鹿島アントラーズを応援するサッカーコラムです。
昨日の清水戦。

試合始まる前は、連戦で鹿島のパフォーマンスが落ちることを心配していた。

対戦相手の清水より、リカバリー時間が5時間短い鹿島。中二日では5時間でも大きな差となるはず。

ところが、試合始まってすぐ、その予想違いに気付いた。

昨日は家族連れだったため、万が一の雨に備えて二階席(屋根がある)から見ていたのだが、

そうすると、下で見るよりも、テレビで見るよりも、更に引いた感じで見ることになる。

臨場感がなくなってハラハラドキドキしなくなる一方、判定などに対してもやたら冷静に見られるようになる。

鹿島の調子は、案外、通常に近いように見えた。

メチャ速いというほどではないが、寄せはしっかりしており、中二日とは思えないほど守備の規律に緩みが少ない。

懸念事項の一つであった植田も、マーク対象に身体をつけすぎて反転を許したミスと、ビルドアップにほぼ関与しないデメリットこそあったものの、勢いを出すだけの高さとシュート力を示し、十分にやってくれた。

チーム全体として遅攻時の攻撃が今ひとつなのは今に始まったことでないし、

連戦下でこれだけの体をなして戦えるのなら、チームとしても選手個々人としても、地力がついていると見て自然だろう。

一方、清水のプレッシャーが遅かった。しばしば遅れ気味にきてラフなチャージになってしまう。

お疲れなのか、実力なのか、両方なのか。

結局、鹿島がセットプレイからの二発で勝利するも、妥当な結果だったと思う。

植田(ゴール前への飛び込みが影響しての清水オウンゴール)とルイス(昌子の冷静なパスを受けての決勝ゴール)が決め手になったわけだが、世紀末コンビの攻撃力を証明。守備のポジションの選手のくせに、攻撃が大好きな人種なのだ。

かなり意外だったのは、エスパルス選手の試合後コメント。

平岡康裕選手(清水)『自分たちが追加点を取れるチャンスがあったし、そこで取り切れなかったというのが今日の結果になったと思う

ノヴァコヴィッチ選手(清水)『少し残念なところがあったが、この10試合の中では非常に良い戦いが出来ていたと思う。我々のやりたいようにできていた』(J's GOAL)

上から見るのと、ピッチ内での感覚は、だいぶ違うのは分かっているが、それにしても清水が良かったとは感じなかった。コメントを読んでから、過去10試合どんだけ悪かったのか心配になって順位表を確認したところ、まだ8位。

考えられるのは「鹿島の強さが認められてきている」ということだろうか。

「強い鹿島」相手にセットプレイからの1点差負けなら「内容は良かった」という感覚になるのも分からないではない。

実際のところ、鹿島は、まだ強さMAXには全く達していない。もっともっとできそうな選手が何人もいる。

例えば、ユースの頃は「野沢二世」と評された土居は、野沢とは全く違った進化の道を歩んでいる。フリーキックは断然野沢にせよ、土居の速度、ドリブルは、チームの武器になっている。

カイオもまた、スピードとシュート力に優れ、いずれはジュニーニョやマルキーニョスを超えるクラスのアタッカーになる可能性を見せている。

遠慮がちなプレイ選択になったり、逆に自己中なプレイ選択になったりするのは若さならでは。

彼らが試合経験を重ねて、プレイ選択が整理されてくれば、もっと面白くなる。

オリヴェイラ監督時代の、熟成メンバーでの手堅い試合も頼もしかったが、

セレーゾ第二期の、ポテンシャル豊かなメンバーでの劇的な試合も、また愉快なものだ。
本日15時からはカシマスタジアムでの清水エスパルス戦。

岩政さんのブログでもあったけれども、中二日という日程は選手にとってキツいと思われる。

先週土曜日の広島戦は19時キックオフで、広島から鹿嶋までの移動も入っている。丸々中二日休みだったわけではなく、厳しい部類の中二日。

私も広島戦の録画すら見られておらず、あっという間に次の試合が来てしまった気がしている。

ここは少しでも観客席をサポーターで埋めて、選手たちに喜んでもらいたいところ。

ただ、ホームタウンの事情として、今の時期は田植えなど仕事で忙しい方が多く、大型連休の割にカシマは動員が伸びづらい。チケット前売りは14,758枚。当日券も余裕で出る。

なので、ご都合のつく方は参加していただければ。

屋台グルメも美味しいし、昌子や曽ヶ端といった逆ジャニーズ級のイケメン選手も揃っている。

きっと楽しい時間になりますよ。

ご都合のつかない方もテレビの前から応援していただければと思います。

やはり、岩政さんは何をやっても只者でない。

オフィシャルブログ開設から四日間、毎日更新されており、その中身も濃ゆい。正真正銘、岩政さんならではの文章。

コメントにまで目を通しておられるようで、いやはや、やるからには手を抜かない方だ。

開設二日目の時点で「ブログにおける改行」を取り入れられたあたり、さすがだと唸らされた。

実は私も、もともとのブログはギッシリ文字を詰めて書いていた。それが正しい文章の書き方で、常識であると疑っていなかった。改行だらけの芸能人ブログなど邪道だと。

ブログはそれなりに人気があったため、特に問題を感じることもなかった。

ところが、始めてから何年も経ったある日、嫁さんからの一言。

「ブログの文章は読みやすいんだけど、文字の間隔がミッシリしてて見づらい」

いや、他の人に言われても「感じ方は人それぞれだよね」と気にしない私なのであったが、

嫁さんに言われて、ハタと気づいた。

国立大出身で、そこそこの人気ブロガーでもあった嫁さんでも読みにくいのなら、私のブログは小学生や中学生には絶対に読んでもらえない。少年たちにも鹿島アントラーズの良さを知ってもらいたくて書いているのに。

仮にブログを読む人の多くが成人男性の速読家であれば、文章が詰まっていて全く問題ない。

私も速読の方なので、個人的には改行が少ない方が一気に読める。マウスを動かす手間が少ない方が好みだ。

ただ、どういう人にどういう時に読んでいただくか考えた時には、お子様からご年配の方まで、仕事や学業や家事の合間、休み時間やくつろぎの時間に読んでいただくことを想定している。

それならば読みやすい文書にしておくのが大切で、そのためのセオリーの一つが「通常の文章より多めに改行を入れる」。パソコンやスマートフォンの画面は紙に書かれた文字列より眩しくて読みにくいことがある。

私なんぞ三年くらい意地でも改行導入しなかったのに、岩政さんはたった二日で導入された。

その改善力の優秀さ、サッカーでもブログでもお変わりないようだ。
鹿島アントラーズはサンフレッチェ広島に3-0完勝!

広島に日程不利はあったとはいえ、鹿島が良かった。

広島対策万全、選手の戦術遂行も上々。

お陰さまで清々しい気持ちで連休に入ることができる。

【積極的守備重視】
セレーゾ監督の指示により、守備に比重をかけた鹿島。

それは消極的なベタ引きではなく、昌子を中心として隙あらば思いきってDFラインを上げる積極的な守備重視。

積極性の裏返しとしてのミスは出たものの、しかし、それ以上に守備のしつこさを出せた。90分を通して、広島はまともにビルドアップできなかった。

柴崎をして『最初の3試合くらいの気持ちはこの試合は出せたと思います』という、その通りの試合。

試合内容を文字で説明するなら、監督・選手コメントでほとんど全て説明されている。上手くいった時は行動と言葉が一致しやすいもの。

以下、J's GOALからコメント一部引用。

セレーゾ監督『(広島のような)チームに、同等に闘いを挑もうと思うのは、無謀な戦略。なので、若い選手たちには、いいポジションをしっかりと取ることを指示した

広島のパスワークに対し、カイオや伊東、植田あたりが前に食いつきすぎてスペースを空けてしまう心配は、試合前は強かったのだが、

セレーゾの指示が的確に効いた。若い選手たちが最大限実行し、たまのミス以外は対面を抑え込んだ。

土居選手『ボールを取った後のカウンターについては、前半はよかったんですが、後半は最後の精度を欠いたシーンが何度かありました。

最近の土居。特に前半のプレイは素晴らしく、鹿島のトップ下として存在感を増している。

もともとボールセンスに優れる選手であるも、これまでは「テクニシャン」より「汗かき役」の印象が強かった。

今では、その技術を守備側の予測より先手先手を取って発揮している。ドリブルにパスにシュートと、一つ一つのプレイに美しさと速さがある。前後半の落差が大きいのが難点であるが、ここさえ解消していけば代表候補にも入ってくるレベルの選手だと思う。

