鹿島アントラーズを応援するサッカーコラムです。
J1第8節、鹿島×神戸は1-0の勝利!

いやー、よく勝ち切ってくれた。

観ているだけでも非常にしんどい試合だったのに、よく選手たちは耐え切ってくれたものだ。

記念のチーム通算1000ゴール(岩政選手、おめでとう!)が決まった試合で、引き分けor負けじゃあ、つまらないものね。

2-0、3-0で勝つのも鹿島らしさならば、内容が悪くても勝ち切ることも、また鹿島らしさ。

連戦が続く今の時期に、このような勝ち方ができたのは、昨年よりもチームが成長している証である。

内容を振り返ると、全体的な選手のコンディションが神戸より劣っていただけに、どうしても悪いところばかりが目立つ試合となった。

そういった試合では、むしろ、いい働きをした選手に注目した方が面白い。苦しい時にやれる選手こそ真に頼りになる選手なのだから。

その意味では、神戸を完封した岩政、伊野波、曽ヶ端ら守備陣は良かった。

中盤では小笠原はさすが。そして、前線の大迫も良くなっている。

小笠原に関しては厳しいマンマークが付くものだと覚悟していたところに、それがなかったせいなのか、特に前半、いつもより余裕を感じた。

動き回り、各種のパスを使い分けて攻撃の起点になっていた。守備でも要所を激しく的確に抑えた。

大迫の場合は、どうしても身体が出来上がっていないという物理的な不利がある。運動量、競り合いに関しては、物足りない。

それでも、パスが入った時にゴールに向かう有効パターンを持っている選手。

それは興梠にも、佐々木にも、田代にもない特長である(もちろん、彼らは彼らで大迫には無い武器を持っている)。

私も日本人だから、一生懸命、走り回る選手は好きであるが、しかし、走り回る選手を過度に好む国民性からは、得点力あるセンターフォワードは育たないとも思っている。

だから、現時点では、まだ若い上にセンターフォワードタイプの大迫には、運動量と守備をあまり期待していない。それはマルキや興梠に任せて「点を取って」と。

運動量と守備力を完璧に身につけてから点を取るようになろうと思っても、その頃には、24、25歳になってしまい点を取る力の伸びしろが小さくなってしまう。

それでも良い選手と評価されるだろうが、しかし、それでは過去の日本人FWと変わらない。

まず、得点力。運動量と守備力は、後からついてくる。

ということで、昨夜の大迫のデキ、勝負に行く姿勢には、私的に、ある程度は満足。

それと、大迫の先発している試合は、ほとんどの試合でチームが勝っていることも注目に値する。

山形×鹿島のスカパー見直し感想。

試合後は悔しくてたまらなかったのだが、時間が経って冷静に見直してみると「なんだ、そんなに悪くないじゃん」と感じた。

ここ最近の鹿島からすれば、ごく妥当な試合内容と結果だったな、と。

まず、たしかにチームの状態、個々のパフォーマンスは100%とは言えない。

だが、今100%になってしまっては、後々困るのも事実。

逆に、山形は、かなりチーム状態が良い。J2からの昇格チームの鉄則、「最初のうちに勝ち点を稼ぐ」準備をしっかりしてきており、このあたりはさすがに小林監督である。

京都に移籍した豊田は、「小林監督の下でやれば間違いはない」と言っていたけれども、実際、小林監督は限られた戦力の中で堅実な仕事をしている。

ケガ人が増えてきた場合とか、疲労がたまってくる夏場以降は未知数だが、今の時期、山形が上位にいるのは必然なのかもしれない。

それから、山形の選手・スタッフとお客さんの雰囲気の良さ、ユニフォームの「つや姫」「平田牧場」といった、ほのぼの感。さらに鹿島有利のPK判定が加わり、鹿島としては闘志が出しにくかったのかなとも感じる。

要するに、山形との引き分けは良しとして、次の神戸戦に備えましょうということだ。連戦の中、素早い切り替えはサポーターにも必要である。ストレスためながら観戦するのは自分が損だからね。

神戸はG大阪相手に3-1の勝利。状態が良くなっており、またもや強敵との試合となる。

どうにも、今シーズンは、浦和戦以外、調子が上がってきた状態のチームと対戦することが多い。横浜FMも神戸も序盤は大したことなかったのにな。

鹿島は調子を上げきっていなくとも勝っていかなければならないクラブ。しばらく、しんどい試合が続きそうだが必要以上にネガティブになることなく応援していきたい。

J1第7節、山形×鹿島は1-1の引き分け。

いやー、試合終了後、しばらくは悔しくて仕方なかったなあ。

もう、さっさとフテ寝したい。

だが、鹿島の試合を思い返すのも私の趣味みたいなもんなので、フテ寝の前に駄文を書かせていただきたい。

山形は現在上位、ホームということで簡単に勝たせてもらえるとは思わなかったが、まさに、その通りの試合になってしまった。

序盤こそ本山を中心としたパスワークでゲームを支配したものの、それ以降は山形の守備が落ち着きを取り戻し、最後まで崩し切ることが出来なかった。

鹿島の1得点は興梠の取ったPKをマルキーニョスが決めたもの。

PKの判定は怪しかったのだが、このPKによって勝負としては難しくなるかなと悪い予感がした。

というのも、一つは、PKをマルキーニョスが外す可能性が高い(最近、シュートの神に完全に見放されている)気がしたから。マルキPK外す→流れが悪くなるパターンは勘弁。

もう一つは、良い感じでボールを回していたので、このままの流れで得点が取れそうだったことである。PKを取ってもらえたのは、鹿島にとっては幸運(山形には不運)だったが、取ってもらえなくても、それは問題なかった。

PK自体は私の予感が外れ、マルキのシュートは決まってくれたけれども(GKの手に当たった時には、ヤッパリ!と思ったが)、以降、攻撃していた勢いは止まり、運動量も減ってしまった。

もちろん、PKでも先取点は良いことであり、問題は2点目が取れなかったことにある。

山形は頑張っていたし、それは讃えるべきことである。

小林監督は良い仕事をしているし、レギュラーにはレベルの高い選手が何人かいる。だから引き分けという結果も悪いものではない。

それでも勝ちにいって勝てなかったのは悔しい。2点目を取りたくても取れなかった。

色々な理由が挙げられるのだろうが、一番にはエースのシュートが枠にも行かないことを挙げざるを得ないだろう。

もちろん、マルキーニョスを責めたくはない。彼が全力を尽くしているのは良く伝わってくるし、それに、そもそも、シュートが長所の選手ではない。

コンディションが悪いわけでもない。今季は疲労が少ないプレシーズンの頃から、ゴールがなかなか決まらなかったのだ。

昨年が良すぎたのか、年齢的なものなのか、色々、見方はあるだろうが、とりあえず私は「今のところ、シュートの神に見放されている」ということにしている。

そして、エースのシュートが枠にも行かなかったら(枠に行けば、まだ違うのだが…)、チームとして、2点、3点は取れないのも、納得せざるを得ない。

そしてマルキが得点力を失っている今、興梠の覚醒を期待したいのだが、PKをゲットしたところで、多少、満足しちゃった感があったのかな。

もう少し、エースになる自覚というか、シュートまで行って欲しかった。追加点を取るのは新エース興梠のノルマだったと私は思っている。

また、疲れていないハズの増田、遠藤といった期待の若手が大きなインパクトを残せなかったことも残念。

辛抱強く、応援するしかないな…。

以上、今日はフテ寝します。おやすみなさい。

ACL第4戦はSAF相手に5-0の勝利!

