鹿島アントラーズを応援するサッカーコラムです。
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【勝って終わるべし】
明日、6/1(日)は中断前最終戦となるヤマザキナビスコカップ清水戦。

予選突破の可能性は、あるにはあるのだが、まずは、きっちり勝つことを求めたい。

下手に大勝狙いで試合に入り、前線で突っかけてはボールロストボールロスト、ボランチも前へ、DFラインも前へ前へ、裏には広大なスペース、ボランチを経由するボールがカットされカウンター…では神戸戦の二の舞となる。

まずは堅実に勝つことを狙い、あわよくば加点、加点、加点を重ねていければと思う。

【物足りなさ】
神戸戦0-3負け後のセレーゾ監督、
しかし、もし物足りなさを感じているというところであれば、中堅とそれ以上の選手たちが、もうちょっと彼らはできるはずなのに出し切れていないという気持ちがあります』(J's GOAL)とのこと。

言いたいことは分かるのだが、

しかし、もし私が物足りなさを感じているというところであれば、ブラジルの元レジェンド選手の一人たるセレーゾ監督が、もうちょっとできるはずなのに、出しきれていないという気持ちがある。

叱咤激励の声は大いに出ているのだけれども、選手をバランス良く連動させる手法に物足りなさを覚えてしまう。

じゃあ私がやれと言われたら無理なのだが、下世話な話、セレーゾよりサラリーの安い神戸・安達監督や、川崎・風間監督に後手を踏んで大敗しているのを見れば、残念感が先にくる。

鹿島には若い選手が多いし、中堅・ベテランは力を出し切っていないのかもしれない。

それでも、神戸は主力抜きの1.5軍。大敗していい戦力差になく、監督の采配およびコメントからはプランニングの失敗が見え隠れする。

【ここまでは実績通り】
総合的には、これまでのところセレーゾはいい仕事をしてくれている。現時点でのリーグ戦4位は悪いものではない。

昌子や豊川の抜擢は大英断であり、更に植田の抜擢にしても、今でこそ痛みを伴っているとはいえ、植田自身の成長は速まっている。

じゃあ、今後もセレーゾで安泰かと言えば、決してそうではなくて、二年、三年以上チームを任せるに足る監督か彼のキャリアでは証明されていない。

若手抜擢からチームに融合させる時点までは素晴らしく、その勢いで前政権時初年度に国内三冠(2000年)を達成したものの、以降は頭打ちになってしまった。

そして、鹿島以外のクラブで長続きした試しがない。

過去を超えるだけの監督力を示し、勝利する。

それを中断直前の今のタイミングで少しでも見せてもらえれば、鹿島のことはひとまず安心してワールドカップを高みの見物できる。

鹿島の選手は素晴らしい、ヒゲ監督も案外やるなと。

明日のカシマスタジアムで表現されることを期待したい。
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アントラーズが勝てないと、どうにも盛り上がらない。

盛り上がらないので、とりあえず、やる気のないままパラパラと月刊フリークス6月号を眺めてみた。

すると、結構、読み込んでしまった。

やっぱり、この本はクラブ広報誌として、とてもよくできている。

アントラーズの選手たちが深くマニアックに真摯にサッカーに取り組んでいることが伝わってくるし、人柄の良さも伝わってくる。

もちろん、鹿島の選手の中でも、その点で優れた選手しか取材対象にならないのはあるのだけれども、

「仕事に真面目に取り組み」「人柄にも良い」青年に対し、一般的に人は好感を持つもの。

好感であるとか、親しみがあれば、多少ミスしても、勝てない時期であっても、まだまだ応援しようという気になりやすい。

フリークス読了後には、リフレッシュして気持ちが変わった。

学生時代最高レベルにいた選手たちが一生懸命やっても勝てないのだから、プロの勝負は難しい。対戦相手も才能があって努力もしているんだから、と。

また、気持ち切り替えて清水戦を応援したい。

ちなみに、フリークス6月号のオススメ話は、土居の語る曽ヶ端のエピソード。

「おい、伝票おいてけ」

この名言をフリークスで読んでいただければと思う。

オマケ的には、アントラーズ内東北人柔らかさランキングみたいな話題が面白い。

1位遠藤、2位山本、3位土居、4位柴崎、5位小笠原。

山本曰く「僕もそう思います」

東北人らしからぬカラッとした遠藤。

これぞ東北人なぶっきらぼう小笠原。

納得です。
昨夜のヤマザキナビスコカップ、神戸戦。

決勝トーナメント進出に向けて勝つ必要のあった試合で、まさかの0-3負け。

しかし、今となっては「まさかの」ではなく「妥当な」0-3負けではあった。

負けている時期は、悪いところが目についてしまう。

良心的なサポーターならガマンした方がいいのかもしれないが、しかし、私は決して良心的ではないので負けた腹いせに文句の十個も言いたくなる。

あくまで腹いせなので、ご容赦いただきたい。

【決定力の限界】
試合内容自体は、開幕しばらくの勝っている時期と比べて、そうそう悪化したわけではない。

今季は最初から、強いチームらしい試合運びはできていなかった。

それでも勝てていたのは、まず、対戦相手のスカウティングが甘くて、ダヴィや土居、遠藤たちがプレイできるスペースを空けてくれていたのが一つ。

そして何より、選手たちに「低評価を覆してやろう!」「ポジションを掴んでやろう!」というテンションがあった。

セレーゾの奇策とも言える、大抜擢が非常に効いた。豊富な無駄走り、鋭い攻守の切り替えが実践できていた。

そのリズムの中で「少ないチャンスでシュートが決まり」「シュートを打たれてもスーパーセーブ」で勝ちきれた。

今は、そうはならない。

奇策は奇策であって、長続きするものではない。地力は試合重ねてこそ露呈する。

開幕時の「挑戦者」のテンションには戻れない。対戦相手に蓄積されたデータは消去できない。

ダヴィは一定以上のCBに消され、カイオらの繰り出す単独突破型の攻撃は枚数揃えて対処され、ボランチとセンターバックがポッカリ生み出すスペースを突かれ、失点する。

技術レベル通りの決定力に落ち着き、組織通りにカウンターを食らい、そうそうスーパーなセーブは発生しないという、ごくごく自然な結果になっている。

開幕当初は運が良かったと言える状態であったが、今は確率の振れ幅が通常通りに戻ってしまった。

ここでは「決めていれば勝てた」というタラレバは通用しない。練習からしてシュートの決まらない選手を起用しているのだから、妥当な決定力なのだ。

【キーパーのリズム】
曽ヶ端のスーパーセーブが減っている。スーパーどころか、反応が悪いことも出てきた。

スーパーセーブは水物であるから、これの減少を責めるのは無理があるけれども、調子というか、リズムが落ちてきている。

鹿島がポゼッションする試合が増えたものの、決して上手いポゼッションではなく、途中でボールを奪われて、パカッと空いた裏のスペースへ致命的なカウンターを食らう場面が増えている。

このパターン、キーパーはリズムが出にくい。

その点では、監督が庇っているところ悪いけれど、植田を無理して起用している影響は否めない。

植田は物凄いポテンシャルのある選手。たしかに不世出の逸材だ。

ただ、まだ周囲(特に昌子や曽ヶ端)を助けられる選手ではない。助けてもらう段階の選手に過ぎず、「高卒二年目にしてはよくやっている」にしても、一試合として青木や中田、山村より良かった試合がない。

