、ユース年代の試合は組まれていた。

ただ、今季は昨季のような「鹿島ユース改革元年」でもないし、「予想外の快進撃」をしているわけでもないので、逐一記事にはしにくい。

とはいえ、その独自性は依然として異彩を放っている。

【背番号シャッフル】
これは観戦者泣かせなんだけど、鹿島ユースは試合によって選手の背番号を滅茶苦茶に変えてくる。

前の試合と全然違う背番号で選手が出てくることが、ままある。

トップチームと違い、顔写真付き選手名鑑等があるわけじゃないので、見慣れていない人にとっては誰が誰だか判別つかない。

なんでそんなことしているかといえば、狙いの一番には「対戦相手のスカウティング(分析)阻止」があるのだろう。

この年代の選手たちはプロ選手たちと違い、個々の弱点が目立つ。

背番号をランダムに付けさせることにより、選手特定を多少なりとも遅らせる。スカウティングをやりにくくする。

「高校生のサッカーでそこまでやるか?」という他クラブユースファンからの意見もあるわけだが、もう、そこは「やるのが鹿島流なんです」と言う他ない。

【蹴り飛ばしもマンマークも辞さず】
日本のクラブユース指導には標準モデルがあって、すごく大雑把には「選手の成長に繋がるチームスタイルでやらせる」「綺麗なパスサッカーを覚えさせる」「コンパクトなゾーンディフェンス」という傾向がある。

鹿島ユースは、表面的にはそれらと真逆を行っているところがある。

「選手の成長に繋がるサッカーって何ですか?今、勝つために全力を尽くすことで成長に繋がるんでしょ」というのがキッカ鹿島ユーススタイルと表現していいかと思う。

「パスを繋がず、前線に向かって蹴り飛ばす」こともチームとして辞さないし、「配列美しいゾーンディフェンスではなく、相手一人一人について回るマンマーク主体ディフェンス」もある。

だから、対戦相手の「先進的な」クラブユースファンからは、こうも指摘されることがある。

「こんな勝つためだけのサッカーで成長するんですか?」「このサッカーに先があるんですか?」と。

そう問われてしまうと「それは議論するよりも、これから先、どんな選手が出てくるかによって明白になるんじゃないですか」と私は答える。

教育ということについて、何が正しいか。それは簡単に分かるものではない。

バルサ的、オランダ的、オシム的なユースチーム作りをすれば、それは褒められるものであろうが、じゃあ、それだけがいいとは断定できない。他のやり方があってもいい。

ブラジル流(キッカ流&現アントラーズユース流)は、とにかく子ども時代から勝つためにどういうプレイが必要か考えさせ、実践させる。

【戦力の問題もある】
但し、見逃せないのは戦力の問題。

こう言っちゃなんだが、鹿島ユースは戦力的に優位に立っているわけではない。大都市圏の名門クラブユースに比べると選手集めの時点で不利。

「美しい攻撃サッカー」でピッチを制圧して勝つには、戦力的に上回る必要がある。バルサであっても、メッシがいない試合ではフィニッシュ詰まりしがちだ。

鹿島とて、決して華麗で美しいサッカーを否定しているわけではない。ブラジルにしたって、鹿島にしたって、本当はそういうサッカーができるに越したことはない。

しかし、できない時にどうするか。

私の見方になるけれども、もっと攻撃センスに優れた選手が揃った時、フィジカルや体格に優れた選手が揃った時、今いる選手たちが成長した時。

やるサッカーは変わるだろう。ブラジル的な華麗な個人技が連発される日が来るかもしれない。

そして、そんな日が来るとしても来ないとしても。

「年齢的に子どもだということ」「戦力的に優位でないということ」を言い訳にせず、一人一人が勝つために全力を尽くす。

鹿島アントラーズが在り続ける限り、そこは変わらないんだろうなと思うし、そうあって欲しいと願う。

明後日のトップチームの試合、ユースの指標になるようなものを期待している。
ユースサッカーの最高峰、高円宮杯U-18プレミアリーグ。

全国高校年代最強の20チームが東西10チームずつに分けられ、総当たり戦が実施される。

昨年、キッカ監督を招へいした鹿島アントラーズはプリンスリーグ関東1部(プレミアの下部に位置するリーグ)で大躍進。リーグを1位通過し、プレミア参入戦も勝ち抜き、見事に今年からのプレミア入りを決めていた。

