鹿島アントラーズを応援するサッカーコラムです。
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さて、今夜19時からはカシマスタジアムでの大宮戦。

昨日は非公開練習。

勝つことが前提であるが、とにかく、見応えのある、「これぞ鹿島!」というサッカーを見られれば。

正直なところ、集中した内容で勝ってくれるならば、今週グチグチ書いてきた起用法とか練習法とかはプラスに捉えられる。

選手たちが伸び伸びプレイして、試合に勝って、ベンチからスタンドまで喜ぶことができるならば、誰が試合に出ても、どんな練習をしていても、誰が監督でもいいのだ。

勝てない上に内容もイマイチ続きで、ガマン強くもない私は文句垂れてしまう。

5月以降、特殊な状況であった二試合(※戦力の落ちる徳島とのリーグ戦と、お互い大量点を狙った清水とのナビ予選)を除いて、鹿島に好ゲームといったものが見えない。

そろそろ、勝ちゲームを味わいたい。中断明けの初勝利を味わいたい。それはサポーターだけでなく現場も同じはず。

キックオフを楽しみにしている。
昨夜のアウェイFC東京戦は1-1で引き分け。

鹿島としては、86分に豊川のボレーシュートで同点に追いつき、最悪の負けは免れることができた。

【先週よりは良い】
アマチュアのソニー仙台に敗戦した先週の天皇杯。

そこからの反発力は発揮してくれたと思う。

ソニー仙台戦よりは全てにおいて良かった。

天皇杯に行けなかった方からは「非常にレベルの低い試合」との声が大半を占め、それは分かるのだが、

しかし、ソニー仙台戦に比べれば良かったのだ。

選手たちの意地は(先週より)見えたし、石井コーチを中心としたトレーニングには、ある程度の成果があったし、声の出る昌子の復帰も大きかったし、ソニー仙台よりもFC東京の集中力・献身性が低かったこともある。

両チーム隙の多いオープンな試合で、鹿島は勝ち点1という最低限の結果を手にした。

【Jリーグの悪いところ】
とにかく、山本雄大主審のレフェリングが悪かった。両チームの選手・監督・サポーターから不満の声が出るのだから、どうしようもない。

決定的な場面としては、FC東京・徳永のオウンゴールを、競り合った豊川のハンドとして取り消したこと。

それから、ルイス・アルベルトが相手選手を小突いたとした退場処分。

私はリアルノーマルスピードで何が起こっているのか分からなかったのだが、録画を見る限り、どちらも判定ミス。

ここだけでも大きいのに、他の全時間帯での接触基準が納得しにくい。選手たちの不満が伝わってきた。

山本主審はJ1担当の中でも、レフェリングの信頼性が高い審判員ではない。

レフェリーの層の薄さ、これはJリーグの問題である。

おそらく研修ということで試合割り当ては外れるだろうが、「悪かったものは悪かった」と指摘しておきたい。

【鹿島のレベル低下】
審判が一番残念賞で、FC東京もミスが多かったものの、

鹿島もレベルは低かった。

「悪かったものは悪かった」ところで言わせてもらうと、技術的にも体力的にも、鹿島は明白にレベルダウンしている。

特にブラジル人選手のレベル低下。これは深刻。

とにかく簡単なファーストトラップが何度も決まらないダヴィは、どうしたものだろうかと。

ダヴィの技術が基本レベルにあれば楽に勝っていた可能性が高い。

別のところに長所がある選手とはいえ、フリーでのファーストコントロールは決めてもらいたい。

そんなダヴィをエース待遇せざるを得ない鹿島の選手層は、やはり薄い。

【良かったところ】
選手の反発力が見えたのは良かった。

先週はセレーゾが練習にいなかったけれど、結構、なんとかなったと一安心。

また、ミスがあって本来の調子ではなかったにせよ、昌子の復帰は大きかった。

試合終盤、サポーターに向かって胸のアントラーズエンブレムを叩きながら「応援してくれ!」とジェスチャーしたところは、実に頼もしかった。

植田も失点に直結するクリアミスがあり、ラインが揃わなくなるデメリットも相変わらず。目の前の試合に勝つために、素直にスタメンから外せばいいのにという思いは毎試合強くなるが、しかし、それは監督の問題。

