鹿島アントラーズを応援するサッカーコラムです。
興梠の浦和移籍、新井場のセレッソ移籍、野沢の鹿島復帰が報じられている。

歴の長いサポーターであれば選手移籍にも慣れっこなのだが、若いサポーターの中には心穏やかならぬ方が少なくないかもしれない。

私は少年の頃からスポーツ観戦が好きで、自分の応援するチームの主力選手が移籍していく度にガッカリしたし、悲しかったし、怒りもした。

特に興梠や野沢のような移籍であれば、それこそ七転八倒して苦しんだものだ。

当時、「出ていく選手を寛容に送り出そう」「来る選手は誰でも応援しよう」と言われても、到底、聞き入れることは出来なかった。

だから今、悲しんでいる人、怒っている人、惜しんでいる人は、その感情を我慢する必要ないと思う。

移籍にまつわる喜怒哀楽も含めて、それがプロスポーツを応援するということ。

ただ、できれば、「悲しい感情」「怒りの感情」「苦しい感情」などは今年のうちに出しきってしまって(できなくても急ぐ必要はないけれど)、気持ち良く新しい年を迎えていただければなと思う。

「今年」はもうすぐ「去年」になり、去っていく。

鹿島アントラーズを応援することによって、毎日が楽しくなった、ワクワクが増えたと、そうありたい。

鹿島アントラーズを愛する全ての皆さん、幸せな年越しを。

今年一年のご贔屓、どうもありがとう。
報道レベルでは興梠、新井場の名前も出ているが、そこはおいおい触れていきたいと思う。

公式発表から触れていきたい。

レナトの退団が公式リリースされた。

レナト選手の期限付き移籍期間が満了』(鹿島アントラーズ公式サイト)

【円満退団】
レンタル満了、予定通りの円満退団と言えるだろう。レナト自身による退団コメントからも伺える。

夏の中途加入選手としては及第点の活躍をしてくれた。

ミドルシュートとキープ力、パスセンスは前評判通り(※前評判以上でも以下でもなく、ピッタリ前評判通り)で、スルガ銀行杯獲得にも貢献。

リーグ戦では他Jクラブからのスカウティングが進み、またレナト自身の負傷により、活躍は尻すぼみだったものの、中途助っ人の中では久々にまっとうな戦力だった。

【高いのが難点】
それでも完全移籍にはハードルが高かった。

ある程度実績ある選手ということで、移籍金と年俸の高さが第一のネック。

「レンタル料+買い取り料込みで200万ドル」との報道もあったが、やはり、この金額は高い。

それから登録年齢は28歳、見た目年齢は45歳ということで、年齢の高さもネック。いくらなんでも20代は無理がある。最低でも35はいってるはず。ハゲかけてるし。

仮に安くて若い選手だったら話は違ったのかもしれないが、今回のレンタル満了は妥当なところだ。

【レナトを見習おう】
来日時は、ブサ可愛い感じのプックリ太った中年男が来た、来てしまったと、軽くガッカリした記憶がある。

腹回りの脂肪浮輪をプルプル揺らしてボールを追う姿には愛くるしさすら覚えたほど。

それが、なんということでしょう。

一生懸命サッカーしているうちに、みるみる痩せてきた。

世の女性たちはダイエットに腐心しておられるようだが、レナトを見習うといい。

サッカーすれば無理なく痩せられる。痩せることは難しくない。

そのことを教えてくれたレナトに伝えたい。

アントラーズで一生懸命サッカーしてくれて、ありがとう。

そして、君、本当は何歳なのだと。
エコパでの天皇杯準決勝、ガンバ大阪戦。

鹿島アントラーズは0-1で敗退。今シーズンの全日程を終了。

これにてジョルジーニョ鹿島の最初の夢は終わった。

残念だったが、良くも悪くも、今年の鹿島らしさが出た試合。

失点数が多いわけではない。シュート数が少ないわけでもない。

しかし、その守備。

失点はしないけれども、それは守りに「人数」と「エネルギー」を必要以上に傾けてのことであって、本当の堅守ではない。強いチームの守備とは言えない。

元々、対人面や戦術面で守備が不得意な選手が多く、かつ怪我やら加齢やらでスプリント力が落ちている選手もいる。GKの能力は高いが、しばしば大ポカがある。

チーム全てのメンバー見渡しただけでも、守りに余裕のある構成ではない。

それから、攻撃。

シュート数はあるにしても、「シュート精度の低い選手」が「不得意なレンジから放ったシュート」がほとんどで、決まる確率が低い。

「大迫とドゥトラの限定的コンビネーション」以外に、これといった形がない。大迫を封じられてしまうと手がなくなる。遅攻にでもなれば、その時点で得点の匂いが消えてしまう。

メンバー見渡しても、突出した個が大迫くらいしか見当たらず、その大迫もまだ伸びしろを残している段階。

それなら流動的なコンビネーション攻撃があるかといえば、チーム全体でのイメージ共有はない。

今年に限ったことではないが、年々「サイドバックが抉ってクロス」の本数が減っている。SBのパフォーマンスはあるけれど、中盤の構成力低下も要因。サイドチェンジもワンツーも減っている。