Q:トニーニョ・セレーゾ監督かは、何か言われましたか?
植田選手「あまり言えないことで褒められました(笑)。まあ、激しくいけたことです」


ピッチ上の殺し屋として敵FWを試合から消す働きを遂行。セレーゾ監督や植田本人、柴崎も述べているように各種の課題(セレーゾからはポジショニングの指摘、植田自身は攻撃面の反省、柴崎からはコーチング力の不足)は感じられたが、ひとまず合格だと思う。ピッチに一人はジャンプ漫画みたいなヤツがいた方がいい。今後が楽しみになってきた。

それから、GELマガに掲載されている昌子と記者とのやり取りが秀逸。

スポーツ新聞では『DFラインを統率した昌子は「父親はプロになって初めての観戦。“おめでとう”と褒めてもらえたのは正直嬉しい」と“親孝行”できたことに笑みを浮かべた。』(スポニチ)と掲載されている話なのだが、GELマガだと端折られておらず、前後にお父さん話がつながっている。親父さんに褒めてもらえるのが一番嬉しいのだと。

GELマガでは選手コメント(今回は土居、遠藤、植田、山本、昌子、柴崎)を省略なしで全文掲載してくれており、なんとなく空気感まで伝わってくる。選手の性格や、ピッチ内で起こっていたこと、事前に想定していたことと、事後の反省を立体的に捉える助けになる。

いやはや、今回の田中滋さん、試合終わって取材して、書き起こす作業が非常に早い。見事な仕事ぶりだ。
本日19時からアウェイでの広島戦。

ACLのある広島は連戦が続き、日程上は鹿島有利も、

なにせJリーグ二連覇中のクラブ。

鹿島も三連覇中はACLと並行してJリーグを乗りきってきた。

基本的に連覇クラブは地力に優れるものであるので、心してかかりたい。

鹿島としては、自らの地力を計る絶好の相手。

やや勢いに陰りが出てきたところであるが、

鹿島の地力が上がっていれば十分に勝てる日程状況。

勝てば上位と渡り合う確信を強めることができ、それが力に変わる。

広島の三連覇、直接対決でキッチリ阻止しましょう。
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ブロマガって何?
岩政、ブログ始めました』(岩政大樹オフィシャルブログ)

今か今かと開設が待たれていた岩政選手のオフィシャルブログが、ついに始まっている。

アクセスすると、男前な笑顔の写真で迎えてくれる。

どんなものにしてくれるのか、今からとっても楽しみ。

更新の度に読みに行きたいものだ。
【大相撲のジンクス】
大相撲における横綱土俵入りの型には雲竜型(うんりゅうがた)と不知火型(しらぬいがた)がある。

雲竜型は、せり上がりの際に左手を胸の近くに当て、右手を伸ばす土俵入り。

不知火型は、せり上がるときに両手を伸ばす土俵入り。

雲竜型土俵入りの横綱としては、双葉山、大鵬、北の湖、千代の富士、貴乃花といった錚々たる大横綱が並ぶ。

対する不知火型には在位15場所未満の横綱が多く、「不知火型の横綱は短命」と見なされる風潮があった。

それを打ち破ったのが横綱・白鳳だ。

不知火型の土俵入りを選択しながら、すでに優勝回数28回に達し、歴代屈指の大横綱になっている。

もう、こうして破られてしまうと「不知火型は短命」など馬鹿馬鹿しく聞こえてくる。

【鹿島センターバックのジンクス】
鹿島アントラーズにも一つのジンクスがあった。

「高卒入団のセンターバックは大成しない」というジンクスだ。

これは、金古聖司(1999年入団)、羽田憲司(2000年入団)といった高校サッカー史上最高レベルのセンターバックが鹿島で大成しなかったことに由来している。

二人の才能に疑いはなかったが、それぞれ年単位の大怪我を負ってしまい、活躍ままならなかった。

また、その反対に、秋田豊、岩政大樹といった大卒入団のセンターバックが長くレギュラーを務めチームの顔となったことで、より、高卒センターバックは厳しい印象が強くなっていった。

【ジンクスのカラクリ】
ただし、鹿島アントラーズの歴史は大相撲の歴史よりはるかに短い二十余年。

サンプル数が絶対的に少ない。

大卒・高卒関係なく、何年にも渡ってレギュラーを確保した日本人センターバックは、秋田、奥野、大岩、岩政の四人だけである。

あとは外国人選手や、本来ボランチの選手、本来豆腐屋の選手を起用しており、絶対のレギュラーを掴んだ日本人選手は限られている。

センターバックは勝敗に直結するポジションであって、連係も必須のため、スタメンでも途中交代でも変えにくい。若手をお試しで使うことが難しい。

練習から高い力があり、なおかつ、レギュラーの出場停止や怪我などの事態が起こらない限り、監督も起用を決断できない。

【ジンクスは破られた】
そこで、米子北高から加入して四年目の昌子源だ。

負傷明けとなった今シーズン。キャンプ中は左サイドバックで試されたりもしていたが、プレシーズン途中からセンターバックのポジションを掴む。

カバーリングの速さ広さ、対人の強さ、ディフェンス陣を整えるリーダーシップを打ち出し、リーグ戦開幕からの3試合連続無失点に貢献。

解説者陣が11位予想を連発した鹿島を、現在4位に押し上げる働きをしている。

そのポテンシャルが認められ日本代表候補にも選出。

すでに「鹿島の高卒センターバックは大成しない」ジンクスを破った。少し厳しめに見ても、ジンクスを破りかけている。

【高卒でプロ入りするメリット】
大学卒業するまでの年齢でポジションを掴める選手であるならば、高卒でプロに入ってしまった方がいい。

昌子は大学生なら四年生の年齢で、毎試合Jリーグでやれているのだから、今後ますます一気に行くのではないかと思う。

もちろん、今年から急に頑張り始めたとか、急に伸びたとかではなくて、

もともとのポテンシャルがあり、周囲の支えがあり、プロになるまでの努力があり、プロ入りしてからの努力があり、リハビリを乗り越え、今の活躍がある。

ちゃんと裏付けがあるので、今年からレギュラーといっても、そうそう心配はないし、調子込む心配もない。

【リーダー試験本番】
とは言っても、次の試合は青木を欠いてのサンフレチェ広島戦。

佐藤寿人のように死角に消える動きを得意とするフォワードは、どんなセンターバックにしてもイヤなもの。ミスを誘い込んでくる。

広島は連動性もあるチームなので、守りの的を絞りきれないシーンも出てくるだろう。

更に、植田あるいは山村をリードするとなると、昌子としては相当に仕事量が多くなりそうだ。

本人は大変かと思うが、だからこそ、ファンとしては非常に楽しみ。

将来のリーダーとして期待されてきた昌子が、早くもリーダー力を試されている、その本番が来てしまっている。

これは見物。

ここでいい仕事をしてくれるようなら、もう背番号15番から3番に昇格していいんじゃないかと思うくらいだ。
さて、ひさびさに「サッカーブログの書き方」シリーズ。

今回は弊ブログでは設置していない「ブログのコメント欄」について。

コメント欄を設置するメリットとデメリットを述べておきたい。

【メリット】
まず、メリットから。

・賛同のコメントによって、書き手のヤル気が出ることがある。

・意見交換によって、新たな気づきを得ることができる。

・情報間違い、誤字脱字を指摘してもらえるので、より正しい文章に素早く修正できる。

・SEO(グーグルやヤフー検索での上位表示)の上で、たくさんコメントが付くと有利とされていた時代がある。

【デメリット】
次にデメリット。

・書き手によっては否定的なコメントを受けてヤル気がなくなったり、カッとなってしまう可能性がある。

・意見交換が悪い方向に転じて非難合戦になることがあり、多くの人にとって不快→見る価値のないコメント欄(例としてヤフーのニュースコメント欄)に成り下がる場合がある。