植田個人としては正面のハイボールにはほぼ勝てるようになった。ヘディング面での成長は見えるし、何気にいいパスも出す。

曽ヶ端も試合終了間際の飛び出しが素晴らしかった。ドイツ代表GKノイアーばりのクリア。

途中出場の豊川は得意のボレーシュートのみならず、左サイド~ゴール前への入り方が上手く、何度もチャンスを作る。彼の動き方はカイオや中村にも真似して欲しいくらい。

日本人選手の素材はいいものがある。

昨夜の試合はJ1として最低に近い質であったが、これを最低として、あとは上がっていくことを期待したい。
昨夜のヤマザキナビスコカップ、ガンバ大阪戦は1-2敗け。

現在のガンバはリーグ戦16位。なおかつ日本代表で遠藤と今野を欠いており、ピッチ内でも弱い感が満載。

守備がルーズで、たぶん、鹿島でなくともJ1上位~中位チームならやりたい放題できるようなチーム状態。

そのガンバに負けてしまったのはガックリ。

鹿島のポゼッション率は高く、シュート数も多かったが、ガンバが低調なのだから喜べない。これっぽっちも慰めにならない。

ピッチ内での現象としては、

・ダヴィにボールが収まらない。ビルドアップに関与せず、決定機は外す。1点では足りない。

・やっとスタメンのチャンスを得た中村、前野の左の縦ラインが生きなかった。守備の律儀さがなく、連係した攻撃回数も少なかった。

・DFラインの安定感に欠けた。青木は植田に比してポカはないが、それだけでは彼のキャリアからすると物足りない。

・全体の連動性がシーズン最初の頃をピークにして、それ以上は上がってきていない。

・全ての選手に言えることとして、がんばってはいるのだが、開幕3試合くらいのメンタルの盛り上がりが感じられない。

・セレーゾ監督は『チームとしてもクラブとしてもまだまだ選手を一人ずつ成長させていかなければいけない時期なのかなと感じています』(J's GOAL)と毎回のように発言しており、これは新たなアイディアであるとか、急飛躍させるマジックは用意していない様子。地道に鍛え、耐える時間だと呼びかけている。

長いスパンで見ると、スタートダッシュに力を使ったチームが想定通りに下がっている時期と見ることはできる。

しかし、想定は想定であって、いざ、そうなってしまうのは面白い話じゃない。

勝った方が選手もサポーターも元気が出るし、負けるにしても、昨夜くらいの内容では納得できない。

ポゼッション率が高いだけというのは好きじゃないし、決定力があれば勝てたというのも好きじゃない。

決定力も実力のうちで、ダヴィのシュートの上手くなさというのは分かっていて起用しているはず。

負ければ、何を言っても、どう考えても言い訳になってしまう。

次は勝ちましょう。
最近、ちょっとした不安がある。

鹿島アントラーズのこと…、ではない。

鹿島は、なんだかんだで、とてもいいクラブ。

だいじょうぶ、これから再び持ち上がっていく。

それより、差し迫った問題がある。

もしかしたら、薄くなってきたかもしれないのだ。私の髪が。

遺伝的にも年齢的にも、ハゲておかしくない。

大戦中に各地を転戦していた祖父は、頭が波平だった。

父も、同パターンだ。

そして、私はフッサフッサ。

我こそは、呪われし家系の負の連鎖を断ち切る選ばれし者だと信じていた。

数ヶ月前までは。

ところが、最近、洗髪後に抜ける髪が多いことに気づいた。抜けた毛は細い。

頭をお湯で濡らすと、以前よりペタッとしている。

まるで雨の試合時の中田&本山みたいだ。

先日、イオンを歩いていたところ「頭皮チェック無料でーす!」とお姉さんに声を掛けられた。

(なに、頭皮がヤバいからか?)と軽くショックを受けながらも華麗にスルーしたのだが、

現実からは逃げられん。

いよいよ、本当のようだ。

さんざんアルシンドや中田や本山を小馬鹿にしてきた私が、まさか薄くなるなどとは夢にも思わなかった。

今は家族に聞いても、「いや、めっちゃボリュームあるけど」とフォローしてくれているが、

本心は分かったものではない。なにせ優しい者たちなので、後になってから「実は黙ってた」と白状するに違いない。

今では私も、ハゲゆく者の気持ちが少しは分かった。

こうなったら中田さん本山さんが先に光ってくれることを祈るしかない。

サッカー界では偉大な選手はハゲている。

現役ではイニエスタもルーニー(植毛)もスナイデルもロッベンもダニーロもハゲている。

歴史上ではジダンもボビー・チャールトンもハゲている。

だから、だいじょうぶ。

仲間として、ナビスコでの中田さん本山さんの活躍を特別に期待している。



昨夜の徳島ヴォルティス戦、鹿島アントラーズは1-0、無失点勝利!