前半を2-0で折り返せたことにより、選手交代も含めて理想的な試合となった。

まず、一安心。

序盤は4-3-3の布陣が馴染まないのか、青木がいないせいなのか、イマイチ落ち着かない印象。

それでも時間と共に鹿島ペースになり、前半の29分に新井場のクロスから野沢のヘディングでゴール。

野沢は相変わらず、大事なところでの得点力に優れている。

スタメン復帰の新井場も良いクロスを何本も上げていた。両足が使えるサイドバックのありがたみを感じる。

2点目は小笠原のシュートを興梠がコースを変えてのゴール。

興梠は動きにキレあり。2点目(チーム5点目)はドリブルでDFを置き去りにしてのシュート。やっぱ能力高い。

もう一人のFW、大迫は1得点。

野沢のパスからDFの裏に抜けてからのシュート。とにかくトラップ上手し。動き出しの質、量も試合ごとに良くなっている。

大量リードというところで、後半は主力を休ませるモードに突入。後半12分には早々と内田→増田、野沢→本山と2人同時交代。後半23分にはマルキーニョスを下げる。

そして、多くの鹿島サポ待望の若手3トップが実現。興梠・大迫・佐々木が揃い踏み。

この3トップで圧倒できれば良かったが、興梠の個人技からの1得点のみ。

まあ、本領発揮は3年後の楽しみということで…。

相手との力の差があったので、この布陣がこのままJ1で使えるかは分からないが、まずは主力を何人か休ませつつ、しっかり勝てたことを評価したい。

ひさびさにホームでの大量得点、安心して見られて良かった。小笠原の復帰後初ゴールもあったし満足できるゲームだった。

サテライトリーグ鹿島×FC東京は2-1で勝利。

メインスタンド1階のみの無料開放だったが、予想していたよりも観客数が多かった。試合前には「おー、久々のメインスタンド観戦だ!」と良席での試合観戦を喜ぶ声も聞こえた。

これくらいの観客数だと行き帰りも楽だし、ゆったりと観られる。ボールを蹴る音も、選手のコーチングもハッキリ聞こえる。

サテライトの試合の場合、どの選手がチームが勝つためのプレイが出来ているかに注目が集まる。

そういった意味でGKの小澤は、さすがの働きだった。キーパーとしての安定性はもちろん、声を出してのコーチングも的確。

鹿島のような絶対的な守護神がいるチームでは控えキーパーのコンディション維持が難しい。そういった状況でも小澤がしっかりとトレーニングを積んでくれていることが、この試合でも感じられた。

その他、大岩や中田浩二らベテラン選手は、無難かつ安定したプレイをしていたかなと思う。彼らは今さら目立つ必要のないほど実績があるわけだし。

中田の2得点はセットプレイからとミドルシュート。最近のトップチームに欠けている得点パターンであり、彼の復帰はチームにプラスをもたらしそうだ。

他、若手も良いプレイは見られた。トップチームと同じく守備陣のパフォーマンスは悪くない。

攻撃陣も悪くはないが、中田の2得点のみということもあって、期待の若手が期待に応え切ったとは言えない。

攻撃力アップはトップもサテライトも共通の課題だ。

鹿島×横浜FMは0-0の引き分け。

今日はスタジアム帰りの渋滞で疲れてしまったので簡単に雑感。

両チームの守備の頑張りは守備好きの私としては面白かった。鹿島がホームで勝てなかったことは残念。

大迫と横浜FMの渡邉は、一線級のDF陣を相手に大きな仕事はできず。まだまだ、これから。

代わって入った興梠は、さすがの動き。彼のスペースを突く動きのおかげで停滞していた攻撃が活性化した。

あとは、「惜しいシュート」ではなく、点を取ってくれれば。厳しい見方だが、彼のポテンシャルならば、(背番号の)13得点どころか20得点だって狙えるのだから。

柳沢から興梠に受け継がれた鹿島の背番号13はエースナンバーではあるが、2人とも、その高い能力にしては点を取らない印象がある。今シーズン、今のところマルキが得点を取れる雰囲気を出していないので、興梠にガンガン得点してもらいたい。

連勝中も出ていた課題ではあるが、勝っていたので記事にしてこなかった不安点をいくつか。

上にも少し書いたが、マルキーニョスの運動量、チームへの貢献は相変わらず素晴らしいものの、得点を含めて、全体的に乗り切れていない感がある。周囲との関係でもあるが、若干、持ち過ぎて攻撃が止まる。

内田も乗り切れていない。というか、今日、途中交代だったし、ハッキリ悪いと書いてしまっても良いだろう。

一番の過密日程で働いている彼だが、一週間休んでダメならば、単なる疲労ではなく、調子そのものも最低調に落ち込んでしまっていると言える。そこまで行ってしまうと戻すのが少し難しい。

個のパフォーマンスの問題もあって、チームとしての攻撃の精度が上がってきていない。

今シーズンは序盤に二連敗したとは言え、その後は連勝していた。しかし、さほど内容は良くなかったので遠からず連勝が止まるとは思っていた。

そして、今日、連勝は止まったわけだが、止まり方が「負け」ではなくて良かったと感じている。「引き分け」で済んだことにより勝ち点「1」は入った。

それから、7連戦の初戦で連勝が止まったことは、むしろ良かったと思っている。

ヘタに連戦中に引き分けたり、負けたりすると、その理由が「連戦による疲労」「疲労によるパフォーマンス低下」ということになってしまい、本当の課題が隠れてしまう。

そして最後、完封試合を出来たことは、良い結果であり、そこは満足できるところだと書いておく。このところ、毎試合(相手の強さに関係なく)つまらない失点を続けていたので、それこそが心配だった。

