鹿島アントラーズを応援するサッカーコラムです。
岩政 鹿島残留を決断!中国からの“魅力的”オファー断る「運命の流れが…」』(スポニチ)

31歳・岩政、残留明言「僕を必要としてくれた」』(スポーツ報知)

岩政に中国から高額オファーが舞い込んでいたとのこと。

そんな話があっておかしくないとは思っていたが、一切報道に上ってこなかったのは岩政らしい。

既に断りを入れたとのことで、鹿島としては一安心。

【一人以上の岩政】
単純にCBの人数はいる。

ただ、岩政の存在価値は一CBの域を超えている。

まず、声の出るDFリーダーとして。

それは稼働率に不安のある中田浩二と、彼しかいない。

昌子もその可能性を示すが、もう少し経験が欲しい。青木と山村は現時点では声とアクションが小さい。

それから、セットプレイにおける攻守の要として。

空中戦の強さは岩政が鹿島ナンバー1。

ナンバー1が抜けることは、毎回のセットプレイ威力低下を意味する。

特にセットプレイ守備の弱体化が痛い。山村なら岩政以上の打点の高さがあるが、やはり駆け引きの経験値が足りない。

それから、チームリーダーとして。

若手の話を聞いてアドバイスしたり、スカウト活動を援助したりと。

このあたりは本山や中田もやれるし、いずれは昌子も可能だろうが、言語化して説明することにかけて岩政は上手い。現代っ子たちを納得させるコミュニケーション技法を持つ。

ちょっと昔はウザイやり方だったものの、最近は自らのウザさをわきまえて話しかけるようにしており、ベテランサッカー選手として一つの円熟期を迎えている。

岩政の技を盗みたいという植田も入団したばかり。

このタイミングで鹿島を去るのは植田との約束を反故にしたことにもなる。

様々な面で、今、岩政に出られるのは困る。

【惜しさもある】
岩政ファンとしては残留にホッとした半面、惜しい気もしないわけではない。

彼はおそらく鹿島の選手構成も考慮した上で悩んだはず。

CBの人数自体は多く、若手の出場機会を増やすことも考えれば、岩政としては比較的海外移籍しやすいタイミングではあった。

海外移籍は金だけではない。Jの常識外での実戦経験を得ることができる。

岩政の本当の凄さに実戦からの吸収能力・セオリー化能力が挙げられる。

サッカーに限らない。

スポーツ選手であれ、学者であれ、一流は経験からセオリーを進化させたり、変えたりする。それまでの自説を撤回することも厭わず、オリジナルのセオリーを発見することができる。

三流は、いつまでも自説にこだわる。自分で実験しないまま、自分で実戦しないまま。

岩政は前者であるサッカー人生を意識的に楽しんでいる様子がある。

果たして、彼が未知の海外リーグに身を置いた時に、どのように深化するのだろう。

そんなワクワクは一岩政ファンとしていつも持っている(もちろん、そこでバタバタとやられる恐れもあるが)。

鹿島一筋でやってくれれば嬉しいけれども、身体の動くうちに海外実験をして欲しいという好奇心は、私は強い。

それには、新「5番」と新「15番」。それから「4番」、新「23番」も。

後輩の彼らには、今後、岩政が抜けたとしても鹿島は大丈夫というくらいの、早足の進歩を願いたい。

そして、昨日で31歳になった岩政選手には、今シーズン、鹿島での集大成とも言えるような、素晴らしいプレイを期待している。
鹿島:新監督・新加入選手記者会見での出席者コメント』(J's GOAL)

鹿島:新人選手記者会見での出席者コメント』(J's GOAL)

ついに2013シーズンの鹿島アントラーズが始動した。

公式サイトの写真を眺めていると、実にバラエティ豊かな面々が揃ったとワクワクしてしまう。

【背番号11:ダヴィ】
近年の相撲界はモンゴル人力士全盛。両横綱もモンゴル人。

しかし、いつまでもモンゴル人ばかりでは芸がない。

この度、我らが鹿島部屋はブラジル人力士の輸入に成功。

新弟子検査にも無事、合格。

会見で用意されたパンツは見るからにキツキツだが、今後は1サイズ大きいパンツを用意するということで問題ない。

パンツはキツかったものの、サポーター一同心配していた激太りはない模様。ちょい太りに収まっている。

トレーニング次第ではサッカーでも活躍してくれそうだ。

【背番号23:植田直通】
北斗神拳の伝承者、ケンシロウ(日本名・植田直通)。

彼のデータをウィキペディアで調べてみると、数多の伝説が記されている。

筋力・緊張時なら小口径の銃弾も跳ね返せる。
パンチ力・厚さ5mの岩も割る。
拳の速さ・百裂拳では3秒間に50発。
キック力・200キロの大男を25mも蹴り飛ばす。
足の速さ・100m9秒台。
ジャンプ力・9m台。
潜水時間・53分間。
睡眠・1週間寝なくとも耐えられる。
絶食・3か月間食べなくとも体力が衰えない。
毒物耐久力・常人の致死量の5倍の青酸カリにも耐える。

普通に考えて、これほどの男がいれば乱闘で負けることはなくなる。この点で鹿島は世界最強になった。ケンシロウと相撲取りがいるのだから、バルサにも勝ってしまうだろう。

ただ、やるのは殺し合いではなくサッカー。CBは覚えることが多いポジションであるが、一年目から期待したい。

【背番号35:野沢拓也】
僕もセレーゾ監督と同じ気持ちで、散歩に出ていたのかな、と。それでまた我が家に帰ってこれたというのは、家出した息子が戻ってきた感じかもしれません』(野沢)

相変わらずのホンワカコメントで、ああ、帰ってきたなと。

彼のような人物に対して、移籍の経緯とかで周りが深刻になるのは「糠に釘」「暖簾に腕押し」みたいなもの。

プレイ見れば分かる通り、そんな理論立った人でも筋道立った人でもない。

多少は悩むにしても、結局は考えるより直感でやる人なのだから。

その独自の感性と類稀なる技術で違いを創り出してもらえれば。

おかえり、野沢拓也。

ファンタジーを魅せてくれ。鹿島を勝たせてくれ。

【背番号13:中村充孝】
会見での彼は礼儀正しく、鹿島から求められるものを確実にわきまえた上で受け答えしてくれた。

ピッチではハッキリ自己主張する選手であるが、筋を通せる若者なのだろう。

J2ではスーパーなタレントだった。その意識の高さは、おそらく本田圭佑や長友佑都にも劣らない。

彼が鹿島でどこまで進化するか。

鹿島サポーターとしてだけでなく一サッカーファンとして、とても楽しみだ。

【背番号17:前野貴徳】
僕のポジションは、去年だったら新井場さん、その前だと名良橋さんとかがやっていたポジションなので』(前野)

ついつい「名良橋は右~、左は相馬だよ~」と突っ込み入れたくなるが、しかし、タイプ的には名良橋系なので、あながち間違いではない。

J2では「サイドで受けてドリブル→抜ききってシュート」で愛媛の攻め手になっていたし、また、守りでもアプローチ速く、集中力を切らすこともなかった。

鹿島の左SBは「サイド攻撃の軸になり、かつ、敵に背後を使わせない」難しさがあるけれども、やってくれると期待している。

【背番号19:豊川雄太】
ムードメーカーらしいコメントをしてくれている。それも決して軽いわけではなく、育ちの良さ、人柄の良さが滲み出ている。

1年目から積極的に誰よりも動き、自分のレベルアップとプロでやれる自信をつけて、2年目、3年目で試合に絡んでスタメンを取り』(豊川)とは、鹿島アントラーズ高卒育成における一つの理想形。