連敗を3で止めただけでなく、これにて勝ってリーグ戦の中断に入れる。

非常に救いとなる一勝を得ることができた。

【技量圧倒】
J1で最も戦力の落ちる徳島が相手。

前半から鹿島は巧さを存分に発揮する。

ダヴィ→赤崎に変更したことにより、前線のパスワークが引き上がった鹿島。

赤崎は味方がプレイできるスペースを作り、味方が出せるパスコースに動いて、連係した崩しを実行。

同じくコレクティブなプレイヤーである土居との相性が良く、彼からのクロスを真ん中で合わせ、先制ゴール。

敵味方の距離感を掴んで動けるFWが最前線にいると、それだけで崩しの面白味が増す。

もちろん、ダヴィのゴリ押しの爆発力も捨てがたいのだけれど、J1で安定的に勝っていける強いチームを作るのであれば、将来的なファーストチョイスは赤崎になっていくだろう。

その意味で、赤崎をスタメン起用して、彼がゴールを決めて、それで勝ったことは今後に向けてもプラス。

赤崎以外を見渡しても、鹿島の選手は徳島より技量優秀。

アタッキングサードのチャレンジングなプレイ以外では、ボールを失うことがほとんどなかった。

それには徳島のプレスがユルかったことはあったのだが、鹿島の技術が正確で「受けて出す」テンポが速いために、寄せるタイミングが掴めなかったとも言える。人数をかけて二列のラインを作って守っていても、寄せられないのなら守備力にならない。

それと、徳島の選手たちが必要以上に鹿島にビビっていた、リスペクトしすぎていたことがある。失点シーンについても、主審が試合を止めていないのに、徳島の選手だけが足を止めてしまったことから始まっている。

試合に勝つための試合運び、駆け引きの部分でも、彼らに拙さが出てしまった。

そこが明らかに出ていたので、鹿島としては3-0くらいで終わらないと、サポーターだけでなく選手(特に攻撃陣)にとっても物足りない。

ハーフタイムの時点では、そう思わされた。

【勝てば良い】
ハーフタイムに修正の入った徳島は、前半より持ち直す。戦術的な指示のみならず、メンタル面でも、小林監督からは相当に激しい喝が入ったのではないか。

ただ、個々の力差は明白。

鹿島は引き続き、多くのチャンスを作る。

久しぶりの出場となった前野貴徳も超決定機を演出。サイドからのラストパスは絶妙で、まさに決めるだけという状況で遠藤が走り込んだのだが、決めきれなかった。

徳島GK長谷川も良かった。

鋭い飛び出しからビッグセーブを連発。昨日の彼は距離の詰めが素晴らしかった。シュートコースを消し、シュートミスを誘った。

そうこうしているうちに鹿島も形を作られ、失点危機を迎える。

小島のシュートはキーパーの視界を遮るシチュエーションから放たれた好シュート。これを曽ヶ端、反応し弾き出す。曽ヶ端クラスのトップ級GKでなければセービングは難しかった。