基本的にチーム力は「セットプレイ」→「守備力」→「攻撃力(限定的なコンビネーション→大きなコンビネーション)」の順に高まっていくもの。

今季は「守備力」までなんとか整えて、「攻撃力」については大迫とドゥトラの息が合うようになったところで時間切れ。

ガンバ大阪の守備は見るからにユルユル。西野監督時代、これほど簡単にスペースを与えてくれることはなかった。これでは降格も致し方なし。

そのガンバに勝てなかった鹿島も残念。リーグ戦11位に沈んだのも致し方なし。

とは言え、応援するチームを責めても仕方ない。

選手、スタッフ陣、よく頑張ってくれた。

現在の難しい戦力バランスでカップ戦2つ(スルガ銀行杯・ヤマザキナビスコ杯)獲得し、天皇杯もベスト4に残った。

シーズン当初はどうなることかという試合内容が少なくなかったが、終盤には気持ちの見える試合が本当に多かった。二冠に向けてワクワクさせてくれた。

昨日の凡戦については年間の蓄積疲労による息切れが大きかったと私は見ている。試合開始から動きの少なさ、ミスの多さ、頭脳の疲れが目立った。

ただ、決して手抜きではなかったと信じている。

オフに入る選手たちは、勝てる選手、勝たせる選手、タフな選手になって戻ってきて欲しい。

2012年の鹿島アントラーズ、おつかれさまでした。
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『2013ユニフォームについて』(公式サイト)

鹿島アントラーズの新ユニフォームデザインが発表されている。

デザイン画からは「鹿島アントラーズのユニであることが一目瞭然」「リクシルやイエローハットといったスポンサーロゴが映える」といった、二つの重要条件が満たされていることは分かる。

「実際の色合い」「センスの良し悪し」については、選手着用の写真がない以上まだ何ともであるが、少なくとも「チームが強ければカッコよく見える」だけのベースはある。

何よりも強いことが大事。

そもそも「赤い色」「Tシャツ半ズボン形態」の両条件揃っている時点で、「着る人に似合う服」にはなりにくい。

ましてやだ。

何を着てもカッコイイ中田浩二さん増田誓志さんクラスなら余裕にしても、岩政大樹くん青木剛くんまで着るとなるとハードルが高い。

岩政くんに似合う服は「茶色もしくは黒」の「顔だけ出る全身すっぽり毛むくじゃら着ぐるみ」だけ。

青木くんに似合う服は「白いランニングシャツに麦わら帽子」に「虫捕り網と虫かごセット」だけなのだ。

この二人に赤いユニフォームを似合わせるのは至難の業。

だから、勝つしかない。

チームが勝ち続けることによって、岩政くんも青木くんも目の錯覚でカッコ良く見えてくる。

そうなれば着ているユニも似合ってるように勘違いされてくる。

同じことは現在のユニフォームにも言える。

明日エコパで勝って、その次も勝つことにより、「国内ビッグタイトル二冠」「ジョルジーニョと共に戦った」伝説のユニになる。

優勝してユニフォームチェンジと参りましょう。
鹿島アントラーズユースの主力GK岡田選手のプロ入りが内定したとのこと。

ユース年代のGKとしてはしっかりコーチングできるし、また、ここぞのビッグセーブも心強い選手。

入団先は彼の地元でもあるJ2水戸ホーリーホック。

プロ入り内定を祝いたい。岡田選手とご家族、おめでとうございます。

高卒でプロ入りというのはリスクも大きいかと思うけれども、その分、早いうちから試合に出られるようになればリターンも大きい。

曽ヶ端だけでなく、川島も西川も楢崎も川口も権田も、皆、高卒でプロ入りしている。

うち、現在日本代表の正GKである川島はJ2でプロのキャリアをスタートしている。

鹿島のトップチームに昇格するより、これはチャンスかもしれない。

八木や土居、隆雅、中川、宮内は、ここ数年の鹿島ユース躍進を支えたタレントであるが、トップ昇格後は出場機会を得られず、本人たちが望むほどの成長ができていない。

まず、試合に出てナンボ。

水戸は闘莉王やパク・チュホ(現バーゼル・欧州CLでも活躍)が飛躍した場所であり、岡田選手にも期待したい。

一つだけ、プロがいいことばかりではないという昔話をさせてもらえば。

私には、とあるホーリーホック選手の知り合いがいた。

彼は高校時代に将来を嘱望された選手だったが、プロ入り後、思い通りに起用されないことで不貞腐れていた。

J1クラブから水戸に移籍し、バイトと遊び三昧の日々。

当たり前だが、成功することなく20代で引退していった。今では消息不明。

プロになる人なら誰だって才能はある。

消息不明の彼も「俺の方が試合に出ている奴らより上手い」と口癖のように言っていた。

しかし、上手い下手じゃない。

そうではなく、どれだけコンディションを高い状態でキープできるか、どれだけ成長力があるか。プロサッカー選手としての成否はそこに尽きる。

…なんてことは、キッカ監督や熊谷コーチにサッカー選手の心構えを叩き込まれた現ユース生には釈迦に説法だろう。

是非とも成功していただきたい。

岡田選手の活躍は、10年以上も成功選手が出ていない鹿島ユースの名誉挽回にも繋がる。
東京 J2得点王ダビ獲得 争奪戦制してクラブ間合意』(中日スポーツ)