現在、FWの層は薄い。高校三年時の成長曲線の、その先にあるものをクラブハウスグラウンドで示してもらえれば。

時々書いているけれども、「三年で出られるようになれればいいかな」が強くなり過ぎた選手(※過去のユース上がりに散見された)は大抵、三年たってもポジションを掴めない。

一年目から「コイツはモノになるかも?」と強化部に思わせることによって、同ポジションの補強が抑えられ、チャンスが巡ってくるようになる。一年たって「まだ育成期間だな」と判断されると、そこに補強されてしまう。

焦る必要は全然ない。

ただ、一年目から見られるところは見られるので、練習からの高パフォーマンスを期待したい。

私個人的に、今、練習見学における一番のターゲットは彼だ。
昨日予定していたチーム始動は積雪のため本日に延期。

鹿嶋の積雪って、本当に珍しい。

「夏は冷涼。冬は積雪しない」気候が鹿嶋が別荘地に選ばれる理由の一つで、私の記憶違いでなければ、前にガッツリ積もったのは7~8年前にさかのぼる。

アントラーズのクラブ史上でも始動延期は初めて。

とはいえ、選手のメディカルチェックは予定通り実施されており、全体ミーティングも行われている。一日遅れは大きな問題にならないだろう。

伝え聞きによるとダヴィはさほど太ってない状態で来日しているらしい。それが本当なら朗報。

今日の新体制発表会見では、まず、ダヴィの体型に注目したい。

超おデブじゃなければOK。ちょいポチャなら大成功だ。

次に注目したいのが背番号の割り当て。

青木や昌子といった若手選手の番号変更があるのかないのか。

あとはスローガンの発表も予定されている。今年はとにかく「有言実行」に近づければ良いなと思う。

一昨年は『FOOTBALL DREAM NEXT』。

昨年は『SMILE AGAIN with PRIDE』。

スローガンの変遷にあるように、ここ2~3年の鹿島は「次のステージへ行こう」「もう一度、笑顔と誇りを取り戻そう」としているのだけれども、震災あり、人の入れ替わりもあり、産みの苦しみ強く、順調に達成できたとは言い難い。

観客動員数は減少傾向にあり、今こそ「鹿島アントラーズ中興の一年」としたいところ。

少し上手くいかなかったポイントもあるとはいえ、補強はまずまず。

79年組が現役で、大迫&柴崎の二大天才が揃っているうちに、大いなる成果を手にしたいものだ。
おぉ!雪だ!

本日は新体制発表予定日。鹿行地域は雪。

古来より「雪の白」は「リセットの白」でもあり、鹿島アントラーズの新たなる船出にピッタリ。

昨日のうちにトニーニョ・セレーゾ監督とFWダヴィも無事に来日しており、心機一転、益々素敵なシーズンになることだろう。

なお、今現在、東京都内と鹿嶋を結ぶ東関東自動車道が通行止め(千葉北~潮来間)になっている。

メディアの皆さんがアントラーズ新体制発表に無事たどり着いてくれるか、ちと心配。

公式サイトの本日のスケジュールには『降雪により調整中』との表示もある。

お出かけの方はくれぐれも足下気をつけていただければ。
現在発売中の『GIANT KILLING extra Vol.12』。



置いている書店、置いていない書店あったりするが、もし見かけたら手に取っていただければ。

岩政大樹と青木剛へのインタビュー記事が掲載されている。

CB理論に特化した記事のため、サッカーを深く掘り下げて見たい方にオススメしたい。

・「DFライン上げ下げの原則」と「例外」
・「CBの頭を越えたクロスに対するポジショニング」
・「マークについていくのか」あるいは「オフサイド取りに行くのか」
・「ゾーン」と「マーク」と「実戦での応用」
・「見た目綺麗に揃っている敵ゾーンディフェンスは鹿島からすると攻めやすい」
・「青木の向上心の謎」

このあたり。私は楽しく読んだ。

ただ、皆さまに「強くお買い上げを推奨する」に至らないところもある。

それはコストパフォーマンス的なもの。

1000円オーバーの書籍で、そこまで「岩政&青木」のページ数が多いわけではない。

あとは記事を担当している木崎伸也さん。

非常に熱意があって、優秀で、実績もトップクラスの方なのだが、あと一歩くらい突っ込んでもらえたら。

そうであれば、古い鹿島サポーターにとっても、もっと楽しくなった。

どうしても古参サポからすると(そうでなくとも月刊フリークスの岩政連載やGELマガを読み続けていれば)、結構、既出感もあったりする。

岩政選手や青木選手との仕事がたぶん初めてというのがあって、機会があれば、また次の仕事に大いに期待したい。

特に岩政選手は、まだまだ掘り下げられる選手のハズ。

青木選手の永遠の若さの秘訣も追及していただければ。
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ブロマガって何?
川島 大地選手の復帰について』(鹿島アントラーズ公式サイト)

川島大地の鹿島復帰が公式発表された。

川島の武器と言えば「デモンストレーションで使うようなトリッキーな足技」が挙げられる。

例えば、カカトに向かって投げられたボールをエビのようにジャンプしながら頭越しに前方に蹴るとか、そういった無駄な技が無駄に上手い。

それから「タラちゃんのモノマネ」の名手である。調子のいい時は、本当に声ソックリに真似られる。

思い起こせば2009年12月、鹿島神宮での優勝報告会。多くのサポーターの前で軽くスベってたのは今でも鮮明に覚えている。

なかなか、サービス精神のある男なのだ。

問題は「トリッキーな足技」にせよ「モノマネ」にせよ、どちらもサッカーの試合で使うような技でないこと。

いや、もちろん、テクニックは高いし、得点感覚もある。

それをJリーグのレベルで発揮してこられなかったこと、怪我もあったことで、現在の立ち位置がある。

基本的に鹿島の選手のことは好意的に書きたいものであるが、しかし、無理矢理好意的に書くのは私は好まない。

今回のレンタルバック。

J2山形で戦力と見なされず、他に欲しいと手を挙げるクラブもなく、鹿島に戻ったのが実情だろう。

それは本人が一番分かっており、復帰コメントにも表れている。

アントラーズで頑張る選手は全員応援する。

最後のつもりで頑張る選手がいるならば、特に応援する。

逆転劇を見たいものだ。
『鹿島 ジュニーニョと契約更新へ!“教育係”としても期待』(スポニチ)

スポニチ一紙になるが、ジュニーニョと契約更新の方向とのこと。

交渉事ゆえ話がまとまるまで何ともであるが、心情的には嬉しく思う。

いや、鹿島に残って結果を出してくれるかは分からない。昨シーズンの数字を考えれば否定的な意見もあって然るべきだろう。

ただ、単純に上手い選手だけに見ていて楽しい。ワクワクする。

シュートには散々ガックリさせられたけれども、そこを除けば間違いなく名手。

サイドでDFと一対一になって、抜ききらないままクイックモーションで上げるクロスは絶品。

半身で受けてドリブルに入る動きの滑らかさも、練習して身に付くものではない。

本山とも野沢ともタイプの違う、アタック技術の天才。

この技術力にかつてはスピードまで備わっていたのだから、Jリーグで敵なしだったのも納得。

今はそういったスピードはないけれど、ただ、技術は落ちていないし、あとは「格」の部分。

よくテレビ中継でも抜かれている、手を叩いて味方を鼓舞するシーン。

味方を引っ張る姿勢は若いFW陣にあって貴重なのではないか。

それから、タイトルへの渇望を分かりやすく表現してくれるところ。

スルガ銀行杯とヤマザキナビスコ杯での優勝セレモニー。人目をはばかることなく喜び、涙を流す姿は可愛かった。

やっぱり、そんな選手は応援したくなる。

契約がどうなるかは知らないけれど、交渉結果を楽しみに待ちたい。
日本には数えきれないほどの伝説がある。

ヤマタノオロチ伝説。

ダイダラボッチ伝説。

スーパーサイヤ人伝説。

だが、それらの伝説よりも謎に包まれた、蜃気楼のような伝説が鹿島アントラーズには存在する。

コンシェル樹伝説…、を皆さま、ご存知だろうか?あるいは覚えておられるだろうか?

