鹿島アントラーズを応援するサッカーコラムです。
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さて、新外国人選手レナト・カジャが昨夜来日。

まずは歓迎したい。

といっても、決して有名な選手ではないし、実際の試合でプレイを見たことがないし、もちろん練習も見ていないので、まだ何とも。

YouTube等、インターネット上のプレイ動画を探して見ることは可能。

ただ、私個人的に、ここ二~三年の苦い経験から敢えてそれをする気がしない。

選手個人のプレイダイジェスト集は、成功したプレイのみをピックアップしてウケが良いように編集されたもの。見えてくるものはあるが、信頼するほどあてにならない。

それをカルロンを筆頭とするブラジル人選手たちに嫌というほど思い知らされた。

プラスに捉えれば、彼らが学びを与えてくれたと。

新戦力の活躍を予想して、サッカー談義に興じるのはサポーターにとって楽しい。私も大好きであるが、予想自体は「当たるも八卦、当たらぬも八卦」。どちらに転んだ場合でも、当たって自慢にならず、外れて恥にならない。

ただ、編集されたプレイ映像、すなわちCMだけを見て選手能力を断定してしまった場合に「ちょっと軽率な人なのかな?」と思われるだけのことだ。

いずれにせよ、私は予言者でも評論家でもニュータイプでもない、ただのサポーター。どんな選手であれ活躍を祈りたい。

聞くところによると、レナトはシュートレンジが長く、その距離のFKを蹴れるらしい。

それ以上のことは試合を見てから。

近々、クラブハウスで彼のプレイを確認してくるつもりでいるけれど、それはあくまで練習。

最初の練習で見学者たちの度胆を抜いたタルタ(※2011シーズン在籍、名門フルミネンセから中途レンタル加入。来日直後、練習グラウンドにおいて圧倒的なキレのドリブルとスピードで強烈なインパクトを残した)ですら、J1の舞台で目立った活躍ができなかった。

レナトがYouTubeの中でも、練習グラウンドでも、そして公式戦でも、変わらず活躍する選手であることを祈っている。
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リーグ戦不振の鹿島アントラーズ。戦力構成のテコ入れが実施されている。

中国リーグ広州恒大よりブラジル人MFレナトがレンタル加入。そして、左SBアレックスとFW佐々木竜太がJ2クラブへレンタル放出。

今回はアレックスについて触れてみよう。

【渡り鳥アレックス】
アレックスは傑出した能力の持ち主ではないものの、体格の割に身体が強く、スタミナがあり、何より貴重な左利きのポリバレント選手であり、数多くのJクラブ(※主にJ2~J1下位クラブ)に必要とされ、実際にそこそこの結果を残してきた。

鹿島加入時にも他クラブとの争奪戦は発生しており、現在でも彼は戦力になると目論むJクラブはある。

今回、ジョルジーニョ監督の構想から外れたことにより、J2徳島からオファーを受けてのレンタル移籍。

構想外は致し方ない。

ジョルジーニョ監督は外国人選手に突出した個人能力を求めている。それは当然のこと。

アレックスはそういう選手でなく、かつ怪我もあり不調が続いていたのだから、多少アレックス贔屓に見たとしても放出やむなしである。

オリヴェイラ前監督時代に数試合ほど光る試合があったとはいえ、鹿島に在籍した一年半全体を見渡すと結局は消化不良に終わってしまった残念感が残る。

【鹿島SB基準、ハードル高し】
そもそも彼がかつて所属したJクラブでサイドバックとして高評価を受けたことはない。評価されていたのはサイドハーフあるいはFWの選手としてだ。

以前、私個人的な希望込みの観測として「鹿島のサイドバックは超攻撃的だから、他チームのサイドハーフ的選手が当てはまる可能性はある」と期待をかけていた。

だが、現実は厳しい。

アレックスの場合、地味ながら守備力の向上はあったものの、それでも攻守両面でパンチ力に欠け、スペースに向って加速してボールを受けるフリーランニングが極端に少なかった。

これではサイドバックを使って敵DFを押し下げたい鹿島の狙いが果たせず、むしろ左サイドで交通渋滞を生んでしまう。

やはり、鹿島のサイドバックはポリバレント性よりも先にスペシャル性が必要だ。西大伍も挑戦中だが、スペシャルな武器が出てこないと、なかなか盤石の信頼を得られない。

それは歴代の前任者たちが偉大であり、そのレベルかそれに近いレベルのSBを置くことを前提にチームが作られてきたことにも起因する。ちょっと優れたSBであっても「物足りない」と評されてしまう。

SBというポジションはアレックスにとって、多分、彼の得意な順で三番目以下。能力面以外にも適正面で難しかったという結果論に落ち着く。

【前目で巻き返しを】
アレックスも前目の選手としてなら守備力は高い部類に入る。運動量も豊富な部類に入る(※サイドバックとしても好調時なら非常に運動量豊富)。

攻撃能力は鹿島在籍期間で発揮されることがなかったので、その感覚低下が懸念されるが、名将・小林伸二監督の下で復活する選手は数多い。

アレックスに対しては「もっとやれるでしょう?」的なイライラをずっと感じながら応援してきた。

移籍先で分かりやすい活躍をして見返してくれたら、スッキリ嬉しいものだ。
ヤマザキナビスコカップのグループリーグ清水戦。

この試合は公式戦の中でも年に一回あるかないか。珍しいほどの完全消化試合シチュエーション。

勝っても負けても実利的メリットデメリットがほとんど見当たらない試合。

但し、鹿島アントラーズに染みついたメンタリティ。ここは譲れないというアイデンティティがある。

「全ての試合で勝ちにいく」ということ。

しっかり2-1勝利を収めてミッション完遂。勝利自体が後に向けてのメリットにもなる。

大学生やJ2相手に練習試合を積み重ねてきた若い選手主体の鹿島。ベストメンバーでないとはいえ「J1清水との公式戦」に勝ちきったことを、ある程度の自信にしていい。

おのずと注目ポイントは個人パフォーマンスになる。

まず負傷明けの元代表級選手。本田拓也と中田浩二の二人。

こちらは、まだ試運転の域を出ず。さすがに一級品のリーダーシップを持ち、トップ級選手の雰囲気を纏うものの、単純にアスリートとしてのフットワークが万全に至らず。

ジョルジーニョ監督が二人の復帰を遅らせている理由が皆の前で明らかにされたとも言える。この試合を一歩目として、更なる復調を進めてもらえれば。

大迫はなんだかんだで2得点(PK含)。

彼の場合、こういう試合もいいのではないか。プレイ内容は良くても点をとらないことが多いのだから。

FWは点をとることが大事。「ゴールを決めるか」あるいは「ポストプレイや守備で凄く頑張るか」どちらかを満たしてくれれば一ファンとして満足。今回は2ゴールを讃えたい。

それから、土居や梅鉢ら、最近J1公式戦から遠ざかっていた若手選手たち。

彼らからはオッと見直す部分もあった。

単純に走れる、トップチームでは動き少なめの中盤にダイナミズムをもたらしたこと。

そういったフィジカル面のみならず、戦術的・技術的にも「長期離脱明けのベテラン選手の復調速度」を上回る「若いからこその成長速度」が見られたこと。

本田と中田は練習試合や紅白戦から予想された通りの復調具合であったけれど、若い選手は予想外に良かったり、また逆に、予想外に悪かったりもした。

計算できる実力者は必要であるが、一方で起爆剤となる意外性を持った選手も要る。

リーグ戦浮上に向けて本田と中田にばかり期待してきたけれど、若手の中から出てくることもあるかなと思い直した。

ただ、それ以上を期待するのは早計な消化試合であったことも事実。

あとの楽しみは次の公式戦に持ち越したい。
鹿島アントラーズの現在の成績からすると、補強を望む声が上がってくるのは仕方のないことだ。

どこのポジションを補強すればいいか、あれやこれや語り合うのはクラブサポーターの楽しみになる。

ただ、その際、「どこどこのポジションが補強ポイント」というのは皆、やることなので、その手前で見てみようかと思う。

「補強したいポジション」ではなく「補強したい能力」で見てみよう。

【優先順位1】ポジションはどこでもいいから、攻撃力のみならず高い守備力を持ち、奪ってから前の味方にパスを付けられる選手。
こういう選手が一人いることによって、小笠原や柴崎、遠藤、ドゥトラ、本山といった選手たちが攻撃に力を割けるようになる。一気にチームが蘇る可能性がある。