昌子が一本立ちする時期に、植田までモノにしようというのは性急すぎるのではないかと、ここ二、三試合では思えてくる。

今のセンターバック陣は足は速くとも、簡単に裏を取られている。そして、キーパーのシュートコース限定もできないことが多い。昌子は凄い速さで戻ってきてカバーするが、植田にはほとんどそれがないし、求めるのも酷。

ポジション取りと、自分からのコーチングと、味方からの指示を受けての反応。そこからして危なっかしい。

【攻撃的ボランチの限界】
CBに未熟な選手を起用しているのに、なんで、こんなにボランチがバイタルエリアにいないのか。

サイドにいったり、前線に出て戻りが遅れたり、DFラインに吸収されていたり。

かと思えば、ビルドアップ時はCBの援護のため頻繁に下がってきて、前までの距離が遠くなる。

ボランチの仕事量が多すぎてこなしきれない、悪い意味での「ボランチサッカー」になっているわけだが、その小笠原や柴崎のコンディションは良くない。

せっかくルイス・アルベルトという好選手がいるのに、なぜ二人に固執するのか。

更に繰り返しになるが、ボランチの負担を軽くするなら、一番力の落ちるCBを「育成のため」に使っている場合でもない。

青木なら守備を助けられる、中田ならコーチングで助けてくれる、山村ならビルドアップを助けられる。

植田は、現時点では目立った武器を出せていない。単発のフィードとミドルシュートはあるが、本当に単発だ。

別に植田が悪いわけではなく(目に見えて成長もしているし、きっと素晴らしいCBになる)、監督に文句を言いたくなる。

昨日の試合は予選突破がかかっており、重要な試合だったはずだ。

セレーゾには金古にこだわった前科もある。

【人材不足と、攻撃パターン不足】
攻撃ではパスで崩すより、個で勝負するような選手を揃え過ぎている。

カイオ、ダヴィ、遠藤と、「球離れ?何ソレ?」の選手たち。連係して崩す気がないような配置だ。

彼らは連係もできることはできる選手であるも、味方の分かりやすいフリーランニングがなければ、簡単に単独突貫を選ぶ特性を持つ。

このチーム、フリーランニングの回数が少ない。

土居のスーパー個人技炸裂を待ち望み、赤崎よりダヴィを選ぶ監督には、連係した崩しパターンを作る手立てはない(もしくは個の突破力優先で、連係は後)だろう。

彼ら自身のパフォーマンスもどうかと思うところはあるが、攻撃的MFについては、外国人獲得に失敗した編成の問題でもある。控え見渡しても、野沢、中村ともにインパクトが薄い。

人材だけでなく、セレーゾも、特にフリーランニングの仕組みを作り上げる様子がなく、ただ、前に人が張っているという、人は多くても動きの少ない攻撃。

これだと、ビスマルク級の選手がいないと点の取れるポゼッションにならない。

動きらしい動きは、伊東のオーバーラップ、山本の攻め上がっての仕掛け、たまーに柴崎が前線に駆け上がっていくくらいで、しかし、ほとんど前線の選手は足を止めて待っている。

この懐かしき地蔵サッカーは、セレーゾ前政権時末期を思わせる。

セレーゾはいい親父さんで、熱意ほとばしり、若手を抜擢する決断力も素晴らしいが、それ以上のものというのは、過去に見たことがない。

練習メニューと戦術の引き出しで選手を感服させるタイプではない。

ここから新たな可能性を見せてくれるだろうか?

【希望を探して】
昨日の試合では鹿島のサッカーに希望はなかった。

強いてポジティブな点を挙げれば、選手たちが健康にサッカーをしているということ。

やっぱり、健康が第一。彼らにも家族があり、家族は故郷から応援している。

我々にとっても、愛着ある選手たちが元気なのは嬉しい。

また、基本的なこととして、空気中に酸素があって思う存分呼吸ができるのは有難い。空気様様だ。

水道の蛇口から水の出る生活も便利なものである。

ここは一つ、セレーゾサッカーのことは忘れて、太陽の光が降り注ぎ、ポカポカ夏の訪れる日常に感謝したい。
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ブロマガって何?
今朝知ったことなのだが、昨夜は日本代表の親善試合があったらしい。

実質、ただの調整試合、しかも対戦相手がキプロス代表。

日本代表ファンではない私が知らなかったのも無理はない。

しかし、特に見る必要もなさそうな試合に5万8564人もお金を払って入るとは。

これは一重に内田篤人選手の人気によるものと思われる。5万人は内田目当ての来場者に違いない。

その彼がゴールを決めたのだから、みんなハッピーだ。

内田篤人 先制ゴール! 【日本代表×キプロス代表】』(YouTube)

ゴール映像を見ただけだけれども、ゴール前で素早く動けている模様。

回復順調のようで、このままいけば本番でもいいプレイが期待できそうだ。
【スケジュール】
さて、あと2試合でワールドカップ中断に入る鹿島アントラーズ。

明日5月28日(水)19時からナビスコ杯ヴィッセル神戸戦。

6月01日(日)15時にはナビスコ清水エスパルス戦。

これでナビスコ予選リーグ終了となり、あとは7月12日の天皇杯2回戦までお休みとなる。

【グループ4位】
残り2試合でグループリーグ4位の鹿島。

グループ首位のガンバは勝ち点12、2位の清水は勝ち点9であり、3位はFC東京の7。

上位2チームが決勝トーナメント進出となるルールのため、勝ち点6の鹿島は2連勝しても予選突破確定とはならない状況。

勝ち点差に加えて、ここ数試合、チームが上り調子でないこともある。

雰囲気として、まとまりは失われていないものの、テンションの盛り上がりに欠けるのは若干の気掛かりだ。

ただ、この部分は一つ快勝が入れば、また変わると思われる。

【サポーターの習慣】
私はそうなのだが、おそらく多くの鹿島サポーターの習慣として、「ナビスコは予選突破して当たり前」「鹿島にとって簡単」という価値観がある。

過去20回のヤマザキナビスコカップで予選敗退は、たしか2回だけなのだから、そんな価値感を持ってしまうのも仕方がない。

今年も結局は予選突破するものと妙に楽観している。

勝ち点状況的には不利であるも、2戦ともホームでやれるのはプラス。

2試合大勝して、予選突破で中断に入るというのが最高のシナリオ。

ACLもないシーズンに、ナビスコ決勝トーナメントもないとなると、相当に試合数が減ってしまう。

試合が減るというのは、選手たちの出場機会が減り、サポーターの楽しみが減り、ワールドカップ後の露出も減ることを意味する。

ここは、試合数を増やすためにも、当然のように突破を決めたい。
アントラーズオリジナルグッズが以前と比べて、かなり良くなっている。

こちら、鹿島アントラーズ オンラインショップへのリンク。

トップページを眺めても、パッと見、悪くない。

三連覇期までのオンラインショップは、トップページからしてダサかったし、商品も野暮ったくて、点数も少なかった。

当時は他クラブのオリジナルグッズを羨ましくも思い、逆に鹿島オンラインショップを眺めていると、気がつけば顔をしかめていたものだ。

現在のオリジナルグッズは、見ているだけでもちょっと楽しめる。ラーメンどんぶりからサーモマグまで、用途も豊富。

是非是非、一度ご覧いただければと思います。
過去映像を見直しての選手採点。

Aが良く、Bで及第点、Cは悪い。

【日付】1999年5月5日

【対戦カード】J1第1ステージ11節 鹿島アントラーズ×ジュビロ磐田

【日程状況】ゴールデンウィークの過密日程中。但し、磐田はアジアクラブ選手権決勝後の十数時間の長距離移動を挟んでおり、鹿島がコンディション有利。

【試合会場】国立

【スコア】1-2(小笠原)