守備が安定しないとズルズル落ちる。

連続失点が止まったことを喜びとし、また、次節以降の修正を期待したい。

明日はホームでの横浜FM戦。

先日の練習中に左足首を捻挫した際の岩政のコメント。

「僕の体の痛みは3日で消えることになっている。幸い試合まで3日間あるので間に合うと思う」

岩政、見た目も超人だが、超人らしい特殊能力を持っていることが判明した。3日で痛みが消えるとは、何とも心強い。

とは言え、大岩も控えていることだし、無理は禁物だ。故郷のお母さんも心配するだろう。

出場するからには、横浜FMの新エース渡邉千真をガツンと抑えてもらわねばならない。

開幕戦はダメダメだったが、その後の横浜FMの試合内容は上向いており、それと共に渡邉も存在感を増してきている。

シュート意欲もフィジカルも強い。左右両足、頭でも点が取れる。前へ出るスピードもある。

前節の2得点で勢いに乗ってくる彼を、超人岩政がガツーンと完封…となれば良い。

万が一、岩政が欠場する際は、ベテラン大岩に完封をお願いしたい。

それから、逆の構図、大迫vs中澤も見どころになる。

中澤佑二、現在、日本一のCBと誉れ高い男である。

中澤の強みには、まず高さが挙げられるけれども、本当の強みは、サッカー一筋人間が必死に試合経験を積み重ねてきたところ、経験をしっかり糧にしてきたところにある。

調子が良くない時にもミスらしいミスをほとんどしない。ディフェンスでも、フィードでも。これはCBとして最も大切なことだ。

強さ自体は岩政の方があるのだけれども、安定感というところで中澤に分がある。

その中澤相手に大迫がどこまでやれるかワクワクする。

両チームのルーキーストライカーと日本を代表するCBの対決、これは、ぜひスタジアムで観るべきですぞ。

今日は読書感想文を書いてみる。

しばらく前に注文していた『常勝ファミリー・鹿島の流儀』が昨日届いたので、早速、読んでみた。

著者の田中氏は、J's GOAL、エルゴラッソの鹿島担当記者として取材活動をしており、その彼の仕事ぶりは鹿島サポーターの間でも評価が高いように思われる。

私としても、良い取材をしてくれていると感じていて、彼の記事は楽しみにしている。

この本は鹿島アントラーズの強化部長である鈴木満さんへのインタビュー形式になっている。

内部事情に詳しいサポーターならともかく、普通の鹿島サポ・ファンにとっては、J創生期ちょっと前、住金時代からの鹿島アントラーズの歴史が分かる本に仕上がっており、興味深い。

ということで、鹿島サポーター・ファンならば、「買い」の本である。

また、「金持ちクラブでもないのに、なんであんなに強いんだ?」という疑問を持つ他クラブのファンにも、お薦めできる。

鹿島の強さと魅力、この本では、「ファミリー」とか「鹿島の流儀」という表現をしているけれども、たしかに、この2つは、キーワードであろうと思う。

プロ球団ということは、つまり、企業でもあるわけだが、鹿島の場合、企業でありファミリー。

「最初からムダに選手を採らない」「性格重視・将来性重視の採用」「できるだけクビにしない」「移籍での大物獲得は最小限」

選手に対する姿勢だけでも、鹿島アントラーズの本質が表れている。「選手を時間をかけて育てる」、これがブランド化しているのは、今のところ鹿島だけである。

鹿島のやり方というのは、日本の老舗、百年以上続いてきたような名店のやり方に近い。

欧米では、そこまでの老舗なんてほとんどないわけで。だから、欧米人は、日本には百年以上の老舗が山ほどあることを知るとビックリする。

もちろん、鹿島アントラーズもプロ球団であるからシビアではあるけれども、その中でも、できる限り「ファミリー」であろうとする姿勢は、一サポーターである私でも感じている。

これは、満さんの考え方だけでなく、元々の住友金属がそういう企業だからなのだろう。住金から来る鹿島の社長さんたちも人間力のある人が多い。

で、「ファミリー」であろうとする、「老舗」になろうとする、ということは、直接的でないにせよ強さにつながっていく。

例えば、契約社員と老舗の店員とでは、仕事への気合も実力も違ってくる。

元々、日本人にとって、企業と社員の関係は、契約のみによって繋がるものではない。

契約だけで会社とつながる、それには、自由や気軽さというメリットもあるけれども、そのデメリットとして、会社から社員、社員から会社に対する思い入れへの低下にも繋がる。

それが形になったのが、派遣切りだったり、商品の偽装だったりするのだ。

それとは逆を行く老舗的なやり方というのが「鹿島の流儀」だと、この本を読んでいて感じた。

日本人が本気で結束すると、(良くも悪くも)すごい力が出るのは、過去の歴史が証明している。

スポーツに関しては勝って悪いことはない。

たしかに、浦和やG大阪に比べれば金は無い。地元の人口は決定的に少ない。

そんな中、「人を大切にする」やり方、その結果としての「結束力」、それをベースに日々の創意工夫で優勝回数を増やす鹿島アントラーズは、応援していて面白い。

この、プロサッカー界での老舗のやり方を最初に始めた鹿島だからこそ、100年でも200年でも歴史を積み上げて欲しいものだ。

そのためにも我々サポーターが支えていかなければな。

週末の横浜FM戦から鹿島アントラーズは週2ペースでの7連戦に入る。

野球ならともかく、現代のプロサッカーで週2での連戦はハードスケジュール。

更に具合が悪いのは、リーグ戦に関しては鹿島が疲れている中、対戦相手は休養十分、対策十分で出てくるということだ。

クラブ間戦力差が小さいJリーグでのコンディションの不利は、試合での圧倒的不利につながる。

前節のFC東京戦でも、後半には明らかに足が止まっており、心配にならざるを得ない。

このような過密日程に対応する手段として、ターンオーバー制がある。一つのクラブが、1軍を2チーム作れるくらい(あるいは、それに近い)選手数を確保し、試合ごとに上手に使い分ける方法だ。欧州のビッグクラブでは、すでにスタンダードになっている。

ただ、私はターンオーバー制というシステム自体に、懐疑的な見方をしている。オシムがNumber誌のインタビュー記事で話していたことと同じような理由だ。

欧州のビッグクラブ、そして、日本のプロ野球にも言えることだが、彼らは、身の丈に合わないような高額年俸者を多数抱えて、確実に負債・赤字を増やしている。

オシムは「自己破滅で、私には耐えられない」とまで嘆いていたが、私は欧州ビッグクラブに対してはさほど愛着を持っていないので「このままじゃ、ダメだな」と感じる程度だ。

逆に、プロ野球は大好きなので、このまま進んでしまうのは残念だが、それでも物事には流行り廃りというものがある。30数年後、プロ野球は維持し切れず大きく規模を縮小していることは確実であろう。