東日本大震災後、突如表れた人面樹木。

鹿島アントラーズFCのファンクラブSNS「コンシェル樹」です。 サポーター、ファンの皆様の、クラブへの案内役を務めております。』と声高らかに宣言し、ツイッター開始。

ところが、そのツイートぶりが樹木だけに人間離れしており、人間社会に受け入れられることはなかった。

すでに忘れ去られた伝説と言っても過言ではあるまい。

とはいえ、私は「鹿島の語り部」を自ら名乗る者。伝説を後世に伝え残していきたいと考えている。

ここで改めてコンシェル樹を紹介しよう。

彼の最大のポイントは「原則、つぶやかない」ことだ。

2013年、年が明けてからのつぶやきは7回。

ツイート内容は全くもって取るに足らないものばかりで、読まなくてもこれっっっぽっっっちも困ることはない。まず、安心していただければ。

人間だったら「放置アカウント」もしくは「無気力アカウント」と見なされても仕方のないものであるが、そこは樹木。

樹木がツイッターやるだけでも大したもの。

「7回もよくつぶやいた」と。「樹木キャラに徹しているな」と。

そのように評価したい。

彼のスタイルはシーズン中もブレることはない。

昨年末の三日間を例にとってみよう。

12月25日に『皆さま、29日にはエコパでお会いいたしましょう!』とツイート。

それから翌日、翌々日と一切ツイートなし。

そして12月29日試合当日。3日ぶり最初のツイート、『本日のG大阪戦、スターティングメンバーが発表されました!ちば戦から変更はございません。コメントなど詳しくはアントラーズモバイルをご覧くださいませ!』。

キックオフの時間が近づくと『そろそろ試合が始まりますので、しばし失礼いたします!』。

しばし失礼…って、いつも失礼したままじゃないかと思わず突っ込みを入れたくなるものの、これが彼の決めゼリフ。

この脱力するような一連の流れは、コンシェル樹一流のユーモアであると私は解釈している。このペースが一年間堅持される。

今でこそ完全に気配を消しているコンシェル樹であるが、彼が本気を出すのは災害時。

もともと、災害時の緊急連絡手段として企画され、誕生したものなのだ(※ツイッターなどSNSは電話やメールよりダウンしにくかったとのこと)。

万が一、カシマスタジアムでの試合中に災害が発生すれば、コンシェル樹は眠っていた力を呼び覚ます。正確な情報を適切なペースでバシバシ流してくれるはず。

断じて「地震が発生しましたので、しばし失礼いたします!」とか、そもそもツイートがないとか、そういったことにはならないと信じている。

サポーターの皆さんも、鹿島アントラーズクラブ関係者の方々も、そしてコンシェル樹の中の人も。

普段はいいけど、災害時にはコンシェル樹の存在を思い出してあげて欲しい。
前野と中村の昨季プレイ映像は少し見た。

だが、この男のは後回しになってしまう。

J2得点王のFWダヴィ。

能力の高さは誰もが認めるところで、プレイの幅も以前より広がりを見せている。

私も彼のことは新エースストライカーとして期待を寄せている。

ただ、こいつ、まず太って帰ってこないかが心配。

かつて満さん(鹿島GM)は「ブラジル人はシーズンが変わると別人のようになってしまうことがある」とボヤいていたことがあったが、どちらかと言えばダヴィはそっちタイプだと私は認識している。

【ラーメン】
食べることが大好きなダヴィ。

特に味噌ラーメン好きは有名で、私もラーメン店巡りが好きなので勝手に共感を覚えている。

鹿島(潮来)にはこのあたりの味噌ラーメンの名店である「純輝」がある。

潮来本店のレベルならば、本場札幌で舌の肥えたダヴィも満足するのではなかろうか。

そして、それはいいのだが、気になるのはダヴィの体重だ。

昨季並~昨季以上のプレイをしてもらうには、来日時の体重が重要。

多少重めでオフ明けするのは仕方ないにしても、それなりの体型がキープされていて、そこで初めて昨季プレイ映像を参考にできる。

おそらくはアントラーズでプレイすることに高いモチベーションを持ってくれているはず。大丈夫だとは思う。

それでも、実際に彼の姿を見るまではちょっと心配だ。

【メタボ集団の説得力】
万が一、ダヴィが太ってくるようなことがあれば、痩せさせる必要が出てくる。

そして、それこそが現在の鹿島アントラーズの弱みの部分。

そもそも、強化トップたる鈴木満さん自身がメタボ。

その他の職員・スタッフにも何人かメタボがいる。身体を動かす現場スタッフにすら、明らかにメタボってる人がいる。

もっと言えば、ブラジルにいるジーコだって今や完全にメタボだ。

もちろん、現役選手でない人たちがメタボだからって、サポーターから文句言われる筋合いはないだろう。

だが、メタボ連中に「痩せろ!」「自己管理しろ!」と言われたところで、果たしてダヴィが素直に聞き入れてくれるだろうか?「オマエラガイウナ!」と反論されておかしくない。

何も役員・職員・スタッフの皆さんに「細身になれ!」「スマートになれ!」と主張したいわけではない。

そうではなく、「標準体型」もしくは「ややぽっちゃり」を目指していただければいいだけなのだ。

ジーコと満さんは長生きするためにも、その他職員、スタッフはプロスポーツクラブたる企業イメージのためにも。

純輝で大盛無料だからって、毎回大盛を頼んでいてはいけないのだ。
二年前のサッカー批評(50)初出のコラムであるが、最近webに掲載されたのでご紹介。



検証・移籍ルール変更後のJリーグ ~Jクラブは直面する現実にどう対処すべきか?~(前編)』(小澤一郎氏/フットボールチャンネル)

リンク先には鈴木満強化部長の談話や、マルセイユ時代の中田浩二のエピソードが掲載されている。まず、読んでいただければ。

その中での甲府の佐久間GMの言葉。

選手のクラブに対する帰属意識、ロイヤリティが希薄になっていく恐れを感じています

内田篤人が自身の強い意志によって高額移籍金を残す形で移籍したことにより、FIFA基準移籍制度導入後の「勝ち組」に挙げられることもあった鹿島アントラーズ。

しかし、今オフには興梠慎三がフリーで浦和レッズに移籍しており、我々サポーターも状況の変化を痛感することになった。鹿島も例外ではなかった。

とはいえ、国内移籍市場における「負け組」になったということではない。

一昨年の西大伍と本田拓也、昨年のドゥトラ、今年の前野貴徳、中村充孝らは、旧移籍制度(※日本限定のローカルルール)であれば莫大な移籍金が掛ったはず。若い選手ほど高額の移籍係数が掛けられた旧移籍制度。

FIFA基準移籍制度でそこまで掛かることはなく、だからこそ鹿島が獲得できた面がある。

引き抜かれてばかりの他クラブもあることを考えれば、鹿島は恵まれている方になる。

そうは言っても、例えば、興梠慎三や伊野波雅彦の移籍から、少なくないアントラーズサポーターが受けたショック、裏切られた感はかなり強いものに感じられる。

それには、かつて「できれば本田(泰人)さんのように鹿島で引退したい」と興梠が言っていたのもあるし、同じように「子どもの頃から鹿島ファン」と伊野波が公言していたのもある。