【審判団評価】A-
98年W杯決勝でも笛を吹いたサイド・ベルコーラ主審。笛のタイミング良く、ジェスチャーも分かりやすい。ストレスないジャッジで選手が抗議する場面も少ない。

2つ、3つほど、ファウルやカードの運用で疑問はあったものの、一流の主審であったことがうかがえる(ちなみに、すでにお亡くなりになっている)。

【監督 ゼ・マリオ】B-
置物のように、試合中ずっと静かに座っている姿がテレビ画面からも確認できた。

【GK 高桑】A-
長身GK。空中戦強く、ハイボールは余裕を持ってキャッチング。カウンター時のスローも早い。
後半開始早々、高原の決定機を阻止。

同点ゴールとされた名波のFKはキーパーノーチャンス。キックが最高だった。
延長戦でも中山のヘディングシュートをビッグセーブ。
決勝ゴールの藤田はゴール前どフリーで入ってきており、これもほぼノーチャンス。

一つ、ゴールキックの明らかな凡ミスがあった以外は、十分にハイパフォーマンス。

【RSB 鬼木】B+
中盤からサイドバックまでこなす器用なプレイヤー。鹿島ではポジション定着しなかったが、川崎では功労者。現川崎コーチ。名良橋負傷、内藤出場停止のため出場。

前半はドリブルで何度もサイド破る。精度あるクロス、ラストパスあり、延長戦では惜しいシュートも。守備も無難にこなした。

【CB 秋田】B+
空中戦強く、ほとんど全て跳ね返す。苦しい体勢からでもヘッドのコントロールが利いており、味方チャンスに繋げるシーンいくつか。一度ジャンプした後、二度目のジャンプまでの間隔も短く速い。

先にコースに入っての身体を張ってのカバーには力強さあり、中山とのマッチアップは見応えある。

本田のミスからの数的不利では、読み勝って足を出して防ぐ。守備のビッグプレイ。

攻撃面では見え見えの縦フィードを自陣で敵に引っ掛け、ピンチを招くシーンあり。一方、縦フィードでチャンス演出するシーンも二回。足下の技術が高い選手ではないが、前線の味方につけるフィードは決して不安定ではなかった。

磐田の延長Vゴールの場面。ゴール前にはいるものの、本田らと共にボールウォッチャーになってしまっている。

【CB 奥野】B
寄せるタイミングの良さ、カバーに出る判断の良さ光る。
数回の磐田カウンターを冷静に防ぐ。ボックス内に入れられるボールや人の動きへの読み正確。

前半終了間際、自陣での敵へのミスクリア。それから後半立ち上がり、自陣でのパスのズレ。足下の技術面で優れない部分も出る。

それから、ジュビロの延長Vゴール直前。ボックス内ファーサイド、中山との空中戦、中への折り返しを許す。一定以上の相手と競り合うのは苦しい。

【LSB 相馬】A
極力、高い位置を取る。前半はアントラーズの攻撃が右サイド主体だったことで目立たず。
それでもフリーランニングの使いどころ安定。ピンチも、ほとんどの場合は遅れることなく戻っている。

最初はクロス精度が上がらず、「相馬ってこんなもんだったっけ?」と思わされたが、後半、鹿島の攻撃が左サイドに移ってからはエンジンがかかる。

4回連続でチャンス性のクロス(※決してピンポイントではなかったが、いくらか狙いが外れてもチャンスになるクロスを送っている)、的確な攻め上がりを見せる。攻撃にかかるタイミング、前に残る状況を選ぶ決断力秀逸。

53分、一人抜いての突破からのクロスは高精度。
78分、DFラインの裏に入りキーパーと一対一、シュートを放つ(惜しくもポスト)。
一人くらいであればドリブルで縦に抜いてみせた。

【DMF 本田】B
通常時は細かいポジション修正を繰り返し、パスコースを切る。対人守備は粘り強く、ステップワーク鋭く、食らいつく動き直しが何度もできる。空中戦では、小さいながらも競れるところは競っている。

一方、中盤で食いついたところをドリブルやワンツーで簡単に置いていかれてしまうことも何回か。奥を始めとする磐田の技術力の高さが目についた。

身体が小さい、ボールコントロールもスピードも並程度といったところで、本田がボールを持った際には中山、藤田、高原らに狙いどころにされ、そこからピンチも招いている。

ファウルでプレイを切るのも老獪だが、この試合では最初の失点につながる磐田絶好の位置でのFKを与える。

一試合通してのネガティブトランジション(攻撃→守備への切り替え)は非常に速く、リスクマネジメント厳重。それから、断片的にコーチングの声が聞き取れたが、その指示内容は適切なもの。

意外なプラスポイントとして、ワンタッチツータッチパスの際、事前に味方の位置を把握できており、その成功率は低くない。ボールを落ち着かせることはほとんど期待できない選手であるが、そのイメージより安定した繋ぎ能力があったと言える。

【DMF 阿部】B-
左利きの技巧派プレイメイカー。高精度のロビングパスをペナ内に数回、送り込んでチャンスメイク。小笠原のプロ初ゴールをアシスト。タイミングがあれば左サイド深くまで攻撃参加。

プレイ全般として、守備力と、アップダウンの機動力がもう少しあればな…といった物足りなさはある。84分、浮き球に食いついて入れ替わられた守備は軽率。結果、本田が自陣バイタルでのファウルで止め、名波の直接FK同点ゴールに繋がっている。

【OMF ビスマルク】A+
守備では、そう動くわけではない。ただ、潰すところではきっちり潰してはいる。

それよりも攻撃面での効果絶大。

サイドチェンジのチャンスがあれば隙を見逃さない。ボール受けに動く質も、そこから味方を使うパスも、全て基本通りだが、狭いスペースにいても全く慌てることがなく、正確な技術で最も効果的な選択肢を選ぶ。

マークにつかれながらも、バランス崩れないキープ力からのスルーパスで決定的チャンス量産。特にDFの逆を取るスルーパスは絶品。柳沢や相馬といった裏走りが上手い選手を生かし続ける。

とはいえ、自信がありすぎて(あるいはファウルを狙って倒れて、ファウル取ってもらえず)ボールロストするシーンもあり。味方も基本ビスが奪われると思っていないため、その際は自陣で味方のリスクマネジメントが緩くなっている。三度ほど、ビスのロストから大きなピンチになっている。三度目は藤田のVゴールに至る。

キープ面、決定機演出面におけるビスマルク依存度、個への依存度は、今のJリーグでは見られないほど高い。

【OMF 小笠原】B+
プロ二年目の小笠原は二列目。序盤は絡み少ないが、ペナ内に入り込んでのヘディングシュートを放っている。

この頃は体幹の強さがさほどでもなく、まだ身体が軽いため、何度か吹っ飛ばされる。しかし、逆にボール奪取力を見せて、そこから縦に出るドリブルでチャンスを作ることも。
ボールキープ力を発揮することはなかったが、広くボールを動かし、カウンター攻撃時のドリブル運搬役、ペナ内まで入っていく仕事で貢献。
浮き球ラストパスの上手さは当時からも発揮されており、味方がGKと一対一になれるラストパス供給。

38分にはペナ斜めにフリーラン、阿部からのクロスをヘディングで叩き込む。プロ初ゴール。

なお、この試合終盤に負った怪我により、この後、長期欠場を余議なくされている。

私個人的に、当時は「高卒直後からこんな普通に活躍できて凄いな!」と記憶していた選手だが、改めて見ても普通に活躍できている。

【FW 平瀬】C
ロングカウンター時の走力が光る。そのスピードで裏へ抜けるが、決定力が低い。キーパーとの一対一をことごとくキーパーに直撃させる。

【FW 柳沢】C+
味方からのパスの引き出し上手く、速い。プルアウェイの動き上質。受け手に優しいポストプレイも21歳にして完成されている。鹿島が大量のチャンスを作り出す主因の一つが彼のオフザボールの動きであったことは間違いない。