明日復帰予定の本田拓也が期待通りのパフォーマンスであれば、ひとまず解決となるが、さて。注目だ。

【優先順位2】ポジションはどこでもいいから、セットプレイキッカー。
コーナーキックからの得点力低下に目を奪われやすいが、ペナルティエリア外からの直接FKが直接ゴールに決まる気配がほとんどないことでも損している。

現状、ファウルされ損であり、得点機会を逸している。今は大迫やドゥトラ、遠藤といったドリブルで仕掛けられる選手が揃っており、「彼らを倒してファウルを与えてはいけない」と敵に思わせるレベルのプレイスキックキッカーが一人欲しいところ。

【優先順位3】ポジションはどこでもいいから、点をとれる選手。
これはいつだって、世界中のどのチームも補強ポイントにしているけれども。

興梠が頑張ってくれているとはいえ、得点源と言えるほど決定力のある選手が欲しい。例えば、かつてのイ・ジョンスのようにCBだけど異常にセットプレイから点をとるとかでもいい。

今季の鹿島は守備に固さがないので攻められる回数は多いが、その分、多くの対戦相手が前掛かりになってくれる。ドゥトラを始めとしたカウンタードリブル要員もおり、CK含めてシュートまで行けるチャンスは多い。

守備がユルめといっても大差負けしているわけではなく「あと1点とれていれば」「あのチャンスを決めていれば」リーグ戦順位はもっと上。

控えにくすぶっている若い選手たち、FWと二列目、そしてCBあたりまで「得点力」を紅白戦や練習試合から示していくことでチャンスが与えられるだろう。
【ジェネレーション・ギャップ】
昨日は審判問題について記事を起こそうかと思ったが、止めた。

若い鹿島サポーターと私のような古参鹿島サポーターでは、この問題に対して感情のズレが大きい気がしたのだ。

「アントラーズはほとんどの試合で不利な判定を被っている」「選手たちが頑張っているのに審判に試合をブチ壊されている」という同胞アントラーズサポーターたちの「怒り」「嘆き」「悲しみ」「憎しみ」「苦しみ」は、私にもよく分かる。よーく分かる。

分かるけれど、実際のところ、現在の私がそう感じることはない。

もちろん試合後には「今日の審判は下手だったな」「ルール上間違いじゃないけど、結果的に鹿島に辛いジャッジだったな」とかの感想は持つし、また、常々「レフェリーのレベル向上」「審判文化の熟成」は必要だと考え、ブログというツールを使って微力ながら意見発信に努めている。

ただ、そこにネガティブな感情は持っていない。いいか悪いかは別として、そうなったのは長年のサポーター経験のみによる。

どんなに鹿島アントラーズが衝撃的に不利なジャッジを受けたとしても「初年度のチャンピオンシップに比べれば10000分の1も大したことはない」とオートマチックに受け流せてしまう。

【悪がはびこるJリーグ黎明期】
Jリーグ最初の王者を決める大一番。鹿島アントラーズとヴェルディ川崎のチャンピオンシップ。会場は5万6千人入った国立競技場。

ジーコが怒りに耐えきれず、ヴェルディのセットされたPKのボールに向かってつばを吐いた試合だ。

当時のアントラーズサポーターの苦しみ、今の人には分かるまい。分からなくていいけれど、分かるまい。

今でこそ「Jで最もタイトル獲得回数の多い名門クラブ」である鹿島アントラーズだが、黎明期のJリーグには「読売ヴェルディ川崎」というサッカー界の読売ジャイアンツが君臨していた。

たしかに強かった。

強いだけなら、まだ良かった。

問題は熱に浮かされていたメディアだ。ヴェルディの親会社が「読売新聞」という大手メディアなのも良くなかった。

雑誌や新聞、テレビまで、どこもかしこも「ヴェルディ」「ヨミウリ」ばかりを扱った。

全媒体でヴェルディ礼讃が行われ、ついでに紹介されるのは日本リーグ時代からヴェルディのライバルだった日産横浜マリノス。

ヴェルディ対マリノスの名門対決がJリーグを牽引して欲しい。最終的には盟主ヴェルディに勝って欲しい。

鹿島アントラーズは大手メディアの作り上げたい構図から外れた第三勢力だった。

インターネットも携帯電話も一般化していない時代。鹿島アントラーズをまっとうに扱ってくれるのは茨城新聞と茨城放送(ラジオ局)のみ。

【モノ言えぬ苦しみ】
印象的なエピソードを一つ紹介。

ある日の鹿島アントラーズとヴェルディ川崎の試合。

アントラーズは激戦の末、見事に勝利を収めた。

インターネットのサッカーニュースもアントラーズモバイル公式サイトもない頃だったから、テレビやラジオのスポーツニュースを楽しみに待つ。

某全国放送ラジオ番組の司会者の言葉は忘れない。

「いやー、今日もヴェルディは強かったですよー!鹿島は必死にやって勝ちましたが、ヴェルディは圧倒的な強さでした。鹿島が必死だった分、ヴェルディの強さばかりが際立ちましたねー!ヴェルディこそ世界のスター軍団です!やってるサッカーのレベルが10年は先に行ってました!」

耳を疑うと同時に、もう、ブチッと切れた。

普通の全国放送のスポーツニュースなのだ。ヴェルディ応援番組などではない。

今だったらネット上で鹿島サポーターに総叩きされるようなトンデモ発言だろう。

しかし、時代が時代。メディアは言いたい放題、一般サポーターは言い返す手段がない。

投書や電話という手もあることはあったが、それは内部で処理されてしまうもの。

言えない、書けないから余計に腹が立つ。これほどメディアに腹立ったことはない。

このようなヴェルディ礼讃は数えきれないほど。上記は数多のエピソードのうちの一つでしかない(※ちなみに、セルジオ越後氏や金田喜稔氏など当時から大勢に流されない発言をするサッカー関係者もいた。彼らは今でも根強いファンを得ている)。

【陰謀ジャッジ?】
メディアもそうなら、レフェリーも全体の雰囲気に呑まれたのか、それともヴェルディのベテラン選手の老獪さに流されてしまっていたのか、とにかくヴェルディ有利の判定が目立った。

メディアのせいで極端なヴェルディ嫌いになっていた私だから、余計にそう感じたのかもだけど。

その頃の審判と比べれば、今は全く公正と言える。あの頃のような不正感はない。

最近のJの試合での鹿島に不利な判定、納得しにくい判定が続いていても、それは基準内での適用が鹿島に厳しかったか、あるいは見えていなかったということ。

Jリーグ初年度は、(鹿島以外の)日本サッカー界がプロ化したばかりのJリーグの盛り上がりのため一致団結して「ヴェルディを優勝させよう」と頑張っているのではないかと。