途中から、引き分けもあるような試合展開になってしまう。

徳島の攻撃の糸口はFW高崎。ここで高崎がCB植田に勝ち続ける。

ガマンにガマンを重ねるセレーゾも、さすがに植田を引っ込める。CBに中田を投入。

中田はいきなり警告をもらったあたり、身体のキレの部分では試合勘のなさは感じられたが、

しかし、その巧さで高崎の威力を削いでいく。あんまり動かなくとも、先にポジションに移動して、先に身体を当てて、自由を制限していく。

83分には徳島10人に。3人の交代枠を使いきっていたところで、橋内が負傷退場したためだ。

手遅れになる前に植田を引っ込めたことと、徳島が10人になったことは、ドロー決着を防ぐ分かれ目に。

結果、勝ち点3は妥当なものだったが、「ナイスゲーム!」と声をかけたくなるようなゲームにはならなかった。

そして、三連敗中に徳島に当たったのは、正直なところ助かった。

川崎のような能動的に崩してくる相手に若手がボコボコにされてしまうと、成長より自信喪失が先に進んでしまう。

成長のためには勝利が必要。

中断までのナビスコ杯にもしっかり勝って、もう一つ、いいチームになっていければなと思う。
4失点の悪夢ゆえ、見直すのも面倒くさかった川崎戦の試合録画。

やっと見られた。

この試合の川崎FW大久保嘉人。

鹿島の若いCBコンビ、植田や昌子を子ども扱いしていた彼だが、映像で見るとバッチリ仕上がった競走馬のよう。

肌ツヤ筋肉ピカピカ。目から身体からギラギラしていて、触ると火傷するんじゃないかってくらいの気迫を発している。

それが明瞭に映る今どきのテレビは凄いと思ったのだが、大久保が日本代表メンバーに選ばれたことにも改めて納得した。

その大久保を生かすパスを供給した中村憲剛も、さすがの名手。受け手がターンしやすい絶妙のパスを、コントロールしやすい利き足の位置に一発でスポーンと入れてしまう。

オリヴェイラやセレーゾが惚れ込むのも、よく分かる。

彼をフリーにし過ぎた鹿島の守備には問題があったが、それにしても、瞬時のスルーパスの能力は、柴崎岳や小笠原満男よりも上にある選手だ(その分、小笠原には身体の強さ、柴崎には若さがあるが)。

柴崎はゴールこそ決めたものの、残念ながら攻→守に切り替わった時の遅さが目立ってしまった。絶好調期からは外れてしまっている。

憲剛ですら選ばれなかった日本代表。今の柴崎がチョイスされないのも致し方ない。

ザッケローニはよく見て選んだと思う。

しかし、個人的に日本代表よりも気になるのは鹿島であって、特に、今は植田だ。

素晴らしいミドルシュートが一つあった他は、プロのセンターバックとして、通常であれば許容されないミスが多かった。見直せば見直すほど、まだ学びの段階にいる選手。

次、彼にとっては、相当に大事な試合になる。

あんまりミスが多いようだと、タイに行ったあの人を選手兼師範として招聘する必要も出てくるだろう。
本日の川崎戦は1-4大敗。

ショッキングな4失点だが、日程的に川崎の方が不利(鹿島は中三日、川崎は中二日)だったことを考えると、むしろ「4失点で済んだ」と言った方が妥当。

FWダヴィは不器用さばかりが目立ってしまい、ボール収まらず、得点力なく。

チーム全体としてはコンパクト性を保てず、守備が効かず。

攻撃連動が足りないのは、元々。

地味に失点減少に貢献していた左SB山本を負傷で途中交代。

そして、CB植田は大久保や中村にとってチョロい相手でしかなかった。

数試合前までは若きチームの快進撃の夢を見させてもらい、スカッと楽しかった。

それはそれとして、ここからは、なかなかそうはいかなそう。

鹿島の応援が楽しいのは変わらないが、より覚悟が要ることになる。

最近の対戦相手は、鹿島のことをよくスカウティングしている。

個としてはダヴィや植田あたりの弱い部分をよく突いてくる。

代表クラスの選手にとっては、ダヴィを抑えること、植田の裏を取ることは難しくない。

戦力的限界があるのは承知しているが、

それにしても、効果を出せない選手を、その爆発力や成長力に期待して使い続けるのか。

あるいは変更を加えるのか。

現場の責任を背負うセレーゾ監督の決断に注目したい。

私個人的には、まだガマンできるけれども、

しかし、今後も今日くらいの内容・結果が続き、それでも現状維持するのであれば、プロとしてフェアな競争でなくなってくる。

ガマンするにせよ、変化を加えるにせよ、

モヤモヤ払拭すべく、次は勝ちましょう。
鹿島アントラーズは名古屋グランパスに1-2負け。

鹿島の得点はPKによるもの。

梅鉢をボランチの先発、柴崎をボランチでなくトップ下、カイオを左サイドハーフではなく右サイドハーフ、ジャイールをスタメン起用と、セレーゾ監督ならではの抜擢スタメン。