同時にシュート決定力がショボンなのも彼。

最高の崩しからのシュートを決めてくれないというパターンは、この試合でも何度も。4~5回の決定機を全て決められず。動きは最高でも、これだけ外すと味方士気も下がってしまう。

とはいえ、それまでのアントラーズ在籍日本人選手の大半は、攻撃で違いを作り出す能力とビジョンを持てていない(※チャンスメイクはブラジル代表級の外国人に頼る。彼らを生かし生かされての勝ち方は知っているが、守備意識の高さに反比例してビルドアップの意識希薄)のに対し、柳沢、小笠原が入団したところで変化の兆しが少し出てきている。

【SUB 本山】B-
平瀬との交代で出場。プロ二年目。
ドリブルで仕掛けるシーンがいくつかあった。当時は自他共にドリブラーと認識されている。

ボックス内クロスに合わせるシーンが一つ。
延長後半、ビスのパスからのシュートチャンスが二回。どちらも決められず。

【SUB リカルド】B-
負傷の小笠原に代わって交代出場。
まずまずの縦パス、まずまずのクロス、威力のないシュートを見せた。
岩政さんの公式ブログが、ますます冴え渡っている。

その素晴らしさは読んでいただければ分かるとして、

これほどのクオリティで継続されていれば、確実にブランディングになる。

ブランディングとは、その人の価値を高めることで、

スポーツ選手のように、個人で看板を掲げている人にとって、とてつもなく重要。

有名人でも素人でもブログやツイッターをやっている人は多いけれども、今ではやっている人が多すぎて、

ブランディングに成功する人が相対的に少ない。「誰にも読まれない」「ごく少数にしか読まれない」ものが大半。

一応、「批判→炎上」で一時的に注目を得るパターンもあるにはあるけれど、それだと同時に自分(あるいは自サイト)の信用が失墜してしまう。

今はグーグル検索が非常に賢く、日々改善されているために、「読者の求めるサイト」「クオリティの高いサイト」がどんどん検索ヒットするようになっている。

昔であれば、相互リンクするとか、ヤフービジネスエクスプレスに登録するだけで上位表示されたものなのだが、

現在ではそれらのSEO行為に意味がなくなり、一にも二にもクオリティが求められる。

匿名掲示板や「炎上系」のものは影響力が限りなく小さくなっていて、「ニーズに応えるもの」だけがアクセスしてもらえる。その流れが加速している。

岩政さんブログのクオリティであれば、じわじわと支持者を増やしていくのは確実。このままいくと、鹿島OBや関係者で、インターネットブランディングを効果的に行った、初めての人物になる。

本田泰人さんがテレビでマイナスブランディングしていた(不幸タレントとしては成功)のと比べると、頼もしい限り。

岩政さんブログは、有名どころの吉田麻也選手ブログや長谷部誠選手ブログに比べて広告は少ないのけれども、彼自身のブランディングという、最高の成果を得ているウホ。

近い将来の執筆依頼であるとか講演依頼であるとか、指導者としての招聘につながっていくのではないかと思うウホウホ。

ウホウホ。
昨夜のヤマザキナビスコカップ、ガンバ大阪戦は1-2敗け。

現在のガンバはリーグ戦16位。なおかつ日本代表で遠藤と今野を欠いており、ピッチ内でも弱い感が満載。

守備がルーズで、たぶん、鹿島でなくともJ1上位~中位チームならやりたい放題できるようなチーム状態。

そのガンバに負けてしまったのはガックリ。

鹿島のポゼッション率は高く、シュート数も多かったが、ガンバが低調なのだから喜べない。これっぽっちも慰めにならない。

ピッチ内での現象としては、

・ダヴィにボールが収まらない。ビルドアップに関与せず、決定機は外す。1点では足りない。

・やっとスタメンのチャンスを得た中村、前野の左の縦ラインが生きなかった。守備の律儀さがなく、連係した攻撃回数も少なかった。

・DFラインの安定感に欠けた。青木は植田に比してポカはないが、それだけでは彼のキャリアからすると物足りない。

・全体の連動性がシーズン最初の頃をピークにして、それ以上は上がってきていない。

・全ての選手に言えることとして、がんばってはいるのだが、開幕3試合くらいのメンタルの盛り上がりが感じられない。

・セレーゾ監督は『チームとしてもクラブとしてもまだまだ選手を一人ずつ成長させていかなければいけない時期なのかなと感じています』(J's GOAL)と毎回のように発言しており、これは新たなアイディアであるとか、急飛躍させるマジックは用意していない様子。地道に鍛え、耐える時間だと呼びかけている。

長いスパンで見ると、スタートダッシュに力を使ったチームが想定通りに下がっている時期と見ることはできる。

しかし、想定は想定であって、いざ、そうなってしまうのは面白い話じゃない。

勝った方が選手もサポーターも元気が出るし、負けるにしても、昨夜くらいの内容では納得できない。

ポゼッション率が高いだけというのは好きじゃないし、決定力があれば勝てたというのも好きじゃない。

決定力も実力のうちで、ダヴィのシュートの上手くなさというのは分かっていて起用しているはず。

負ければ、何を言っても、どう考えても言い訳になってしまう。

次は勝ちましょう。
最近、ちょっとした不安がある。

鹿島アントラーズのこと…、ではない。

鹿島は、なんだかんだで、とてもいいクラブ。

だいじょうぶ、これから再び持ち上がっていく。

それより、差し迫った問題がある。

もしかしたら、薄くなってきたかもしれないのだ。私の髪が。

遺伝的にも年齢的にも、ハゲておかしくない。

大戦中に各地を転戦していた祖父は、頭が波平だった。

父も、同パターンだ。

そして、私はフッサフッサ。

我こそは、呪われし家系の負の連鎖を断ち切る選ばれし者だと信じていた。

数ヶ月前までは。

ところが、最近、洗髪後に抜ける髪が多いことに気づいた。抜けた毛は細い。

頭をお湯で濡らすと、以前よりペタッとしている。

まるで雨の試合時の中田&本山みたいだ。

先日、イオンを歩いていたところ「頭皮チェック無料でーす!」とお姉さんに声を掛けられた。

(なに、頭皮がヤバいからか?)と軽くショックを受けながらも華麗にスルーしたのだが、

現実からは逃げられん。

いよいよ、本当のようだ。

さんざんアルシンドや中田や本山を小馬鹿にしてきた私が、まさか薄くなるなどとは夢にも思わなかった。

今は家族に聞いても、「いや、めっちゃボリュームあるけど」とフォローしてくれているが、

本心は分かったものではない。なにせ優しい者たちなので、後になってから「実は黙ってた」と白状するに違いない。

今では私も、ハゲゆく者の気持ちが少しは分かった。

こうなったら中田さん本山さんが先に光ってくれることを祈るしかない。

サッカー界では偉大な選手はハゲている。

現役ではイニエスタもルーニー(植毛)もスナイデルもロッベンもダニーロもハゲている。

歴史上ではジダンもボビー・チャールトンもハゲている。

だから、だいじょうぶ。

仲間として、ナビスコでの中田さん本山さんの活躍を特別に期待している。



一千年に一人現れ、どんな天才でも越えられない壁を越え、あらゆる種族の戦闘力を超越する

ご存知、超サイヤ人の伝説である。

現在の地球では植田直通(サッカー選手)がその器であるとされているが、

今は覚醒前であり、その時を待つ段階だ。

超サイヤ人に目覚めるには、

一定以上の戦闘能力と穏やかで純粋な心、あるいは純粋な悪の心を兼ね備え、極端な危機感や強い怒り、悲しみに苛まれていること』が条件となっている。

「戦闘能力」では、植田はテコンドーの実績を持ち出すまでもなく、見た目からして強い。あれだけのアゴの持ち主が強くないわけがない。歴史上見渡しても、アントニオ猪木、曽ヶ端準、ツタンカーメンといった偉人が並んでいる。