で、私の考えはそうだとしても、過密日程の中、より確実にタイトルを獲得するためにターンオーバーは必要になってくる。

たしかに必要ではあるのだが、Jクラブを見渡すと、1軍を2チーム作れるほどの戦力を保有するクラブは、今のところ、見当たらない。

G大阪がそれに近いと見られていたが、しかし、現状、ターンオーバーどころか、サイドバックの人材不足を露呈している。

ACLでメンバー変更にトライした名古屋も、今ひとつ乗り切れない様子だ。

言えるのは、ただ単に面子を入れ替えただけではターンオーバーとして成立しない。それだけでは、ただのメンバー落とし、自ら試合前に戦力を落としているようなものだ。

監督の手腕、見極め、選手たちの対応力よって、上手にやらなければならない。まあ、書くまでもないけれども。

結局、日本のクラブで本当にターンオーバーができるほどの戦力を揃えられる可能性(つまり、資金力)があるのは、浦和だけのように思われる。

その浦和ですら、今年は育成重視を打ち出している。

他クラブがどうあれ、鹿島は資金力が豊富ではないから、自前の若手選手育成で乗り切るしか手段は無い。移籍で戦力を揃えてのターンオーバーは無理だ。

しかし、逆に考えれば、過密日程によって若手の出番は確実に増える。大迫にチャンスが訪れたのも、シーズン序盤の連戦だった(チャンスをモノにした彼の能力と努力は讃えるべきことだが)。

他の選手にも、ぜひ、監督が使いたくなるようなパフォーマンスを継続して欲しい。

昨日の流通経済大学との練習試合は7-0で勝利とのこと。佐々木5点、興梠2点。

FWは、いつ入れ替えても問題なさそうだ。

あとは、絶対的に運動量が必要なポジションのバックアッパーの底上げを望みたい。そこの選手の運動量が落ちると、鹿島の優位はなくなる。

サイドハーフの野沢、本山。ボランチの青木。サイドバックの内田。日本人トップレベルの選手である彼らに並ぶだけのパフォーマンスを見せる若手が出て来てくれるか、興味が尽きない。

それと、先日のFC東京戦での選手たちの疲労を見ると、シーズン前にパク・チュホを獲得して備えていた強化部の判断は英断であったと、改めて思う。

パクのおかげで、ボランチとサイドバック、サイドハーフという、運動量が必要な3つのポジションが手厚くなっている。

あとは、マルキーニョス、小笠原、岩政、曽ヶ端ら、鹿島の背骨となっている選手たちには、よほどのことでない限り、出来るだけ試合に出てもらう必要があろうかと思う。

小笠原、岩政らを休ませられるくらいの選手となると…、大岩の存在が心強い。それから、中田浩二がベストコンディションに上がってくれれば、と期待している。

ヴァンフォーレ甲府×TAKE ACTION F.C.の試合をスカパー録画で観戦。

甲府はJ2の試合直後ということで控えの若手選手主体のメンバー。

鹿島サポの私としては、何気に阿部敏之のプレイが楽しみ。相馬が前半のみ、阿部が後半のみの出場。

OB選手ばかりのTAKE ACTION F.C.だが、思っていたよりは動ける印象。とは言え、ガチでやったら、J2のチームにはかなわないのもたしか。

スコア3-1で甲府の勝利。

中田、名波、山口、前園らの中盤は、Jリーグ世代の私としては名前だけで惹かれるものがある。

その左サイドで相馬が絡む攻撃は(往年の機動力は無いものの)、フランスW杯の頃を、少し懐かしく感じた。

中田はトップコンディションに戻せば、まだまだ現役でやれそう。

視野の広さ、判断の速さと的確さ、キックの威力と精度は、出場選手中でも目立っていた。まあ、余力を残しての引退だったし、当然と言えば当然か。

甲府で現役復帰した方が山梨県が元気になりそうな気はするものの、それは置いておこう。

相馬は怪我を抱えてのプレイということもあってか、キックのミスが目立ったものの、(身体がついていっているかは別として)クレバーなポジショニングの判断は相変わらず。あと、走り方も。

阿部は、やっぱり巧い。左足のキックは、中田や名波とは、また違った正確さと、そして美しい軌道を描く。

うーん、こんな巧い選手、今でもなかなかいないぞ。

日本代表と同じくTAKE ACTION F.Cも中盤は豪華。間違いなく名手揃い。で、FW、GK、DFに人材不足というのも、日本代表と同じ。

FWには、やっぱり、カズとゴンだろ!と思ったが、彼らは現役選手だったっけ。

CBも、井原と秋田が適当なのだろうが、二人ともクラブのコーチだしな…。

GKは川口か楢崎…、って、まだ現代表だ。

なんて言うか、本当に中盤以外は人が少ないなと、こんなところにも日本サッカー界の課題が見え隠れする。

『大きく成長を遂げていると思う。だが問題は、君たちマスコミだ。40年間、まったく成長していないのでは?』

かつて、日本サッカー界の変化について問われた時の、イビチャ・オシム氏の言葉である。

私は、以前の記事でも書いたように日本のサッカーマスコミのレベルが落ちているとは感じない。

何人か、説得力のある記事を書けるサッカージャーナリストがいることを知っているし、だから、オシム氏の言葉は少し言い過ぎかな、と感じたものだ。

まあ、これは、オシム一流のユーモアでもあるだろうから、さほど目くじらを立てるほどのことではない。

しかし、昨日のオリヴェイラ監督の記者会見での質問を見てみると、あながち、オシムの言うことも冗談ばかりではないのかも知れない。

例えば、「もっとコンビネーションを織り交ぜれば、より個々の能力が生きるのでは?」という質問をした記者だが、こんな分かりきったことを聞いて何になるのだろう?と思わざるを得ない。

4月なので、新人の記者が配属されたのかも知れないが、しかし、派遣する新聞社も、もう少し考えて欲しいものだ。サッカーが素人なのか、質問者として素人なのかは私には分からないが、これでは質問される監督も呆れるばかりである。

他の質問者も、基本的には似たり寄ったりで、正直、プロのマスコミが質問している意義が、あまり感じられない。

もっと、違うところ、大迫への育成術であるとか、過密日程に対する考え、対応策であるとか、そこを聞かないでどうするのだろう。一流監督がどういった手法を用いているのか、全ては話してくれないにしても、その片鱗を聞き出すのがプロというものではないのだろうか。

どうにも、サッカーマスコミとファンとの間で、知りたいことの隔たりが大きいようで残念である。

たしかに、読者に迎合するばかりのマスコミは問題だが、かと言って隔たりが大き過ぎると誰も読まなくなる。

なかなか、マスコミというのはハッキリ評価されない世界であるから、進歩しにくいものではある。

だからこそ、我々読者が、スポーツ紙にせよ、サッカー専門誌にせよ、内容をよく見て「買う買わない」、サイトであれば、「アクセスする、しない」をハッキリ決めることが大切になる。