これが残念ながら全くの機能不全。

監督の果断な決断は、今シーズンは吉と出ることが多かったのだが、今日は完全に裏目に出た。

この布陣は、まるで相互補完の効果が出ず、個々の長所が試合から消えてしまった。

もちろん、酔狂でスタメン変更したわけではなく、「連戦に耐えきれない戦力」と見込んでの、苦渋の変更策なのだろう。

前節柏レイソル戦を見れば、そのままで連戦を勝ち抜けるチームでないことは容易に想像できた。

ただ、さすがに今日ばかりはポジションを動かし過ぎたか。

人の特徴には裏表あるもので、

セレーゾが「抜擢する」監督だからこそ、現在、若い選手が頭角を現している。

今回、かなりインパクトのある「動かし過ぎ→機能不全」だったために残念感は強いけれど、

この失敗経験を監督も生かしてくれるものと思い、慰めとしたい。
鹿島アントラーズは柏レイソルに0-1敗戦。

失点は前半終了間際、小笠原のプレゼントパスから。

中盤で前向きの敵に正面からパスを入れて、柏カウンター開始。

しかし、帰陣の速い鹿島は守れる枚数で攻撃を一時スローダウンさせることに成功、

…かと思いきや、今度はディフェンスラインで連続してミス。

昌子がボールホルダーに向かって飛び出すも、止められず敵と入れ替わってしまい、

山本は一瞬、気を抜いていたのか、オフサイドラインを上げずに残ってしまい、

植田は昌子の飛び出した分の真ん中へポジション調整せず、元の場所に残ったまま。

これだけの連戦で、暑さで、判断ミスが出るのもやむを得ないところはあるが、

勝負どころの時間帯でベテランから中堅、若手までミスを連続していれば、それは失点して仕方がない。

失点シーンは一例であり、失点にならないところでも、また攻撃のところでも、「疲れ」と「若さ」を感じさせるミスが鹿島にあり、

対して柏は守りでのミスが少なかった。

ネルシーニョはさすがに名将。レアンドロ・ドミンゲスがいなくとも、キチッとした規律を植え込んで、嫌なチームに仕上げてくる。

今日の鹿島の負けは、残念ではあるが、何ら不思議のない負け。

皆、チームとして頑張っていたからこそ最少失点にとどめられたけれど、動きと判断の良かった選手が見当たらない。交代策も効果薄。

次戦までの試合間隔も短いので、疲労回復と改善点の修正に務めてもらえたらなと思う。
昨日の清水戦。

試合始まる前は、連戦で鹿島のパフォーマンスが落ちることを心配していた。

対戦相手の清水より、リカバリー時間が5時間短い鹿島。中二日では5時間でも大きな差となるはず。

ところが、試合始まってすぐ、その予想違いに気付いた。

昨日は家族連れだったため、万が一の雨に備えて二階席(屋根がある)から見ていたのだが、

そうすると、下で見るよりも、テレビで見るよりも、更に引いた感じで見ることになる。

臨場感がなくなってハラハラドキドキしなくなる一方、判定などに対してもやたら冷静に見られるようになる。

鹿島の調子は、案外、通常に近いように見えた。

メチャ速いというほどではないが、寄せはしっかりしており、中二日とは思えないほど守備の規律に緩みが少ない。

懸念事項の一つであった植田も、マーク対象に身体をつけすぎて反転を許したミスと、ビルドアップにほぼ関与しないデメリットこそあったものの、勢いを出すだけの高さとシュート力を示し、十分にやってくれた。

チーム全体として遅攻時の攻撃が今ひとつなのは今に始まったことでないし、

連戦下でこれだけの体をなして戦えるのなら、チームとしても選手個々人としても、地力がついていると見て自然だろう。

一方、清水のプレッシャーが遅かった。しばしば遅れ気味にきてラフなチャージになってしまう。

お疲れなのか、実力なのか、両方なのか。

結局、鹿島がセットプレイからの二発で勝利するも、妥当な結果だったと思う。

植田(ゴール前への飛び込みが影響しての清水オウンゴール)とルイス(昌子の冷静なパスを受けての決勝ゴール)が決め手になったわけだが、世紀末コンビの攻撃力を証明。守備のポジションの選手のくせに、攻撃が大好きな人種なのだ。

かなり意外だったのは、エスパルス選手の試合後コメント。

平岡康裕選手(清水)『自分たちが追加点を取れるチャンスがあったし、そこで取り切れなかったというのが今日の結果になったと思う

ノヴァコヴィッチ選手(清水)『少し残念なところがあったが、この10試合の中では非常に良い戦いが出来ていたと思う。我々のやりたいようにできていた』(J's GOAL)

上から見るのと、ピッチ内での感覚は、だいぶ違うのは分かっているが、それにしても清水が良かったとは感じなかった。コメントを読んでから、過去10試合どんだけ悪かったのか心配になって順位表を確認したところ、まだ8位。