次の「純粋な心」だが、彼は熊本県人。熊本県人といえば、全員が生まれつき純粋な正義の心を持つとされる。

最後の「危機感」。ここにきて、プロサッカー選手として壁にぶち当たっている。危機感は強いはず。

ピンチはチャンス。

今まさに、植田は超サイヤ人化するチャンスを得た。

殻を破るかにかかっている。

wikipediaによれば、熊本県人の長所として『純粋で正義感が強く、一度決めたら梃子でも動かないほど頑固で妥協しない男性的な性質』とあり、

一方の短所として、『曲がったことを好まず駆け引きは苦手で、他者を説得する粘り強さに欠け、プライドや反骨精神も強いため、組織で活躍することは向いていない』とある。

「まさに植田!」と思ってしまうのだが、しかし、同じ熊本県出身の豊川雄太には必ずしも当てはまる感じがしない。豊川は柔軟に前向きにチームに溶け込み、期待以上のパフォーマンスを示すことができている。

植田のポジションはセンターバックで、そこでは駆け引きとコミュニケーションが欠かせない。

サッカーが一対一の競技なら、植田はすでに最強クラスだ。だが、実際には敵味方総勢22人の中で動く競技である以上、格闘技のようにはいかない。位置関係が肝なのだ。

この点が、プロ選手の中では特に経験の浅い選手であるので、その分、伸び始めれば一気に来るはず。

それが時期尚早なのであれば、一旦はベンチあるいはベンチ外に戻ることになるだろう。
昨夜の徳島ヴォルティス戦、鹿島アントラーズは1-0、無失点勝利!

連敗を3で止めただけでなく、これにて勝ってリーグ戦の中断に入れる。

非常に救いとなる一勝を得ることができた。

【技量圧倒】
J1で最も戦力の落ちる徳島が相手。

前半から鹿島は巧さを存分に発揮する。

ダヴィ→赤崎に変更したことにより、前線のパスワークが引き上がった鹿島。

赤崎は味方がプレイできるスペースを作り、味方が出せるパスコースに動いて、連係した崩しを実行。

同じくコレクティブなプレイヤーである土居との相性が良く、彼からのクロスを真ん中で合わせ、先制ゴール。

敵味方の距離感を掴んで動けるFWが最前線にいると、それだけで崩しの面白味が増す。

もちろん、ダヴィのゴリ押しの爆発力も捨てがたいのだけれど、J1で安定的に勝っていける強いチームを作るのであれば、将来的なファーストチョイスは赤崎になっていくだろう。

その意味で、赤崎をスタメン起用して、彼がゴールを決めて、それで勝ったことは今後に向けてもプラス。

赤崎以外を見渡しても、鹿島の選手は徳島より技量優秀。

アタッキングサードのチャレンジングなプレイ以外では、ボールを失うことがほとんどなかった。

それには徳島のプレスがユルかったことはあったのだが、鹿島の技術が正確で「受けて出す」テンポが速いために、寄せるタイミングが掴めなかったとも言える。人数をかけて二列のラインを作って守っていても、寄せられないのなら守備力にならない。

それと、徳島の選手たちが必要以上に鹿島にビビっていた、リスペクトしすぎていたことがある。失点シーンについても、主審が試合を止めていないのに、徳島の選手だけが足を止めてしまったことから始まっている。

試合に勝つための試合運び、駆け引きの部分でも、彼らに拙さが出てしまった。

そこが明らかに出ていたので、鹿島としては3-0くらいで終わらないと、サポーターだけでなく選手(特に攻撃陣)にとっても物足りない。

ハーフタイムの時点では、そう思わされた。

【勝てば良い】
ハーフタイムに修正の入った徳島は、前半より持ち直す。戦術的な指示のみならず、メンタル面でも、小林監督からは相当に激しい喝が入ったのではないか。

ただ、個々の力差は明白。

鹿島は引き続き、多くのチャンスを作る。

久しぶりの出場となった前野貴徳も超決定機を演出。サイドからのラストパスは絶妙で、まさに決めるだけという状況で遠藤が走り込んだのだが、決めきれなかった。

徳島GK長谷川も良かった。

鋭い飛び出しからビッグセーブを連発。昨日の彼は距離の詰めが素晴らしかった。シュートコースを消し、シュートミスを誘った。

そうこうしているうちに鹿島も形を作られ、失点危機を迎える。

小島のシュートはキーパーの視界を遮るシチュエーションから放たれた好シュート。これを曽ヶ端、反応し弾き出す。曽ヶ端クラスのトップ級GKでなければセービングは難しかった。

途中から、引き分けもあるような試合展開になってしまう。

徳島の攻撃の糸口はFW高崎。ここで高崎がCB植田に勝ち続ける。

ガマンにガマンを重ねるセレーゾも、さすがに植田を引っ込める。CBに中田を投入。

中田はいきなり警告をもらったあたり、身体のキレの部分では試合勘のなさは感じられたが、

しかし、その巧さで高崎の威力を削いでいく。あんまり動かなくとも、先にポジションに移動して、先に身体を当てて、自由を制限していく。

83分には徳島10人に。3人の交代枠を使いきっていたところで、橋内が負傷退場したためだ。

手遅れになる前に植田を引っ込めたことと、徳島が10人になったことは、ドロー決着を防ぐ分かれ目に。

結果、勝ち点3は妥当なものだったが、「ナイスゲーム!」と声をかけたくなるようなゲームにはならなかった。

そして、三連敗中に徳島に当たったのは、正直なところ助かった。

川崎のような能動的に崩してくる相手に若手がボコボコにされてしまうと、成長より自信喪失が先に進んでしまう。

成長のためには勝利が必要。

中断までのナビスコ杯にもしっかり勝って、もう一つ、いいチームになっていければなと思う。
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4失点の悪夢ゆえ、見直すのも面倒くさかった川崎戦の試合録画。

やっと見られた。

この試合の川崎FW大久保嘉人。

鹿島の若いCBコンビ、植田や昌子を子ども扱いしていた彼だが、映像で見るとバッチリ仕上がった競走馬のよう。

肌ツヤ筋肉ピカピカ。目から身体からギラギラしていて、触ると火傷するんじゃないかってくらいの気迫を発している。

それが明瞭に映る今どきのテレビは凄いと思ったのだが、大久保が日本代表メンバーに選ばれたことにも改めて納得した。

その大久保を生かすパスを供給した中村憲剛も、さすがの名手。受け手がターンしやすい絶妙のパスを、コントロールしやすい利き足の位置に一発でスポーンと入れてしまう。

オリヴェイラやセレーゾが惚れ込むのも、よく分かる。

彼をフリーにし過ぎた鹿島の守備には問題があったが、それにしても、瞬時のスルーパスの能力は、柴崎岳や小笠原満男よりも上にある選手だ(その分、小笠原には身体の強さ、柴崎には若さがあるが)。