・スパム(主に他サイトへの誘導)コメントが付き、誘導された人が被害を受けることがある。

【管理者としての経験】
管理者のバランス感覚と、かける時間によって、デメリットを最小化し、メリットを最大化することはできる。

私も自分の専門分野のサイトではコメント欄を設置していたことがあったのだけれども、コメント対応に時間をかけていたので、まず荒れることがなかった。

たまには食ってかかってきた方もいたが、コメントのやり取りの末に納得していただけた。

ただ、現在では意見交換ツールとしてツイッターなど、より便利なものがある。

よって、ブログコメント欄の設置意義が薄くなっている。

【鹿島は人気】
このブログは開設当初からコメント欄を置いていないが、

そもそも、私のアントラーズに対する興味は尽きることがないので、自分のヤル気は人のコメントに左右されない。

また、アントラーズには絶大な人気があるため、アクセス数が多くなることが想定された。

実際にその通りになり、現在では試合のない日でも3000人近く、試合翌日には4000人前後の訪問者に来ていただいている。

アントラーズには観客動員数以上の需要がある。

通常のサイトであればコメントする人は多くないので、丁寧にコメント対応できる。

返信もできるし、返信しないまでも人を傷つけるようなコメントやスパムコメントを非表示にする作業ができる。

それができないのなら、設置しない方がいいという考え方でいる。

これからサイト運営を始める方であれば、

コメント対応するだけの時間とヤル気があればコメント欄を設置して良いし、

そういったものがないのであれば、特に設置する必要性は見当たらない。

最初は設置しておいて、コメント数が増えてきたら欄を閉じるでも良いかと思う。
賛否両論常につきまとう、解説者としての秋田豊さん。

私個人的に、決して侮れない方だと思っている。

監督や解説者としては評価微妙であるも、心情的には大好きだ。

彼は物凄く鹿島アントラーズが大好き、センターバックが大好きだという気持ちを包み隠さない。解説者の時には、少しは隠しているつもりはあるのかもしれないが、ほぼ丸出しだ。

センターバックに対する造詣は日本人随一の深さがあり、説明には独自の個性がある。

他の解説者が言わないことを指摘するのは、秋田さんならでは。

例えば、鹿島時代の伊野波のポジショニングについて「伊野波選手の場合、DFラインが下がる」と説明したのは秋田さんだけだったと記憶している。

他の解説者であれば「伊野波はカバーリングが速い」「敵は伊野波から逃げている」と褒めるばかりであったが、

「後ろに人を置いた守りができないから、(例え足が速くとも)DFラインが下がってしまう」ところまでマニアックに説明したのは秋田さんただ一人。

そして、最近、また、「ああ、あの発言には深い意味があったのか」と気づいたことがある。

よく秋田さんが言っていた、

「ぼくは昔からずーっと、青木選手は早くセンターバックやらないかなあと思っていたんですよ」との得意気発言。

毎回、聞いていて、(はいはい、その通りですね)と軽く聞き流していたのだが、

今は、また別の意味にも捉えることができる。

「早くセンターバックに転向して、センターバックとしての経験を積んだ方がいい」

そのようにも聞こえてくる。

センターバックは経験、経験、経験、経験。

秋田さんも、岩政大樹さんも、こればっかり言っている。

闘魂とか筋肉とか他にも大事なことはあろうが、一番口にされるのは経験。

選手としての秋田豊は、あの顔で実はミスの少ない選手だったけれど、

それでも、エムボマたち世界トップクラスにやられる経験を通して進化していった。

青木は年齢的にはベテランであるも、プロでセンターバックに定着してからの年数は浅い。

ファンとして見たいのは、非常に分かりやすいミスをした後に、どのように進化してくれるかということ。

試合に出てミスをしないサッカー選手はいない。

ミスをしない選手は、試合に出ない選手だけ。

青木の次回の修正と、そして、青木よりも経験の浅い山村や植田が、どれだけやってくれるかということに興味を移していきたい。
リーグ戦の連敗により、現在4位になっている鹿島アントラーズ。

一時は首位に立っていたものが4位に下がっていると捉えると、少々ガッカリ感も出てきてしまうが、

こういう時こそ、初心に戻りたい。

ほんの二ヶ月前までの下馬評からすれば、4位という数字は十分なものだ。

多くの解説者に11位予想されていたアントラーズ。

いい方の予想ではOBの秋田豊さんが6位に推していたくらい。

心の中で常に鹿島必勝の炎が燃える秋田さんですら6位であって、

11位に予想した解説者たちだって、何も鹿島を悪く言おうとしたわけではあるまい。

単に「大迫いないし、知らない選手増えてきたし、11位じゃない、たぶん」と軽い気持ちで予想したと思われる。

その低評価もあって奇襲作戦成功、スタートダッシュに成功することができた。

勝ちを重ねる中で、選手たちは一層、いい選手になった。

軸となる選手の代替わりも進んでいる。

だが、ライバルクラブのスカウティングも蓄積し、脆いところを集中して突かれるようにもなってきている。

例えば、神戸戦後の安達監督会見。

Q:FKからのPKをスカウティングで予想通りと仰っていましたが、もう少し詳しく教えて頂けないでしょうか?
「鹿島のセットプレーの守備は、マンツーマンで非常にタイトに付いてくる、と。ハンド、ということではなくて、マークに一生懸命付くあまり、少し体の接触があったり、ユニホームを引っ張るところまではないですけど、ホールディングというか、そういうことがときおり見られたので、そこを誘発していくと。」
(J's GOAL)

ピッチの中では弱点を突かれ、そして、このように言葉でも牽制されてくる。

ここからが正念場。

開幕ダッシュの壁は乗り越えて、次なる壁、スカウティングの壁を乗り越えられるか。

セレーゾ監督の手立てと、選手たちの進化に注目だ。
【鹿島】トニーニョ監督「差別判定」に怒り!審判に「偏見やめてほしい」』(スポーツ報知)

セレーゾ監督が判定への疑念を深めている。

神戸戦後の会見において『差別、偏見があるのではないか。ダヴィが『こんにちは』と言っただけで警告、それくらいの勢い。判定から、起用するなと言われているようだ』と発言したとのこと。

私個人的には、今シーズンのダヴィはファウル相当のプレイがだいぶ減ったと感じている。精神的に余裕を持ってサッカーに取り組んでくれている。

そうであるのに、ダヴィが敵選手とガツーンと接触すると、レフェリーには正当なフットボールコンタクトと認められず、不当な体当たりであるからとファウルにされてしまうシーンが見受けられる。

さすがに『「こんにちは」と言っただけで警告』は言い過ぎにせよ、ダヴィの場合、ピッチ内で大好きな味噌ラーメン食べていただけで警告されるのではないかとは私も危惧している。

もう、こうなったら、カシマスタジアムでは「ダヴィ専用カメラ」でも用意して、オフザボール時まで映像に撮って検証したいくらい。

スタジアム指定管理者にして自前で中継制作もしているくらいの鹿島なのだから、余裕で可能だ。

正当なコンタクトがいちいちファウルにされているのなら、たっぷり文句と嫌味を添えて映像提出すれば良いし、

しかし、よくよく見たところ、鹿島目線による勘違いであるならばシレッと黙っていれば良い…

じゃなかった、文句言ってスミマセンでしたと謝罪すれば良い。

セレーゾ監督のおっしゃる通り、選手のクオリティを上げていくにはレフェリーの正しいジャッジが不可欠。

例えば、鹿島時代から手を使うプレイの多かった興梠慎三などは、かなり見逃されており、それがデフォルトになってしまった。

CBに転向した青木も、ファウルにならないものだから、手を使い過ぎる対人守備になってしまっていた。

レフェリーがファウル取らないのなら、選手はその基準に合わせていく。選手たちは勝つために、ポジションを守るために、ルールのギリギリ範囲内を探って必死なのだ。

とはいえ、レフェリーにも円滑に試合を流す必要があって、きっちりファウル取り過ぎても「試合の流れを壊す」ことになってしまう。流れをブツブツ切ってしまうと、試合の質が落ちる。