それから、「欧州名門リーグへの挑戦」といった意味合いを含まない、クラブの慰留を振り切っての移籍にサポーターが慣れていなかったのもあるだろう。

選手が鹿島への帰属意識を失いつつあることについては、鹿島(満さん)が大事にして、クラブの武器としてきたことだけに惜しい。

旧移籍制度が良かったかといえば、JクラブとJクラブサポーターにとっては、そちらの方が良かったのかもしれない。

それでも、その流れにある以上は、我らも好む好まずに関わらず慣れていくことになるはずだ。

カシマゴール裏から依怙贔屓にも取れるほど熱烈かつ頻繁なコールを受けていた興梠。

一時はインターネット上において実像以上に愛されていたという伊野波。

彼らが鹿島を愛してくれていると信じたからこその溺愛だったのだと思う。

今ではそれがひっくり返って、悲しみ怒り呆れを買っているフシがある。

本当の彼らは、ただのローストチキン屋であり、ただの豆腐屋だ。本当は愛すべき好青年なのだ。

移籍制度過渡期だからこその悲喜交々。

今後は、二人ほど溺愛される存在も、また、二人ほど憎まれる存在も、出てくることはなくなるだろう。
先日、J2の試合録画視聴をオススメするブログ記事を書いたのだが…。

実のところ、私自身は視聴が進んでいない。

どうにも鹿島戦以外の試合となると、見るモチベーションが上がりきらない。

サッカーじゃなくたって、世の中には面白いテレビ番組の誘惑が多いのだ。

現在の自分の中でのテレビ優先順位を書いてみると

1位:鹿島アントラーズの試合録画

2位:旅番組(○○紀行、○○探訪など)

3位:動物番組(ゴリラ特集、猫特集など)

4位:料理番組(豆腐特集、ラーメン特集など)

5位:健康情報番組(ハゲ対策、猫背対策)

6位:鹿島に関わる選手が出ている試合録画(京都・愛媛・甲府など)

7位以下:ニュース、お笑い、音楽、バラエティ、ドラマなど。

…というわけで、なかなかJ2の試合録画をじっくり視聴するに至らない。

そんな状況ではあるが、鹿島入りする選手に注目し、短くも丹念にプレイ確認してみた。

愛媛の前野貴徳。

これまで思っていたよりも、走りきれるし、攻めきれる選手であると認識を上方修正。

ボールコントロールがしっかりしていて、両足正確。ファーストコントロールでディフェンスを抜く技術も持っている。

守備では集中力が持続し、出足鋭い。

J2とJ1といった対戦相手のレベルの違いと、あとは鹿島の左SBの難しさは懸念事項も、しかし、J1と鹿島にフィットできれば華のあるサイドバックになってくれそうだ。

京都の中村充孝。

私が見た試合では京都のテンポが良くなかったこもともあり、中村のボールタッチ数は少なかった。

ただ、それでも目の覚めるようなプレイで魅せてくれた。

センターサークル付近で中村ボール奪取→奪い返しに来る敵を競り合いながらかわし前を向く→前を向いた瞬間、間を置かず前方のスペースに速い縦パス→これが味方FWの走り込むコースにピタリ。

へえ~っと唸ってしまうような一連のプレイ。

前を向くところまでなら、例えば鹿島の遠藤康も素晴らしいものがある。J1レベルでも発揮される遠藤のボールキープ力は侮れない。

ただ、遠藤の場合、前を向いた後、どうしてもタイムロスが生じてしまう。小笠原、本山、野沢といった名手たちが間髪入れずスパーンと味方に入れられるのと比べると物足りない点。

中村の攻撃判断の速さ、視野の広さは、たしかに普通の選手でない。競り合いながらでも速く、縦にパスを出せる選手はそうそういない。

普通はドリブルに入ったり、競り合いになったりすると、視野が狭まってしまうものだから。

J2での試合映像だから、そこでのハイパフォーマンスで活躍を保証することはできないけれども、ただ、いい選手であると私も感じた。

新シーズンが楽しみだ。
2013シーズンからセレッソ大阪に移籍する新井場徹選手。

豆腐屋マサPコ、野沢拓也、興梠慎三らの移籍に際しては、アントラーズサポーター間で賛否両論渦巻いた。

しかし、新井場のセレッソ移籍については概ね「感謝」の言葉ばかり聞かれる。

「事情」「タイミング」「言動」「これまでの功績」といったあらゆる面で、周囲が納得しやすかったのだろう。

日本人の感覚的に筋の通った移籍だったと思う。

もちろん、惜しい気持ちはある。

彼の名人芸とも言えるオーバーラップのタイミング。加速状態でボールを受けて、一発で敵サイドバックの裏に入り込む。「そのタイミング」で出れば「その状況」を作れるという「判断力」。

あれを西大伍や鈴木隆雅、伊東幸敏が盗みきれないまま、新井場が去ってしまうのは残念だ。

とはいえ、彼が現役のうちに大阪に帰るタイミングは今しかなかった。

鹿島での9年間、いい仕事をしてくれた。

ガンバユースの最高傑作といえば宇佐美貴史と言われるが、私は宇佐美だけではないと認識している。

ファンタジスタとしては二川孝広がガンバユース最高傑作だし、リンクマンとしては橋本英郎だって最高傑作だ。

そして、サイドアタッカーなら新井場徹がいる。

ガンバ在籍時はゴールも決めるサイド攻撃の担い手。4バックのサイドバックとは言い難いプレイヤーだった。

実際、鹿島移籍直後はプレイが合わなかった。当時は「新井場獲得は失敗」との声も一部アントラーズサポーターから聞かることもあった。

それが鹿島にいる9年間で、新井場オリジナルのサイドバックになってくれた。

元より守備は得意でないし、きっと好きではない。

それでも苦手な守備を頑張るか…といえば、自らの武器である攻撃力によって相手攻撃を封じるスタイルを貫いた。

新井場が自らのスタイルについて語った言葉。

「どこまでイジっていいのか、これ以上イジるとまずいのか、バランスが難しい。たぶん『笑い』って、『それ以上いくと怒るけど、浅すぎるとおもしろくない』っていうゾーンがあるから、そこが大事なんじゃないかな」(モバイル公式2013/1/8ロッカールームより一部引用)

「笑い」と「スベり」のバランスと、「攻撃」と「守備」のバランスは似ている。

やりすぎても、無難になりすぎてもいけない。自分の武器を忘れてもいけない。

守りにエネルギーを奪われて攻めに力を使えなくなっては本末転倒。チームを破綻させない範囲で守備を省略し、その分、攻撃でプラスをもたらす。サイドバック離れしたトリッキーな足技で魅せる。

美学とバランスを両立した、希有なサイドバックだった。

そんな彼だからこそ、サポーターも相当に納得させた上で去っていける。

「ありがとう」と言いたいところであるが、「まだ現役や!プロとしての仕事してるだけや!」と返されそうな気もする。

だから、セレッソでも素晴らしいサイドバックぶりを魅せてもらいたいと。ただ、それだけ。

セレッソは応援しないが、新井場の応援は続けていきたい。
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ブロマガって何?
全国の岩政大樹選手ファンの皆さん。シーズンオフに入ってからというもの、彼の姿を見ることができず寂しい思いをしていることかと思う。