鹿島アントラーズもオファーを出していたJ2得点王ダヴィ。争奪戦をFC東京が制したとのこと。

私個人的には、当初から鹿島のオファーが成功するか半信半疑であったため、特にガッカリはない。

とは言え、今季のダヴィの高パフォーマンスから「是非、鹿島に来て欲しい!」というようなサポーターの声があったことは知っている。

やはり、J2でバカスカ点を取った選手はJ1でも取るものだし、期待されて当然。

そこで城福監督(甲府)の本。もし、ダヴィを「放っておいてもスーパーな助っ人」と捉えている方がいれば、こちらを読んでいただければ。



ダヴィの話以外にも、Jクラブの監督本として面白いと思う。

マルキーニョスが「怪我さえしなければ、どこでもスーパー」だとすれば、ダヴィは「スーパー化するのに条件が多い」タイプ。

もちろん、来てくれたら貴重な戦力になったはず。鹿島フロントもそう考えてオファーを出した。

しかし、鹿島は国内移籍においては適正価格を外れる金を出すことはない。マネーゲームには乗らない(乗れない)クラブ。

今までは、それで損したことはない。

3年前のオフに名古屋との争奪戦になった金崎。今オフに名古屋を構想外となっており、今となっては高額年俸積まなくて良かった。

昨年の田代&野沢。結局神戸は降格し、改めて、年俸積み上げてまで慰留しなくて良かったと思わされた。

現在アントラーズに在籍する選手たちに筋を通す意味でも、国内移籍選手に適正以上の金は出せない。

ダヴィ獲得ならなかったのは、今はもう良しとしたい。

あとは、ただ、満さんがカルとかロンとかみたいなのを連れて来ないことを祈るのみだ。
月刊アントラーズフリークスの「岩政大樹とサッカーの話をしよう!」。

2013年1月号の対談相手は柴崎岳選手。

詳しくは読んでいただければと思うが、相変わらずこのコーナーは面白い。

「サッカーオタク話」として面白いだけでなく、「選手のサポーターに対する本音」が垣間見えたりもする。

例えば今号の「パッとミスが目立つ選手の周りには必ず2、3人がサボっている選手がいる」「そこをカバーしている選手がいる」「味方のミスを予測する能力」の部分。

現役Jリーガーからは、その点で日本のサポーターは見ていない、見えていないと認識されていると分かる。

「いや、俺は見てるけど」「むしろ、大事なのはそこでしょ?」と反応する熟練サポーターの方も少なくないだろう。

カシマスタジアムでは他の日本のスタジアムと比較して「熟練したチーム」の試合見慣れたサポーターの絶対数が多い。流れを掴んだ応援or観戦ができていると贔屓目なし(あり?)に感じる。

不安定なチームを見続けたところで、試合見る目はなかなか養われないものだ。「素晴らしいチーム」「強いチーム」「熟練したチーム」を数こなして見ていくことによって、正しい基準が自分の内側に定まってくる。

ただ、これはヨソのスタジアムよりはいいという話であって、欧州南米基準ではない。

実際には「プレイしている選手たち」から「ほとんどのサポーター」は「ボールのある場所しか見ていない」と「認識されている」。

岩政選手に限らず、小笠原選手、その他の選手からのコメントからもしばしば感じられることである。海外移籍した日本人選手が口を揃える「欧州のサポーターは目が肥えている」。

逆に言えば、日本のサポーターは目が肥えていない。

日本には日本の良さがあり、一概に比較できるものではないけれど「見える人」が「大多数」になれば、それに越したことはない。その感覚の中で選手たちにプレイさせてあげたい。

「戦術とか分からないけど、一生懸命、必死になって応援する。コールする。跳ねる」のは素晴らしい。

それと同時に、サポーターがサッカー見る目を養いつつ応援することで、巡り巡って選手のモチベーションを引き出し、成長を促すことになる。

サッカーを見通す目。

それは元プロ選手であっても、指導者やスカウティングの道に進む際には改めて鍛え直すことになる能力。誰だって最初は見えないのだ。

別にぼくらは職業ではないから楽しくやればいいんだけれども、楽しむついでに目を養っていければと思う。
昨日行われた天皇杯準々決勝、ジェフ戦は大迫のゴールで1-0勝利。

鹿島アントラーズの準決勝進出が決まった。

【鹿島は好調、ジェフも良好も】
そもそも鹿島は練習から気合が入っている。シーズン前半にクラブハウス見学者からしばしば聞かれた「練習の密度の低さ」は、今では完全に感じられなくなった。

勝つことによりモチベーションが上がり続けており、ベテランと若手の蓄積疲労が気になる他は、チームは右肩上がりと言っていい。

ジェフも鹿島相手にチーム状態を上げてきていたし、それに彼らは元々J1相当であるので、もし仮にピッチが良ければ、もっと見応えのある試合になっただろう。

一目瞭然の傷んだピッチ。

地面がボコボコしていれば、その分、選手は足下のボールに目線を移す回数が増え、周囲を見渡す時間が奪われる。ボールコントロールも乱れる。

ジェフは明らかに、鹿島も少し、攻撃での状況判断の悪さ、精度の低さが見てとれた。

臨機応変さを出せなければ、それぞれ自分たちがやりやすいパターン、植え付けられたパターンの通りで動いてしまう。

「勝つための正しいプレイ」と「自分たちのやり慣れたプレイ」はいつでも一致するわけではない。

選手たちの頑張りに疑いようはなかったとはいえ、単調なペースで進む前半。

【監督の修正力】
何気にジョルジーニョ監督はハーフタイムでの修正力が高い。

負けが込んでいる頃は、ピッチに選手を送り出す時点での不足が目立った。当時は「スタートでマイナスだったものを、ハーフタイムで普通に戻す」印象があった。

現在では「普通以上の状態でピッチに送り出し、ハーフタイムでプラスを生む」ことができている。

この試合でも、ハーフタイムの指示で前線からの守備意識を高め、柴崎をビルドアップの中心とチームに意識付けし、パスワークのテンポを上げた。

時間はかかったけれども、ジョルジーニョ監督はJリーグに適応した。今や鹿島の戦力を掴んだと言っていい(※その点、起用されていない選手のファンの方は納得しにくいだろうが、元世界一右SBはそう判断したということ)。