その時の主力が中川、隆雅、宮内の昇格ルーキー三人組というわけだ。

今日の午後には、カシマスタジアムでプレミア第1節があった。

記念すべき初戦はサポーターの応援付き豪華発進ムード。

なぜか試合終了時にはUCLアンセムが流れるという、よく分からん演出まで。

対戦相手は柴崎岳の母校、青森山田高校。近年、続々とJリーガーを輩出する高校屈指の強豪校だ。

選手たちはもちろん、親御さんでも青森から来ていた方もいたし、鹿島ユースにも言えるけれども、本格的にサッカーをやる子の保護者さんたちの金銭的時間的負担というものには毎度毎度頭が下がる。

その苦労が分かっていたら、夢叶えてプロになった選手をゴリラだのシャクレアゴだのコケにしてはいけないとは思うのだ。

さて、スコアは前半2-0リードも後半には足が止まって同点に追いつかれる。引き分け発進となった。

2点リード時には「このまま快勝発進パターンかな?」とニヤニヤを押し隠していたくらいなんだけど…。

別に見くびっていたとかじゃなく、去年なら2-0リードを3-0にダメ押しして完勝することができたのだ。

ただ、違うのは相手のレベル。やっぱりプリンス関東よりアベレージが上なんだと認識。

1失点目は、たぶん、鹿島ユースのバックパスミス絡み。

その前提として、ミスを誘発する相手守備や、運動量低下により味方パスコースが作れなくなってきていた流れもあった。

2失点目はマンマークに傾斜したコーナーキック守備の弱点を突かれた。

蹴られる前に「あれ?マンマーク崩しバッチリぽいけど」な青森山田の選手配置と雰囲気。で、見事にやられた(※鹿島も、その後はコーナーの守り方を微調整し直した)。

鹿島ユースの癖というか、傾向は昨年比で対戦相手に知られており、それは鹿島ユースの地位が上がったこともあるし、相手指導者と選手のレベルの高さもあり。

「鹿島だから、どの年代でも優勝を目指す」というタテマエはあるにせよ、もう一つ現実的には自動降格の下位二つに入らず、プレミア定着することになろう。

勝敗の上で厳しいリーグに入ったとはいえ、ここで一年間リーグ戦をやることで選手の成長が早まるのは間違いない。

ちょっと小谷野っぽいテクニカルでキレのある子や、競り合いの中で強さを示す子もいるし、他にも、これから特長が顕現してくる選手もいそうだし、楽しみだ。
鹿島ユースはU-17アルカス国際大会(カタール)を4強入りで終了。

まず、良かったところから。

【最高クラス待遇の国際大会経験】
公式サイトやGELマガからの情報では、通常の海外遠征(ACLなど)ではあり得ない好待遇とのこと。

高校生のクセに(失礼)宿泊先はリッツカールトン。高校生のクセに(失礼)試合毎のマンオブザマッチは1000ドル(※今日のレートで7万6千円くらい)。

さすがオイルマネーの国、カタール。ワールドカップ開催に向けて、その国力と本気度を大会で示している。

しかし、これ、学校に帰ったらちょっと自慢したくなる経験じゃない?

鹿島ユースに入ってよかったねえ。

【パリ・サンジェルマンの鬼フィジカル経験】
松井大輔(加藤ローサの旦那)がフランス2部にいた時に「フランスのフィジカルは半端ないっス。身長190cmくらいあって80キロ以上ある奴がゴロゴロいる。イヤ、ウソじゃなくて本当なんス」とか言ってた。