そんな疑いを持ってしまうほどだった。

今はおかしな判定を指摘してくれる解説者や実況アナウンサーは、一応いる。松崎審判委員長も、一応、質問に答えてくれている。

J黎明期は、あからさまにヴェルディ有利な判定に何も触れてくれなかったのだ。鹿島の選手は歩いているだけでイエローカードもらいそうな勢い。ヴェルディの選手は鹿島のPA内にいるだけでPKもらえそうな勢い。

だから、私はジーコがつば吐きたかった気持ちはよーーーーく分かった。というか、自分はレフェリーにボール蹴りつけたかった。

ジーコは「高田(主審)はレフェリーの服の下に、ヨミウリのユニホームを着てホイッスルを吹いた」と激怒していたが、私も全く同感。高田主審は元々、読売の選手だったのだ。

その疑念、苦しみ怒りたるや半端なく、もう何年も何年も鹿島仲間にグチグチグチグチ言い続けたのだ、私は。

しまいには誰も聞き流しているだけで聞いてくれなくなった。

【しつこい男】
そんなの意に介せず、それでもグチグチグチグチ言い続けた。

いいんだ、自分が言いたいだけなんだから。飽きるまで言うのだ。

怒りが多少収まったのはヴェルディ川崎が悪事を重ねて人気を失い潰れ去り、東京ヴェルディに名称変更してJ2に定着した頃くらい。

悪が滅び去り「ざまあみろ」の想いと共に幾らか冷静になれたのだ。

カズやラモスといった昔のヴェルディの主力選手たちが、鹿島のことをリスペクトする発言を事あるごとにしてくれていることも、その助けとなった。

今では「東京ヴェルディ」は嫌いでないし、高田主審も単に下手だったということにしてあるし、カズやラモス、松木、都並はむしろ好きだ。柱谷も安月給で水戸の監督引き受けてくれてから好きになった。ビスマルクは鹿島に来てくれた時に好きになった。

結局、15年以上もグチグチしていたのである。

それでもなお、今思い出しても「ヴェルディ川崎」「ナベツネ」「ヨミウリ」「当時のメディア」「おかしな判定」に対してフツフツと怒りが込み上げてくる。

もう、こういったものの解決には年月が要るとしか言いようがない。

審判やメディアの成長も、悪が滅び去るのも。自分自身の許容範囲の広がりにも。

そして、また、多くのサポーターや選手が審判問題への納得を早めるために、質の高いジャッジ検証番組が必要なんだと思う。然るべき人たち同士でジャッジ検討する機会が必要なんだと思う。
【悔しかったこと】
後半ロスタイムにPKで追いつかれて悔しかった。

毎度のことながら厳しいジャッジが多くて悔しかった。

大迫のダメ押しとなったハズのシュートが決まらなくて悔しかった。

交代枠使い切らないまま数分を逃げ切れなかったのが悔しかった。

選手たちは頑張っていたのに結果に繋がらなかったのが悔しかった。

全部結果論だけど悔しかった。

【気迫の守り】
序盤からあれだけ中盤を制圧されて、後半ロスタイムにPK判定を食らうまで無失点に抑えた。

GK曽ヶ端がいなければ大量失点も有り得ただろう。曽ヶ端は安定の極みだった。

本当にいいGKは慌てて動いたりしないもの。刻々と変わる状況に合わせた正しいポジショニングをとって、極力正面で対処する。今日の曽ヶ端はまさにそれ。GKのお手本のようなパーフェクトなパフォーマンスだったと思う。

また、岩政と山村の両CBと急造左SBの青木。彼らには気迫があった。それが寸でのところでのシュートブロックや厳しいマーキングに繋がっていた。また、ハンドでPK取られたとはいえ、西も立ち上がりから高い集中力が感じられた。

DF陣以外でも鹿島の選手全員。

決して個々の守備能力が突出しない鹿島だけれど、今日やれる最大限の守りは見せてくれたと思う。

【黄金世代のフィニッシュ力】
レアンドロ・ドミンゲスとジョルジ・ワグネルを中心とした柏に対し、「現時点での」鹿島は個人の総合値でもグループとしての連動力でも不利だから、どうしても守る回数が多く、攻める回数が少なくなってしまう。

攻撃陣が目立たなくて仕方のない試合展開であったのに、しばしば柏ゴールを脅かすことに成功。中でも大迫や遠藤のボールを持った時の「敵に取られない型」には目を引かれるものがあった。

二人に敢えて苦言を呈するとすれば最後のフィニッシュの精度と工夫。遠藤も大迫も紙一重足りなかったのだけれども、そこは先輩・小笠原がプレイで見せる。素晴らしいファインミドルを柏ゴールに叩き込む。

もう、Jの公式戦で小笠原のミドルシュートが決まるところは見られないだろうなと諦めかけていたので、これはビックリしたと同時に、とても嬉しかった。

小笠原選手、見くびっていて御免なさいね。

前節・名古屋戦の本山のゴールも美しかったし、79年組の技術とアイディアは、やはり黄金世代と称されるに相応しいものだね。
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ブロマガって何?
【連続バースディ】
一昨日6/19は増田誓志選手のバースディ。