ジェフGK岡本のパフォーマンスが非常に高かったため、なかなか点は入らなかったものの、後半はいつ鹿島に点が入るかという展開で流れた。

【クリスマスプレゼント】
大人になれば、欲しいものは大抵、自分で買えてしまう。クリスマスになっても、私個人的に欲しいものはない。

ないんだけれど、こうして鹿島が天皇杯勝ち残ってクリスマスを迎えると、プレゼントもらった気分になれる。サッカークラブを応援する役得だ。

タイトルはお金で買えないものなので、こうしてタイトルに向かって突き進む時間は何とも言えない愉しさがある。

天皇杯優勝まで達成すれば、クリスマスプレゼント→正月お年玉になる。

欲張って最後まで勝っちゃいましょう。
天皇杯優勝に向けて充実のトレーニングを積んでいる鹿島アントラーズ。

本日15時からは味スタでの準々決勝。

対戦相手はJ2千葉。

カテゴリ違いということで楽観的なムードに流れがち。

しかし、J2でも千葉あたりは「J1もどき」とも言える戦力を有する。

そこがこの試合の最大の難しさになるだろう。

岩政の言う通り、最初からJ1クラブとして捉えた方がやりやすくなると思う。

NHK-BSでも生中継があるので、普段、アントラーズの試合を見られない方もテレビの前から応援していただければ。

皆で応援して、今日も勝ちましょう。
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ブロマガって何?
・内田選手特集のフットボールサミットが発売されている。値段はお高めも内田選手ファン必見。2013年カレンダーも出ている。

・「サッカースカウトマン」「名勝負BEST10」は未読の方に。「鹿島の流儀」(2009年発刊)は現在一時的に品切れ中もサポーター必読本の一つ。

・ジーコ像フィギュアがディスカウントされている。強度はアレなので手に持って遊ぶのはオススメしない。

内田「でかくなる」肉離れ反省し肉体改造』(ニッカンスポーツ)

内田選手の普段のオーラのなさは相変わらずで、クラブハウス見学組でも気付いた人は少なかった様子。

視界に入っても心理的死角に潜り込む石ころぼうし能力を標準装備しており、大した変装しているわけでもないのに、ほとんど誰にも察知されない。

イケメンのサッカー選手でこの能力を有しているのは彼くらいだ。

ピッチ外でそうであっても、一度ピッチに立てば、豊かなスピードを生かしたフリーランニングと気の利いたボール回し、絶対絶命のピンチを防ぐクリアで抜群の存在感を発揮してくれる。

既にドイツ国内で高評価を得ている内田選手。今後、怪我しにくい身体に改善することで、あと一、二段階ほど上の活躍が期待できるだろう。

ここは一つ、鹿島の先輩に教えを乞うていくといい。

アントラーズには、地球上の生物で最も頑丈な身体を持ち、決して老いることはなく、常に初々しいオーラを放つ超人フットボーラーが在籍する。

世界のAOKI。彼のアドバイスに耳を傾けるのだ。
セレーゾ氏緊急来日、鹿島 新旧監督が異例の“引き継ぎ式”』(スポニチ)

ジョルジーニョ監督とトニーニョ・セレーゾが練習を見守りながら談笑する写真が掲載されている。

ブラジルサッカー界の大物二人が並ぶのも、新旧監督が並ぶのも、鹿島アントラーズならではの光景だ。

二人が鹿島というクラブを愛してくれているからこそ。

かつ、歴代監督と厚い信頼関係を築いてきたフロントあればこそ。

受け継ぎしジーコの哲学」(現代ビジネス)

先に話すこと、それも目と目を合わして、自分の言葉で伝えることで、監督は信頼されていると感じ取ってくれるんです。フロントは敵対関係にあるのではなく、常に味方だと。そういう気遣いはいつもしますね』(鈴木満常務取締役兼強化部長)

これをできているフロントは本当に少ない。

ずっとできているからこそ、その中心人物が変わらずいるからこそ、監督や選手が戻ってきたいと思ってくれる。

そうでなければ「クラブは好きだけど、フロントがダメだから戻りたくない」となる。

言うまでもなくジョルジーニョとセレーゾの選手を見抜く目に疑いはない。元超一流選手。

直接の引き継ぎが行われることは喜ばしく、また、その様子を選手たちが実際に見ていることもプラス。

「どうせ辞める監督の前でアピールしても仕方ない」とは年末のプロサッカークラブではしばしばあることで、それが天皇杯でマイナスに出たりするものだが、これだけフロントと現監督&次期監督が密であればその隙もない。

満さんは変わらないし、ジョルジとセレーゾは互いに連絡を取ることもできる。

出場機会のない選手たちは練習からのアピールを続けてもらえれば。

最後の頑張りは印象に残るものだ。
来季鹿島監督濃厚のセレーゾ氏が来日』(サンスポ)

次期監督候補のトニーニョ・セレーゾが来日中。

セレーゾの名前が報道され始めてから日数が経っているものの、これまで特にサポーターが盛り上がったとか、浮足立ったりとかの雰囲気はない。

やはり、前回の任期が長かったことに加えて、任期後半の成績が芳しくなかったことで、プラス面もマイナス面も知れ渡っているのだろう。

毎日同じジャージ着て、タオル首に巻いて、サントリーDAKARAばかり飲んでる愛すべきヒゲのオッサン。

選手もサポーターも落ち着いていられるというものだ。

ビッグネームの新監督にワクワクするのは愉快なものであるが、天皇杯に集中するチームには、これくらいがいい。

セレーゾはすばらしい監督だったと思う。サッカーを見る目や試合の流れを読む力はすごく感じた。がさつそうに見えても実際は繊細で、選手との距離感や関係のつくり方はすごくうまかった。例えば、みんなでワーッと盛り上がってるとき、ひとりだけ別の方向を向くちょっとシャイな選手とかを取り込むのはすごくうまかった』(鈴木満常務取締役兼強化部長のコメント「鹿島の流儀」(田中滋著/出版芸術社)より引用)

元々、満さんはセレーゾに対して最大限の評価を与えている。

それでもサポーターで多大な期待をする人は少ないかと思うが、今の選手たちをどのように鍛え上げるかはちょっと楽しみ。

天皇杯決勝まではジョルジーニョ監督応援に集中。

来季は来季で楽しみにしたいと思う。

今回は「選手評価」について幣ブログで心掛けていることを整理しておきたい。

【揚げ足取りを忌避する】
サッカー選手に対してだけでなく、あらゆる他人(身近な家族から、遠くの政治家までも)に対して、彼らに向かって「揚げ足取り」しないことが評価の大前提になる。