で、鹿島ユース。そのフランスを代表する強豪パリ・サンジェルマンと対戦。

フランスって一般的には白人国家のイメージかもだけど、スタメン中10人黒人選手だからね…。

体格でも筋力でも圧倒されて1-5完敗。

空中戦はもちろんダメ。地上戦もダメ。簡単に反転され、一歩目の初速で負ける。

そしてフランス人、速く動きながらもボールコントロールさほど落ちない。

ちょっと、現時点では打つ手がないように見えたけれども、この経験をいいモノサシとして持ち帰ってくれれば。

差を埋める時間が、ユースの子たちにはあるものね。

【欧州南米の名門に並ぶぞ、日本の名門】
この大会、なんだかんだで欧州やブラジルの強いとこが勝ち進んだ。

上位はパリ・サンジェルマンの他、アヤックス、ユヴェントス、バルセロナ、バスコ、そして鹿島。

どのクラブも強くて伝統があるのだけれども、何より独自色を持っている。

鹿島だって日本の中では「他人に何言われようが独自の道を行く」色合いが強いクラブ。

今大会では挨拶代わりの好成績を残してくれたことを喜びたい。

いずれは世界の誰にも知られるクラブになっていくかもしれないし、そこまで応援し続けたいものだ。
まず、昨日の結果から。

鹿島アントラーズユースはプレミア参入戦に勝利。

来季からのユース世代最高峰リーグ入りを決めてくれた。

ヨシ、おめでとう!

トップチームはどうにも斜陽感漂うシーズン(それでも一冠獲るあたりは見事)だったものの、ユースチームは大きく飛躍。

ここまでは予想できなかった。

昨年まで事あるごとに「弱い、弱い」とコケにしていたので申し訳なく思っている。

彼ら自身の力で見返させたのだ。

私なんぞより、プロサッカー選手を志す中学生選手たちと、その親御さんに目を向けさせたことに意味がある。

プレミア入りにより鹿島ユースの格が上がり、有望中学生の進路選択に入ってくる。

昨年のことだ。

茨城県内の天才中学生が鹿島ユースを選ばず広島ユースに越境入団したことがニュースになった。

今でこそ言えるが、実際のところ、そんなものではなかった。

ニュースになったのは、ごく一部。

その彼以外にも、もう何年も有望少年たちは鹿島ユースを避けていたのだ。

高校サッカーや他クラブ育成組織が選ばれていた。

選手本人と親御さんの進路選択は真剣そのもの。

「弱い」「プロになっても三、四年で戦力外」「出身プロは曽ヶ端&野沢っていつまで言ってんの?」というのが、昨年までの鹿島ユースの一般的な評判。

本当はいい素材はいたし、指導者も頑張っていたのだけれども、結果を出さない限り外野はポジティブに見てくれない。

結果を出すと、興味を持って中身まで見てもらえるようになる。

今年一年かけて「弱小ユース」の汚名を晴らすことに成功した。

選手たちはもちろん、キッカ監督を始めとするスタッフ陣や保護者の皆さんの努力を讃えたい。ユース強化を主導したフロントの英断も。

あとは、ここまでは半分であることも忘れずに。

鹿島アントラーズでポジションを掴みチームを優勝させるような選手、曽ヶ端&野沢を超えるような選手が出てきて、それで初めて育成組織としては成功。

土居、隆雅くん、中川くん、宮内くん、ついでに八木。

トップチームの監督が代わる、このタイミング。

もう、何年も修行してから試合に出るなんて言わず、一年目からやるつもりで。

最大級のチャンスを生かしてもらいたい。
昨日行われたプリンスリーグ関東1部最終節、鹿島アントラーズユースは八千代高校に1-0勝利!

