鹿島アントラーズを応援するサッカーコラムです。
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昨夜のヤマザキナビスコカップの試合、鹿島アントラーズはサガン鳥栖に3-1で逆転勝利!

いやー、素晴らしい!

結果と育成の両立どころじゃない。

それ以上のものを見せてもらった。

【面倒くさい相手】
やりにくい試合だったハズだ。

メンバーを落としても鳥栖は鳥栖。

このクラブは大規模クラブでないけれど、ちゃんと色を持っている。

ユン監督の下、運動量豊富に強く当たって戦うサッカースタイルは、誰が出ても変わらない。

ぶっちゃけ、面倒くさい相手だ。

その鳥栖に、両CBのミス絡みで先制点を奪われてしまう。

やはり、ひさびさ出場の山村と西は、特に前半の試合勘が鈍かった。

守備の息が今ひとつ合わず、そのDF陣をなんとかまとめようとする昌子も、連戦の影響もあったのか、通常のリズムで守れない。

なおかつ、意志統一を司ってきた小笠原主将が不在。

左サイドハーフに入ったカイオが突っかけてはボールロストし、気の利いたプレイが少ない。

正直なところ、「嫌だな…」という前半の流れ。

【待つ力】
ところが、その嫌な流れに流されず守り、前半のうちにセットプレイからダヴィのゴールで同点に追いつく。

良くないなりに守りつつ、得点チャンスをうかがう作業。

それはチームとして、できていたと思う。

黄金期の鹿島には、そういった忍耐力が非常に強くあった。

ベストメンバーでない鳥栖が相手という事情はあったにせよ、

こちら鹿島も小笠原を欠いたメンバー。

小笠原不在で逆転する試合運びをできたあたり、進歩を実感する。

進歩の速度が予想以上だ。

なにせ先月半ばには、FC東京とセレッソ大阪に連敗している。

その際には先制点を奪われ、連続加点を食らって敗れ去った。

当時はリードされたら手立てがないようなチームだとガッカリしたものだが、

たった半月足らずの先週末マリノス戦から昨夜鳥栖戦。

この2試合、リードされても同点に追いつき→逆転→ダメ押しで勝ちきっている。

小笠原や曽ヶ端以外にも、柴崎を筆頭に、昌子や山本などJ1レベルで耐えられる選手が出てきている。

【移籍獲得は成功】
ブラジル人選手、ダヴィとルイス・アルベルトも十分に機能。

彼らは華麗なテクニシャンではないし、セレソン級のスーパースターでもない。

しかし、セレーゾ監督の求める「日本人にはない部分」を確実に持っている。

とにかく、ダイナミックで球際強く、闘争心があり、そして、フレンドリー。

二人とも、そこまで走り回るタイプではないものの、しかし、守備の局面ではガツンといってくれる。

私個人的には、外国人枠3人中2人が戦力になっていれば、そのチームの外国人編成は成功という基準でいる。

残り1枠を争うカイオとジャイールのポテンシャルも面白いし、

今季については、外国人編成が珍しく当たったと認めていいのではないか。

日本人補強でも山本脩斗は左サイドの安定化に欠かせない存在になっている。

強いて言えば、満さんがブラジル渡航したのに、結局、ジャイール(※ジェフ千葉がパス持ちで、中東クラブへレンタル中)獲得だったのが今だに意味不明である。

ただ、満さんにせよ、セレーゾ監督にせよ、一見、意味不明な行動な中にも、

凡人の見えていない何かを見ているはずだと、結果が出ている今は思えてくる。

【バチよ、お前は何者だ?】
梅鉢貴秀という選手も意味不明だ。

交代で出てきた瞬間には「あぁ…、バチか」「だいじょうぶか?コイツ出して」とサポーターのため息が聞こえてくる。

だいたい、この選手は練習からよく怒られる。

その理由の大部分がポジショニングの間違い、抜け。

ただ、すごく頑張っているのが分かる選手なので、愛されキャラである。

空転系、風車系であり、カラカラカラカラと空回りするタイプ。

昨日も途中出場直後から、案の定、一生懸命右往左往。守備でも攻撃でもあまり効いている様子がない。

走っていて、局面での鋭い寄せがあっても、効果的なボランチになっていない。

でも、好意的に見れば、いつもよりは空回ってないかな…と、

そうしていたら、突如、点をとる。

それも、綺麗にミートした鮮烈なシュートをだ。

両足でのキックミートの上手さは高校時代から知られたものだが、本職のボランチの位置ではほぼ発揮されない。

それが公式戦で、高い位置でのシュートシーンが訪れると、なぜか急にミート率が上がる。意外にもほどがある。

こういう選手が点をとると、チームメイトからサポーターまで爆笑混じりの大喜び。

同期の昌子などは明らかに元気になって、その後のパフォーマンスが引き上がったくらいだ。

梅鉢の活躍はゴールにとどまらない。

なぜか、似つかわしくないサイド突破でDFを抜き去り、クロス。

ルイス・アルベルトのダイナミックなヘディング決勝ゴールをアシストする。

爆笑の梅鉢劇場、全部いいところ持っていったようなもの。

しかし、この梅鉢のキャラクター。

三連覇期ダニーロのような不思議な愛されキャラは、強いチームにいて欲しい存在だ。

【バチが持っていったけれども】
梅鉢の謎の攻撃力は勝因の一つに違いないが、

その梅鉢を投入したセレーゾ采配。

かつては塩がかかっていたような迷采配が見られた彼も、今は神がかっているかのよう。

選手交代は当たるし、練習で鍛え上げた選手は伸びるし、ハーフタイムの修正も効いている。

一体、どうしたことか。

セレーゾ以外の立役者と言えば、柴崎。

彼が自由自在で、小笠原と組んでも、ルイスと組んでも、二列目に上がっても、状況に合わせてプレイスタイルを変えてくる。もうちょい守備強度がつけば、日本代表でレギュラー張るクラスの選手だと思う。

【いいことずくめ】
もう、なんだか昨夜は、

結果良し、監督良し、外国人良し、移籍選手良し、世代交代順調かつベテラン健在。

心配していた西と山村も起用され、時間経過と共に落ち着いたプレイが出てきた。

ここ数試合はモヤモヤしたジャッジにしても、西村主審はさすがに格調高いレフェリング。

もう、何も文句がない。

そりゃ、上を見ればキリがないにせよ、シーズン前の期待値からすれば文句がない。

梅鉢のおかげで笑いまで加えられ、いいことずくめのエンターテイメントであった。

全部、有り難くいただいておくとしましょう。

いやー、面白かったー。
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