また、よく頑張っているジャーナリストの本ならば、買って支持を示すのも良い方法だろう。

予想通り、今日のスポーツ各紙のサッカー欄は大迫一色である。

期待の大物ルーキーの初ゴールだということもそうだが、そのゴールの内容も素晴らしかった。

昨日の彼のゴールは、他の日本人FWではできないような、彼ならではのゴール。

PA内、相手DF2人がいる状況で、ゴリゴリ突破してのニアへの強烈なシュート。

ボールは一回取られたかのように見えたが、突破する大迫の前にボールが収まる。

「運」か「まぐれ」か、という風にも捉えられることだが、この形は大迫が1月の高校選手権でも見せた突破だった。

単なる「運」だけでボールが前に収まったとは思わない。

彼は、他のFWに比べて「ボールが前に収まりやすい突破の型」を持っている。

なおかつシュートモーションが速い。また日本人FWによく見られるような「しょうもないフカし」も少ない。

今更、書くまでもないことだが、やはりFWとして稀有な才能の持ち主だということを試合の度に実感する。

もちろん、我々鹿島サポーターは、彼がこれからの選手だということも理解している。

どんなにスポーツ各紙が大迫の凄さを伝えても、ジーコ、ジョルジーニョ、レオナルドら、真の一流をリアルで見てきた我々鹿島サポからすれば、今の彼に圧倒的なスゴみは感じない。

まだ時間が必要。

そういった状況で、下手に年代別代表などに呼ばれず、ゆっくり鹿島で成長できることも彼にとってはプラスである。カカーの育成にも関わったオリヴェイラ監督の元、着実に力をつけて欲しいものだ。

怪我をしないことを祈りつつ、彼の上達を楽しみとしたい。

第5節、FC東京×鹿島は1-2で勝利!

マルキーニョスの先制点、大迫の追加点で勝利!

マルキの先制点はDFに当たってのゴールということでラッキーな面があったが、それもマルキの日々の努力が幸運となって報われたということだろう。

大迫は2人のDFを抜いてのゴール。PA内で仕掛けられる彼の能力と強い得点意欲が見事にゴールに結びついた。

また、青木や岩政らが良いロングパスを見せてくれたことも、序盤の優位に繋がったように思う。

前半で2-0になった時点で0点に抑えて欲しかったのだが、今シーズンよく見られる集中力が途切れたところから失点。前半終了間際のスローインからだった。

そして、後半、鹿島の運動量低下とFC東京の頑張りにより厳しい試合になった。

もう少し、FC東京に運があったら違った展開になっていたかな、そのように感じる。

それでも、粘り強い試合運びで無事に逃げ切り。

鹿島の粘り強さの要因の一つとして、GK曽ヶ端の存在によるところが大きい。今日も彼は安定していた。キックも良いし、実に頼りになる守護神だ。

楽な試合ではなかったが、終盤、平山が投入された時に、ちょっと、ホッとした。彼がどうこうではなく、私の彼へのイメージとして、「点を取らない」という印象がとにかく強いので「あ、勝てるな」と感じた。

鹿島と対戦するチームはモチベーションが上がるのか、どこもパフォーマンスが高く、ほとんどが競った試合になる。FC東京も開幕戦とは別のチームのように、そのチーム力を十分に発揮してきた。

選手たちは良く頑張ってくれている。観る方としては見応えのある試合ばかり。

しかも勝ち続けてくれている。ありがたいものだ。

昨夜、BS日テレで放送された30分番組『百年旅行~明日へ紡ぐメッセージ~』はカシマスタジアムの紹介だった。

鹿島サポーターの私からすると、特に目新しい情報はなかったのだが、ちょうど腹が減っていたのでスタジアムグルメの紹介には目を惹かれた。

いつも食べているモツ煮込みでも、テレビで人が食べているのを見ると余計に美味しそうに見えてくる。

茨城県立カシマサッカースタジアムは、サッカーファンの間でグルメスタジアムとして名高い。

たしかにカシマスタジアム内の売店は、この手の売店には珍しいくらい旨い食べ物に恵まれている(もちろん、そうでない食べ物も中にはある)。

代表的な人気グルメとして「モツ煮込み」と「五浦ハム焼き」がある。

ほとんどの売店でモツ煮込みを出しており、味の好みによって店の当たり外れはあるだろうが、好みのモツ煮込みを探して右往左往することも、また愉快なことである。

私は試合前、皆がワクワクしながら売店巡りをしている風景、その時間が好きなのだ。

残念ながら、車でスタジアムに通う私はビールを飲めないけど、ビールと一緒にモツ煮込みや五浦ハム焼きを食べたら、さぞや旨かろうなと思う。

今や、めっきり少なくなった地域の祭りというもの。試合のある日のカシマスタジアムの風景は祭りそのものである。

外の空気が気持ちの良い季節。

まだ、一度もカシマスタジアムに来たことのない方は、ぜひ、おいでなさいませ。多少は遠方の方であっても、一生に一度は体験しないと損ですぞ。

私は子供の頃、コンクリートの壁に向かって、ひたすらサッカーボールを蹴り続けるという荒行をしていた時期がある。

サッカー漫画の金字塔、高橋先生の『キャプテン翼』の影響だ。

主人公『大空翼』のライバルである『日向小次郎』の超強力シュート、タイガーショットを習得すべく、日夜、強シュートを打ち続けていた。

さすれば、いつかはコンクリートにヒビを入れることが可能になるだろうと。

だが、そういった日々の努力に関わらず、週末のサッカースクールの試合では、ほとんど活躍ができなかった。上達しなかった。

今思えば当たり前であった。

力任せのシュート練習をするよりも、正確なキックであるとか、トラップの練習をしておけば良かったのだ。必殺技の会得に目が眩み基礎練習をしていなかった。

30歳を過ぎてから、ようやく気付いたのだが、キャプテン翼ではサッカーを覚えることはできない。むしろ私のように間違って覚える危険性がある。

その点、井上先生のバスケット漫画『スラムダンク』はキャプテン翼とは対照的だ。

これを読めば、バスケットボールをある程度、覚えることができる。基礎の大切さが分かる。

今でも思い出す数々の名ゼリフ。

「左手は添えるだけ」
「手はリングに置いてくる」
「本物のシューターは練習によってのみ作られる」

そう、例えば、シュートの時。「左手は添えるだけ」だったり、「手は置いてくる、ほったらかしにする」だったりと、要は、シュートでは力を抜くことが大切だということだ。

そういえばチョン・テセも、8割の力でシュートを打つようにしたらゴール数が増えたって、言ってたっけ。

それなのに、キャプ翼なんぞに影響された私は、ひたすら力いっぱいのシュート練習をしまくったよ。

クソッ、俺はなんて無駄な時間を…!