考えられるのは「鹿島の強さが認められてきている」ということだろうか。

「強い鹿島」相手にセットプレイからの1点差負けなら「内容は良かった」という感覚になるのも分からないではない。

実際のところ、鹿島は、まだ強さMAXには全く達していない。もっともっとできそうな選手が何人もいる。

例えば、ユースの頃は「野沢二世」と評された土居は、野沢とは全く違った進化の道を歩んでいる。フリーキックは断然野沢にせよ、土居の速度、ドリブルは、チームの武器になっている。

カイオもまた、スピードとシュート力に優れ、いずれはジュニーニョやマルキーニョスを超えるクラスのアタッカーになる可能性を見せている。

遠慮がちなプレイ選択になったり、逆に自己中なプレイ選択になったりするのは若さならでは。

彼らが試合経験を重ねて、プレイ選択が整理されてくれば、もっと面白くなる。

オリヴェイラ監督時代の、熟成メンバーでの手堅い試合も頼もしかったが、

セレーゾ第二期の、ポテンシャル豊かなメンバーでの劇的な試合も、また愉快なものだ。
鹿島アントラーズはサンフレッチェ広島に3-0完勝!

広島に日程不利はあったとはいえ、鹿島が良かった。

広島対策万全、選手の戦術遂行も上々。

お陰さまで清々しい気持ちで連休に入ることができる。

【積極的守備重視】
セレーゾ監督の指示により、守備に比重をかけた鹿島。

それは消極的なベタ引きではなく、昌子を中心として隙あらば思いきってDFラインを上げる積極的な守備重視。

積極性の裏返しとしてのミスは出たものの、しかし、それ以上に守備のしつこさを出せた。90分を通して、広島はまともにビルドアップできなかった。

柴崎をして『最初の3試合くらいの気持ちはこの試合は出せたと思います』という、その通りの試合。

試合内容を文字で説明するなら、監督・選手コメントでほとんど全て説明されている。上手くいった時は行動と言葉が一致しやすいもの。

以下、J's GOALからコメント一部引用。

セレーゾ監督『(広島のような)チームに、同等に闘いを挑もうと思うのは、無謀な戦略。なので、若い選手たちには、いいポジションをしっかりと取ることを指示した

広島のパスワークに対し、カイオや伊東、植田あたりが前に食いつきすぎてスペースを空けてしまう心配は、試合前は強かったのだが、

セレーゾの指示が的確に効いた。若い選手たちが最大限実行し、たまのミス以外は対面を抑え込んだ。

土居選手『ボールを取った後のカウンターについては、前半はよかったんですが、後半は最後の精度を欠いたシーンが何度かありました。

最近の土居。特に前半のプレイは素晴らしく、鹿島のトップ下として存在感を増している。

もともとボールセンスに優れる選手であるも、これまでは「テクニシャン」より「汗かき役」の印象が強かった。

今では、その技術を守備側の予測より先手先手を取って発揮している。ドリブルにパスにシュートと、一つ一つのプレイに美しさと速さがある。前後半の落差が大きいのが難点であるが、ここさえ解消していけば代表候補にも入ってくるレベルの選手だと思う。

Q:トニーニョ・セレーゾ監督かは、何か言われましたか?
植田選手「あまり言えないことで褒められました(笑)。まあ、激しくいけたことです」


ピッチ上の殺し屋として敵FWを試合から消す働きを遂行。セレーゾ監督や植田本人、柴崎も述べているように各種の課題(セレーゾからはポジショニングの指摘、植田自身は攻撃面の反省、柴崎からはコーチング力の不足)は感じられたが、ひとまず合格だと思う。ピッチに一人はジャンプ漫画みたいなヤツがいた方がいい。今後が楽しみになってきた。

それから、GELマガに掲載されている昌子と記者とのやり取りが秀逸。

スポーツ新聞では『DFラインを統率した昌子は「父親はプロになって初めての観戦。“おめでとう”と褒めてもらえたのは正直嬉しい」と“親孝行”できたことに笑みを浮かべた。』(スポニチ)と掲載されている話なのだが、GELマガだと端折られておらず、前後にお父さん話がつながっている。親父さんに褒めてもらえるのが一番嬉しいのだと。