やはり、岩政選手の存在感というものは、会えなくなった時に初めて気づく類のもの。

例えるなら、少年少女の頃、通学路途中の家の前に鎖で繋がれていた番犬。

毎日、そこを通り掛かる度にガウガウ吠えかかってくる。

「うるさいな」「めんどくさいな」「うざいな」という心証を抱いたものだ。

だが、ある日、突然、その番犬がいなくなっていたとしたら。

「せいせいした」という気持ちと共に、ある種の寂しさも湧いてくる。

今、全国の岩政選手ファンはそのような気持ちになっているに違いない。

そんな人気者の彼はシーズンオフも引く手数多。新シーズンに向けての準備を優先し、メディアから雲隠れしている。

彼の動向をキャッチしたのは山口県下に緻密な情報網を持つ地元紙だけ。

岩政選手サッカー交流』写真有(山口新聞)

元日本代表・岩政選手と児童ら交流』(毎日新聞/山口東版)

先週、故郷・山口に帰った岩政選手は小学生たちとのサッカー交流に勤しんだとのこと。

そこでは「本を読むことの大切さ」を説き、また「プロ10年目は自分なりの答えを出す」と宣言している。

10年目の答えとは、何やら楽しみだ。

更に進化した集大成とも言えるプレイを魅せてくれるのか、あるいは海外移籍を試みちゃったりするのか。

スター岩政の動向から目を離せない。
大阪でバスケ部体罰問題があったので、少し「体罰」について触れてみる。

スポーツの指導でも子育てでもそうだが、体罰なしで人を育てるのには「本物の指導力」「本物の教育力」が要る。

サッカーの世界では「時代の流れ」と「指導のレベル向上」と共に体罰は減少した。

バスケは(この学校だけなのかもしれないが)まだまだ内向き閉鎖性が強く、レベルの低さが伺える。

指導力であるとか教育力が足りないから、体罰に走る。

納得できる指導でモチベーション上げてやれれば、そうそう子どもはおかしな方向に走らない。

私も子どもを引っぱたいてしまうことはあった。それは私自身の未熟さ、至らなさに拠るものでしかなかったと当時も今も反省しきり。

「愛があれば殴ってもいい」「相手のために殴る」ならば、それなら、その人も殴られればいい。

私は、自分が引っぱたいた相手に自分が引っぱたかれるのはしょうがないと思っている。

このバスケ部顧問には、少しでもその覚悟はあったのだろうか。

「指導者」であるとか「親」というポジション。

安全なところから怒りに任せて暴力を振るってはいやしないか。

「部員のため」「子どものため」という大義名分を振りかざし、相手の痛みを感じられなくなってはいまいか。

部活動の大会でいくつかのタイトルを獲った程度で「自分のやり方が正しい」と勘違いしてしまっていたのかもしれない。

中田英寿という生き方(後編)【フットボールサミット第2回】』(フットボールチャンネル)

子供たちは不承不承ながら当然のことのように「罰」を受けたのですが、ヒデだけはベンチの脇に立って走ろうとしないのです。怪訝に思った私は、
「どうした。なぜ走らんのだ!」
と語気を荒げたのです。ヒデの答えはこうでした。
「走る理由がわからない。俺たちだけが、走らなければならないのは納得できない。皆川さんも一緒に走ってくれ。だったら俺も走る」

引用元:『山梨のサッカー』山日ライブラリー


試合に勝つこと負けること、それは選手の責任であると同時に指導者の責任。

大阪の事件でいえば、この指導者を糾弾して終わり、罰して終わりではなく、このやり方を許容していた他の教員、生徒、保護者も、そして、ぼくら日本人全体も学びたい。

ややもすると「大人しく全体に従ってしまう」性質が、我々日本人には強い。

素直な感性にウェイトを置いていきたいものだ。
女性ファンの悲鳴が聞こえてきそうだ。

スポニチ一紙であるが、増田誓志選手の結婚が報じられている。

いくらイケメンでサッカー上手いとはいえ、「引きこもり」「人より犬を愛する」彼が結婚するなんて驚きだ。

お相手は『東北出身のスレンダー美人の一般人女性』とのこと。

どうやら犬ではなかった模様。

一般的には、犬に向かって「スレンダー美人」という言葉は使わないだろうし、また「一般人女性」も使わないだろう。

ともあれ、記事が本当ならばめでたいことだ。

お二人の結婚を祝福したい。

おめでとう!
増田 誓志選手が蔚山現代FCに完全移籍』(鹿島アントラーズ公式サイト)

増田選手メッセージ』(公式サイト動画)

真面目な彼らしいメッセージ動画。

アジアを代表する強豪への移籍ということで、チャレンジを応援したい気持ちになる。

イケメン朴訥キャラゆえ女性ファンの多い彼であるが、男性ファンだって多い。

真面目で不器用、引きこもり気味な彼のことは、男性ファンだって心配するし応援したくなる。

私もずっと応援してきた。

だから、今回の移籍についても、期待半分、不安半分…。いや、期待2割不安8割といったところか。

期待の分は「サッカー選手として優れた才能」と「真面目なパーソナリティ」。

体格も身体能力も技術も標準以上の増田は、韓国サッカーに入っても見劣りすることはないと思う。

最初のうちは激しいフィジカルコンタクトに戸惑うかもしれないが、慣れれば大丈夫なはずだ。

努力家で礼儀正しいところも、韓国のサポーターに受け入れられると信じたい。

不安の分は「サッカー選手としての戦術適応力」と「深刻になりやすいパーソナリティ」。

チームに適応できるか、できないか。

鹿島では「技術・体力」の問題よりも「動きの質」の問題。そこで最後までフィットしきれなかった。

だが、役割が限定された山形ではやれた。日本代表でもやれていた試合はあった。

蔚山現代と増田が合うことを祈る。

あとは韓国という、ややもすると深刻になりやすいお国柄で、もともと深刻な方向に走りがちな増田が余計に深刻になったりしないか。

人生に過度な深刻さは不要。深刻さは視野を狭くし、発想と動きを固くする。

大体、深刻でいると不幸だ。

彼得意のニヤリ笑いが頻繁に出せるようになるか、そのあたりも成功の鍵。

ヘラヘラしてると思われない程度に、ニヤリとやってきて欲しいと願う。
BSスカパーにて20周年Jリーグ特番。

今日13日13:00から「1993年度チャンピオンシップ第1戦 鹿島アントラーズ×ヴェルディ川崎」の録画放送。

明日14日13:00から「1993年度チャンピオンシップ第2戦 ヴェルディ川崎×鹿島アントラーズ」の録画放送。

どちらも勝ち試合ではなく、例の判定があったり、例の事件があるので、「是非オススメ!」ということはない。楽しい気分になれる試合でなかったと記憶している。

ただ、「鹿島アントラーズの歴史を知っておきたい」「20年経って落ち着いた視点で再確認したい」という物好きな方は、視聴するなり録画していただければと思う。
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ブロマガって何?
Jリーグ中継をテレビ視聴するにはスカパーのJリーグ系セットに加入する必要がある。