だが、キャプテン翼と高橋先生を恨みはしない。高橋先生だって当時はサッカーに詳しいほどではなかったのに、子供に夢を与えるために一生懸命描いてくださったのだから。

とは言え、そろそろ、この漫画を超えるサッカー漫画が出てきて欲しいもの。スラムダンク級のサッカー漫画を誰かに書いて欲しい、切に願う今日この頃である。

ACL名古屋×ニューカッスルは、1-1のドロー。

名古屋としては、ホームで予想外のドロー。前半はBSで観戦していたが、中2日の日程を考慮した名古屋はベストメンバーではなく、その影響は大きかったのだろう、本来の良さが出ていなかった。

結果論になるが、今回のメンバー変更は良い選択ではなかったということになる。

我が鹿島は、同じく中2日のSAF戦はベストメンバーでのスタメン。

私は、試合前までは、ターンオーバーというか、何人かは、メンバー変更をしてもいいんじゃないかな、という考えがあった。

だが、試合内容と、試合後の選手コメント、それに名古屋の結果を見て、なかなかターンオーバーというものも良いことずくめではないと思い直した。

まず、昨日のアウェイ環境(高温多湿、沈む人工芝、それから判定)と、SAFの頑張りを考えると、下手をすればドローもあり得た。万が一のドローはACLグループリーグ敗退を意味していた。

名古屋のようにメンバーを変更して、良い結果を得られなかったとしたら悔やんでも悔やみ切れない。しかも、名古屋と違って鹿島はアウェイであったし、余計慎重にならざるを得なかった。

「メンバー変更をしても楽に勝てそうな相手」という油断が私の中にはあったかなぁと、少し反省。

すでに決勝トーナメント進出が決まった後の消化試合であるとか、アウェイで相手の力が分かった後でのホームの試合でならば、多少の選手入れ替えはすべきだろうけどね。

それから、試合後のSAF新井選手と深沢選手のコメントである。

2人とも「プレーオフの時からシンガポールの日本人の子供たちに、自分たちが本戦に出て必ずJリーグのクラブをシンガポールに連れてくると約束してました」というコメントを残していた。

私は、鹿島に関しては、ベンチメンバー、サテライトのメンバーも十分にレベルの高い選手が揃っていると思っているし、どの選手も見てみたい。だから誰が出ても対戦相手や観客に失礼はないと考えている。

だが、シンガポールの日本人の子供たち、現地の熱心なサッカーファンにとっては数少ない機会、鹿島のベストメンバー、リーグ戦のメンバーで来て欲しかっただろう。

たとえ同等のレベルの選手だとしても「リーグ戦からは、5人ほど選手が入れ替わっている」と知ったら、多少なりともガッカリしてしまうのではないか。

私だって、もしCWCでバルサやマンUがリーグ戦から大幅にメンバーを入れ替えてきたら、きっとガッカリする。本当のターンオーバーが可能なビッグクラブであっても、どうしてもベストメンバーというものは存在する。

対戦相手への敬意、ACLの大会価値を高める意味でも、「よほどのこと」でない限り、また「明らかに勝てる試合」でない限り、ベストメンバーで臨むべき。

あとは、その「よほどのこと」をどう捉えるかで、名古屋のストイコビッチ監督は、中2日を「よほどのこと」だと考えたのだと思う。それについては異論はないし、結果的にドローになったけれどもメンバー変更の判断は決して間違いではない。

逆に、週3試合することもあるブラジル人のオリヴェイラにとっては、中2日の選手の疲れは「よほどのこと」ではない、ということなのだろう。中2日とは言え、その前、2週間休みがあったわけだし。

昨日はナイス勝利ということで、結果オーライである。

あとは、次のFC東京戦も、しっかり勝ってもらって、「何人かメンバーを代えた方が良いのではないか」という私のSAF戦前の懸念が素人の杞憂であったことを証明してもらえればと願う。

ACL第3戦、SAF×鹿島は1-4で勝利!

難しい高温多湿のアウェイ、無事に勝利!

しっかり勝ってくれてホッとした。

ピッチは、深く沈むゴム?の上に人工芝で、ボールの転がり方、跳ね方が、テレビ越しでも明らかに勝手が違うことが伝わってくる。

それに加えてレフェリーの判定基準に鹿島の選手が戸惑っていたようだ。

Jリーグの審判は、韓国や中国リーグなどの「アジアの笛」に比べれば接触プレイでファウルを取る傾向があるが、今回の審判団は、J以上にファウルを取る傾向があった(その上、ヘタだった)。それに選手が対応するまでに、ちょっと時間がかかった。

ということで地の理はSAFにあった。選手個々の力は鹿島の方が上だったが、そういったところで難しい試合になったかなと思う。アウェイへの対応力が問われた試合だった。

セットプレイからの失点と、曽ヶ端がストップしてくれたとはいえPKを取られたこと。どちらも甘かった。

この試合に限らず、ここ最近の失点パターンとして、崩されることは、ほとんど無い。不用意なミスからの失点ばかり。

Jクラブの中では完成度が高いと言われる鹿島だけれども、こういったミスは気になる。まだまだ完成は先。特に海外アウェイだと甘さを露呈して失点している感が強い。

そういった課題を克服するためにも、少しでも多くのアウェイの試合、アウェイの勝利を経験し続けることが必要だ。

他に、いくつか。

途中交代で下がった内田の怪我が心配。

それと、この試合でPKを取られたこともそうだが、最近の彼は、(彼が悪くなくとも)結果的に失点につながるようなプレイに関わってしまうことが多い。コンディションの他、バイオリズムや運といったものが悪い時期にあるのかもしれない。

今日はアシストも得点もしたので、リフレッシュになれば良いと思う。

それからヘディングで1得点した大迫。

懐の深いポストプレイは、前線の起点になっていたし、だいぶ、チームにフィットしてきた。京都戦でも(私が見る限り)J最強レベルのCB李正秀相手に割と機能しているなぁ、と感心していたのだが、やはり李クラスでなければ、現時点でも機能してくる。

まだ色々あるが、とりあえず今日は勝利の喜びに浸りたいので反省はほどほどに。

いやー、アウェイで4-1という結果、良くやってくれた。

気分良く眠れる。ありがたい、ありがたい。

第4節G大阪×広島では、またもや呆れてしまうような判定ミス発生。

滑って転んだだけのG大阪の選手を、広島の選手に倒されたとレフェリーが判定。G大阪にPKを与えた。

しかし、PKの場面の録画を見直しすると、倒した(と判定された)選手はもちろん、倒れた選手、周りにいた両チームの選手の反応を見ても、誰一人、PKだと判断しなかったのは明らか。普通にプレイを続行しようとしていた。