目を光らせて選手の短所であるとか失敗を探し続けるのなら、そこに公平性がなくなってしまう。

公平性がない評価、批判というものは、要はただの悪口。理屈でコーティングしたとしても悪口でしかない。

短所を見たら、長所も見る。

失敗を指摘したら、成功も指摘する。

そうでないと、説得力のある評価にはならない。

【批判優位の社会】
キック数こなせばキックが上手くなり、ヘディング数こなせばヘディングが上手くなる。

物事(事象や他人だけでなく、自分自身に向けても含む)を批判しながら生きていると批判能力が高まってくる。

現代社会の大半の人はネガティブなので、その社会に生まれ育つ我々もその影響を受けてしまう。

意識することもなく、大人になる頃には批判姿勢が強くなる。

批判的なマインドが発達する一方、「褒める」とか「認める」とかはあんまり上手にならない。

まずは、サッカーファンとして、現代人として、褒める能力の向上が肝になる。

【ポジティブ練習】
最初に「褒める」「いいところを探す」と心に決める。

しかし、それは「無理して褒めろ」「自分の心にウソをついて褒めろ」ということではない。

例えば「岩政さん、イタリア製の私服が似合いますね!」「曽ヶ端さん、今年はポロリミス少なかったですね!」

これだと褒めたことにならない。

本当にいいところを探し出して、相手の立場に立って感じるのだ。

そう決意して、「Don't think.Feel!」(考えるな感じるんだ)とばかりに感性レーダーをフル稼働しがなら試合と選手を見る。穴の空くほど見つめる。

すると「褒めるアンテナ」が鋭くなっていく。

服を着る人ではなく、服そのもののカッコ良さに目を向けることができる。岩政さんの選ぶ服は実に上質だ。

曽ヶ端さんにしても、アゴが邪魔でボールが見えなかったのだと許してあげられる。むしろ、あれだけのハンデを背負いながら大部分のプレイで安定していることは驚嘆に値する。

私はまだまだ勉強中だが、ポジティブな観戦癖、ポジティブな応援癖がついてくると、よりサッカー観戦を楽しめるようになる。クラブと所属選手を遍く愛せるようになってくる。

鹿島アントラーズは90年代後半の方が強かったと思う。

だが、今の方が、私は鹿島アントラーズに楽しませてもらっている。

とっても魅力的なクラブで在り続けてくれている。
クラブワールドカップ決勝、コリンチャンス×チェルシーは1-0。コリンチャンスの優勝が決まった。

ダニーロ&ファビオ・サントスという元鹿島の二人もフル出場で大きく貢献。

二人とも優勝おめでとう!実に素晴らしいプレイだった。

テレビ観戦だったけれど、その活躍を誇らしく思う。

ファビオ・サントスは献身的な守備と正確なパスが光った。チェルシーのプレスに晒されても微塵も慌てることなく味方に繋ぐ。無意味なクリアが極端に少ない。

サイドバックがこれだけ落ち着いていると、ビルドアップで相当に助かる。

ダニーロのモッサリユッタリなオーラは相変わらず。

ビッグスローリーキープ力は健在で、リーチの長ーいボール狩りも鹿島時代まんまだった。決勝点に繋がるシュート(そのこぼれ球をゲレーロ押し込む)まで放ってみせた。

ダニーロがアタッキングサードでボールを持つと「なにかやりそう感」「時間止めそう感」が漂ってきてワクワクする(※ちなみにポジションは違うけれど鹿島の山村にもそんな不思議さを微かに感じる)。

いやー、いい選手が鹿島にはいたのだなあ。

満さん(アントラーズGM)は長年に渡って、外国人獲得がヘタだ、金の無駄遣いだ、趣味に走り過ぎだ、太り過ぎだとか言われてきたけど、なんだ、先見の明あったじゃないか。

見る目はあっても、勢い余って先取りした結果、失敗しているのだろうか。

そんな才能あるダニーロ&ファビオ・サントスであっても、鹿島在籍時には絶対の主力ではなかった。

もしや、鹿島アントラーズはもっといい選手が揃った凄いチームだった?

やり方次第では世界一狙っていける?

…と、つい欲が出てしまう。

いや、そこまで簡単ではない。

鹿島時代よりコンスタントに好プレイしているダニーロらを見れば、誇らしいと同時に、鹿島でそこまで活躍させられなかった内省も起こってくる。

異能の持ち主、長所短所がハッキリしているダニーロの個性を殺すことなく、レギュラーとして生かすコリンチャンスのチーム力。

あれは、そうそう真似できるものではない。監督の指導力と戦力配置の妙が感じられる。

かつ、ブラジルから一万人ものサポーターが海外遠征してきたことも見逃せない。それだけの渾身サポートがあれば間違いなくチームは強くなる。選手も力を発揮できる。

ダニーロとファビオ・サントスの優勝は嬉しいし、また、ブラジル流を歩む鹿島アントラーズのサポーターとして王国ブラジルが復活していく様子は心強い。

今年テレビ観戦したサッカーの試合で一番楽しかった。

しかし、鹿島アントラーズもだ。

コリンチャンスに追いつけ追い越せと密かに願っていたい。
昨日カシマスタジアムで行われた天皇杯4回戦、ジュビロ磐田戦は3-1勝利。

無事、準々決勝に駒を進めることに成功した。

【フワッとした立ち上がり】
開始15秒、岩政のクリアミスから前田のヘディングシュート。いきなり失点する。

もちろん、岩政のミスであったが、その手前の選手たちも中途半端な対応をしている。

もっと言えば、我々サポーターもキックオフのホイッスルが鳴ってから、すぐに気持ちを集中し直して応援に入ることができていなかった。ゴール裏はスタメンへのコールが終わった後、旗やゲートフラッグを片づけている隙間の時間帯。ピッチから目を離している人も少なくなかった。