よって、レフェリーのサジ加減とは困難なもの。

多くの人間が納得する鍵は「複数の角度での映像」と「多角的な検証」および、それらの適切な公開になると思っている。
本日の鹿島アントラーズは神戸相手に2-3敗戦。

青木剛のバレーボールハンドによるPK退場が直接敗因となった。

センターバックとゴールキーパーのミスは失点に直結する。

これまでの青木の貢献度は高く、尊敬に値する選手であることに変わりはない。

ただ、前節と今節のミスは、マズい。

失点につながらなかった守備機会でも不用意に手を使う回数が増えており、一抹の不安があった。

競り負け、読み負けしたところで、それをリカバリーしようと手を使ってしまう。

一重にセンターバックとしての経験と強度、コンディションの不足から来ているのではないかと思う。

ただ、ダニーさんならば、負けたことを誰か選手一人のせいにすることはしないだろうし、

そのダニーさんに「勝利の原動力!今日も頼むぜ!ナンバー12アントラーズサポーター!」

と頼まれているからには、青木のミスを必要以上に責めることは避けたい。

もはや隠しようのないミスであったので、

青木には次回こそ今まで以上に強度あるプレイを、

そして、山村と植田には青木を追い越していくだけのプレイをお願いしたい。

昌子には、先輩の大ミスにも動じず、そこから無失点に持ち込んでしまうだけのスーパーなセンターバックへ上り詰めて欲しい。
ダニー石尾さんのご逝去と神戸戦での追悼セレモニーについて』(鹿島アントラーズ公式サイト)

カシマスタジアムDJのダニー石尾さんがご逝去されている。

ダニーさんがカシマスタジアムに響かせてくれた心動かす選手紹介やゴールのシャウト。

もう二度と聞けなくなってしまったと思うと寂しいけれど、

選手であれ、サポーターであれ、一度でもカシマを訪れた者ならば、その声はハッキリ心に残って忘れまい。

私だって、いつでも思い出すことができる。

故人に対しては、時々思い出して感謝の気持ちをたむけるのが一番の供養だと思っている。

ダニーさんは二十余年に渡ってカシマスタジアムのライブ感を高めてくれた。

盛り上げてくれたこともそうだし、それに、失点時や負けた時には、その声調で鹿島側全体を落ち着かせてくれるようだった。

感情に傾き過ぎず、ツンとし過ぎず、ちょうどいいノリと抑えを効かせたダニーさん流DJスタイル。

あんまり、しめやかにお悔やみモードになるのも、おそらくはダニーさんも望まぬところであろう。

明日の神戸戦は「男祭り」と題されている。

男・ダニー石尾さんへの感謝を込めて、勇気凛凛と臨みたいところだ。
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ブロマガって何?
ヤマザキナビスコカップのアウェイ仙台戦は2-1勝利!