続いて昨日6/20は本山雅志選手のバースディ。

私は自分の誕生日も気にしないから、選手の誕生日も普段意識しないのだけれども、鹿島アントラーズの置かれた状況。

一つ年齢を重ねた二人に改めて期待したい気持ちになる。

【若い鹿島】
通常、サッカー選手は年齢を重ねるとスピードやスタミナが落ちて、コンディショニングも難しくなり、怪我しやすくなる。

一方、経験を蓄積してきた選手はチームに安定感をもたらすことができる。

今年の鹿島アントラーズの戦績、試合スコアは完全に若いチームならではのもの。

大勝もするけど大敗もする。大量得点もするけど大量失点もする。

安定感なく、リーグ戦13位に沈んでいる。

【老いた鹿島】
では、ベテランばかりで構成すれば良いかと言えば、それも極端。

出せる力は安定しやすくなるものの、絶対的なパワーが不足することになる。

また、連戦が続くとコンディション落ちやすく、怪我人も増え、かえって安定しなくなる。

ベテラン・中堅で構成された2010~2011シーズンの鹿島は相当に停滞感が漂っていた。

リーグ戦は4位~6位でも、それ以上を望める気配はなく、何よりスポーツエンターテイメントとしてのマンネリ否めず。年々の観客動員減少は決して震災のみが理由ではない。

【年齢構成】
鹿島の現在の年齢構成、戦力構成といったものは、実は悪いわけではない。

各ポジションでベテランと若手を組ませ、経験を伝承しやすい構成になっている。

サッカー選手にとって優秀な指導者との出会いは大事だが、それ以上に同ポジションの一流選手と一緒にプレイすることで大きく成長することができる。

そして、ほとんどのポジションで「ベテランor中堅+若手」の組み合わせを実現できている鹿島。

柴崎は小笠原と一緒にプレイし、山村は岩政と一緒にプレイできている。

ただ、強化部の計画に反して野沢拓也(現神戸)が抜けてしまった二列目だけが「若手(遠藤)+若手(ドゥトラ)」の構成。

プロサッカーの世界で年齢だけで言えば二人は必ずしも若手ではなかろうが、今のところ二人のプレイは若く、そしてプレイスタイルも重なりがち。

アッと驚くような強力無比なドリブルがあり、守備でも勢いあるインターセプトあり、しかし、90分の組織守備では安定性がない。

大勝&大敗の繰り返しには、他にも理由はあるけれど、二人の個性の組み合わせも一つ挙げられよう。

とはいえ、二人同時起用が絶対悪だとは思わない。

まず、守備のデメリット差し引いても攻撃のメリットが大きい。

それに彼らには成長の余地がある。

例えば遠藤だけ見ても、彼は元々はただのドリブラーではない。

ゲームを作っていく自覚が更に高まり、守りの面白さも覚えたなら、ドゥトラとはかえってバランスのいい組み合わせになる。

【本山&増田でほど良い鹿島】
それでも、現時点。リーグ戦順位を見ると待ったなしである。

満足できるチーム成績でないのだから、他の個性を持つ選手の今すぐの台頭を求めたいもの。

味方を生かせて決定的な仕事もできるファンタジスタ系の本山。

攻守に幅広く味方のために走れる襲撃者系の増田。

彼らが好調であれば、ドリブラーユニット「遠藤+ドゥトラ」と組み合わせても面白いだろう。

今はスタメンではない本山と増田が調子を上げてポジション争いに絡んでいくことで、鹿島の中盤の引き出しが増え、安定感が高まってくる。

四人の中盤で、小笠原以外の三人が若手という現在の構成では、これまでとは逆にベテランや中堅が加わっていくことが必要になる。
『こういう終わり方は非常に悔しい。レフェリーがすごく大きなミスを犯している。相当クレージー。同じサッカー界にいる人としてどうかと思う』
『僕らはプロとして戦っているけど、審判にはプロではない人もいる。その差が出た。抗議するのが悪いという風潮があるが、選手がレフェリーに意見を求めるのは正当な権利。リーグにも考えてほしいし、レフェリーも、もう少し責任を持って笛を吹いてほしい』
(ニッカンスポーツ・コムより、5/16ナビ杯セレッソ×広島の試合後、佐藤寿人選手のコメント)

その発言によるJリーグからの処分。

『広島寿人に始末書!審判員への中傷で処分』(ニッカンスポーツ・コム)

そのジャッジの動画。4:06頃から。『ナビスコカップ2012 5月16日 セレッソ大阪×広島 ハイライト

判定がどちらに転んでも片方からは抗議が出るであろう難しいシーン。

私たちはスロー映像で確認できるからいいものの、判定の際、主審は映像を見ることができない。リアルノーマルスピードでジャッジを下さなければならない。

このような簡単ではないシーンであっても「レフェリーがクレイジー」であると選手が激怒してしまう理由がある。

そもそものジャッジに対する不信感だ。

その溝を埋めていくには、審判個人による技量アップが大前提だが、他にもアイディアが要りそう。

例えば、かつては鹿島アントラーズの天敵とまでされた家本政明主審。

ここ数年の彼は元々の優秀さに熟練が重なり、安定してジャッジしてくれることが多い。鹿島担当試合でも問題なく高パフォーマンスを継続してくれている。

とはいえ、現実的に全ての主審が彼レベルまで到達するのは難しい。

日本のサッカー人気、審判人気を考えれば、成長途上レフェリーの割合が高くなる。レフェリーは人気職業ではない。

どんな優秀な主審でもミスをする。欧州や南米の試合でも、見ていると「アレレ?」という奇天烈ジャッジはある。

それが「審判不人気国」の中の「トップ級以外のレフェリー」であれば、余計に「アレレ?」が増えるのは自然の成り行きと言える。

しかし、それをそのままにしておかない姿勢を示すことが必要なのではないか。

現状、「ミスジャッジを放置したままで、審判だけが守られている」という認識(※審判からすれば誤認ということになろう)が少なくないJクラブ選手やサポーター、ブラジル人監督の間に広がっている。

「それぞれのレフェリーが成長中で常に鍛錬を積んでいること」「全てのチームと選手、審判員に対して公平であること」「そういったことを間違いなく毎試合査定していること」

そのあたりが中身を伴ってアピールされていれば、現状ほど不信感が高まることは防げるのではなかろうか。

松崎審判委員長がメディアを通じて情報発信してくれているものの、それだけでは足りなくなっている。
3失点もそうだが、それにしても、ずいぶんと自由に攻撃されるものだな、我らが鹿島アントラーズは。

対戦相手は気持ちよかろう、これだけボール回せたら。

相手のボランチもセンターバックも楽だろう、これだけオープンに蹴らせてもらえたら。

このアントラーズ全体の守備力不足というもの。

それがジョルジーニョ監督のせいなのか、選手たちのせいなのかの議論は不毛なので置いておく。

とりあえずは、どのポジションの選手にも個人守備力の不足部分はあり、「個人守備力×監督の指導する守備戦術の浸透=チーム全体の守備力」の総体が相手チームと同等あるいは下回ることで、それが現象として表れることになる。

攻められる回数が増え、すると個人が不利なカタチでの守備を強いられ、個人守備力の弱さが浮き彫りになるという悪循環に陥る。

まず、狙ったカタチでプレスをかけて、囲い込んでボールを奪って、そして攻撃に繋げる。

そんな組織守備力を高める選手が必要になろう。

幸い、鹿島アントラーズには攻守に優れた大物日本人選手が三人も控えている。彼らはあくまで秘密兵器なのでコードネームで紹介する。

【高機動型ヒキコモリ・イケメン】
・ポジションは中盤ならどこでも可能。サイドバックもやれることはやれる。
・鹿島の中盤の選手の中で走れる部類。フィジカルも強い部類。
・技術的には敵を背負ってのプレイ以外は一通り標準装備。
・好調モードに入るとピッチを縦横無尽。攻守両面で多大な貢献が可能。
・よく守りに気を使い過ぎて攻撃力半減する。
・よく攻撃に気を使い過ぎて守備力半減する。
・誰もが認めるイケメン。
・外に出るより家の中が好き。友だちは愛犬だけという動物好き。

【ダーティ・ヒーゲ】
・ポジションはボランチ。
・ダブルボランチでは攻撃担当でも守備担当でも問題なく可。ワンボランチも可。
・中・長距離の美しいミドルキックを蹴る。
・ガッツリ汚めの守備ができる。
・ビッチリ汚めのヒゲが生える。
・一年ほどプロレベルでサッカーしてなかったので試合勘が怪しい。
・まだガッツリとしたバックチャージが出てきていない。
・最近は紅白戦でセンターバックをこなすことも。攻撃は、多分もう大丈夫だが、守備の勘は取り戻す作業中。

【ナカータ・コージ】
・ポジションはセンターバックとボランチ。
・一選手に留まらず、ピッチ上で指揮官的影響力を持つ。
・左利きで「止めて・蹴る」の正確な技術と長いキックを持つ。
・人とのバランスを配慮しながら守れる。
・セットプレイでは敵の死角に入り込むポジション取りの能力があり、突如ゴールを決める。
・怪我が続いてフィットネスが落ちているため、左右に振られる攻撃への守備対応はやや不安。
・長く独身生活が続いてイケメン感が落ちているため、このままオッサン化することがやや不安。
【勝てそうで、勝てなかった】
昨日カシマスタジアムで行われた鹿島×名古屋の試合。

「鹿島アントラーズ」と「名古屋グランパス」という、単純に名選手&好素材が揃っているチーム同士の試合、しかも中断明けで選手たちも公式戦に飢えていたということで、面白い試合になった。

前半1-0からの後半3失点負けだから、鹿島サポーターとしては「胸くそ悪い試合展開と結果」ではあったが、しかし、久々のJリーグはやっぱり面白いものだ。

【鹿島のアシストとゴール。それは愉快なファンタジー】
柴崎のアシストに、興梠と本山のゴールはとても嬉しかったもの。

五輪代表から漏れたものの、柴崎は(スタミナが切れるまでの間は)攻守に強い意志があって、ボールに関与する回数が前数戦より増えていた。

アシストはドリブルでDF数枚を引きつけてからのパスだったが、元々、アシストもゴールも決める能力がある。こういったシーンが増えてくれば、五輪代表飛び越してA代表入りも見えてくるだろう。