これには基本料と合わせて月々3000円前後のお金がかかる。

なので、節約を重視する場合、Jリーグのシーズンオフ(※1月~2月。更に切り詰める人は12月や夏の中断期間も)にはJリーグセット契約を解除した方がいい。

ただ、何年か前のスカパー役員さん会見によると、鹿島アントラーズサポーターはシーズンオフでも契約を切らない人の率が高いとのこと。

鹿島サポーターにはお金に余裕がある人が多いのか、単にド忘れしているのか、面倒くさくて解除してないだけなのか。

私は面倒くさくて解除してない派なのだが、今オフはその恩恵に預っている。

スカパーシーズンオフ恒例、Jリーグ全試合録画放送が実施されているからだ。

鹿島の試合を見るわけではない。それはシーズン中にたんまり見た。

そうではなく、J2クラブの「甲府」「京都」「愛媛」。

鹿島に入団してくるダヴィ、中村充孝、前野貴徳のチームだ。

宮崎智彦(元鹿島→現磐田)がJ2横浜FCにレンタル移籍している時分にもJ2はしばしば見ていたのだが、正直、その時は面白くなかった。

宮崎自身が大人しめの選手というのと、あとは何より当時の彼が横浜FCにフィットしきっていなかったから。

しかし、ダヴィ、中村、前野のタレント性。

まだ試合数こなして見てないものの、明らかにJ2での輝きがある。彼らは各クラブで完全に中心になっている。

スカパーJリーグセット契約を解除してない面倒くさがり屋さんたちは、お暇な時にでもJ2録画放送をご覧いただければ。

時間短縮したい方は「甲府×京都」とか「愛媛×甲府」とか、それぞれかち合う試合を視聴するといいと思います。
神戸の日本代表DF伊野波が加入…磐田』(スポーツ報知)

豆「よし、次はジュビロか。入団会見のコメント、考えとかないとな…。今度もグッとサポーターのハートを掴んでやらないと」

有「おー、豆腐屋!」

豆「いやいや、伊○波ですって!日本代表のイ・○・ハ!覚えてくださいね!」

有「すまんな、豆腐屋。リハビリに忙しくて、そこまで覚えている余裕がないんだ」

豆「え?またリハビリしてるんですか?」

有「おうよ、俺クラスになると年中リハビリだからな。さっきも車から降りた拍子に軽く肉離れしたばかりだ。どうだ、凄いだろう」

豆「とっても不便な身体ですね…」

有「いや、その分、ジャンプとパワーは日本一の身体だ。俺は満足してるぜ。ところで、また移籍するんだって?」

豆「ええ、今度は『名門』の看板に魅かれたのでジュビロ磐田に行ってきます」

有「まったく、少しは腰を落ち着けたらどうだ?『とりあえずプロになりたかった』だの『子どもの頃は好きだった』だの『海外に移籍してみたかった』だの『お金が魅力的だった』だの、毎回クラブ選ぶ基準までコロコロ変わりすぎだぞ」

豆「いやだなあ。ボクはずっと日本代表チームに所属してるじゃないですか。不動ですよ」

有「あっ、そうか。お前はクラブチームに興味なかったもんな」

豆「おっしゃる通り。興味のあるチームは日本代表、本業は豆腐屋。クラブチームに所属するのは給料と、あとは豆腐屋の宣伝のためです」

有「それくらいブレないと、かえって気持ちがいいな」

豆「へへへ。じゃ、これから豆腐の配達がありますんで」

有「おお、親孝行だな。プロになってからもやってたのか」

豆「ですから、豆腐屋が本業で、サッカー選手は副業です。日本代表は夢。お忘れなく」

有「お前に興味はないけど、そのバイタリティと打たれ強さは見習いたいぜ。よし、俺もリハビリ頑張るぞ!オオオオリャアアアア!肉体の限界を超えるリハビリじゃああ!」

豆「あっ、頑張りすぎじゃ…!」

有「グウォ!痛ってええええーーーー!」

豆「……」
野沢 拓也選手が完全移籍で加入』(鹿島アントラーズ公式サイト)

予てから報道されていた野沢拓也の鹿島復帰が正式発表された。

まずは「おかえり」と言いたいところだが、それは胸にしまっておこう。

「おかえり」を言うのは、心優しい方々にお任せしたいと思う。

正直なところ、怒っている人だって多い。

私個人的には、移籍の経緯どうこうよりも、神戸での仕事ぶりが不満。

神戸のチーム状態はあったにせよ、移籍先を移籍初年度でJ2に落とし、すぐに戻ってくるというのは、理由どうあれ形として好きじゃない。

更に神戸の試合はいくつか見たけれど、昨年の野沢程度のパフォーマンスで鹿島に戻していいかも少々疑問。

クロスとフリーキックにさすがの精度はあったれども、それ以上のものは感じなかった。

【強化部長の選定眼】
ただ、満さんの選手選定眼(ブラジル人除く)は抜群。野沢の件もそうなのだと信じたい。

そもそも、二列目の日本人MFはJリーグ全体で人材不足。香川・清武・宇佐美といったトップクラスは海外流出済みだ。

若手有望株である中村充孝を獲得したが、あとはバランス的にベテランを確保するとなると野沢か二川(ガンバ)あたりになってしまう。

野沢復帰が正しい判断であることを祈るばかり。

これはトニーニョ・セレーゾ監督に白羽の矢を立てたことにも言える。

セレーゾにせよ野沢にせよ「情&過去の実績&過去のスタイルを買っての登用」なのか、「キチッと最近の仕事内容を精査した上での登用」なのかで新シーズンの命運が分かれることになる。

【鹿島の選手は全員応援する…が】
心優しい方々には今からでも野沢への応援をお願いしたい。

ただ、そうでない方々が応援するのは、野沢にプレイで示してもらってからで良いかと思う。

野沢が誰もを認めさせるだけのプレイをしてくれれば。

態度面でも少しの変化が見えれば、なお良い。

それは無理して違う人間をやれとか、いい子ちゃんを演じろとかではない。

鹿島を出た経験、神戸での経験、降格させた経験、また鹿島に戻る経験。

野沢が本当の主軸選手に変わっていること、変わることを期待したい。
1/8時点の移籍情報について』(鹿島アントラーズ公式サイト)

目まぐるしいので、現時点での入れ替えを簡単にまとめたい。

【監督】
ジョルジーニョ(若年監督&練習短&速めの攻撃)→トニーニョ・セレーゾ(ベテラン監督&練習長&遅めの攻撃)

【左サイドバック】
新井場(テクニシャン)→前野(ダイナミック)
(レンタル:宮崎)→?

【MF】
増田(日本代表経験者&伸び悩み)→中村(無印&伸び盛り)
レナト→?
ドゥトラ→?

【FW】
興梠(外遊び派)→ダヴィ(テレビゲーム派)
岡本→?
(レンタル:佐々木)→?
ドゥトラ選手との契約が満了』(鹿島アントラーズ公式サイト)

契約満了によるドゥトラ退団が正式リリースされた。

昨年末からドゥトラ本人も移籍可能性を示唆しており、ステップアップのため鹿島を離れるということになろう。

【好漢】
短期間だったが、よく馴染んでくれた。

彼の微笑ましいエピソードはモバイル公式スタッフダイアリーを読んでいただければ。ファンサービスも丁寧で、誰からも好かれるキャラだった。

柏戦だったか。

レアンドロ・ドミンゲスの蛮行(※退場時に悪態をつきながら、新井場の頬を叩いた)に鹿島の選手たちが色めきたち、あわや乱闘寸前のシーン。

その時、ベンチにいたドゥトラ、スクッと立ち上がり前に出てファイティングポーズを取る。チラチラとベンチに目線を送りながら「オレモ、イッテクルゼ!」とスタンバイ体勢。

だからといってピッチに入るわけでもなく、「イクヨ?イッチャウヨ?オレモアバレチャウヨ?」とばかり、止めて欲しそうに後ろをチラチラ。

ようやく周りに抑えられて止められると、嬉しそうに振りほどくフリをしていた。

なんとも可愛い青年だ。

【異分子ドリブラー】
プレイスタイルそのものは、本来、鹿島向きではない。視野が狭く、パスも雑だった。

しかし、縦に突貫するドリブルで異分子的な要素を加えてくれた。

アントラーズ入団時にコンディションもモチベーションも良好だったことも幸いした。

これは新入団選手にとって大事なことで、スタートダッシュに成功。

しかし、スタートのインパクトが落ち着いてくると「味方にパスを出さない」「簡単にボールロストする」「守備で食いつき過ぎたり、そうでなければ間を空け過ぎたりと極端」という、数多くの短所が噴出。