鹿島先制ゴールは野沢の直接フリーキック。

仙台・武藤の切れ味鋭いドリブルシュートで同点に追いつかれるも、

植田ロングボールから赤崎得意の裏抜け。冷静に運んでからニアへのシュートで決勝点。

試合そのものは、決して圧倒したとか、そういうものではなかった。

鹿島、仙台ともに試合勘の薄い選手を複数出しており、リーグ戦より流れが滞るのは避けられない。

鹿島の得点に絡んだ野沢と植田も、ストロングポイントこそ見せたものの、総合的なパフォーマンスが高かったとは言えない。

ただ、鹿島の方が軸となる選手を固めていたこと、一人一人が強力な武器を持っていること、チームとして助け合いができたこと。

集中力は仙台も同じくらいあったと思うのだが、地力で鹿島が上回り、勝ちきった。

【まずはキーパーから】
やっぱり、ゴールキーパーは大事。

仙台のゴールキーパーは桜井。下の名前を繁くんという。

リーグ戦で出ているキーパーではない。

どこのクラブも控えゴールキーパーの実力は落ちてしまうもので、繁くんも失点時のポジショニングに無駄があった。

鹿島とて他人事ではなく、ヤマザキナビスコカップ初戦では佐藤を起用し、彼のミスから負けている。

同じ轍は踏まずと、セレーゾ監督は正GK曽ヶ端を動かさず。

たしかに、現状、曽ヶ端は代えが利かない。ゴールキーピングと統率の両面で日本人トップレベル。

控えGKの佐藤と川俣も、努力家で体格にも才能にも恵まれるが、そうであっても曽ヶ端と比べてしまうと平均レベルに見えてしまう。

外見でも曽ヶ端の威嚇するような人相と坊主頭に対し、若いGK陣は善人顔だ。そもそも、アゴからして負けている。

ということで、なかなかセカンドゴールキーパーをカップ戦で試すことが難しくなっている。

【連戦下でも軸は変えず】
曽ヶ端だけでなく、代表合宿からの連戦が続くため欠場が予想された柴崎まで先発起用。

控え選手になるべく出場チャンスを与えると同時に、勝つために不可欠な選手は変えない監督決断となっている。

すなわち、現在のチームでは曽ヶ端、山本、昌子、柴崎、土居は連戦でも外せない軸ということ。

そして、彼らは監督の期待にしっかり応えたと思う。

柴崎は疲れからか、いつにないようなミスも見られたが、キャプテンマークを付けてチームを引っ張る存在感を示した。

彼はかつて「何でもできる選手」が目標だと言っていたことがあるけれど、もはやJリーグレベルにおいて、そのレベルに到達しつつある。

ちなみに、昌子も代表合宿からの連戦なのに、ゴツい見た目からして大丈夫だろうと誰にも心配されず。

その心配されなさに応えて(味方にもサポーターにも心配されないのは、CBとして非常に大事なことだ)、植田を助け、DFリーダーの役割を果たした。

【スタジアムで見るべき選手、赤崎】
大きな収穫は赤崎のゴール。

誰が決めてもゴールはゴールにせよ、昨日に限っては赤崎が決めてくれるのが一番良かった。

かなりの回数、オフサイドに引っ掛かるも、

そのうち一発が決勝ゴールにつながっている。

オフザボール時、執拗にDFの死角を取る動きを繰り返しており、

これはDFはイヤなはずだ。

オフサイドに掛かっても、いずれは決めるのだと先発2試合目で証明したのだから、一気にストライカーとしての信頼性が高まる。

これまではベンチにも入らないことが多かったが、今後は、ほぼ確実にベンチに入ってくることになる。

猛牛のような強フィジカルのダヴィと、

背後背後を突き、押し引き加減しながら幅広くプレイできる赤崎。

タイプの違うFWを得られたことで、一層、鹿島のサッカーが面白くなってくる。

慣れれば慣れるほど赤崎のプレイは良くなる。パスの出し手も赤崎の動き出しを見逃さなくなる。

赤崎のようなボールを受ける前に勝負をつけられる選手がいると、柴崎や遠藤のスルーパス能力も鍛えられる。柳沢の抜け出しに、本山や野沢のスルーパスが磨かれたように。

三連覇期以来のサポーターの方であれば、彼タイプの鹿島FWは初めて見るはず。

ぜひぜひ、スタジアムで赤崎選手の動き出しを堪能していただければと思います。
先週末のアルビレックス新潟戦、前半7分30秒のシーン。

鹿島陣内左サイド、タッチライン近くから新潟セットプレイ。

鹿島ペナルティエリアを斜めに入ってくるハイボール、落下点での攻防。

新潟FW川又、マークについていたDF青木の裏をかく動きで出し抜き、前に出る。

GK曽ヶ端も出てこられないコースに、川又ドンピシャリのタイミングで走り込む。

失点危機を察知した青木、後方から川又の左腕をつかみ、動きを止める。

川又ボールに届かず、鹿島はピンチを逃れる。

映像で再確認したが、これはPK相当。

しかし、飯田主審はファウルを取らなかった。

逆の立場であったら大ブーイング確実であるも、サッカーでこういうことはよくある。

とはいえ、そこは結局、真面目な青木。

最後はオウンゴールで代償を支払う形となり、しっかり清算。

長らく安定していた青木なのだが、やや調子を落としているのかミスが出てきている。

年長者として、一層のハイパフォーマンスが欲しい青木と切磋琢磨する意味でも、

そろそろ植田や山村も、突き上げてきてもらいたいところ。

明日のヤマザキナビスコ杯の見どころに挙げておきたい。
さて、今週末4月19日(土)の神戸戦。

カシマスタジアムではスペシャルイベントが用意されている。

いや、これまでは「スペシャル」とか「特別」とか銘打ちながら、実際にはそうでもないことが多かったのだけれども、

今回については、どうやら本当にスペシャルイベントかもしれない。

【グルメイベント】
男祭り限定メニュー!特別スタジアムグルメ」が発表されている。

主にデカ盛り企画であり、「やまびこのメガステーキ丼」や「五浦ハムの特大ソーセージ」など、特に若い男性にとって魅力的なメニューが並ぶ。

やまびこのステーキ丼は、お肉が柔らかくてとってもおいしい。

鉄板で焼いてすぐ食べさせてもらえるステーキは、そこらのファミレスでは食べられないレベルにある。

ただ、食べ盛りの男子には物足りない量かなと常々思っていた。

私も全盛期ならメガサイズが欲しかったので、これは需要あるはず。

それから、これはどうなるのかと心配なのが、

「ヤタガワ売てん スペシャル男盛り 焼き鳥親子みそラーメン」。

説明文を読むと『生中華めん1.5倍、焼き鳥串10本、玉子など、丼いっぱいに具材が覆うスペシャルラーメン』とある。

うーむ、どういう絵になるんだろうか…。

味は大丈夫か、残さず食べられるのか、食べた後ゴール裏で跳ねたらどうなるのか、注文するチャレンジャーはいるのか。

興味は尽きない。

【サッカーとグルメの二点突破】
いずれにせよ、こういったグルメを打ち出したイベントは良い。

カシマスタジアムの二大武器は「サッカー」と「スタジアムグルメ」だと私は認識している。

今回、他にタオマふんどしや、プロレスや、それにお宝ガレージ(名車23台の展示)などなど、興味深いイベントが目白押し。

しかし、いくら色々やっても、真ん中看板にグルメイベントが据えられていなければ、メインイベント無しの、サブイベント乱発になってしまう。

サッカー観戦と食事が充実していて、それで初めて他イベントも魅力的に感じられる。

今はちょうどアントラーズのサッカーも伸び盛り。対戦相手の神戸はマルキーニョス中心に調子が良い。

サッカーもグルメもサブイベントも、すべて充実して出揃う神戸戦。

なおかつ、幸い…と言っちゃなんだが、チケット前売り枚数もさほどでなく、ゆっくり滞在できる。

年間数試合の観戦ペースの方や、まだ現地未観戦の方にも、この日の観戦をオススメしておきたい。
鹿島は新潟に1-2負け。

川又に先制ゴールを許し、

一度は土居のゴールで追いつくも、

最後はオウンゴールで敗戦。

勝ち点や順位の面では、まだ一喜一憂する時期ではないけれども、

それより、「ダヴィ抜き」で勝つことによる自信を得られなかったのが惜しまれる。

試合内容も、いかにも「ダヴィ抜き」らしいもの。

赤崎や土居といったコレクティブプレイヤーを前線に揃えた鹿島は、パスを回すことはできる。

要所要所でレオ・シルバに攻撃を遮断されたものの、それでも、勝ち得る試合だったと思う。

ダヴィ出場時には、なかなか見られないような綺麗に裏を取るシーンもあった。

ただ、その先。

ダヴィがいない分、シュートに持ち込む力がなかった。

【完結力】
鹿島攻撃陣には「シュート打て!」と言いたくなるようなチャンスがいくつもあった。

しかし、打ちきれない。

このシュートというもの。

我々が外から見るより、プロレベルでシュートまで持ち込むこと自体、難しいとされる。

プロのゴールキーパーとディフェンダーが何人も守るゴールは、とんでもなく狭い。入るコース、入るタイミングは極めて限られている。

わずかな接触で身体がよろめいたり、一瞬の迷いで決断が遅れれば、あっという間にシュートコースがなくなる。

その点、ダヴィは特殊。

よろめかず、迷わず、ぶつかっても何でもシュートで終わる。練習より本番の方が決まる。

一方、例えば高校を出たばかりのカイオ。

昨日だけでなく毎試合シュートチャンスを逃しているが、それも仕方のないところがある。ペナ内の厳しさが高校とJ1とは全く違う。

赤崎にしても、新潟GK守田の飛び出しが一瞬でも遅れれば決めていたはず。

曽ヶ端や守田が当たり前にこなしている鋭い飛び出し。それによって、シュートの前にキャッチされるか、間一髪シュートを打てた場合でもコースがなくなっている。

本当にプロのゴールキーパーは凄い。

それを上回るストライカーは希少種で、だからこそ、世界中、どのクラブもここにお金をかける。

【いいところ】
負け試合で悪い点を逐一挙げていくのは簡単なのだが、私はそれは好きじゃない。

いいところをいくつか。

まず、左サイドバック山本の突破から土居のゴールにつながっている。

守備の人かと思われつつあった彼の、力強いドリブル。

もともとは攻撃の選手であるし、それに、サイドバックは攻守兼備に越したことはない。山本が攻撃能力を発揮しつつあるのは明るい材料だ。

それは土居にも言えることで、昨シーズンはほとんど守備の人だった彼も、しっかり点をとっている。公式戦で表現できるプレイが増えている。

それから、赤崎の動き出しは、やはり面白い。ストライカーとしてのオフザボールの動きで楽しませてくれるのは、柳沢敦以来か。

タラレバになるけれど、大迫勇也との2トップを見たかったくらいで、今後、土居や柴崎、本山、野沢らと変幻自在の攻めを見られたら嬉しい。

昨日も初スタメンにしては合っていた。連係が熟成すればするほど、本領を発揮するだろう。

できれば新潟相手にゴールを決めてもらって、試合に勝って、それで本人自信をつけて、我々ファンも「ダヴィ欠場でも赤崎がいる」と安心できれば完璧だったけれど、

いきなり完璧である必要もない。

次の機会に期待。

負けた翌日だというのに、水曜ヤマザキナビスコカップが待ち遠しい。
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ブロマガって何?
明日4/12は15時からのホーム新潟戦。

大きな見どころとして、ダヴィの欠場と、代わりにFWに入る選手。

それから、代表候補帰りの柴崎と昌子のパフォーマンスを挙げておきたい。

【ダヴィ欠場】
ダヴィ累積警告4枚による出場停止。

彼に出されたイエローカード4枚中2枚は判定に不服申し立てたいものであったが、残り2枚については極めて妥当。

6試合で2枚警告を受けるペースであれば、今後も定期的に出場停止が巡ってくる。

とはいえ、この点でダヴィを強く責める気にはなれない。

昨年よりだいぶ落ち着いているし、それに、あんまりお行儀よくなると、ダヴィ自身の良さである野性味がなくなってしまうおそれもある。

ある程度のイエロー収集はダヴィの個性として受け入れ、彼不在時の戦い方を確立しておければ。

【完結力】
とにかく、シュートに持ち込む意欲と能力に突出したダヴィ。

キック精度自体は決して高くないものの、並の選手であれば躊躇したり、打ちきれずにバックパスに逃げてしまう状況で、何としてでもシュート完結させてしまう。

ダヴィを欠くということは、その強烈なフィニッシャーを失うことを意味する。

また、フィニッシュ以外にも、その屈強な体格を生かしたゴリ押し突破があり、サイドから度々チャンスメイク。

守備において走り回る選手でないけれど、時折繰り出される猛牛のような寄せ。

ボール奪取に成功することもあり、そうならなくとも敵DFやGKのクリアを慌てさせる。前節ガンバ戦1点目は、まさにそこから。

攻守両面で脅威となるFWなのだ。

【新たなるFW起用】
強烈タレントたるダヴィとはいえ、鹿島の中で最もボール扱いが不得手な選手。

パスワークで崩す意識も技術も高くない。

ダヴィ不在で失うものがある一方、別のストロングポイントを出すチャンスにもなる。

最前線中央に入るのはカイオなのか、赤崎なのか、あるいは他の選手なのか。

本日非公開練習であるため、全く不明であるが、

代わりに入る選手の活躍を願いたい。

カイオであれ、赤崎であれ、ここで爪跡を残してくれるようであれば、

FWの選手層の薄さが一気に解消に向かい、今季後半に向けても明るい。

【真の代表の器であることを】
日本代表合宿から帰ってきたばかりの柴崎と昌子の具合にも注目している。

長いクラブサポーターになればなるほど「代表選出直後」より「代表から帰ってきた後」に注目するもの。

なぜなら、このタイミングでコンディションを崩したり、プレイスタイルが乱れるような選手が少なくない…どころか、非常に多いからだ。

柴崎と昌子なら大丈夫!