要はスタジアム全体でフワッとしており、その雰囲気に相応しい失点をしてしまったと言える。

【引き締まる】
但し、鹿島アントラーズは中断期間中、ずっといい練習をしてきた。

フワッとした雰囲気が出てしまうことだけが唯一の不安材料だったが、いきなりの失点によりかえって引き締まる。

日程が空き過ぎるとチームは鈍くなるもの。その割に、鹿島はFWからGKまで集中して守ったと思う。

ポジション強度的にバイタルに斜めのパスをズバッと入れられてしまうことはあった。

それでも守備陣でシュートコースの限定はできており、曽ヶ端も終始落ち着いてセービングしてくれた。

【空中戦の強さ】
磐田は地上戦ビルドアップを重視してメンバー構成している。

綺麗にパスを繋ぐことはできるものの、その分、高さに犠牲を払っている。

秋田豊曰く「高さに欠ければ戦術は破綻する」。

鹿島との空中戦力の差は決定的で、セットプレイの守りではマンマークでもゾーンでも太刀打ちできない。

鹿島の3得点はどれもリスタートからで、1点目は小笠原からのコーナーキックを岩政、汚名返上のヘディングシュート。失点ミスから僅か5分後のことだ。

時間を置かず14分。考えない男、ドゥトラの真骨頂が発揮される。まさかの芸術的オーバーヘッドシュートには迷いがなかった。

それから、66分。遠藤のFKをジュニーニョが押し込む。なかなかアシストが付かなかった遠藤と、これまでゴールから見放されていたジュニーニョが決めたことは余計に喜ばしい。これから数字としても結果が出るようになれば。

【新井場&興梠には大きな声援】
他クラブからのオファーが報道されている新井場と興梠。

彼らの交代時と試合終了後。二人には特別大きな声援が送られた。

新井場、興梠それぞれ丁寧に挨拶を返していたが、その意味するところは分からない。

サポーターの大きな声援に対しての素直な反応なのか、それともカシマスタジアム最後を覚悟してのことなのか。

いずれにせよ、彼らは天皇杯に集中してくれている。我らもそれに沿って応援するのみである。

【ジョルジーニョ監督チャント】
勝利インタビューで「カシマアントラーズ!アイシテイマス!」と声高らかに宣言したジョルジーニョ監督。

直後に鹿島ゴール裏に足を運び、サポーターと共にジョルジーニョチャント。監督の目は途中から潤みっぱなし。

監督が世界最高の選手の一人であった現役時代。その貴重な全盛期後半を鹿島アントラーズで過ごす。

前任者のオズワルド・オリヴェイラ監督も非常にクラブ愛を示してくれた監督だったが、ジョルジーニョはそれに加えて選手やサポーターへの近さがある。

なんとしても、天皇杯を勝って送り出したい。

トニーニョ・セレーゾ元監督の報道(※次期アントラーズ監督候補一本化されたとのこと)にあるように、鹿島には功労者を帰還させる土壌がある。

カップダブルの功労者として、遠からず呼び戻すためにも。

優勝まで頑張りましょう。
帰宅したので早速記事を書こうと思ったら、今日は生中継がなかったとのこと。

録画放送を楽しみにしている方もおられるだろうし、ネタバレしない範囲で見どころを挙げるにとどめたい。

・フワッとした立ち上がりに注目。特に、前田と鹿島CBの動きを追ってみよう。
・両チーム空中戦力の違い。高さの優劣が開き過ぎれば、地上戦に関わらずスコアはこうなる。
・大空翼ばりの必殺シュート。必見です。
・アゴンゲリオンのATフィールド展開。
・夏に強かったはずの彼が冬に活躍。
・レンタル移籍中の宮崎智彦。彼のパフォーマンスは…。
・移籍も噂されるあの選手への特別大きな声援。
・鹿島ゴール裏でのジョルジーニョ監督即席セレモニー。目を潤ませる監督の姿に胸を打たれます。

本日13:00から天皇杯4回戦ジュビロ磐田戦。

勝っても負けても、今年最後のカシマスタジアム(※準々決勝以降~決勝は他会場に決定している)。

ジョルジーニョ監督にとっては今回の任期でのカシマ最後の試合。

更に、もしかしたら今シーズンで退団する選手もいるかもで、その場合、その選手もカシマ最後の試合。

「行っておけば良かった」「応援しておけば良かった」とならないよう。

迷ったら行きましょう。

行けない方も、遠くから応援宜しくお願いします。
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ブロマガって何?
本日の鹿島アントラーズは非公開練習。

天皇杯4回戦、ジュビロ磐田戦に向け最終調整段階を迎えている。

前の試合(リーグ柏戦)から二週間。

その間に契約交渉があったり、移籍関連報道があったり、ダニーロの出ているCWCがあったりと、天皇杯から気持ちが離れそうな出来事が続いている。

毎年恒例とはいえ、この日程は難しい。

昨年は気の抜けたまま敗退したが、今年の鹿島アントラーズは乗り切れるだろうか?