これにて関東1部優勝、プレミアリーグ(ユースの最上位カテゴリー)参入決定戦進出。

試合自体は人工芝ピッチ(屋外フットサル場みたいな感じ)の影響を否めず。攻撃側は最終局面でのボールコントロールに苦んだ。

それから、エースFW中川くんの不在(※累積警告で出場停止。この日はボールボーイ担当)の影響。

起点力&得点力の低下はあったものの、しかし、出ている選手で他の特長を出し遜色なく踏ん張れた。

ベンチも一丸。キッカ監督、熊谷コーチの声も飛ぶ、飛ぶ。

ゴールシーンは大空翼くんレベルの素晴らしいゴールだったとのことだが、例によって完全によそ見をしていたため見逃した。残念。

いや、でも細かいことはいい。

とにかくめでたい。

選手やスタッフや保護者さんたちの喜びようを見ていたら、なんとも幸せな気持ちになれた。

優勝が決まった瞬間、選手たち皆で輪になって踊り出す。

勝利の歌を高らかに歌いながら。

そして、胴上げ、胴上げ。

負けたら今日で終わりになっていたかもしれない試合。

これで今のメンバーであと一試合できる喜び。

優勝の場に立ち会えて有難く思う。

次は勝っても負けても最後の試合。

勝って、笑って終わりたい。

ただ、12/17は試合が重なるんだよなあ…。
本日11:00から市原スポレクパークにて八千代高校×鹿島ユースの試合。

プリンスリーグ関東1部優勝のかかる最終節。

勝てば文句なく優勝。

お近くの方、お時間があれば是非、応援に。
では、一昨日のJユースカップの試合について。

鹿島アントラーズユースは4-0のスコア通りに強さを示してくれた。

立ち上がりからしばらくは少々ゴールが遠く感じられたけれども、先制点(PK)以降は前掛りになった相手から順調に加点。

アルビレックス新潟ユースには年代別代表選手が複数名在籍し、また彼ら以外にも好素材を発見することができたのだが、「先制されたこと」に加えて「この日の鹿島ユースとの戦い方の相性」の部分で、個人の資質以上に大差がついてしまった。

もし鹿島ユースが他のクラブチームと同じような趣向ならば、4-0にはならなかったろう。

「戦い方の相性」について。

これは鹿島ユースが意図的に生み出している相性の優位であって、偶然ハマったとか、そういう類のものではない。

つまり、相手の嫌がる戦い方を狙ってやる。

もともと、日本のクラブユースの多くには「速く細かく綺麗にパスを回し、ポゼッションで勝つ。守りは対地上戦を主に高めている」「ロングボール主体は育成上、邪道」という理想、潜在意識が感じられる。

これにはもちろん一理ある。

ただ、鹿島ユースの場合、そことは一線を画している面がある。

もちろん、パス回しやポゼッション、地上戦を軽視しているわけでは断じてないのだろうが、それだけで勝負したら、例えば先に苦戦したFC東京ユースなどの強豪相手に優位に立つことは困難。

鹿島ユースは今年がユース強化元年だけに、まだまだ「日本流正攻法」でやり合って勝てるほどの優位はない。

同じやり方では、多分に厳しい。

勝つにしても必然性が下がる。

「どこで勝つか?どうやって勝つか?」というところで、他クラブユースが手をつけていない、軽視しているところを、より強くセオリー化しようとしているのがポイント(※これはトップチームも同じ)。

例えば「ゴールキック&スローインから優位に立つ」「ロングボールの使い方で優位に立つ」。

ちょっと、センターに「小笠原&本山」のような違いを生み出せるゲームメイカーを得ていないから、中央から繋いで崩す威力はさほどでもないのだけれども、ならば、それ以外のところで勝っていこうと。

昇格する3人の能力は、やはりこの中では高い。彼らの武器を生かせるように戦おうと。

「勝てるポジションで勝負させる」ものだからね。

中川君の起点力&突進力。彼が空いていれば躊躇なく当てていく。当てれば、大抵、競り勝ってくれる。

宮内君の運動量と動きながらのドリブル&パス。ショートカウンターの肝になる。

隆雅君のスピード&キック。最後方にいれば敵ドリブルをストップし、最前線にいればDFの裏に抜けてゴールを決める。

彼ら3人はチームに優位を作り出していたし、チーム全体としても、彼らを生かす戦い方ができていた。

3人以外にも、GKの子のコーチングは威勢があって良いし、また全員に当てはまるだろう、一歩目の出足が相手を上回り、セカンドボールへ到達するのが明らかに早かった。

ポジションバランスの優位と、選手個々のメンタルとフィジカルの充実が見て取れた(※弊ブログの趣向上、アントラーズトップチーム昇格予定選手以外のユース選手個人名は挙げないこととする)。