レフェリー一人だけがPKだと勘違いしてしまった。

もしかしたら、その瞬間だけ目が腐ったのかも知れないが、それでも、このジャッジはマズイ。

私は、基本的には審判問題で記事を書かない方針でいる。記事のバランスを取る上で、時々書く程度だ。

なぜならば、私はレフェリーの方々に一定の敬意を持っているからだ。

もし、私がサッカーの審判をしたら試合開始15分くらいで倒れてしまうであろう。あんなに走れないのである。その上、正確なジャッジを下すなど神業にすら感じる。

そういった個人的理由に加えて、安定した技量を持つ審判が少ない日本では、いちいちミスジャッジで騒いでいたり、また、ペナルティを適用したりしていたら、試合をするにも審判の数が足りなくなる懸念がある。

レフェリーがいなければ、試合はできない。

ということで、私は、Jリーグや審判委員会の運営、レフェリー個々人の日々の研鑽を信じることにして、基本的に、誤審でいちいち騒がないことにしている。

また、Jリーグが選手・監督・マスコミ各社に出しているであろうと思われる通達(そこまで行かなくても、お願い?)、「誤審問題を取り上げないように」「公の場で不服を唱えないように」ということについても、多少の違和感は感じるものの、ある程度は理解しているつもりだ。

ミスジャッジをした審判が叩かれるのを守ってやりたいということもあるだろうし、審判の権威低下を防ぐ狙いもあるだろう。

しかし、である。

今シーズンは、ちょっと、ひどい。レフェリーの力量が疑われてしまうような、決定的な判定ミスが多過ぎる。これでは、むしろ監督やマスコミが取り上げない方が不自然というレベルである。

誤審に寛容な私ですら、そう感じているのだ。少なくないサポーターの間で相当な不信感が募っているのが感じられる。

Jリーグ・審判委員会・レフェリー個人が努力しているのは分かっている。

だが、努力していても、なぜ、このような信頼を損なう結果を連続して起こしてしまうのか見直す必要はあるだろう。

全体の判定技術が上がっているのは感じるし、また、安定したジャッジができる優れたレフェリーが何人か育ってきているのも、たしかである。

しかし、大きく信頼を損なうようなことが連続して起きて、しかも、それを放置しておくようなことがあると、組織の信頼というものは、一気に崩れるものなのだ。

「一部のサポーターが騒いでいるだけ」と捉えるのではなく、「これだけ明らかな誤審が連続して起きているのは、単なるヒューマンエラーではなく、システムにも問題があるのではないか?」と考えるのが、良い組織を作る人間であろうと思う。

Jリーグも審判委員会も優秀な方々で運営されているのであろうし、ここは、起きた事態をスルーするのではなく、受け止めて頂ければとJリーグファンとして願わずにはいられない。

オリヴェイラ監督の選手育成術は見事なものだ、と感心している。

昨日の京都戦に出場した、大迫・興梠・佐々木の若手FW陣のことだ。

彼らへのモチベーションコントロール術、交代戦術。

「競争」というのは、口で言うほど簡単なことではない。激しければ激しいほど、やればやるほどレベルが上がるものではないのだ。

度を越えたチーム内競争を続けると、練習だけで疲れてしまう。腐る選手も出てくる。チーム内の信頼も育まれない。

もちろん、競争ゼロだと、マンネリ、ナアナアになるから競争は必要だが、要は何事もほどほどに、ということだ。

そういう意味でも、今の鹿島のポジション争いは、適切な競争環境にあるように見受けられる。

監督は、試合での選手起用の面でも育成・モチベーションコントロールに長けているな、と感じる。

例えば、昨日の京都戦、プロでの試合経験が最も不足している大迫を出来るだけ長い時間、ピッチに残している。彼は試合を経験すればするほど、見る見る上手くなっている。

スカパー録画を見直してみると、実況・解説陣は、興梠は本山との交代出場で、大迫を残すことに驚いていたようだが、私は、オリヴェイラ監督ならば大迫は残すだろうな、と予想していた。最近の起用傾向を知る鹿島サポ諸君も、同じように予想されたことだろう。

オリヴェイラ監督は、リーグ開幕後しばらくまでの間、大迫に関するコメントを求めるマスコミに対して、素っ気ないコメントに終始していた。当時の監督コメントから判断すれば「今年、大迫はベンチ入り争いだな」くらいに思う人もいたはずだ。

しかし、今、思えばだが、監督は大迫に最初から期待していたのだろう。

最近の起用の仕方からすれば、むしろ、我々サポよりも、その潜在能力を買っているのではないかとすら思われる。シーズン前の素っ気ないコメントは、大迫フィーバー過熱を煽らないためだったのね。

まあ、でも、大迫は、まだまだ成長途上である。過度な期待は禁物。我々サポーターとしては、監督を信頼して長い目で見守りたいものだ。

そして、現時点の総合能力は大迫以上の興梠である。調子の波の大きさが課題なのだが、その彼を、一度、ベンチからも外し、そして、ここ2試合はベンチスタートさせることにより、競争意識と高いモチベーションを引き出している。

本当ならば、興梠には、監督の荒療治などなくとも、常に高いパフォーマンスを発揮できるようになって欲しいのだが、今は、それが課題なのだから仕方ない。

そして、佐々木。選手交代では、一番最後に出てくることが多いものの、短時間の爆発力、決定力の高さは、まさに天賦の才の持ち主である。

先発で見たい、という気もするが、同時に彼の存在感から思い出すのは、90年代鹿島アントラーズのスーパーサブ、真中だ。

試合の残り時間10分、1点差負け絶体絶命。そこで背番号17が出てきただけでサポーターが元気になる、得点を予感する、実際に得点を取る、そういった存在も欲しい。

監督の使い方からすると、今、佐々木に期待しているのは、そういう役どころかなと思う。

皆、期待が持てるFWばかりで、スタメンでなくとも、交代で出てくる選手も楽しみである。鹿島の試合は最後まで飽きさせない。

J1第4節、鹿島×京都は2-1で勝利!

後半残り10分からの2得点での逆転勝利!