スルガ銀行CS、ヤマザキナビスコ杯、J1残留争い。

追い込まれた試合では素晴らしい反発力を発揮して勝ってきた。

一方で追い込まれない試合では負けてきた。

その結果のリーグ戦11位。

明後日磐田戦は一発勝負で、いわば追い込まれた状況ではある。

しかし、前の試合で勝ってから中断に入ったことにより、勝ち逃げ状態。ピッチ外の雑音が五月蠅い時期であり、緊張感を高めるのが少し難しい様子が伺える。

「いいムード」と取るか「若干ユルい」と取るか。

今日の非公開練習を踏み台に、集中MAXの状態で選手たちをピッチに送り出す必要がある。

選手自身のプロ意識はもちろんだが、ジョルジーニョ監督以下スタッフやフロントによるモチベーションアップに期待がかかる。

我らサポーターによる雰囲気作りでも一役買うことができるだろう。

契約や移籍の話、CWCが気になるのは当たり前。

ただ、それより、今は明後日に集中したい。

負けたらシーズン終了です。

勝って元日までやりましょう。


昨日発売の週刊サッカーマガジンに鹿島アントラーズ入団内定している植田直通くん(大津高三年)のインタビュー記事が掲載されている。

面白いので、是非、お買い上げor立ち読みをオススメしたい。

今どきのサッカー選手には珍しい(というか、昔でも珍しい)人柄のようで、例えるなら「サイヤ人」と「昭和40年代~50年代の下駄履いている硬派番長」を足して2で割ったような受け答え。

地球の情報には疎いが、目の前の敵を倒すことを生き甲斐にし、それでいて他人の実力を素直に認める謙虚さがある。

グループは性格バランスが大事。

そういう意味で、彼入団で「闘争心」という最後のピースがハマるような気もしてくる。

とにもかくにも、読んでいたたければと思う。
酒井良が今なにを考えているかちょっとでも気になる皆様へ』(FC町田ゼルビア/酒井良選手のブログ)

酒井選手がファンや関係者に向けて書いた記事だと思うのだけれども、サッカーファンなら心に留めておきたいもの。

やはりというか、サッカー選手も「プロになったら万歳!」という職業ではない。

なってからが勝負の始まりで、一シーズン、一試合、一日の練習、一つのプレイでふるいにかけられていく。

そのリスクに比べ決してサラリーが高いわけでもなし、よほど好きでなければやれるものではない。

彼らのサッカー馬鹿ぶりは、それだけで敬愛に値すると常々思う。

酒井選手の練習からチームに貢献する意識の高さを読むにつけ、どうして鹿島アントラーズが常にベテラン選手をチームに残してきたのか、大切にしてきたのか、よく分かる気がする。

なお、今日は合同トライアウト(合同入団テスト)が行われている。

そこには鹿島ゆかりの佐々木竜太、羽田憲司の名前も。

35歳の酒井選手ですら、まだまだ現役をやりきろうとしている。

三人が来年もサッカー選手を続けられるよう、陰ながら祈りたい。
昨日はクラブハウスグラウンドで練習試合。

気温が低いだけならまだしも、体感温度を著しく下げる強風が厄介。

そんな日に関わらず、見学者スタンドは満席。立ち見も多数。

いやはや、鹿島アントラーズは愛されている。

【公開無問題】
30分×4本の変則マッチでは交代交代で全員が出場。

主力選手にとっては試合勘調整、若手選手にとってはアピールの場。

ファンに対しては選手の顔見せ、ファンサービスを兼ねた練習試合になった。

言い換えれば、仮にジュビロ磐田(12/15天皇杯4回戦の対戦相手)のスカウティングスタッフに偵察されたとしても、何ら問題のない練習試合だったとも言える。

先発メンバーは柏戦のまんまで30分とちょっと。

その後は順々に全員出場。当然、セットプレイも新たな引き出しを見せることはない。

先週は三日間連続のオフの後、戦術練習少なめ。

再びチームを微調整し直している段階で、天皇杯決勝(2013年元日)でピークになるよう逆算してスケジュールが組まれていることが感じられる。

寒風厳しかったとはいえ、選手全員のプレイを見ることができた。見学者にとって楽しい練習試合になったのではなかろうか。

【いつも通り】
主力選手たちは、まずまず。いつも通り。

敢えて言えば、大迫⇔ドゥトラの連係ラインはそれだけでストロングである。この二人の絡みで2得点で、それが全得点。

とはいえ、ここの連係ラインの強さは今更気づくようなことでもないし。

ならば公式戦に出ていない若手選手たちがどうだったのかと言うと、J1公式戦に出続けている主力選手に比して、彼らの試合経験は紅白戦のみ。

いくら練習を積んでいても、実戦の場数を踏んでいる者ほどの成長は難しい。

それを証明するかのように、若手でも公式戦の出番を増やしている昌子の成長は誰の目にも明らかなほど。

SBとしてもCBとしても、もう大学生相手には余裕。コーチングの声にしても、元々声の出る選手だったが、試合中のムラが小さくなってきた。

彼に左SBとしてナビスコ決勝大舞台でのチャンスを与えたことは、もしかしたらジョルジーニョ監督最大の功績の一つになるのかもしれない。そのチャンスを生かし、継続している昌子も立派。

それから、山村も対外試合復帰を果たしている。

フィジカルコンディション的に大人しいパフォーマンスも、早稲田のハイプレスに慌てないビルドアップセンスは岩政にも青木にもないものを示した。

昌子や山村のように、最終ラインから前に繋ぐ攻撃を考えられる選手が出てきているのは、今後に向けて楽しみになる。

さて、天皇杯で彼らの活躍の場は出てくるだろうか。

昨日の練習試合は、あくまで調整であり、週末ファンサービスのための顔見せみたいなもの。

金曜日までの練習でもっとチーム状態が上がっていくだろう。
鹿島アントラーズトップチームはクラブハウスグラウンドで10:30から練習試合の予定。

対戦相手は早稲田大学。30分×4本で行われる調整マッチ。

多くの選手に出場機会が与えられるだろう。

なお、クラブハウス周辺は海抜が低いので、一応、万が一に備えて海抜マップへのリンクを張っておきます(※20メートルに設定してあります。海抜表示メートルは変えられます)。