ドゥトラの憎めない性格のおかげで、味方の辛抱が続いた面もある。チームメイトと喧嘩になったこともあるが、カラッとしたドゥトラとは後腐れがなかった。

時間経過と共にコンビネーションも生まれ、また、シャドーストライカーとしての才能が覚醒。

こぼれ球に二列目から走り込む嗅覚。突進するパワー。

ハットトリックを記録するなど、ドゥトラにとって飛躍のシーズンとなった。

【代理人】
鹿島としても、いい短期補強となった。

二列目の人材が不足し過ぎ、戦力構成に失敗していたところでのドゥトラ加入。

加入してからの成長も予想以上。

この度の退団は残念だが、補強としては成功だったと言える。

京都で出番を失っていたドゥトラを0円で鹿島に売り込んだドゥトラの代理人も、代理人としてはいい仕事。

「ブラジルでも知られた鹿島アントラーズ」で「タイトル獲得」し「MFのポジションながら8ゴール」。

これはステップアップ材料になる。

鹿島も当初は契約延長を望んだかと思うが(※最初から契約満了で済ませようとした場合、レナトと近いタイミングで発表があったはずだから)、ドゥトラのプロフットボーラーとしての価値(代理人の要求額)が鹿島の出す金額の上をいってしまったのだろう。

ファビオ・サントスやフェリペ・ガブリエルといった元鹿島選手が今ではブラジル代表に入っている。

今後、ドゥトラも大きく飛躍してくれれば。

豪快なプレイで楽しませてくれたこと、鹿島のJ1残留に貢献してくれたことに感謝したい。

ありがとう、ドゥトラ。

いい移籍先と話がまとまることを祈っている。
既に正式発表されているので、興梠慎三の移籍について触れてみよう。

【怒り悲しむサポーターがいて自然】
「鹿島育ちの13番」が「フリートランスファー(移籍金0円)」で「浦和レッズ」に移籍となれば、怒ったり悲しんだり、否定的に捉えるアントラーズサポーターが多いのは自然。

仮に、怒りもせず悲しみもせず、喜んで送り出すサポーターが大多数だとしたら、それはそれで興梠が気の毒になってしまう。

惜しまれる選手だからこそ、他クラブにも欲しがられる。

こんな例を出すのもアレだが、生粋の鹿島ユース育ちである大道広幸(現AC長野パルセイロ)。

彼が鹿島を出る時に惜しんだのは、全宇宙で私と他数人しかいなかった記憶がある。

興梠は力があり、魅力的な選手なのだと私は思う。

【かつての大器も今は昔】
ただ、今回の移籍、怒り悲しむファンの声が大きく目立つとはいえ、平静に受け止める鹿島サポーターも少なくないのではないか。

この件に限らず世の中では否定派が目立つ。肯定派は慌てず騒がず次の展開を待つ。私もブログを書いていなければ、そうしている。

決して理解できない移籍ではない。

興梠は何年もの間、伸び悩んでいた。成長が停滞していた。

プレーがあまり変わっていない。

彼が10代後半~20代前半だった当時、25歳を越える頃にはどれだけ物凄い選手になるだろうかと皆がワクワクしたものだ。岡田武史前日本代表監督をして「興梠は将来、絶対に日本代表のエースになる」とお墨付きがあったほど。

一歩の瞬発力、バネが素晴らしく、好調であれば不利な競り合いにも勝ってボールを収めることができる。

チームメイトから好パスさえ出れば裏に抜けかける回数も増えるだろう(※「抜けかける」がポイント。寿人や岡崎のように「抜けきる」ことは少ない)。

キックは上手くないが、ピンポイントでボールを捉えるワンタッチゴーラーのセンスがある。右に流れてのクロスも悪くない。

一方で「メンタルに甘さがある」(岡田監督)とも指摘されてきた。

そのためなのか、当初の期待に追いつくだけの活躍ができていない。代表からは完全に蚊帳の外だ。

短いシュートレンジは伸びることがなかった。ここまでミドルシュートのないFWは珍しい。

ボールを受けてから勝負に入るところも変わらないまま。佐藤寿人や岡崎慎司との決定的な違いである。

フィジカル頼みのプレイスタイルは波が大きすぎ、エースとして頼むだけのコンスタント性に欠ける。

自己鍛錬に励むタイプではなく、外的環境に大きく左右される。

そういった軽さはアタッカーにあっていいものだが、ただ、鹿島ではマンネリしてしまっていた。

2010シーズン以降の試合後コメントでは「チームの戦い方への不満」をチョロっと醸し出すようになっている。起用への不満もあっただろう。

今季はチョロっとどころか、かなりハッキリ「(監督の指示を)無視じゃないけど…」と口にしている。

何だかんだで最終的には残るのではないかと見ていたのだが、いざ、決まってしまえば出るタイミングだったのだと感じられてくる。

【環境を変える】
では、レッズに移籍して伸びるかといえば、それは分からない。

そもそも「鹿島で頑張れないヤツが他で頑張れるか?」という疑問が湧かないでもない。

更にメンタルのみならず、能力的にもペトロヴィッチ監督や浦和サポーターが期待するより、少し足りない気がする。

「敵として見ているうちは気にならなかったけど、こんなにシュート下手だったのか」
「こんなにトラップ不安定だったのか」

新シーズン始まって、そんなマイナス評価を受けやしないか、ちと心配。

但し、ペトロヴィッチ監督のサッカーは興梠のやりたいサッカーと同質のもの。ここ数年の鹿島よりプレイしやすくなる可能性がある。

興梠自身がストイックに努力するタイプでない以上、指導者を変えることで活路を見出すのも一つの手段。

それに鹿島サポーターとしてはシンドイことだが、鹿島を上回る「年俸」「満員のスタジアム」「遊ぶ場所」は興梠にとって魅力的なはず。そういったことがモチベーションアップであるとか、いい意味でのリラックスに作用すれば。

ここ二~三年の彼の様子からして、鹿島にいても同じまま月日が流れてしまう。

ストイックでない、流されやすい興梠。流されやすいのは空気読める優しい子だからとも言える。

放っておいても努力する人間は空気読めないところもあるものだが(中田ヒデとか本田圭佑とか柴崎岳とか)、興梠は読めてしまう子。

そんな彼が鹿島から浦和に移籍するのは勇気の要ることだったと思うけれども、最終的に直感を信じて実行するのは慎三くんならでは。

長く見ているだけに、彼個人への愛着がある。

彼の地での成功と成長を楽しみにしたい。
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ブロマガって何?
1/4時点の移籍情報について』(鹿島アントラーズ公式サイト)

年が明けてフロント始動日となる4日。一気に正式発表が来た。

SB前野貴徳(愛媛FC)、OMF中村充孝(京都サンガF.C.)、そして、FWダヴィ(甲府)を完全移籍で獲得。

まずは前野。

私は時々サッカーゲームで遊ぶ趣味があるのだが、J2選抜チームを作る際には必ず前野を入れてきた。ゲーム内の能力値に反映されるくらい、J2では安定した選手。

プロ入り二年目となる2012シーズンにキャプテンを任されており、プレイにも責任感がある。

西や新井場のようなテクニカルなサイドバックではなく、より運動量と守備意識を備えたSBになる。それがJ2でのプレイ経験しかないことまで含めて、鹿島のSBとして合うかどうかということだが、満さん(鹿島強化部長)が合うと判断した。