柴崎はゴールこそ決めたものの、残念ながら攻→守に切り替わった時の遅さが目立ってしまった。絶好調期からは外れてしまっている。

憲剛ですら選ばれなかった日本代表。今の柴崎がチョイスされないのも致し方ない。

ザッケローニはよく見て選んだと思う。

しかし、個人的に日本代表よりも気になるのは鹿島であって、特に、今は植田だ。

素晴らしいミドルシュートが一つあった他は、プロのセンターバックとして、通常であれば許容されないミスが多かった。見直せば見直すほど、まだ学びの段階にいる選手。

次、彼にとっては、相当に大事な試合になる。

あんまりミスが多いようだと、タイに行ったあの人を選手兼師範として招聘する必要も出てくるだろう。
岩政大樹さんのオフィシャルブログ『No Pain No Gain』が絶賛急上昇中だ。

アメブロの急上昇ランキングでも39位(5/14時点)に位置しており、これはふっくんブログより上。

内田篤人』の記事は各所で注目されているところだが、今日更新された『大迫勇也』の記事も今後あちらこちらで取り上げられることだろう。

岩政さんのブログ、素晴らしいなと思う。

鹿島退団時の挨拶文も素晴らしかったけれど、ブログも毎日素晴らしい。

人柄の好さ、サッカーへの含蓄の深さ、アントラーズと、その後輩への愛着はもちろんとして、

文章が整然として読みやすく、文章量も毎日読むのに適切、照れ隠しされた人情味も感じられる。いい意味で、サッカー版の天声人語だ。

きっと、多くの人が岩政さんのファンになる。

ぜひぜひ、皆さまの周りの方にも薦めていただければなと思います。
内田、サッカー人生の集大成!「拾ってもらった」4年分の思いぶつける』(スポーツ報知)

昨日のワールドカップ日本代表メンバー発表。

元鹿島の選手として、無事に内田篤人と大迫勇也が選出されている。

それと一時的に所属した伊野波雅彦も選ばれているが、クラブへの帰属意識が薄い選手。彼については「元・鹿島」ではなく「現・豆腐屋」として丁重に扱いたい。

とにかく、三人とも、おめでとう。

大迫と伊野波は割と順当だったと思うのだが、

負傷中の内田が間に合ったのは良かった。

彼の実力は右サイドバックとして日本人ナンバーワン。

元々はスピードとオーバーラップを長所とした攻撃的なサイドバックであったのだが、

今では攻撃から守備まで平均値が高くなり、味方としては安心してパスを預けられる、連係して崩せる、遠くまで見てくれてパスを出してくれる、かゆいところに手が届くハイセンスなサイドバックになっている。

ドイツ全体を見渡しても、特殊能力を持ったサイドバックとして希有な存在。

ただ、二月に負った右太ももの負傷は重く、シャルケのドクターには手術を勧められた。

手術を選べばワールドカップ出場不可。

ギリギリの選択を迫られたわけだが、その内田の手術回避を後押ししたのは、鹿島アントラーズの名チームドクター香取先生。

現在では無事に回復中とのことで、代表入りに間に合った。

内田選手自ら香取先生に代表入りを伝えたエピソードは、鹿島サポーターとしても嬉しい話。

あとは、これから。

難しい筋肉系の怪我だけに、いい状態で本番のピッチに立てるよう、回復の加速を祈っている。

コンディションさえ良ければ、サイドバックのポジションからサッカーの奥深さを魅せてくれる。パスを出す直前に織り交ぜている、小さなフェイントも彼のプレイの見どころだ。