それから静岡(草薙)近辺の鹿島アントラーズファンの方へ。

13:00から高円宮プレミア最終節。鹿島ユース×静岡学園

三年生は鹿島ユースとして最後の公式戦。現チームのラストマッチとなる。

お時間のある方は是非、応援に行って、試合終了の少し後まで見守ってあげていただければ。

選手たちには勝って笑顔で終わって欲しい。
サッカーは数字だけで表現できるものではない。

しかし、それが無意味ということでもない。

以下はデータを基にしたサッカーの分析・研究サイト。

データスタジアム(株)FootBallLAB 鹿島アントラーズ

岩政の「守備」、新井場の「クロス」、小笠原の「パス」、大迫の「攻撃」と「ドリブル」、興梠の「シュート」。

それぞれのポイントの高さに目をひかれる。

他選手のデータも面白い。

ここの数字が絶対かは別問題として、楽しむのは有り。

皆さまはどのように解釈されるだろうか。
鹿島アントラーズの今週末スケジュール

明日12/8(土)は9:30から練習。

そして明後日12/9(日)は10:30から練習試合。

試合のない週末、天気予報も晴れ。

アントラーズクラブハウスには多くの見学者が予想される。

見学者が忘れてならないのは防寒。午前中は冷蔵庫の中くらい寒くなる。

冷え性の女性なら冗談でなく毛布を持っていってもいいくらい。

それから、ファンサービス(サインや写真撮影)のマナー。

「練習グラウンド⇔ロッカールーム間のファンサービスゾーン」では足早に立ち去る選手が少なくない。その際、見学者の方は気を悪くしないでいただければ。

サッカー選手の体脂肪は極端に少なく、我ら一般人より遥かに寒さに弱い。

寒い日に汗をかいたまま長々ファンサしていると風邪をひいてしまう事情がある。

できれば、選手が着替えた後の、駐車場側ファンサービスゾーンで待つのが良い。選手もそちらのファンサゾーンでは出来る限りファンの要望に応えてあげて欲しい。

私自身はファンサに興味がないので、いまだかつてサインをもらったことはない。今後もないだろう。

しかし、ファンサを望むファンの気持ちをアントラーズ選手が大事にしてくれることは、私も嬉しく思う。

見学者にはマナーを、選手には無理のない範囲でのファンサービスをお願いしたい。
鹿島 日本人全26選手と来季契約延長へ!』(スポニチ)

やー、0円提示(契約満了)が出なくて良かったぁー。

まず、それに一安心。

選手の同意がなければ契約延長とはならないけれども、いわゆる「クビ」が現時点で在籍する日本人選手から出なかったことを率直に嬉しく思う。

【79年組の武器】
特に79年組。

私個人的に、彼らがJ1でプレイできるレベルを保っているうちは鹿島に残ってくれた方が嬉しい。

戦力的にも他に代え難い「武器」をそれぞれ持っている。

小笠原の押し引き巧みなゲームメイク。

中田のバランス感覚絶妙な統率力。

本山の先読み煌めく攻撃イマジネーション。

新井場の豪快なオーバーラップ。

曽ヶ端に至ってはお姿からして神々しい。彼は古代エジプトのファラオを思わせるアゴの持ち主だ。

【ジーコはいなくても】
私は「監督としてのジーコ」は、正直、評価していない方。

それでも「プレイヤー兼指導者」としてジーコが鹿島に残してくれたものは、とてつもなく大きいことを知っている。

サッカー選手は、指導者と同等以上に、チームメイトから受ける影響が大きい。

プレイと態度で範になるチームメイトがいると、他の選手も伸びてくる。

79年組がそれぞれ分担する形で、現役時のジーコに匹敵するものを示してくれれば。

【本山のアドバイス。中田の配慮】
今季もレギュラーとして試合に出ていた小笠原と新井場はともかく、出場機会の少なかった本山と中田は評価が分かれてしまうかもしれない。

ただ、知っておいていただければなということがある。

例えば、練習試合や紅白戦などで本山が若手に出す攻撃のアドバイスは凄く的確で分かりやすい。

サイドの抉り方一つとっても、侵入方向を身ぶり手ぶりで示しながら「今の、こうじゃなくって、こう入った方がいい」と教えてくれる。最高の攻撃センスと経験から得たノウハウを伝えてくれる。

その言い方にしても、決して上から押しつけるようなものではなく、気づかいがあって受け入れやすいものだ。

それから中田はピッチ外でも。

例えば、昨年の大震災直後。

東北地方の被害の大きさに目を奪われ、地元の被害に配慮したコメントをする選手は少なかった。一時は「鹿島アントラーズはホームタウンを忘れている」というような不満の声を聞くことすらあった。

率先して地元被害に配慮したコメントを出してくれたのが中田浩二。

いや、他にもいたのかもしれないけれど、ちゃんと伝わるように表現する力があるのは彼ならでは。彼くらいのビッグネームが心細やかな言葉を発してくれることで、アントラーズが地元からの信頼を繋ぎとめたところがあったのだ。

スポークスマンとしても優秀で、そして、そのバランス感覚はピッチ上でも生かされる。

昌子も以前のGELマガインタビューで言っていた気がするが、中田の全てにおけるバランス感覚、適応力、表現力はなかなか真似のできるものではない。

本山と中田。

気づかいと配慮の人である二人は、随分と髪が薄くなってきてしまった。

だが、できることなら、アルシンドレベルになるまでいて欲しい。

いや、早くハゲろと言いたいわけではないよ。

それくらい、長くいて欲しいという意味だ。

【交渉事だけに、これから】
フロントは契約延長オファーは出したが、金額等、条件面について我らサポーターが知る由がない。

「オファーを出した→即契約延長」となるのではない。

まだ、これから。

出場機会を求めて、より良い条件を求めて移籍というのは、プロサッカーの常。

ただ、とりあえず0円提示がなかったことは天皇杯に向けて一つの吉兆ではある。

いくら天皇杯に集中しようとしても、0円提示の選手がいると雰囲気がデリケートになるものだから。

交渉がクリアに進んで、練習もみっちり進んで、天皇杯戴冠まで突っ走りたい。
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