と思いたいのは山々なのだが、本当に、代表とクラブの往復を乗り越えられたのは、過去のアントラーズ名選手でもW杯レギュラークラスの選手くらい。

そこは試合で見ないと分からないとしか言いようがない。

三日間の密度の濃い代表候補合宿から戻ってきて、すぐに鹿島を勝たせる影響力を発揮できるか。

こうなると、ポテンシャル云々もそうだが、あらゆる意味でのタフさの勝負となってくる。

二人のタフさが真の代表級であって欲しい。
柴崎岳と昌子源も参加した日本代表候補合宿が終了している。

見に行っていないのでプレイについて述べることはできないが、

メディアが伝えてくれる二人のコメントが楽しかった。

この合宿中で二人の個性を最も表したコメントを取り上げたい。

【求道的職人】
柴崎のコメント。

評価は他人がすることなので、僕ができることはやった

これは実に彼らしい。

自分の中に確固とした尺度を持ち、毎瞬毎瞬の研鑽に打ち込む求道職人タイプ。

人の意見を聞く姿勢は持っているが、取捨選択をキッチリ行い、自分のオリジナルに仕上げる。

私としては、野球選手のイチローに近いイメージを持っている。

【エラーなし】
昌子のコメント。

失うものはない。自分が一番下なのは分かっている

いかにも彼らしい言葉。

彼の言動は一貫してポジティブであり、そして、他人を傷つける要素が一切ない。若いのに言葉選びのエラーが見当たらない。

このエラーの少なさと好感度の高さの両立は、お笑いタレントの今田耕司を思わせる。

サッカー選手に限らず、日本人アスリートのトップ級は、おしなべてコメント力が高い。

これが弱い選手で実力超一流というのを、私は知らない。

柴崎と昌子の二人もコメント力だけの選手でなく、それに見合うだけのポテンシャルを持っている。

今季、いよいよ鹿島の看板選手になってきており、

いずれは日本のサッカー選手を代表する存在になっておかしくない。
さて、ガンバ戦録画を見始めたところなのだが、

山本脩斗、すごく効いてる。

終わってみれば完勝だったこの試合も、

序盤のピンチを防いだことは見逃せない。

前半4分30秒、強風下にあって鹿島バックラインにミスが連発する。

ガンバGK東口からのロングキックをCB青木。184cm長身FW佐藤との空中戦に勝てず、後ろにボールが流れる。

これをCB昌子のクリア十分でなく、自陣右サイドへ浮き球。

右SB伊東、日の光が目に入ったこともあり、ハイボール触れず。上がってきたMF倉田が頭でFWリンスへつなぐ。

リンス、鹿島PA内ニアゾーンを縦にドリブル。昌子もカバーに入るのが一瞬遅れる。

余裕を持ってのマイナスのクロス、入ってくる佐藤にピタリのタイミング。

この一連のシーンのように、3つ4つ個のところで連続して負けてしまったら、失点可能性が跳ね上がる。

昨年までなら、ここで失点…!

どっこい、そこには中に絞ってきていた山本脩斗。

昌子と青木の位置を把握し、味方に声をかけながら、最良のルートで、十分なダッシュスピードでクロスのコースに一歩先に入る。ピンチを逃すクリア。

これはガンバの先制を防ぐ大きな守備。

山本がバックラインのミスをカバーするだけの守備力と走力を兼ね備えていること、気が利くところを見せてくれた。

更に、その後も彼は左サイドバックとして広い範囲を守り、空中戦でもガンバの攻撃を切る。

今のところ、攻撃力はそうでもない選手であるが、

失点を未然に防ぐ彼の働きは大きく、欠かせない。

いや、今の鹿島の堅守は誰か一人だけのおかげではないのだけれど、山本は欠かせない。

なかなかハンサムだし、予想以上にいい選手じゃないか。

こんないい選手が鹿島に来てくれて、改めて、ありがたいものだ。
オフ明けの鹿島アントラーズ。

本日の練習は、長距離走や砂場でのゴムを使ったダッシュトレーニングなどフィジカル強化を行っている。

この手の練習メニューは重い疲労が溜まるもの。

育成年代ならまだしも、プロでは一試合での消耗が激しい。よって、シーズン中の本格的フィジカル練習にはリスクもある。一般的には避けられるものだ。

そもそも、ボールに触る練習に比べて楽しくないため、選手のモチベーションが上がりにくく、トレーニング効率を高めるのが難しい。

第一期セレーゾ政権時(2000~2005年)では、練習量は今以上に多かったものの、コンディション調整が悪く、怪我人が絶えない傾向があった。

現政権では、セレーゾもマリオフィジカルコーチも成長したのか、そういうことがなくなっている。

第二期二年目となる今季は、昨季ともまたやり方が変わっており、

例えばオフ明け初日の練習。

これまで外部チーム(主に大学)相手に練習試合を組んでいたものを、今のところ実施していない。

その分はフィジカルトレに充てられ、練習試合については初日以外に鹿島ユースと行っている。

セレーゾ二年間の成果として、若手を中心に走力が伸びており、

ハードワークで知られるサガン鳥栖のユン監督ですら、「鹿島は90分間を通して強いプレスがあった」と脱帽したほど。

今の鹿島は、たぶん、鳥栖より練習している。

フィジカル練習を避けずに積み上げているからこそ、

急に若手を抜擢しても、とりあえず守備にスプリントできる、戦術理解が不足していても走力でカバーすることができているのではないか。

現在、チームは順調に勝っており、かつ、ポジション確保の可能性が多くの選手にある状況。その雰囲気が行き渡り、ますますトレーニングが充実している。

今週末の新潟戦、ダヴィ抜きでも勝ってしまえば、鹿島は一層ポジティブに加速するはずだ。
万博でのガンバ大阪戦は2-0で鹿島アントラーズの勝利!

この試合は完勝、スコア以上の完勝。

新しい鹿島アントラーズの進化を実感すると共に、かつての好敵手ガンバ大阪の弱体化に少々ビックリした。

【これぞ鹿島の全員守備】
守備については、鹿島らしい全員守備の強さが発揮された。

土居を筆頭に前からフィルターをかけ、ガンバの代表ボランチ遠藤保仁からの配球を阻害。

前線から順々に連動し、いざゴール前にボールが入っても守備陣が次々カバーし合い、身体を張ってブロック。

熟成の深いチームではないものの、その分、若くスピードがあり、成長力がある。

多少の遅れも、猛然と追いかけカバー。

序盤の対応の浅さも、後半になると修正されてくる。

完璧を望めばキリはないにせよ、若いチームとして素晴らしい守りだったと思う。

年齢層の高いチームよりミスが多い分、敵の想定以上の速さとスタミナを出せることがある。

そして、昨日のガンバには鹿島の若さを突く力がなかった。

往年には超攻撃的チームとして魅了されることもあったガンバなのだが、今のところ見る影もない。

こんなにヒヤリともしない試合は、今シーズン初めて。

それだけ鹿島が盤石だった、全ポジションで優位に立つ試合だった。

【代表候補と休み明け組】
日本代表候補に選ばれた柴崎と昌子。

その肩書に相応しいだけのパフォーマンス。

柴崎は、この日については遠藤保仁より影響力が上だった。

体調も良く、ますますクオリティが上がっている。代表に入って化学反応的にポテンシャルが引き出されれば、一気のレギュラー確保もあり得るのではないか。

昌子はジュニアユース時代に所属したガンバを完封。彼は彼の道を歩んで、ガンバを超えたということ。早くも次回対戦、宇佐美貴史をストップしてくれるのが楽しみ。

二人ともクラブで好プレイをしてから代表に行ってくれるのだから、これは何も文句はない。代表選手としての彼らも応援したい。

それから、休み明け組。

青木、伊東、小笠原のプレイも良かった。

休んだ分でコンディションは整っていたし、それに、すごく集中力があったと思う。

ヤマザキナビスコ杯で先発した山村、西、ルイスも実力者にして、また、独自の個性を持っている。

休んでいたレギュラー選手とて、うかうかできない。実際にうかうかしていないことをプレイで証明。

セレーゾ監督のローテーションが適切な競争意欲作りにプラス作用している。

選手交代にしても、効いていなかったカイオを残して、最後、その彼がゴールを決める大当たり采配。

最近のセレーゾ采配は神懸かり的に当たりすぎる。

もしや、これが実力だったのか?