満さんの眼力を信頼し、前野のプレイを楽しみにしたい。

次に中村。

鹿島と京都の対戦があった頃から、キープ力にドリブルにシュートにと面白い選手だったと記憶している。当時は消えている時間が長かった印象もある。

それがGELマガ(2012年10月18日号)の記者同士の対談企画において「本当にものすごいことになってます」「J2のなかではスーパー」と褒めちぎられている。

GELマガで知らせてくれたからいいやと最近の試合映像は見ていないけれど、川端さん(カリスマサッカージャーナリスト)、土屋さん(サッカー生き字引)、田中さん(鹿島番記者)のお墨付きとなれば間違いないのだろう。

満さんの最終決断もあったわけで、即戦力として期待したい。

そして、一時はFC東京入りも報じられたダヴィ。トーチュウの大誤報だったわけだが、それくらい獲得競争になるだけの実績がある。なにせJ2得点王。

獲得成功は喜ばしく、一気にテンションの上がる正式発表だ。

とはいえ、彼は使い方に気を使わねばならない選手。メンタル面でも能力面でも不器用。プレイの幅の狭さは鹿島歴代FWでワーストクラスになる。

一方で、ボールを持ってゴールに向かえば物凄い。その特長を殺さず鹿島が生かすか、それとも、ダヴィに適応させるか。

トニーニョ・セレーゾの指導力と、鹿島のブラジル人選手受け入れ力に期待しよう。

全員、J2からの補強であるため、過大な期待は禁物。

しかし、J2からの国内移籍としては考え得る最高の補強。J2オールスタートリオと言っても過言ではない。

鹿島は今オフもタイトルに絡めるだけの戦力を整えてきた。

オフに入ったばかりだというのに、キャンプインが待ち遠しいぞ。
高校サッカーの最高峰、全国高校サッカー選手権大会。

大会も半ばを過ぎたところで触れておきたい。

【優勝困難な大会】
2013シーズンからの鹿島入りが内定している植田くん&豊川くん擁する大津高校(熊本)は初戦敗退している。

できることなら、鹿島と縁ある大津高に勝利の喜びを味わってもらいたかった。

やはり、高校選手権で勝つのはとても難しい。

プロでも一発勝負は希望通りに勝てるものではなく、まして、延長戦のない一発勝負ともなれば余計に不確定要素が増すことになる。

そもそも、高校生はプロと比較してメンタルと守備が揺らぎやすい。

近年は各校の戦力差が拮抗していることもあり、超有名校であっても勝ち進むのは至難の業だ。

【ぼくには分からない】
私は高校スポーツは全部、サッカーに限らず野球でも陸上競技でも、見れば面白いものだと思っている。

しかし、どんなに試合数見ても、高校生アスリートの将来性を見抜くのは容易ではない。

その点で、私個人的にはだが、「陸上競技」→「野球」→「サッカー」の順に難しくなる気がしている。

いや、大迫勇也、柴崎岳、宮市亮、植田直通ほどであるならば、高校生で飛び抜けていることは私にも分かる。そこは一目瞭然で誰にでも分かる。

そうではない選手の才能を見抜くことができた時こそ初めて、サッカーファンとして自慢できるのかもしれない。

【植田くん&豊川くんはこれから】
植田くんは一目見て違う選手。

高校生としてズバ抜けたCBであるのは明らかで、だから、そこがまんま課題にもなる。

有力アタッカーの大半が高校サッカー部ではなくJクラブユースに流れる昨今。

高校サッカーにも優れたアタッカーはいるものの、一人で差をつけるようなスペシャルな存在は本当に減った。

そのため、高校サッカーでプレイするDFは、プロ入りしてから「強力な個」との対戦数を増やすことになる。植田くんがギリギリの対人経験を積むのはこれから。

豊川くんは高校サッカー選手権大会では力を示しきることができなかった。

それでも、断片的にプレイを見た限りでは面白い選手。何より高校三年になって、ググッと伸びてきた成長力に期待できる。

二人とも、いい準備をしてプロに入ってきて欲しい。

鹿島アントラーズは「高卒新加入選手を三年間は見守るクラブ」であるが、しかし、長年見てきた限り「三年で出られればいいかな」とノンビリしてしまった若手選手は全員、一人残らず、鹿島で成功していない。

鹿島どころかJ1に残れず、J2やJFLに流れた後、20代で引退している選手も実はいるのだ。

三年は見てくれるクラブだからこそ、最初が物凄く大事。

すぐ前年の先輩たちが、良くも悪くも見本になる。

2012シーズンの高卒入団4選手、伊東・隆雅・中川・宮内。彼らは一年目のプロ生活でアピールできなかった。紅白戦でも難しかった。

負傷などでそれぞれスタートダッシュが出遅れ、また、自信を持ってプロ入りしたものの、それが通用しなかった時に必要以上に落ち込み過ぎた。

2012年入団組の奮起を望むと共に、2013年入団組となる大津高コンビには最初からのスタードダッシュをお願いしたいものだ。
岡本英也選手がアルビレックス新潟に完全移籍』(鹿島アントラーズ公式サイト)

【ゴールへの型】
岡本の新潟完全移籍が公式発表されている。

岡本の売りは「ストライカー性」にあったと思う。

ゴールに直結するペナルティエリアへの入り込み、これはピカ一だった。

いわゆる「ゴールへの型」を感じさせる選手。

福岡がJ1にいた時代に年間8ゴール決めたことがあったが、それも不思議な数字ではない。

【鹿島のFW】
ただ、2012シーズンの鹿島ではポジション争いに入り込む余地がなかった。

単純にアントラーズの選手層が厚すぎた。

レギュラーの大迫だけでなく、興梠、ジュニーニョと、実績で岡本を大きく上回る選手が三人もいた。

ならば最初から岡本を加入させる必要がなかったのではないかということになるが、大迫がロンドン五輪で一時離脱することを想定しての岡本獲得。

大迫の五輪落選により、岡本もチャンスを失った。

更にレギュラー級FW三人から目立った怪我人が出ることもなかった。

また、能力適性面。

鹿島では「ストライカー性」と同等以上に、前線でボールを収める力が求められる。

岡本と同じく「ストライカー性」が武器でもある興梠も退団していく。前年には興梠以上にストライカー性が高かった田代も退団している。

【突出した何か】
今のJ1ではFWへの要求が多岐に渡る。

「ストライカー性」のみならず、「ポストプレイ」や「裏を突くフリーランニング」など、それぞれ最低限備えている必要がある。

そして、どれか一つは突出していること。

大迫が他を差し置いてレギュラーを盤石としたのは、まず、ポストプレイが突出しているからだ。

岡本のストライカー性は間違いのないものだが、その突出を証明するチャンス、磨き込むチャンスが足りなかった。

試合勘を失ったことによって、シーズン当初より面白味が鈍ってしまったように私は感じた。

惜しい才能だが、移籍やむなしと思う。

【移籍活発化】
鹿島に完全移籍で入ってきた岡本が一年でまた出ていくことは少々残念。

レンタル加入ならともかく、完全加入の日本人選手が一年で退団していくことは、鹿島アントラーズ史上でも極めて稀。

2009シーズンいっぱいで旧移籍制度が撤廃されて以降、Jリーグでは選手移籍が活発化している。その流れを受けての事態と言えよう。

これを良い方向に捉えれば「控えで燻る、燻らせる時間を短縮できた」とも言える。岡本にとっても、鹿島にとっても。

才能あるストライカーの彼の地での飛躍を期待したい。