男前なルックスに相応しく、スピードと技量、それに賢さを備えた名選手。

痛みやハリのない状態の内田篤人をワールドカップで見てみたい。
三連敗でブログも困る。

愚痴を書くスタイルではないし、

敗因を事細かに分析するのも好みでない。

かといって、無理矢理ポジティブになる方でもない。

三連敗は歯が立たなかったわけではなくて、ミス絡みでの負けなんだけれども、

ただ、サッカーでのミスとは実力。

現在の順位は、素直な実力の結果になる。

とはいえ、負けが続いてはいても、前向きに団結してやっていくというところではブレてはいけない。

批判合戦になると、それでエネルギーロスしてしまう。負けている時に建設的な議論は難しい。

一方で「ブレてはいけない」「こういう時こそ忍耐」の言葉だけが先行して現状維持でもいけない。

ピッチで起きていることを見れば、実力向上がなければ下に沈んでいく可能性が高いのは隠しようがない。

ここからは若手ベテラン問わず、浮上のきっかけとなるような選手が出てくることが必要で、

それには監督の引き出しが要る。

ちょっとまだ「大いに期待」というほどの元気は私にはないんだけれども、

週末には「とてつもなく期待」しているんだと思う。

今週も楽しくやりましょう。
本日の川崎戦は1-4大敗。

ショッキングな4失点だが、日程的に川崎の方が不利(鹿島は中三日、川崎は中二日)だったことを考えると、むしろ「4失点で済んだ」と言った方が妥当。

FWダヴィは不器用さばかりが目立ってしまい、ボール収まらず、得点力なく。

チーム全体としてはコンパクト性を保てず、守備が効かず。

攻撃連動が足りないのは、元々。

地味に失点減少に貢献していた左SB山本を負傷で途中交代。

そして、CB植田は大久保や中村にとってチョロい相手でしかなかった。

数試合前までは若きチームの快進撃の夢を見させてもらい、スカッと楽しかった。

それはそれとして、ここからは、なかなかそうはいかなそう。

鹿島の応援が楽しいのは変わらないが、より覚悟が要ることになる。

最近の対戦相手は、鹿島のことをよくスカウティングしている。

個としてはダヴィや植田あたりの弱い部分をよく突いてくる。

代表クラスの選手にとっては、ダヴィを抑えること、植田の裏を取ることは難しくない。

戦力的限界があるのは承知しているが、

それにしても、効果を出せない選手を、その爆発力や成長力に期待して使い続けるのか。

あるいは変更を加えるのか。

現場の責任を背負うセレーゾ監督の決断に注目したい。

私個人的には、まだガマンできるけれども、

しかし、今後も今日くらいの内容・結果が続き、それでも現状維持するのであれば、プロとしてフェアな競争でなくなってくる。

ガマンするにせよ、変化を加えるにせよ、

モヤモヤ払拭すべく、次は勝ちましょう。
鹿嶋市粟生にあるアントラーズクラブハウスグラウンド。

練習中、高井通訳を介して聞こえてくるセレーゾ監督の叱咤は激しい。

例えば、

「本気を出せ!本気でやらなかったら練習の意味がない!」

「俺はいつでも本気だ!」

「プロなんだからプロの違いを見せろ!」

「そんな気を抜いてやってると、相手(練習試合の相手)に失礼だ!」

サッカー部の高校生・中学生も見学に来ることもあるアントラーズの練習。

サッカー部員のもらすヒソヒソ話が聞こえてくる。

「ブラジル人監督、怖え~…」

私などは聞き慣れているから、

「あ、怖かったのか」と気づいたりするものだが、

それくらい、監督は常に気合が入っている。

鹿島アントラーズには、高校・大学のトップ級選手しか入れない。

その選手たちの弛みを見逃さず、大声を張り上げる。

トニーニョ・セレーゾといえばブラジルサッカー史上でも名選手。

プロの世界では日本の高校ナンバーワンだろうが大学ナンバーワンだろうが、その肩書に何の意味もない。ただただ、能力とメンタルが見極められる。

特に中堅以上の選手。

若手と同じレベルなら、あるいは微妙に若手より上という程度なら、中堅ではなく若手を抜擢するのがセレーゾ監督だ。

ということで、

現在、ベンチやベンチ外に回る立場の中堅選手たち。

西や中村、前野、山村あたりは、分かりやすくプレイが変わって、明白に良くならないと厳しい。

西の寄せの甘さは、何よりセレーゾの嫌うところであろうし、

中村のプレイの連続性のなさ、これはセレーゾが再三指摘している野沢よりも、更に少ない。

前野は高さのない選手なのだから、そのデメリットを上回るメリットをハッキリ打ち出す必要がある。

なにせセレーゾは本田泰人元主将をレギュラーから外した監督であり、センターバックの周囲に小さな選手を置くことを嫌う。

ただ、小さいから使わないということではなく、名良橋晃を起用していたように、小ささを埋めるメリットがあれば使われる。

山村は、まずコーチングの大人しさと、危機管理の甘い印象を払拭する必要がある。ここは昌子と植田、青木までいるポジションなのだから、特に要求が高い。

万能性なら昌子、フィジカル的ポテンシャルなら植田、ソツなくやりたいなら青木でいいわけで、「普通のレベル」ならばベンチにも入れない。その時は青木がチョイスされる。

セレーゾ監督は、例え息子が娘になっても良い関係を続けるほど面倒見の良い親父さんである。

選手のことをよく見ているのは、練習場だけでなく、監督会見コメントからも伝わってくる。

今、試合に出られていない選手は、練習でまだやれることがある。

強い集団作りには、チーム内での適切な切磋琢磨が欠かせない。

中堅選手たちの活躍に期待。

すでに頑張っているかと思うが、一層の工夫をお願いしたい。
名古屋戦後、植田と昌子の評価について問われたセレーゾ監督の会見コメント。

そのなかで彼らがいろんな形で経験を積んでいかなければなりません。我々は、時には苦い汁を飲むことになるだろうし、目をつぶらないといけないときもあると思います』(J's GOAL)

今がその時なんだろうなと思う。

個人的には、昌子はデメリット以上の大きなメリットをもたらしていると思っている。

バイタルで敵と入れ替わってしまうことがあるのは気になるものの、動きながらも声が出てコミュニケーションを取れるし、競れるし、カバーが速い。前に素早くボールをつけるのにも余裕が増している。

昌子-柴崎-土居の92年組センターラインは鹿島の新しい背骨だ。

ただ、昌子と組んでいる植田については、かなり大目に見てもらっている段階にいる。

敵の攻撃起点を潰せない時があるのは、それは仕方ない。ただ、そこで誘いに乗って足を出し、簡単に置いていかれてしまうのはいけない。例えば名古屋戦2失点目の形だ。

また、プレイ全般として、黙々とプレイして味方を動かせないのは非常にマズい。植田本人は考えてやっているにしても、黙ってステイしていたらチームメイトが困ってしまう。

勝負に徹するオズワルド・オリヴェイラであれば、まず、使う段階になかっただろう。

植田の連続起用は、若い選手の未熟には相当に目をつぶるトニーニョ・セレーゾだからこそ。

もちろん、植田の才能に疑いはない。

将来は日本代表のみならず、ギニュー特戦隊入り、王下七武海入りまで嘱望される最強男である。

真っ直ぐ飛んでくるハイボールには無類の強さがあり、ワンステップでバヒューンと飛ばすロングフィードとミドルシュートは素晴らしく、チームの武器になる。

早めに起用するだけのポテンシャルを持った選手であることに間違いはないので、あとは、彼が声が出るくらいになるまで周囲がどこまで目をつぶれるか。

どうしようもないところまで行けば代えるかもしれませんが、多少の若さ故のミスはありますけど、やっていこうとする姿勢は良いものがあります』(セレーゾ監督)

監督としてはどうしようもないところまで行かなければ、耐える覚悟のよう。

今週土曜日の川崎戦では「植田はポテンシャルがあるから使われている」ではなく「植田が良いから使われている」と皆が分かるようなパフォーマンスを期待したい。
5/3 柏戦でのトラブルについての処分』(鹿島アントラーズ公式サイト)

スポーツ紙でも掲載された柏戦でのトラブルについての処分。

5/3レイソル戦において、試合中のピッチに太鼓のバチを投げ込んだ鹿島サポーターがいた。

該当者のチンピラ同然の態度の悪さはテレビ画面にもしっかり映っている。

無期限入場禁止とのこと。

個人的には、この手の人間をサポーターとは認めない。

だが、世間一般から見れば紛れもなく「鹿島サポーター」。

もともと「鹿島サポーター」と「浦和サポーター」のイメージの悪さときたら並大抵ではない。それだけの実績があるのに、こうして定期的に上書きされるのだから、どうしようもない。

やれやれだぜ。

とりあえず、フェアな裁定がなされたことは良かった。

クラブには入場禁止が確実に実行・継続されることと、再発防止をお願いしたい。

私も、あんまり野次や態度が酷い者がいれば注意はするけれど、見ず知らずの人に注意するのは物凄くパワーを使う。できれば避けたいし、なんで金払ってサッカー観戦に来てるのに注意せにゃならんのだという面倒な気持ちにもなる。

多くの人が見て見ぬふりをするのも、よく理解できる。

私だって面倒くささが勝った時は見て見ぬふりを選んでいる。たまにであっても、注意するのは大変なのだ。

そうしなくて済む観戦環境作りをスタジアム管理者にお願いしたい。

再発防止策としての場内放送やビラ配りは、実はあまり意味がない。

なぜなら、「場内放送をちゃんと聞く人」「ビラを読む人」は一定以上常識的な人だ。最初から問題を起こさない。

バチをピッチに投げ込むタイプの人は、場内放送時にはかまわず太鼓叩いている。

ビラは最初から受け取らないか、受け取ってもすぐ捨てる。ゴミ箱じゃないところに。

公式サイトも読まない。だいたい、パソコンも使えない。

同様の理由で、ブログやツイッターで自省を呼び掛けても効果がない。

問題児への注意喚起は、言葉では難しいのだ。

実際の行動で、分かりやすく示すことが肝要。

チンピラ紛いを黙らせるなら、スタジアムで本職の人に監視してもらうのが一番なのだ。
鹿島アントラーズは名古屋グランパスに1-2負け。

鹿島の得点はPKによるもの。

梅鉢をボランチの先発、柴崎をボランチでなくトップ下、カイオを左サイドハーフではなく右サイドハーフ、ジャイールをスタメン起用と、セレーゾ監督ならではの抜擢スタメン。

これが残念ながら全くの機能不全。

監督の果断な決断は、今シーズンは吉と出ることが多かったのだが、今日は完全に裏目に出た。

この布陣は、まるで相互補完の効果が出ず、個々の長所が試合から消えてしまった。

もちろん、酔狂でスタメン変更したわけではなく、「連戦に耐えきれない戦力」と見込んでの、苦渋の変更策なのだろう。

前節柏レイソル戦を見れば、そのままで連戦を勝ち抜けるチームでないことは容易に想像できた。

ただ、さすがに今日ばかりはポジションを動かし過ぎたか。

人の特徴には裏表あるもので、

セレーゾが「抜擢する」監督だからこそ、現在、若い選手が頭角を現している。

今回、かなりインパクトのある「動かし過ぎ→機能不全」だったために残念感は強いけれど、

この失敗経験を監督も生かしてくれるものと思い、慰めとしたい。
アントラーズ×ホームタウン連携婚活企画 「恋するSPECTACLE ~June Pride~」』(鹿島アントラーズ公式サイト)