GELマガでは選手コメント(今回は土居、遠藤、植田、山本、昌子、柴崎)を省略なしで全文掲載してくれており、なんとなく空気感まで伝わってくる。選手の性格や、ピッチ内で起こっていたこと、事前に想定していたことと、事後の反省を立体的に捉える助けになる。

いやはや、今回の田中滋さん、試合終わって取材して、書き起こす作業が非常に早い。見事な仕事ぶりだ。
本日19時からアウェイでの広島戦。

ACLのある広島は連戦が続き、日程上は鹿島有利も、

なにせJリーグ二連覇中のクラブ。

鹿島も三連覇中はACLと並行してJリーグを乗りきってきた。

基本的に連覇クラブは地力に優れるものであるので、心してかかりたい。

鹿島としては、自らの地力を計る絶好の相手。

やや勢いに陰りが出てきたところであるが、

鹿島の地力が上がっていれば十分に勝てる日程状況。

勝てば上位と渡り合う確信を強めることができ、それが力に変わる。

広島の三連覇、直接対決でキッチリ阻止しましょう。
本日の鹿島アントラーズは神戸相手に2-3敗戦。

青木剛のバレーボールハンドによるPK退場が直接敗因となった。

センターバックとゴールキーパーのミスは失点に直結する。

これまでの青木の貢献度は高く、尊敬に値する選手であることに変わりはない。

ただ、前節と今節のミスは、マズい。

失点につながらなかった守備機会でも不用意に手を使う回数が増えており、一抹の不安があった。

競り負け、読み負けしたところで、それをリカバリーしようと手を使ってしまう。

一重にセンターバックとしての経験と強度、コンディションの不足から来ているのではないかと思う。

ただ、ダニーさんならば、負けたことを誰か選手一人のせいにすることはしないだろうし、

そのダニーさんに「勝利の原動力!今日も頼むぜ!ナンバー12アントラーズサポーター!」

と頼まれているからには、青木のミスを必要以上に責めることは避けたい。

もはや隠しようのないミスであったので、

青木には次回こそ今まで以上に強度あるプレイを、

そして、山村と植田には青木を追い越していくだけのプレイをお願いしたい。

昌子には、先輩の大ミスにも動じず、そこから無失点に持ち込んでしまうだけのスーパーなセンターバックへ上り詰めて欲しい。
ヤマザキナビスコカップのアウェイ仙台戦は2-1勝利!