いやー、危なかった。でも、勝ってくれた。良かった、良かった。

終始、鹿島がボールを支配していたとは言え、逆転するまでは京都の狙い通りのゲームだった。MF佐藤勇が退場になったあたりが流れの変わり目だった。

京都はCBタイプのDFを最終ラインに揃えており、最後のところの守備が堅い。

中盤ではボールを回すことができる鹿島だが、守備的な相手に攻め手が無い状態に。

そういう時にはセットプレイからの得点を期待したいところだが、京都はセットプレイ時の守りも堅い。ことごとく跳ね返される。

何度か得点チャンスはあったが、とにかく1点が遠い。

そうこうしている間に、先取点を取られてしまう(見慣れたパターンだが…)。ますます京都の守備が堅くなる。

前掛かりになった鹿島は、逆に、何度かピンチを迎える。しかし、京都は京都で決定力が無い。

相手が水原でなくて良かった…、と本気で思う。あの時は、前掛かりになったところをポンポン取られたっけなぁ、と嫌な記憶が甦る。

しかし、終盤、オリヴェイラ監督の采配力と、鹿島FWの層の厚さが発揮される。

後半半ばから、本山→興梠、伊野波→新井場、大迫→佐々木と、順々に投入したオリヴェイラ監督。

その采配がピタリと的中。佐々木、興梠がそれぞれ1得点。

京都の加藤監督も交代戦術に特長がある監督ではあるものの、退場者が出てしまったこともあり、結果的にオリヴェイラ監督の後手を踏んだ形となった。

試合の反省は、本記事では敢えてしないこととするが(色々、思うところの残る試合だったが、挙げたらキリがないので)、特長の違うFWを何人か抱えているということは追いかける試合で有利だなぁ、と改めて感じた。

FWが点を取っているのは、いい流れに違いない。

中田浩二が紅白戦に復帰したとの報せ。

コンディションを上げるのに、もう少し、時間がかかるようなコメントが出ているものの、彼の復活は私も楽しみだ。

今度は本当の意味での復活になることを心から祈っている。

スイスリーグからJリーグに復帰したのは去年の話だったが、そのパフォーマンスは、到底、満足できるものではなかった。浦和の高原にも言えることだが、ファンとしては、海外経験によるスケールアップを期待しているところであったのに、大いに不満を感じたものだ。

高原の場合は、ちょっと原因が分からないが、中田浩二に関してはヒザの大きな怪我を抱えていたので、やむを得ない面があった。

手術からのリハビリを終えた今、あとは、しっかりコンディションを上げて、再び、日本人最高クラスの選手であることを試合で示して欲しいと願っている。

私は、日本人選手の海外移籍に関しては、それだけでは喜ばしいものとは考えていない。

海外は海外でも、さほどレベルが高くないような国のリーグで、Jクラブ在籍時とも変わらないような給料でプレーすることに果たして意味があるのか、大いに疑問を感じている。

もちろん、「マンUやバルサのようなビッグクラブからのオファー」であるとか、「伸び盛りに一度、海外経験を」とか、「Jで出場機会がないから」とか、そういった理由なら賛成できる。

そうでない場合、Jで良いプレーを見せ続けることが、選手にとっても、また、日本代表にとっても良いのではないだろうか。

そのように、日本に残って成長し続けた選手の代表格として、G大阪の遠藤保仁がいる。今やアジアのサッカー記者にとっては、中村俊輔よりも遠藤の方が「日本一の選手」と認知されているのではないだろうか。

だから私は、海外挑戦は素晴らしい、海外組はカッコイイ、とは無条件には思わないのである。状況次第だ。

それでも鹿島から海外移籍する選手に関しては、必ずスケールアップして帰ってきて欲しいと願い、彼の地での活躍を願い、見送ってきたつもりだ。

Jリーグ三連覇、全タイトル制覇、CWC欧州or南米代表に勝利、これらを成し遂げるには、ベストの中田浩二が必要になる。

成長するにしたがって、守備力とセットプレーからのヘディングシュートが目立つようになった中田だが、後方からの正確なフィード、ビルドアップ能力も強みで、鹿島の弱点を補ってくれる。

リトリートした対戦相手に手詰まりになり易いことについても、中田と青木のWボランチにして、小笠原を上げるなりするなど、有効なオプションが増えるだろう。

重要な精神面でも、彼は、鹿島で最も、国際試合を経験している選手であり、ワールドカップにもレギュラーとして出場経験がある。そして、ある意味、能天気な感じの中田のリーダーシップは、小笠原や岩政、新井場にもないものだ。

ベストの中田浩二、もう一度、見たいものである。

だいぶ長いこと鹿島アントラーズの試合を観ていない気がする。

ACLに出場している鹿島はナビスコカップ予選リーグを免除されているため、ここ10日ほど試合がない。

たった10日とは言え、ずいぶん長く感じる。

こうなってくると、ナビスコ予選に出場しているクラブが羨ましい。過密日程ならば過密日程で文句を言い、試合がなければないで文句を言うのが私のスタイルだ。

ナビスコカップ予選リーグに関しては、試合中継は基本的になく、全国紙ではスコアと得点者だけしか掲載されないなど、総じて注目度は低い。大会の存在意義を疑う声も少なからずあるだろう。

だが、私は今のナビスコカップには、ある程度満足している。

例えば、今年の浦和レッズ。

ナビスコには、原口元気、山田直輝という、二人の有望な若手を出場させている。

今シーズン前の報道により、原口は他サポにも有名だが、私的には、山田が気になって仕方がない。

運動量豊富に動き回り、パスを受けて、シンプルにパスを出す。ボールの預け役として、中盤に彼がいると安定する。決定的なパスを通すこともできる。上背はないものの、体幹が強そう。

Jでも有数の子ども顔だが、なかなか度胸が据わっているようで、プレイには波が少ない。

昨年までの浦和のスタイルだと、その能力は発揮しにくかったろうが、今年からフィンケ監督に交代したのも彼にとっては幸いだ。

そういった天運というもの、それも成功するプロサッカー選手にとっては必要なものだ。

彼らのような有望株が出場してくるナビスコカップ。たとえ全国紙が注目しなくとも、サッカーファンとして楽しくないわけがない。

もし、鹿島が出場していたら、今、伸び盛りの佐々木や遠藤の出番があったはずだ。

また、若手だけでなく、レギュラーからは外れているベテランにとっても貴重な大会である。私は、そろそろ、今年の大岩のプレイが見たいと思っている。

「年齢制限をかけて若手限定の大会にする」という案もあったようだが、今のままでも十分に満足。

若手だけでなく、レギュラーではないベテランにもチャンスは与えられるべき、ということと、もう一つ。

それは、年齢制限大会は、年齢制限大会でしかない、ということだ。JリーグでU-23とかU-21にしたら、ほぼサテライトの大会になってしまう。

年齢制限のない、それなりに高いレベルの中でこそ才能は磨かれる、私はそう思っている。

今のナビスコは、すでに十分に若手を出しやすい環境にある。この貴重な大会を、私は楽しませてもらっている。