6月1日(日)の鹿島アントラーズ×清水エスパルス戦において婚活イベントが企画されている。

25歳~40歳くらいまでの独身男女各15名(申込者多数の場合は抽選)。
ただし、男性はホームタウン(鹿嶋市,潮来市,神栖市,行方市,鉾田市)在住者に限る。
』とのこと。

地元人口対策と鹿島サポーター増加にもつながる、実に素晴らしい企画。

一般的な婚活パーティと違い、参加者同士に「鹿島アントラーズ」という共通の趣味があるわけで、お互いに話を切り出しやすい。

話題として、選手・監督批判に走ったり、長々と戦術論を述べたり、何かしらの自慢話に熱を入れてしまうと目も当てられないことになろうが、まさか、それをやらかす参加者はおるまい。

一生ものの趣味が共通しているわけで、カップル成立の可能性は高めのはず。

中には不成立を恐れて申し込みを躊躇する方もいるかもしれないけれど、

基本的には、まずはイベントを楽しんで来る、人との出会いを楽しんで来るつもりで良いかと思う。

参加費は男性8,000円、女性5,000円。「ホームタウン食材を生かしたビュッフェ及び観戦チケット代」まで含まれていることを考えれば高くない。 女性からしてみれば、8,000円くらい軽く出せるほどの男性であって欲しいだろうし。

常々感じていることとして、カシマスタジアムにいらっしゃる女性は年齢問わずお綺麗な方、可愛らしい方が多い。ミーハーなのかと思いきや、凄く良く試合を見ている方がほとんど。

男性は若干メタボな方が目立つが、話してみると気さくで優しい方が多い。お金の使い道がアントラーズくらいしかなく貯金がいっぱいある方も少なくない。

きっと、素敵な鹿島サポーター家族になれるはず。

是非とも成功して欲しい良イベント。

募集締め切りは5月10日(土)とのことです。
鹿島アントラーズは柏レイソルに0-1敗戦。

失点は前半終了間際、小笠原のプレゼントパスから。

中盤で前向きの敵に正面からパスを入れて、柏カウンター開始。

しかし、帰陣の速い鹿島は守れる枚数で攻撃を一時スローダウンさせることに成功、

…かと思いきや、今度はディフェンスラインで連続してミス。

昌子がボールホルダーに向かって飛び出すも、止められず敵と入れ替わってしまい、

山本は一瞬、気を抜いていたのか、オフサイドラインを上げずに残ってしまい、

植田は昌子の飛び出した分の真ん中へポジション調整せず、元の場所に残ったまま。

これだけの連戦で、暑さで、判断ミスが出るのもやむを得ないところはあるが、

勝負どころの時間帯でベテランから中堅、若手までミスを連続していれば、それは失点して仕方がない。

失点シーンは一例であり、失点にならないところでも、また攻撃のところでも、「疲れ」と「若さ」を感じさせるミスが鹿島にあり、

対して柏は守りでのミスが少なかった。

ネルシーニョはさすがに名将。レアンドロ・ドミンゲスがいなくとも、キチッとした規律を植え込んで、嫌なチームに仕上げてくる。

今日の鹿島の負けは、残念ではあるが、何ら不思議のない負け。

皆、チームとして頑張っていたからこそ最少失点にとどめられたけれど、動きと判断の良かった選手が見当たらない。交代策も効果薄。

次戦までの試合間隔も短いので、疲労回復と改善点の修正に務めてもらえたらなと思う。
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清水戦エスパルス戦直後のセレーゾ監督会見が面白かった。

【J1:第10節 鹿島 vs 清水】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(14.04.29)』(J's GOAL)

質問者に『野沢選手への評価をお願いします』としつこく聞かれたものだから、スタメン選定の基準を明言する形となっている。

すなわち『技術を捨てても、走れる選手を使わざるを得ない』基本があると。

昨シーズン前半のうちは、ポゼッションを指向する起用傾向にあった。

野沢や中村、西、山村、前野といったボールセンスに優れた選手たちに多くの出場機会が与えられた。

今シーズンは、より速く動けるカイオや土居、豊川、伊東、昌子、山本たちが主力になっている。

もちろん、若ければ良いというものではなく、ベテランであっても運動量がほとんど落ちていない小笠原は主軸であり続ける。

若くとも少々パフォーマンスの落ちていた伊東は、(おそらくは一時的にせよ)西に代えられている。

また、ブラジル人選手でも、例えばルイス・アルベルトですら、フィジカルや連係の面で準備が整うまで出番を与えられなかった。

純粋に「一定以上の技術があり、走って戦える」条件を満たした選手が使われているのだと、外野から見ても納得しやすい。近年、うまくいっていなかった時期の選手起用と比較すれば、分かりやすくフェアな選定だ。

それだけに、スタメンの選手でも「走る」「戦う」の部分で落ちてくれば、技術に勝る選手が控えにいるわけで、ウカウカしていられない。控えの選手でも「走る」「戦う」ことを練習からアピールできていれば、いずれはチャンスが与えられる。

岩政→山村、山村→昌子、青木→植田とスタメンを入れ替えてきたように、代えるとなるとスパッと代えるのがセレーゾ監督。

盤石に見えるレギュラー選手のうちでも、いつそうなるか分からないポジションが二つ、三つはある。

今季は抜擢された選手が活躍し、また、レギュラーから外れた選手も途中出場でいいプレイをしてくれる。起用基準がかなりハッキリしているおかげもあって、ポジション争いがプラス作用。

今更ながら、セレーゾ監督は今の鹿島にピッタリの監督だったのかもしれない。ただのヒゲ親父じゃなかった。

周囲の反対を押し切ってセレーゾに白羽の矢を立てた満さんも、やはり侮れない。ただのメタボ親父じゃなかった。
関連記事
鹿島伊東、次節柏戦でスタメン奪い返す』(日刊スポーツ)

29日の清水戦でスタメンから外れた若き右サイドバック伊東幸敏。

最近の数試合、代えられるんじゃないかと危機感を持ちながらプレーしていた。昨日、初めて試合に出られなくて多少ショックだったし、もし2試合連続で外れたら落ち込むと思う。ストロングポイントを発揮してアピールしていきたい

スタメン争いの渦中にある伊東と西大伍にとっては簡単なことでないはずだが、

サポーターとしては、レベルの高い切磋琢磨が行われていることは喜ばしい。

プレイスタイル的に「鹿島のサイドバック像」に近いのは伊東だ。フリーランニングを繰り返す走力と、寄せの速さ、マンマークのしつこさがある。

主な課題としては、攻撃から守備に切り替わる時のポジショニング、ビルドアップが挙げられる。

技術力に勝るのは西。敵に距離を詰められても苦もなくパス交換ができ、サイドから角度をつけた勝負パスを入れることもできる。伊東よりも背後を取られない守り方ができる。

プレイスタイル的に、スペースより足下でボールを受けたがるタイプであるため、サイド攻撃のスピードを上げにくいデメリットが挙げられる。アタッキングサードからフリーでクロスを送り込むシーンは、伊東と比較して数が少なくなる。

両者優秀なれど甲乙つけがたく、監督によって、見る人によって、評価が大きく分かれてくる。

セレーゾ監督は、一つは「忠実に走れる」ことを重視しており、その点では伊東なのだろうが、

ただ、最近、彼にやや疲れが見えていたところであり、また、そろそろ西に出番が欲しいところだった。清水戦でのスタメン変更は、伊東に休養を与える意味でも、西にチャンスを与える意味でも、絶妙のタイミングだったと思う。

激烈なポジション争いの中で、二人が突き抜けて成長してくるのを楽しみにしている。
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