興梠は昨日のゴールで7ゴール。これで一応、得点ランキング2位だ。ゴール以外にも前線で幅広く動いて起点になってくれているし、昨季比プレイ強度のアベレージが高い。

それから、本山のゴール。

まず、遠藤から前線へ浮き球のパス。それを大迫、前を向いた本山に胸で落とす。

本山と対峙するは今だに日本最高級のCBたる闘莉王。

本山の技術なら左右どちらにもドリブル開始できる。スルーパスもある。シュートもある。

闘莉王なら、それも十分に頭に入れた上で守ってくる。間合いにミスはない。

小さなフェイントをかけて、右に行く気配を僅かに見せた刹那、左に持ち出す本山。

シュートコースを作った瞬間、振り抜く。利き足でない左足を。

右足シュートの方にウェイトを置いて警戒していた、これまた最高級GK楢崎も、コンマ数秒、逆を取られる。

左足でも精度の落ちない、グラウンダーのシュートはゴール左下隅に一直線。

鹿島の偉大な10番、上手すぎでしょう。

【「勝負弱い」のは第一に「守備弱い」ってことなので】
ハーフタイムをリードして折り返したのだから、勝てそうなゲームだったとは思う。

ただ、基本的に今の鹿島の守備力は高くはない。そこは、アントラーズサポーター皆で一致するところだろう。

最近の三連勝だって、GK曽ヶ端の異常なまでのスーパーセーブ率に救われていた面があったのだから。

プラスして、村上主審の鹿島不利となるジャッジの数々(※まだ録画確認していないので、私の現時点での印象)と、永井のスーパーゴールが重なれば、ちょっと勝てない日だったかなあと心の整理をつけるしかない。

なかなかね、鹿島の力自体は急激には上がらないので、上位まで上がっていくのが困難なシーズンである。

一番簡単に守備力上げるには、本田拓也と中田浩二が「ベストコンディションで」復帰することなんだろうけど、それも難しい。

今のところ、彼ら二人は「ベスト以前に、まず普通」に戻している途中。

練習試合でも紅白戦でも、彼らがボール際でプレイする回数は守備の選手と思えないほど少ない。まず、スピードやクイックネス、連続して動き直すスタミナ。そのあたりもっと上がってこないと。

そんな状況であるのに、選手コンディショニングの肝とされていた、アレックスPT(※その道の超トップ。先日、お子さんの教育問題のため退団)も今はいないしね…。

他に監督や選手の能力が突然、目に見えるほど上がるとは考えにくいものの、彼らそれぞれの成長に期待。

現実的には、今後も「相手チーム次第」「ジャッジ次第」で大きく勝ち負けが左右されてしまうことは覚悟しておきたい。

それはつまり、対戦相手が絶好調でなくて、鹿島はしっかり守備から整備し直して、あとは公平にジャッジしてくれるレフェリーであれば、十分に勝っていけるということでもある。
【あくまで予備。されど予備】
ロンドン五輪に出場するU-23日本代表の予備登録メンバー35人が発表された。

鹿島アントラーズからは大迫勇也と山村和也がメンバー入り。

とりあえずホッとした。

ただ、二人に限らないけれど、このまま五輪に行ける保証はない。

ここから18人にまで絞られるということで、Jリーグで好調&成長を示していくことが五輪出場に繋がっていく。

【アピール成功】
先のヤマザキナビスコカップ新潟戦ではU-23代表の関塚監督が来場視察。

大迫と山村は好パフォーマンスで鹿島の勝利に貢献。

二人の何が良かったって、課題解消に向けた強い意志を明確に示したことだろう。

大迫ならここぞの得点力。

新潟戦での彼のゴールは決勝点。しかも、決して長所ではなかったヘディングでのゴール。

山村なら対人の強さ。

ちとカバーに出た時の危うさはあったものの、ただ、これまでより半歩以上、人へ強く踏み込んでいたし、返しのヘディングにも威力があった。

トゥーロン国際敗退直後の公式戦だったが、二人は自らの反発力、成長力を関塚監督やサポーターに見せてくれた。

大迫、山村がこのままリーグ戦で成長し続けるようならば、最終メンバーに残ることは十分可能だと思う。

【柴崎は選外】
外れることになったのは柴崎岳。

とはいえ、私個人的に「柴崎が外れた」という感覚はない。

かなり初期の段階から「構想にも入っていない」雰囲気があったからだ。

そうであったのに、それでも少なくない鹿島サポーターから五輪代表入りを望む声が聞かれていたことからも、彼の非凡さが分かる。

そもそもフィジカルと経験則がモノを言うボランチのポジションにおいて、23歳までの一つの年齢差は大きい。特に柴崎は元がフィジカルも体格も強みのない選手。

今回のロンドン五輪出場可能年齢の振り分けにおいて、最も若い部類に入ってしまったことで、メンバー入りの困難は最初から予想された。彼が彼の目指す理想の選手になるために、今しばらくの時間と経験が要る。

そのあたり本人が一番分かっているからこそ(※プラチナ世代のW杯 2014年・2018年の日本代表メンバー (サッカー小僧新書)参照)、鹿島アントラーズを進路に選び、着実に成長する道を選んだのだ。

【ガチャピン】
遠藤保仁(ガンバ大阪)は長らく五輪にもワールドカップにも縁がなく、実績というところでは中村俊輔や小野伸二、小笠原満男といった同年代の天才たちに遅れを取っていた。

しかし、彼は自分自身を客観視して、楽しみながら長所を磨き続け、「ヤット、なんだお前のその腹は」(岡田武史前日本代表監督)と怒られたので面倒くさかったけどフィジカルを鍛え、ついには日本代表不動の司令塔に登り詰めた。

柴崎は遠藤とは性格は違うものの、視野の広さと正確な技術、そして、フィジカルや守備能力の問題から選手としての完成に時間がかかりそうなところまで似ている(※東北人らしい質実剛健なメンタリティは小笠原に近いだろう。但し、小笠原には強い身体があって即戦力度が高かった)。

丁度、鹿島のボランチが手薄になる世代交代期ということも重なり、予想していたよりも早く柴崎は鹿島でポジションを掴んだ。

それだけでも驚くべきことなのに、五輪代表入りまで期待されたとは、やはり只者ではない。

彼は代表に選ばれたら選ばれたで糧にするし、選ばれなかったら選ばれなかったで粛々と努力を続けるであろう若者。

今現在、やや調子を落としているように見えるけれど、近々巻き返してくれるはずだ。
鹿島アントラーズ公式サイトより。
新商品発売のお知らせ
クラブハウス店・水戸店にて新商品「湯のみセット」を発売いたします。』

こりゃまた硬派な男性アントラーズサポーターに丁度よさげな一品。

写真からはシンプルかつ剛健、実に鹿島らしい湯のみに見える。

マグカップよりか湯飲みの方が、自分には使い勝手がいい。

オフィシャルショップで現物手にとって、デザイン&塗り具合が良く、手への収まりがしっくりきそうだったら買う予定。
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ブロマガって何?
昨夜、オーストラリアで行われたブラジルワールドカップのアジア最終予選。日本代表×オーストラリア代表。