【夢に出た】
私事だが、今朝方、夢を見た。

なんと、ダヴィが移籍する夢だ。

「うわー、せっかく鹿島勝ってるのに大変だー…」

と嘆いたところで目が覚めた。

そうだ、ダヴィは移籍じゃなくて次節出場停止だった。

そのせいで、こんな夢を見たのだろうか。

私だけでなく誰が見ても、今の鹿島。

ダヴィへの得点依存度が相当に高い。

完全に鹿島ペースの試合だったガンバ戦においても、先制ゴールはバイタル密集内でのダヴィの個。一発ズドンのシュート。

先制以降はガンバの出てくるペースを柴崎を中心に逆利用して、上手く戦えたが、

こと、肝心な先制ゴールであるとか膠着打破においては、ダヴィの個人能力に頼る部分が大きい。

敵の目線引き寄せてのサイドチェンジ→サイドバックのオーバーラップからのえぐり→クロスであるとか、二列目からのスルーパス、バイタルでのワンツー、ハイプレスハイカンターなど駆使して自由自在に攻め立てる攻撃は、現状、見られる段階にない。

ただ、ダヴィは諸刃の剣的な選手であって、彼が真ん中にいると、そういった自在性が成り立ちにくくなるものもある。

そのあたり、完勝のガンバ戦であっても、攻めの幅と深さ、得点パターンに物足りなさがあり、そこが強いていえば不足点であるが、

ただ、早くもダヴィ出場停止の試験が訪れる。

ガンバ戦を見た限りでは、ダヴィ以外にも、ほとんどの選手が充実し、底上げできているし、監督も冴えている。

ダヴィ欠場でも、そうそうチーム力がダウンすることはないと楽観している。
さて、明日は万博でのガンバ戦。

昨季はJ2で戦っていたガンバだが、鹿島×ガンバと言えば、ほんの四、五年前までJを代表する好カードとされた組み合わせ。

あちらは宇佐美貴史を欠くものの、小笠原満男と遠藤保仁といった名手同士の駆け引きなど、魅力的な要素がある。

楽しみな一戦だ。

【青木と山村】
私個人的には青木剛に注目している。

というのも、ヤマザキナビスコカップ鳥栖戦の録画を見直したところ、青木の代わりに先発出場した山村の印象が変わったからだ。

再確認するまでは、山村のパフォーマンスは悪かった、当分は青木&昌子で盤石だと思っていたのだが、

じっくり見たら、そうでもなかった。

まず、鳥栖は鹿島より大型選手揃いだったことに気づいた。今更ながら。

その大型選手たちを相手に、失点シーン身体を入れられたところと、遅れるところがいくつかあった他には、さほど対人に問題があったわけではなく、

それに、梅鉢のゴールをアシストしたのは山村だったことにも始めて気づいた。長身選手に囲まれたマークの圧力の中で、野沢からのコーナーキックを倒れながらギリギリ頭で触ってつないでいる。

なにより、彼のパス捌きは上等。

味方からボールを受ける動きに恐れがなく、受けてから出すまでのテンポが速い。

左右へのパスの振りや、ボランチにつける作業を正確かつ淡々とこなしつつ、いざ前線に隙ができればサラッと縦パスを通す。

CBとしてのゲームメイク力は、不調に見えた鳥栖戦でもピカ一だった。

そこで、私は青木を思い出した。

【セレーゾの言葉】
最近のセレーゾ監督、しばしば青木のビルドアップへの関与の低さを口にしている。

「あとは青木選手が今までの培った経験からしてみれば、もうちょっと落ち着いてあのゾーンからのビルドアップをもう少し期待したようにできるのではないかと思います」(セレッソ戦後監督コメント/J's GOAL)

(青木、昌子のCBに対して)「ボールを受けない、ボールを受けるのが怖い、という姿勢だけは許せないところがある」(Fマリノス戦後コメント/GELマガ)

山村は、そこの積極性は非常にあって、技術も視野も伴っている。

ただし、山村の場合、今度は逆に守備での積極性や、リスク管理の慎重さが見えにくい。

結局、セレーゾは守備専門であるとか、攻撃専門であるとかのプレイスタイルを良しとしない。

現代のフットボーラーなら、守備にも攻撃にも、どちらにも同時に強く責任を持つことを求めてくる。

となると、最もミスが少なく安定していて、最も献身的で、最も盤石に見える青木も、圧倒的盤石というほどではないのかな…と。

当然、最も監督からの信頼の高いCBは青木に違いなかろうが、将来に渡ってポジションを保持し、鹿島を勝たせ続けるには、永遠の若手の異名通りの更なる成長が鍵となる。

【最も熾烈なポジション争い】
今季、鹿島のCBのポジション争いは熾烈。

過度な競争でギスギスしてしまったり、完全にノーチャンスの選手が出てきてしまうと、それはマイナスになるけれど、

そうはなっていない。

鹿島伝統の雰囲気と、監督コーチ陣の配慮。それに出番にこそ恵まれていないとはいえ、中田浩二の存在が心強い。

鹿島らしい真っ当な競争の中で実力が磨かれるはず。

アントラーズの紅白戦やミニゲームのレベルを、かつてのようなJ1トップレベルに戻す工程は、

今、CBから始まっている。

守備陣のレベルが上がることによって、それを打ち破ろうとする攻撃陣のレベルが上がる。

明日のガンバ戦では、昌子のガンバ凱旋(ガンバジュニアユース出身)と共に、

いよいよ攻守にチームを引っ張る青木の進化を特別に楽しみにしたい。
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ブロマガって何?
昌子選手、柴崎選手 日本代表候補メンバー選出のお知らせ』(鹿島アントラーズ公式サイト)

日本代表候補トレーニングキャンプ(4/7~4/9)メンバーに昌子源、柴崎岳の両選手が選出されている。

これまた、めでたい。

鳥栖戦快勝の余韻をまだ引きずっている私なのであるが、またまた喜びがやってきてくれた。

今回の代表候補は国内でプレイする中堅若手限定であり、ワールドカップ出場どうこう狂喜乱舞するには、まだ早すぎるものの、

彼らがプロサッカー選手の大目標に近づいて、少しでも喜んでくれているなら、

やっぱり、ファンも嬉しいものだ。

【野生の回復力】
昌子の初選出は、特に素晴らしい。

彼は昨年に大きな怪我をしており、長期離脱している。

今年は実戦復帰となるシーズンで、私個人的には、まず序盤戦は怪我なくプレイしてくれれば十分と見ていた。

なぜなら、数か月単位離脱したサッカー選手は、相当期間パフォーマンスが戻らないことが多いからだ。

近年の鹿島でも、小笠原満男(2008年ヒザ)、本田拓也(鹿島入団直後、代表戦での負傷)、山村和也(大学四年時の疲労骨折)あたりは、元のプレイに戻るまで数か月じゃ全然足りなかった。

昌子は若くてゴツいから、それよりは早く元に戻るだろうと見込んでいたのだけれども、

それにしても、今季の彼のプレイぶりは予想を超えている。

どれだけポジティブなリハビリとトレーニングをしてきたのかと感心しきり。

怪我の前より強くなっているなど、まるでサイヤ人のようだ。

【鹿島一の万能型センターバック】
コンディションさえ問題なければ、非常に才能のある選手。

顔的にはストッパータイプで、実際、人に強く、エアバトルも身長以上に強いが、前後左右へのカバー速く広範囲の危機管理可能。

攻撃面でも足下の技術が備わっており、キック力に優れる。前線の敵味方を視野に入れてフィードを出す素養がある。

若いけれどリーダー性があって、コミュニケーション力が高く、DFラインをコントロールできる。

鹿島の才能豊かなセンターバック陣では、青木がミスの少ない堅実平均&機動力タイプ、山村がゲームメイクと空中戦に飛び抜けたタイプ、植田がフィジカルお化けのストッパータイプに区分できるが、

昌子は誰と組んでも、どのチームでも軸になれるような万能型のセンターバック。

強いて課題を挙げれば、

分かりやすいミスが一試合に一、二回ある(※例えば一昨日の鳥栖戦では、失点時のカバーポジションのミス、後半開始早々の最終ラインからのミスパスなど)ことと、

試合への入りが、若干良くないことがある。

ただ、これらは経験を積めばキレイに解消する課題で、実際に解消しつつあるから、鹿島でポジションを掴むことができている。

今のタイミングで昌子が代表候補に呼ばれるのは、サポーターとしても有難い。

一度でもA代表に入っておくと、J1でのプレイ時に精神的余裕が増す。

それがいい方向に転ぶ選手と、そうでない選手がいると思うのだが、

昌子も、そして、もちろん柴崎も、代表候補に入って調子に乗り努力を怠るとか、突如クロアチアを目指すとか、そういったところが微塵も感じられない。

二人とも喜んで送り出したい。彼らが楽しんで、いいプレイをしてきてもらえればと願っている。
昨夜のヤマザキナビスコカップの試合、鹿島アントラーズはサガン鳥栖に3-1で逆転勝利!