皆、よく頑張ってくれていたし、こういった工夫あるサッカーで経験したものは、「生きていく上での知恵」にもなるだろう。

「ポゼッションで勝ちたい」「地上戦で圧倒したい」という理想があるとして、しかし、それができなくても、できないなりのやり方がある。

よく観察して、工夫して、準備して、協力して戦えば、実は世の中、結構やれてしうまう。

「綺麗にパス繋げなきゃダメだー」「俺はあの人にかなわない」とか、そんなことはないわけで。

今年の鹿島ユースの多くの子たち、やりようによってはやれるんだということを身をもって体験しているのではないかと思う。

もちろん、サッカーファンとしては別に高い要求もできなくもないが、それは指導者にお任せすることだろう。
昨日はJユースカップ決勝トーナメント二回戦。

鹿島アントラーズユースはアルビレックス新潟ユースに4-0で勝利を収め、準々決勝進出を決めた。

時間があれば試合について言及する予定だが、その場合もチョロッとした記事になるだろう。

育成年代への応援というもの。

担当指導者でもない大人なら、勝ったら「よくやったな。次も楽しみだよ」と褒めてやり、負けたら「残念だったな。次は勝てるといいな」と軽く慰めてやれば基本十分。

デンマークサッカー協会少年指導10か条。

サッカーに限らず、あらゆる教育の場、あらゆる人間関係の場で応用し得るものとして、熱心な指導者や保護者に知れ渡っているものだ。

1 子ども達はあなたのモノではない。

2 子ども達はサッカーに夢中だ。

3 子ども達はあなたと共にサッカー人生を歩んでいる。

4 子ども達から求められることはあっても、あなたから求めてはいけない。

5 あなたの欲望を子ども達を介して満たしてはならない。

6 アドバイスはしても、あなたの考えを押し付けてはいけない。

7 子どもの体を守ること。しかし子ども達の魂まで踏み込んではいけない。

8 コーチは子ども心になること。しかし子ども達に大人のサッカーをさせてはいけない。

9 コーチが子ども達のサッカー人生をサポートすることは大切だ。しかし、自分で考えさせることが必要だ。

10 コーチは子どもを教え、導くことはできる。しかし、勝つことが大切か否かを決めるのは子ども達自身だ。
クラブハウスグラウンドで行われたJユースカップ予選リーグ最終戦。

鹿島アントラーズユースは引き分け以上で予選突破が決まり、しかし、負けたら他力(よその結果次第)で決まるというプレッシャーかかるシチュエーション。

対戦相手はユース界の強豪、FC東京。

そんな大事な試合で守備のミスが出る。前半から0-2のリードを許す厳しい展開。

かつ他会場のスコア経過から、そのまま負けでは予選敗退濃厚という状況に。

しかし、ここからが鹿島。

トップチームにはジーコ以来、脈々と受け継がれ、しかし、これまでのユースチームには足りなかったもの。

今年就任したキッカ監督&熊谷コーチによって植え付けられたもの。

いわゆる「綺麗でなくとも勝つ」「技術フィジカルで優位に立てずとも、知恵とメンタル出しきって戦う」「球際で相手より一歩前に出る」「おかしなジャッジにはもれなくキレる(トップでは主に監督担当、ユースでは主にNくん担当)」という部分。

得点パターンも鹿島らしく、セットプレイ(FK崩れ、PK)で2得点。

同点に追いついて、ドロー決着に持ち込んだ。

これで強豪揃いの予選リーグ突破。決勝トーナメント進出。

まずは良かった。アントラーズユース。

とりあえず、おめでとう。

決勝トーナメントでも、その鹿島アントラーズぶりを見せてくれれば面白いことになる。

なお、昇格内定組について簡単に。

反撃の狼煙となる1点目をあげたのは宮内くん。

闘志あふれるプレイと素直な言動で鹿島側観客を楽しませたのは中川くん。

高い位置での交代カードとしても有効、その能力とポリバレント性の高さを示す鈴木くん。

これからも上達し続けることは必要だが(それは彼らに限らず、全ての現役サッカー選手に言えることだけど)、期待して応援するに足る素材だと思う。