日本代表は敵地で引き分け。貴重な勝ち点1を得た。

だが、手痛い代償を支払うことになる。

今野&栗原の両センターバックが試合中に警告(栗原は2つで退場)を受け、次のイラク戦(9/11)出場停止。

これではセンターバックの人数が足りなくなる。日本のピンチだ。

その危機を救うべく勝手に…、いや自主的に準備を始めた男がいるようだ。

昨夜の鹿嶋市内。

栗原退場直後からだろうか、深夜までジョギングするジャージ姿の男が目撃されている。

目撃者によると「ウホウホ」聞こえたとか、「俺の出番ウホ、俺の出番ウホ、俺の出番ウホ」とブツブツつぶやいていたとか…。

もしかすると、彼なのかもしれない。
日本のメディアは報じていないので、まだ真偽は定かではないけれども。

鹿島アントラーズとカルロンの選手契約が解消されたとのこと。

カルロンが鹿島でプレイしたのは数ヶ月程度、リーグ戦5試合出場1ゴール。

その獲得にかかった資金は2億円とも伝えられる。契約解消が真実なら、億を超える資金がキレイに消え去ったことになる。

そうなると鹿島アントラーズの華麗なる外国人選定失敗史上でもトップ3に入るものとなってしまう。

【最初の違和感】
自分個人で2億円損したら、ガッカリどころじゃ済まない話になるけれど。

アントラーズの大損も嫌であるが、実際のところ自分のお金でもないので「残念だったけど、こういう買い物の仕方はマズいと学ばせてもらったな」と冷静に見ることができる。

やはり、大きな買い物する時、最初に感じた違和感は大事にしなきゃいけないのだろう。

鹿島入団内定前、ポルトガルでのカルロンのゴールダイジェスト動画を見た時、「大きくて速くて決定力があって、しかも若いのにポルトガルリーグ得点ランク2位とは!凄い選手が来るものだ!よくやった、満さん!」と小躍りしたものだ。

ただ一つ「得点パターンに裏抜けが多すぎるな…」と、そこに小さな疑念があったのは覚えている。

当時、そこを確認したくて、しかし、いくら探してもカルロン90分フル出場の動画が出てこない。

もう、これはアントラーズ強化部はフル出場の映像を10試合以上チェックした上で獲得するものだと。そう信じるしかなかった。

強化部の誰かが現地で確認したか、信頼できる人物のお墨付きがあったのだろう。そう考えて自分の中の疑念を打ち消したものだ。

【次なる違和感】
入団内定直後、サッカー週刊誌にポルトガルでのカルロン評が掲載された。

そこに魚の小骨のように引っ掛かる言葉があった。

ポルトガルサッカー関係者のカルロン評。「彼は自分のできることと、できないことをわきまえてプレイできる」という褒め言葉。そこに「あれ?」という疑念が湧いたものだ。

これって、けっこう、得意不得意がハッキリしてる選手になされる評価なんだけど…。アントラーズなら岩政選手とか…。

もしかして、もしかしたら裏抜け専門タイプだったりして…。鹿島が欲しいのって、前線で起点になれる万能型のスーパーエース級じゃないの?鹿島強化部もそう評価して獲ったハズなんだけど…。

【本人来日も、それは確信へ】
シーズン前キャンプでは強さも巧さも発揮することなく。

シュートのタイミングに独自性を感じたものの、それ以外はあらゆる点において事前の予想を下回るものだった。まさかヘディングまで弱い(※普通レベルは覚悟していたが、普通以下だった)のは予想外であった。

鈴木満強化部長もオリヴェイラ前監督も、カルロン初練習を見た瞬間にドッと冷や汗が出たことだろう。

だが、それでも期待したいのがサポーター人情。

「今は日本に慣れていないだけ」「コンディションが整っていないだけ」「調子が上がってくれば別人のように良くなる」

私はそのように自分に言い聞かせ、彼が爆発する日を待ったものだ。

しかし、それも長くは続かなかった。

練習試合において大学生DF相手にグニャリと競り負ける姿と、何より日本人チームメイトとコミュニケーション取らないところ、取ろうとしないところ。

レンタル移籍が発表される前には、もう無理かもと確信するに至っていた。

【大きな買い物で疑念は明らかにした方がいい】
例えば、今、私の手元にある分譲マンションの広告チラシを眺めても似たようなものだ。

「駅近」と書いていないマンションは駅から遠い。
「全戸分駐車場有り」と書いていないマンションは敷地内に駐車場をとれないことがある。
「南向き」と書いていないマンションは部屋によって日照時間が短い可能性がある。

また「全戸分駐車場有り」と書いてあったとしても「機械式立体駐車場」か「平面駐車場」かは見分けなければならない。

機械式は毎回の車の出し入れに時間がかかるし、何より、修繕費や維持費で月々支払うお金に跳ね返ってくる。「全戸分平面駐車場」と広告に表示されていなければ、全部機械式か、半分くらいは機械式ということになる。

基本的に、売る側は物件の弱点や短所を教えてくれない。信頼関係のある売り手と顧客ならまだしも、一回限りの売買なら、そんなもの。

外国人選手獲得もそうなんだと。

「ゴールシーンのみのダイジェスト映像」では苦手なプレイが分からない。
「活躍した1試合のみの90分試合映像」ではシーズン通してのコンスタント性、安定感が分からない。
「中堅リーグでのゴール数、試合出場数」では、そもそも選手の能力が分からない。

現地で見ていない選手は、見るまで分からない。

大きな期待をされたカルロンであったが、その分、鹿島強化部やボクらにとっても買い物をする上での学び、訓戒となったのであった。

カルロン以降、鹿島アントラーズの外国人選定は変化を見せている。
先週土曜の午後、カシマスタジアムで行われたソシオフェスタ(※原則、ソシオ会員限定参加のイベント)。

今回は「ブログ等で宣伝して欲しい」と美人レポーターからお願いがあり、サクッとご紹介。

【先着順スタジアムツアー】
普段一般客は入れないスタジアム内施設(※選手ロッカールームや選手バス等)にゲスト選手と回るスタジアムツアー。

本山選手や本田選手、西選手、山村選手といった選手たち(数回ツアーがあり、回毎に担当選手が違う)がにこやかにエスコート。「○○選手のロッカーはここです」「バスの一番後ろは○○選手、その前は○○選手が座っています」というように選手から説明を加えてくれる。

一緒に写真を撮ってもらったり、握手してもらえたりと、選手好き系サポーターの方なら喜べること請け合い。

その他、時間内はスタジアム各所のブースに選手たちが配置されており、彼らとふれあう時間が確保されている。サイン帳とカメラを持参すれば、サインと写真でいっぱいになる。

【トークショー】
いくつか選手登場のトークショー開催。その中の目玉はジョルジーニョ監督も参加した「歴代サイドバックトークショー」。

ジョルーニョ監督(蘭童通訳)「新井場選手は皆さんの前で8点とることを約束してもらいたい」

新井場「そっ、それリーグ戦8点ってこと?カップ戦含めて?練習試合、紅白戦も入れていいの?」

ジョル(蘭童通訳)「練習試合は却下になりました」

新井場「じゃ、公式戦?できない!」

ジョル(蘭童通訳)「右利きの選手で左でプレイしていると。単純に言えば左足で行って、中に切り返して、右を振り抜けば点は入るんだから」

新井場「…ちなみに監督は、その、リーグ戦で何点とってたの?」

ジョル(蘭童通訳)「鹿島だけでは、最低30点はとってると思います。流れの中でも点とってると思います。ここにいる私のサポーターの人たちに聞けば絶対わかると思います」

新井場「いやいやいや、俺はフリーキックも蹴らしてもらえへん。PKも蹴らしてもらえへん。セットプレイも残っとけ。これはもう、入らへん!」
昨日、ソシオフェスタ前に行われた練習試合。スコア5-0で鹿島勝利。