いやー、素晴らしい!

結果と育成の両立どころじゃない。

それ以上のものを見せてもらった。

【面倒くさい相手】
やりにくい試合だったハズだ。

メンバーを落としても鳥栖は鳥栖。

このクラブは大規模クラブでないけれど、ちゃんと色を持っている。

ユン監督の下、運動量豊富に強く当たって戦うサッカースタイルは、誰が出ても変わらない。

ぶっちゃけ、面倒くさい相手だ。

その鳥栖に、両CBのミス絡みで先制点を奪われてしまう。

やはり、ひさびさ出場の山村と西は、特に前半の試合勘が鈍かった。

守備の息が今ひとつ合わず、そのDF陣をなんとかまとめようとする昌子も、連戦の影響もあったのか、通常のリズムで守れない。

なおかつ、意志統一を司ってきた小笠原主将が不在。

左サイドハーフに入ったカイオが突っかけてはボールロストし、気の利いたプレイが少ない。

正直なところ、「嫌だな…」という前半の流れ。

【待つ力】
ところが、その嫌な流れに流されず守り、前半のうちにセットプレイからダヴィのゴールで同点に追いつく。

良くないなりに守りつつ、得点チャンスをうかがう作業。

それはチームとして、できていたと思う。

黄金期の鹿島には、そういった忍耐力が非常に強くあった。

ベストメンバーでない鳥栖が相手という事情はあったにせよ、

こちら鹿島も小笠原を欠いたメンバー。

小笠原不在で逆転する試合運びをできたあたり、進歩を実感する。

進歩の速度が予想以上だ。

なにせ先月半ばには、FC東京とセレッソ大阪に連敗している。

その際には先制点を奪われ、連続加点を食らって敗れ去った。

当時はリードされたら手立てがないようなチームだとガッカリしたものだが、

たった半月足らずの先週末マリノス戦から昨夜鳥栖戦。

この2試合、リードされても同点に追いつき→逆転→ダメ押しで勝ちきっている。

小笠原や曽ヶ端以外にも、柴崎を筆頭に、昌子や山本などJ1レベルで耐えられる選手が出てきている。

【移籍獲得は成功】
ブラジル人選手、ダヴィとルイス・アルベルトも十分に機能。

彼らは華麗なテクニシャンではないし、セレソン級のスーパースターでもない。

しかし、セレーゾ監督の求める「日本人にはない部分」を確実に持っている。

とにかく、ダイナミックで球際強く、闘争心があり、そして、フレンドリー。

二人とも、そこまで走り回るタイプではないものの、しかし、守備の局面ではガツンといってくれる。

私個人的には、外国人枠3人中2人が戦力になっていれば、そのチームの外国人編成は成功という基準でいる。

残り1枠を争うカイオとジャイールのポテンシャルも面白いし、

今季については、外国人編成が珍しく当たったと認めていいのではないか。

日本人補強でも山本脩斗は左サイドの安定化に欠かせない存在になっている。

強いて言えば、満さんがブラジル渡航したのに、結局、ジャイール(※ジェフ千葉がパス持ちで、中東クラブへレンタル中)獲得だったのが今だに意味不明である。

ただ、満さんにせよ、セレーゾ監督にせよ、一見、意味不明な行動な中にも、

凡人の見えていない何かを見ているはずだと、結果が出ている今は思えてくる。

【バチよ、お前は何者だ?】
梅鉢貴秀という選手も意味不明だ。

交代で出てきた瞬間には「あぁ…、バチか」「だいじょうぶか?コイツ出して」とサポーターのため息が聞こえてくる。

だいたい、この選手は練習からよく怒られる。

その理由の大部分がポジショニングの間違い、抜け。

ただ、すごく頑張っているのが分かる選手なので、愛されキャラである。

空転系、風車系であり、カラカラカラカラと空回りするタイプ。

昨日も途中出場直後から、案の定、一生懸命右往左往。守備でも攻撃でもあまり効いている様子がない。

走っていて、局面での鋭い寄せがあっても、効果的なボランチになっていない。

でも、好意的に見れば、いつもよりは空回ってないかな…と、

そうしていたら、突如、点をとる。

それも、綺麗にミートした鮮烈なシュートをだ。

両足でのキックミートの上手さは高校時代から知られたものだが、本職のボランチの位置ではほぼ発揮されない。

それが公式戦で、高い位置でのシュートシーンが訪れると、なぜか急にミート率が上がる。意外にもほどがある。

こういう選手が点をとると、チームメイトからサポーターまで爆笑混じりの大喜び。

同期の昌子などは明らかに元気になって、その後のパフォーマンスが引き上がったくらいだ。

梅鉢の活躍はゴールにとどまらない。

なぜか、似つかわしくないサイド突破でDFを抜き去り、クロス。

ルイス・アルベルトのダイナミックなヘディング決勝ゴールをアシストする。

爆笑の梅鉢劇場、全部いいところ持っていったようなもの。

しかし、この梅鉢のキャラクター。

三連覇期ダニーロのような不思議な愛されキャラは、強いチームにいて欲しい存在だ。

【バチが持っていったけれども】
梅鉢の謎の攻撃力は勝因の一つに違いないが、

その梅鉢を投入したセレーゾ采配。

かつては塩がかかっていたような迷采配が見られた彼も、今は神がかっているかのよう。

選手交代は当たるし、練習で鍛え上げた選手は伸びるし、ハーフタイムの修正も効いている。

一体、どうしたことか。

セレーゾ以外の立役者と言えば、柴崎。

彼が自由自在で、小笠原と組んでも、ルイスと組んでも、二列目に上がっても、状況に合わせてプレイスタイルを変えてくる。もうちょい守備強度がつけば、日本代表でレギュラー張るクラスの選手だと思う。

【いいことずくめ】
もう、なんだか昨夜は、

結果良し、監督良し、外国人良し、移籍選手良し、世代交代順調かつベテラン健在。

心配していた西と山村も起用され、時間経過と共に落ち着いたプレイが出てきた。

ここ数試合はモヤモヤしたジャッジにしても、西村主審はさすがに格調高いレフェリング。

もう、何も文句がない。

そりゃ、上を見ればキリがないにせよ、シーズン前の期待値からすれば文句がない。

梅鉢のおかげで笑いまで加えられ、いいことずくめのエンターテイメントであった。

全部、有り難くいただいておくとしましょう。

いやー、面白かったー。
本日4月2日19時、カシマスタジアムにて。ヤマザキナビスコカップ第2節サガン鳥栖戦。

まず、何人かの選手の今季初先発が予想されている。

彼らのパフォーマンスは楽しみ。

ただし、この予選リーグでは第1節を落としている。

より勝利が欲しい状況だ。

通常ならばベストメンバーで臨むところであろうが、

ただ、今の鹿島、リーグ戦を戦うメンバーが本当にベストで、それで最大値なのかと言うと、

そうとは言い切れない部分がある。

実際、リーグ戦のメンバーで臨んだナビスコ1節FC東京戦ではあっさり敗れ去っており、

その際には、戦い方の幅の狭さと、それに同一メンバーによる連戦の疲労なのか、緩みなのかが出てしまっていた。

幸い、鹿島にはポテンシャルの高い選手がベンチやベンチ外にまで控えており、

彼らを上手く試合に組み入れることで、より強くなり、幅が広がる。

プロサッカー選手は出た試合でチームが勝つことで評価が高まるものなので、

つまり、試合に勝つことと、控えの戦力化は同時に起こる。

今夜はキッチリ、一挙両得と参りましょう。