鹿島アントラーズを応援するサッカーコラムです。
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昨夜、味スタで行われたヤマザキナビスコカップFC東京戦。

1-3で敗戦。

【曽ヶ端→佐藤】
コンディションも考慮され曽ヶ端が外れたが、ほぼベストメンバーの鹿島。

対するFC東京はイタリア人新監督の率いるチーム。

試行錯誤中であり、リーグ戦から8人もメンバーを変えてきている。

普通に考えれば、リーグ戦無失点3連勝中の鹿島が勝つ…と私個人的に余裕ぶっこいていた。

ところが鹿島は前半8分と10分に早々と失点。

これまで曽ヶ端の個人能力と統率力で塞いできた部分を、佐藤ではカバーしきれなかった形。

最初の失点シーン、佐藤の対応。

ペナに突っ込んでくる河野のドリブルに対し、出るか出ないか迷った挙句、遅れて出ている。

結果論になるが、これだけ出るのが遅れたなら、ステイしていた方が良かったように思う。

【慢心なのか、疲れなのか、実力なのか】
サッカーはミスのスポーツであって、一つのミス、一つの負けでカリカリする必要はない。

それにしても、昨日の鹿島。勝負に対するシビアさでFC東京を下回ってしまった。

カップ戦まで同一メンバーで臨んだことにより、若い選手たちの中には「俺はポジションを確保した」というような安心感がどこかに生まれたのかもしれない。

あるいは、慣れないJ1の中3日で集中力が出なかったのかもしれない。

たしかなことは、FC東京の方がエネルギッシュだったことだ。

立ち上がりの失点にしても、GK佐藤だけでない。

FC東京GK塩田からのロングキック、落下点の局面で鹿島最終ラインは攻撃陣に対し数的不利。

FC東京が前に人数をかけるやり方であったにしても、

このシーンではチームとして惰性で守ってしまっていた。

個としても青木は空中戦でキッチリ弾き返せていないし、伊東も守りで浮いている。

全体を見渡せる位置にいるGK佐藤やセンターバックのコーチング不足もあり、瞬時に適切なポジション修正がなされなかった。

得点者・河野のマークについていた昌子は自分のスピードを過信していたのか、佐藤と曽ヶ端の力差を考慮していなかったのか、後追いになりシュートを許す。

【引き出し少ない】
さて、今シーズン初めてリードされた鹿島。

ただ、選手にしてもサポーターにしても「先にリードされた時の鹿島の底力」は発揮したかった、見てみたかった部分である。

結論から述べると「本山を入れるまでグダグダだった」という例年通りのパターン。

リードしているFC東京はリスクを負って前に出る必要はなく、日本代表CB森重を中心にダヴィを抑え込む。

また、前から人数をかけたFC東京の守りにビルドアップを阻害され、

ちょっと手立てがなかった。

もともと、アントラーズのビルドアップはボランチが落ちてこないと厳しく、前線にも攻撃で突出したタレントは少ない。「ダヴィ頼む!」以外の攻撃パターンを確立していない。

それでも、鹿島はリーグ戦3試合では先にリードして、引き出しの少なさを隠して戦えていた。

しかし、3試合分のデータがあれば、戦術好きのイタリア人監督には対策できたのだろう。

まんまとしてやられた…としか言いようがない。

【タレントによる黄金コンビネーション】
しかし、一応、1点はとれたので最悪は免れた。

0-3だと攻撃も守備もダメダメ感が出てきてしまうが、1点でもとればいくらかダメ感が和らぐ。

その貴重な1点。

鹿島のゴールは小笠原のノールック気味の浮き球パスと、本山のベストタイミングでの裏取りが噛み合ったもの。

二人の高スキルと意志疎通が生み出した、これぞ三連覇期の鹿島!を思い出させるものだった。

今季の鹿島は運動量豊富ながらも、芸術点の高いプレイを出せるタレントは少ない。

サッカー観戦の魅力として、「勝利」「ゴールシーン」「パワフルな突進」「闘志溢れる守備」とか様々挙げられるけれども、

美しいテクニック、意表を突く戦術眼を出せる選手は限られている。

そんな本山のますますの活躍に期待したい。

また、この試合では途中出場したカイオも光るものを示している。

そのスピードあるドリブルと、シュートで完結する意欲。日本人選手には、なかなかないスケールの片鱗を感じさせてくれた。

失点に絡んでしまった昌子にしても、その後は冷静に好守備を継続。

センターバックというポジションでは「ミスした後、プレイに引きずらない」メンタルが求められる。能力的には全く余裕であったし、試合後コメントも反省を踏まえた前向きなもの。次からまた楽しみ。

【次に向けて】
日曜日のセレッソ戦に向けては、曽ヶ端が戻れば、だいぶピリッとするはず。

弱点が露わにされてしまったことと、同一メンバーにより疲労がたまってしまったことはネガティブ要因であるが、

若い選手たちの反発力、成長力が上回れば跳ね返せるだろう。

出場外選手では、サイドで攻撃力を出せる前野や、ハイタワー系とやりあえる山村あたりも、一層奮起して引き出しを増やす役割を果たしてもらいたい。

総合的なタレント力を上げる意味では、ルイスやジャイールが前評判を超えてくることも必要だ。

スカウティングされて、先制許したら、ハイ終わり…のチームから、次の段階への成長を見たい。

そういった反省の機会となる試合がリーグ戦でなくて良かったと。

ポジティブに捉えたい。
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