【JFL最下位も】
現在JFL(J2の下に位置するリーグ)最下位に沈む栃木ウーヴァ。

栃木ウーヴァというチームは初めて見たのだけれども、わざわざ鹿嶋まで来てくれたとあって試合を大事にする気持ちが伝わってきた。

それは試合を通してコンパクト性を保というという努力に繋がったが、一方で鹿島アントラーズを大きく捉え過ぎ臆病になっていたとも思う。

【技術力ある後陣】
鹿島は自陣でのボール回し余裕。

CBが中田&山村、ボランチに本田と増田。GK佐藤といった足下の技術に優れる選手たちが揃っていたのだから、これはある意味、当然のこと。

後陣は余裕でも、その先。

守備をセットした相手を崩すような攻撃の型があるわけではないので(それはトップチームも同様)、5-0ながら、そのスコアほど鹿島が攻撃を形作ったわけではなかった。

凄く連係を高めるか、土居や増田といった攻撃能力ある選手たちがもっとパフォーマンス上げて起点となり意外性を出すか、そういったところがないと強さが出てこない。

【レベルアップの相手として】
チームを構成する一人一人の個の力というもの。

前回の練習試合相手、栃木FC(J2)ジャイロのような、鹿島の若手を押し込めるレベルの選手が栃木ウーヴァにおらず、彼らは攻撃ポイントを作りようがなかった。

はるばる遠方から来てくれたのに申し訳ないのだけれども、これでは昌子や梅鉢といった若い選手の対人経験プラスになりようがない。

レベル差は完全に2カテゴリの違いがあり、できれば栃木ウーヴァの守備体力がある前半から5-0(実際は前半2-0)に決めたい力差があった。

【通な楽しみ方】
中田や本田ら主力級の試合勘を高め、鈴木や中川といったルーキーに自信をつけさせる(それぞれ1ゴール)効果もあったろうし、意味のある練習試合にはなった。

中田は雨という頭皮に優しくない状況ということもあり、ヘディングを控えていたものの、そのコーチングが戻ってくると心強い。

よく練習試合だと鹿島の攻める方向のゴール側に陣取る見学者は多いけれど、中田や本田、佐藤のコーチングを聞き取れる反対側に陣取るのも、また通な楽しみ方になる。
Jリーグヤマザキナビスコカップ予選リーグ第5節、鹿島アントラーズ×アルビレックス新潟。観戦雑感。

【1-0というスコア】
まず、中断期間真っ只中の難しい時期に、新潟アウェイでキッチリ「1-0」決めたことを喜びたい。

試合勘やコンビネーション調整の不足は否めずも、鹿島らしい集中力があった。

今季、未だリーグ戦で記録できない1-0スコア(これまで唯一の1-0はナビスコ大宮戦)。昨日の試合を皮切りに連続して出していければと思う。

試合全体を通して、ジョルジーニョ監督のプラン通り手堅く守った。守備のスタート位置を低めに設定し、自陣の味方人口密度を上げて敵にスペースを与えないスタイル。

ただ、そのように守っていたにしては新潟に攻められる回数が多少なりとも目立った。

まだまだ「強者の1-0勝ち」ではない。盤石には至らない。

とはいえ「盤石でなくとも勝負強く1-0で勝つ」のも、また鹿島らしさといったもの。

中断期間が明けて、試合を重ねていくことで攻守に修正が進むことと期待する。

もっと良くなって、そして勝ってくれるだろう。

【引くっきゃないの決断】
鹿島が敵陣でプレスをかけられれば、それに越したことはない。

だが、現在、鹿島が前プレすることはできない。

やってもボールを奪いきれず、守りでボコボコと隙間が生まれてしまう。

主因の一つは、単純に「守備を得意としない選手が揃っている」ことだ。前プレするなら、前線~中盤にも、そのポジションの選手としての守備能力に優れた選手が要る。

三連覇期はFWマルキーニョスの脅威的な運動量と強さに加えて、二列目本山の守備でも生きるポジショニングが効いていた。

但しそれは「今のメンバーがダメ」ということはなく、「三連覇期のメンバーが良すぎた」と表現した方が現実味があり、欲張りでない。

過去を懐かしんでも仕方ないので今できることをする…というのがジョルジーニョ監督の仕事。

彼の決断は「引いてスペースを消す」ことになっている。

【新潟はデメリットを突いてきた】
引いて守るメリットは、もちろんある。

あちこちに生まれていたスペースを消せる、前線の守備負担を減らせる、裏を取られにくくなる。

デメリットは、やはり攻撃。

ボール奪取位置が下がるので、攻撃の枚数は不足しがちになる。

更に、鹿島が敵から前プレ受けるとなると、岩政&青木&曽ヶ端の最終守備ユニットの特性上、プレスをいなすのが難しい。ビルドアップは難しくなり、いい形で前にボールが入らなくなってくる。

まさしく新潟は前プレかけてきた。

例えば青木はフリーならば時折、素晴らしいフィードを蹴ってくれるものの、敵の選手が寄ってくると途端に余裕がなくなってしまう(※これはGK曽ヶ端や現神戸の伊野波も同じ能力傾向。キック力ではなく、細かいボールコントロールや視野の取り方が関連する)。

鹿島はビルドアップから困難を抱えることとなった。

もちろん、曽ヶ端&岩政&青木らの起用を疑問視するものではない。他の選手を起用したらしたで、一つ長所が出ても別の短所が浮上する。

結局は誰を起用しても一長一短であり、監督はコンディションまで含めた総合的な良し悪しを見て、どこを取ってどこに目を瞑るかを決めている。

そして、これまでのところ、ジョルジーニョ監督の選手抜擢は、世代交代の大命題を背負っていることを鑑みれば、基本的に納得できるもの。紅白戦や練習試合の好パフォーマンスが起用に直結することが少なくない。

【監督の交代決断】
終わってみれば交代成功となったが、その監督の決断は讃えたいもの。

ボクらサポーターは、采配失敗した時は覚えているけれども、成功した時はすぐに忘れてしまいがちだから。

小笠原もジュニーニョもボールを持った時のプレイそのものは悪くなかった。

ただ、なにせ活動量が少なかった。

それでも、小笠原やジュニーニョといった名手たちを、大迫や山村といった若手、しかも、これまでリーグ戦で特段好調だったわけでもない若手にスパッと交代させることは、日本人監督なら難しい。

あのタイミングであの交代がなかったとしても、きっと、ほとんどのサポーターは不満にも感じなかったはず。

大迫と山村がトゥーロン国際後に練習から見せていた気合、向上の姿勢。

監督は見ていて、買っていたということだ。

ベテランを使って手堅く試合に入り、出番に飢えた若手のパワーで試合を決めるということで、終わってみれば理にかなった采配。

負傷明けの本山を切り札的に残して、これを三枚目に切るタイミングも良かった。

本山は決勝アシストのクロス以外にも気が利いていたし、大迫のヘディングは、あれは本当によく決めたというもの。山村も球際で強さを見せた。

【これまでのところ若手育成は進んでいる】
怪我も増え、走り回るパワーも落ちてきた79年組であるが、小笠原か、本山か、中田か。

GKやサイドを除いたセンターラインに、こういった「格」と「戦術眼」と「リーダーシップ」を備えた選手一人は出ていて欲しいもの。

欲を言えば三人とも、最悪でも三人のうち一人は30代後半までは鹿島でプレイしてもらいたいものである。

とはいえ、ピッチにいたらいたで他の選手が必要以上に頼ってしまうことがあるのも事実。

短時間でも柴崎や遠藤、大迫、山村、青木といった若い選手たちが「79年組がピッチにいない時間帯」を経験しておくこと。

昨日はそれもできた。

これからも鹿島が勝っていくことが条件となるが、今のところ、今季の若手育成は進んでいると言えるのではないだろうか。
まさか地球連邦軍が解説用モビルスーツを開発していようとは…。

戦局を打破しようと投入されたジム・ウエダ(日本での登録名・上田滋夢)。

低コスト量産機RX-79ジムの失敗作をサッカー解説用に改装したものだ。

そのジム・ウエダがJ1第13節神戸×鹿島に登場。

珍解説によって我らが鹿島軍視聴者のド肝を抜くことに成功した。

当機の解説を取り上げ、分析してみよう。

・「上田滋夢&三宅きみひと」という昭和のお笑いコンビのような解説&アナウンサーコンビで登場。芸風はジムがトンチンカンボケ役。きみひとは太鼓持ち役。

・ヴィジュアルはヒゲが面白く生えているのが特徴。

・序盤、静かに立ち上がる。一見、ちゃんとした解説者を装う風の前フリをしているが、奇人の雰囲気は隠しきれず。全国の視聴者は「なんだか、こいつ、おかしいな…」と首をひねる。

・前半30分、作戦開始。勢いよく「ドゥトラは鹿島にフィットしていますね」と指摘。

・前半36分「ドゥトラもカウンター以外はしっくりこないところがありますね」と僅か6分で前言撤回。

・ジム「伊野波がCBに入った途端、鹿島の攻めが変わってきた」。ナイス発見とばかり一気にテンション上がるジム。

・ジム「今もジュニーニョ、伊野波から逃げましたねえ」嬉しそうにはしゃぐ。しかし、どう見ても、ただ味方の攻め上がる時間を作るためだけのボール保持を選んだだけ。

・きみひと「(鹿島は)伊野波とは勝負を避けたいと?」ジム「ふぁい!」(嬉しさのあまり、「ハイ」を噛む)

・興梠のシュートがストップされたシーン。そらぞらしくジム「これはアントラーズにとって大きいナァ~」。

・ジム「見える、神戸が次のステージに上がるポテンシャルが」私にも見えるぞ、ララァ。

・神戸、田代のゴール直後。ジム「ほんとに、こう、(神戸の)未来が見える」気分はニュータイプ。

・終了間際、神戸・大久保のシュートを曽ヶ端キャッチ。ジム「アァーッ」とガッカリ。

・試合後はおべっか嫌いな西野監督(神戸)におべっか使いまくりインタビューで渋い顔をされる。

・ジョルジーニョ監督&ランドー通訳にはトンチンカン質問をぶつけて困惑させる。

・ジム・ウエダ、最後は「俺、いい仕事した」的に満足気。

ひさびさに面白い解説者が現れたぞ!
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ブロマガって何?
先週末J1はお休みだったものの、ユース年代の試合は組まれていた。

ただ、今季は昨季のような「鹿島ユース改革元年」でもないし、「予想外の快進撃」をしているわけでもないので、逐一記事にはしにくい。

とはいえ、その独自性は依然として異彩を放っている。

【背番号シャッフル】
これは観戦者泣かせなんだけど、鹿島ユースは試合によって選手の背番号を滅茶苦茶に変えてくる。

前の試合と全然違う背番号で選手が出てくることが、ままある。

トップチームと違い、顔写真付き選手名鑑等があるわけじゃないので、見慣れていない人にとっては誰が誰だか判別つかない。

なんでそんなことしているかといえば、狙いの一番には「対戦相手のスカウティング(分析)阻止」があるのだろう。

この年代の選手たちはプロ選手たちと違い、個々の弱点が目立つ。

背番号をランダムに付けさせることにより、選手特定を多少なりとも遅らせる。スカウティングをやりにくくする。

「高校生のサッカーでそこまでやるか?」という他クラブユースファンからの意見もあるわけだが、もう、そこは「やるのが鹿島流なんです」と言う他ない。

【蹴り飛ばしもマンマークも辞さず】
日本のクラブユース指導には標準モデルがあって、すごく大雑把には「選手の成長に繋がるチームスタイルでやらせる」「綺麗なパスサッカーを覚えさせる」「コンパクトなゾーンディフェンス」という傾向がある。

鹿島ユースは、表面的にはそれらと真逆を行っているところがある。

「選手の成長に繋がるサッカーって何ですか?今、勝つために全力を尽くすことで成長に繋がるんでしょ」というのがキッカ鹿島ユーススタイルと表現していいかと思う。

「パスを繋がず、前線に向かって蹴り飛ばす」こともチームとして辞さないし、「配列美しいゾーンディフェンスではなく、相手一人一人について回るマンマーク主体ディフェンス」もある。

だから、対戦相手の「先進的な」クラブユースファンからは、こうも指摘されることがある。

「こんな勝つためだけのサッカーで成長するんですか?」「このサッカーに先があるんですか?」と。

そう問われてしまうと「それは議論するよりも、これから先、どんな選手が出てくるかによって明白になるんじゃないですか」と私は答える。

教育ということについて、何が正しいか。それは簡単に分かるものではない。

バルサ的、オランダ的、オシム的なユースチーム作りをすれば、それは褒められるものであろうが、じゃあ、それだけがいいとは断定できない。他のやり方があってもいい。

ブラジル流(キッカ流&現アントラーズユース流)は、とにかく子ども時代から勝つためにどういうプレイが必要か考えさせ、実践させる。

【戦力の問題もある】
但し、見逃せないのは戦力の問題。

こう言っちゃなんだが、鹿島ユースは戦力的に優位に立っているわけではない。大都市圏の名門クラブユースに比べると選手集めの時点で不利。

「美しい攻撃サッカー」でピッチを制圧して勝つには、戦力的に上回る必要がある。バルサであっても、メッシがいない試合ではフィニッシュ詰まりしがちだ。

鹿島とて、決して華麗で美しいサッカーを否定しているわけではない。ブラジルにしたって、鹿島にしたって、本当はそういうサッカーができるに越したことはない。

しかし、できない時にどうするか。

私の見方になるけれども、もっと攻撃センスに優れた選手が揃った時、フィジカルや体格に優れた選手が揃った時、今いる選手たちが成長した時。

やるサッカーは変わるだろう。ブラジル的な華麗な個人技が連発される日が来るかもしれない。

そして、そんな日が来るとしても来ないとしても。

「年齢的に子どもだということ」「戦力的に優位でないということ」を言い訳にせず、一人一人が勝つために全力を尽くす。

鹿島アントラーズが在り続ける限り、そこは変わらないんだろうなと思うし、そうあって欲しいと願う。

明後日のトップチームの試合、ユースの指標になるようなものを期待している。
鹿島アントラーズ関連ニュースがこれだけない時期も珍しい。

パタッと話題がないね。

私個人的にも、不思議系解説者の職人芸が炸裂した神戸戦の試合録画視聴を楽しんでいるのと、あとはユース年代の試合があるくらい。

12月と1月のシーズンオフにしたって補強話で結構ドキドキするもので、本当に今くらい何もないのは珍しい。

アントラーズ所属の日本代表選手もいないから、明日のW杯予選も趣味程度にしか気にならない。

もちろん、鹿島アントラーズの商売上はもっとメディア露出があった方がいいのだろうけど、そんなの一切関係なく応援し続けるサポーターとしては、一休みも悪くないと感じてしまう。

アントラーズの試合はとても楽しみ。補強話も楽しい。ワクワクはする。

だけど、ワクワクの裏返しとして、少々緊張するというか、心がざわつく、若干重荷になるところはあるからねえ。

特に今シーズン序盤、結構キツイものがあったわけだし。

神戸戦で勝って、リーグ戦順位を少し上げて中断期間に入れたおかげで、けっこー気楽に次の試合を待てる。

ありがたいこっちゃ。
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