鹿島先制ゴールは野沢の直接フリーキック。

仙台・武藤の切れ味鋭いドリブルシュートで同点に追いつかれるも、

植田ロングボールから赤崎得意の裏抜け。冷静に運んでからニアへのシュートで決勝点。

試合そのものは、決して圧倒したとか、そういうものではなかった。

鹿島、仙台ともに試合勘の薄い選手を複数出しており、リーグ戦より流れが滞るのは避けられない。

鹿島の得点に絡んだ野沢と植田も、ストロングポイントこそ見せたものの、総合的なパフォーマンスが高かったとは言えない。

ただ、鹿島の方が軸となる選手を固めていたこと、一人一人が強力な武器を持っていること、チームとして助け合いができたこと。

集中力は仙台も同じくらいあったと思うのだが、地力で鹿島が上回り、勝ちきった。

【まずはキーパーから】
やっぱり、ゴールキーパーは大事。

仙台のゴールキーパーは桜井。下の名前を繁くんという。

リーグ戦で出ているキーパーではない。

どこのクラブも控えゴールキーパーの実力は落ちてしまうもので、繁くんも失点時のポジショニングに無駄があった。

鹿島とて他人事ではなく、ヤマザキナビスコカップ初戦では佐藤を起用し、彼のミスから負けている。

同じ轍は踏まずと、セレーゾ監督は正GK曽ヶ端を動かさず。

たしかに、現状、曽ヶ端は代えが利かない。ゴールキーピングと統率の両面で日本人トップレベル。

控えGKの佐藤と川俣も、努力家で体格にも才能にも恵まれるが、そうであっても曽ヶ端と比べてしまうと平均レベルに見えてしまう。

外見でも曽ヶ端の威嚇するような人相と坊主頭に対し、若いGK陣は善人顔だ。そもそも、アゴからして負けている。

ということで、なかなかセカンドゴールキーパーをカップ戦で試すことが難しくなっている。

【連戦下でも軸は変えず】
曽ヶ端だけでなく、代表合宿からの連戦が続くため欠場が予想された柴崎まで先発起用。

控え選手になるべく出場チャンスを与えると同時に、勝つために不可欠な選手は変えない監督決断となっている。

すなわち、現在のチームでは曽ヶ端、山本、昌子、柴崎、土居は連戦でも外せない軸ということ。

そして、彼らは監督の期待にしっかり応えたと思う。

柴崎は疲れからか、いつにないようなミスも見られたが、キャプテンマークを付けてチームを引っ張る存在感を示した。

彼はかつて「何でもできる選手」が目標だと言っていたことがあるけれど、もはやJリーグレベルにおいて、そのレベルに到達しつつある。

ちなみに、昌子も代表合宿からの連戦なのに、ゴツい見た目からして大丈夫だろうと誰にも心配されず。

その心配されなさに応えて(味方にもサポーターにも心配されないのは、CBとして非常に大事なことだ)、植田を助け、DFリーダーの役割を果たした。

【スタジアムで見るべき選手、赤崎】
大きな収穫は赤崎のゴール。

誰が決めてもゴールはゴールにせよ、昨日に限っては赤崎が決めてくれるのが一番良かった。

かなりの回数、オフサイドに引っ掛かるも、

そのうち一発が決勝ゴールにつながっている。

オフザボール時、執拗にDFの死角を取る動きを繰り返しており、

これはDFはイヤなはずだ。

オフサイドに掛かっても、いずれは決めるのだと先発2試合目で証明したのだから、一気にストライカーとしての信頼性が高まる。

これまではベンチにも入らないことが多かったが、今後は、ほぼ確実にベンチに入ってくることになる。

猛牛のような強フィジカルのダヴィと、

背後背後を突き、押し引き加減しながら幅広くプレイできる赤崎。

タイプの違うFWを得られたことで、一層、鹿島のサッカーが面白くなってくる。

慣れれば慣れるほど赤崎のプレイは良くなる。パスの出し手も赤崎の動き出しを見逃さなくなる。

赤崎のようなボールを受ける前に勝負をつけられる選手がいると、柴崎や遠藤のスルーパス能力も鍛えられる。柳沢の抜け出しに、本山や野沢のスルーパスが磨かれたように。

三連覇期以来のサポーターの方であれば、彼タイプの鹿島FWは初めて見るはず。

ぜひぜひ、スタジアムで赤崎選手の動き出しを堪能していただければと思います。
鹿島は新潟に1-2負け。

川又に先制ゴールを許し、

一度は土居のゴールで追いつくも、

最後はオウンゴールで敗戦。

勝ち点や順位の面では、まだ一喜一憂する時期ではないけれども、

それより、「ダヴィ抜き」で勝つことによる自信を得られなかったのが惜しまれる。

試合内容も、いかにも「ダヴィ抜き」らしいもの。

赤崎や土居といったコレクティブプレイヤーを前線に揃えた鹿島は、パスを回すことはできる。

要所要所でレオ・シルバに攻撃を遮断されたものの、それでも、勝ち得る試合だったと思う。

ダヴィ出場時には、なかなか見られないような綺麗に裏を取るシーンもあった。

ただ、その先。

ダヴィがいない分、シュートに持ち込む力がなかった。

【完結力】
鹿島攻撃陣には「シュート打て!」と言いたくなるようなチャンスがいくつもあった。

しかし、打ちきれない。

このシュートというもの。

我々が外から見るより、プロレベルでシュートまで持ち込むこと自体、難しいとされる。

プロのゴールキーパーとディフェンダーが何人も守るゴールは、とんでもなく狭い。入るコース、入るタイミングは極めて限られている。

わずかな接触で身体がよろめいたり、一瞬の迷いで決断が遅れれば、あっという間にシュートコースがなくなる。

その点、ダヴィは特殊。

よろめかず、迷わず、ぶつかっても何でもシュートで終わる。練習より本番の方が決まる。

一方、例えば高校を出たばかりのカイオ。

昨日だけでなく毎試合シュートチャンスを逃しているが、それも仕方のないところがある。ペナ内の厳しさが高校とJ1とは全く違う。

赤崎にしても、新潟GK守田の飛び出しが一瞬でも遅れれば決めていたはず。

曽ヶ端や守田が当たり前にこなしている鋭い飛び出し。それによって、シュートの前にキャッチされるか、間一髪シュートを打てた場合でもコースがなくなっている。

本当にプロのゴールキーパーは凄い。

それを上回るストライカーは希少種で、だからこそ、世界中、どのクラブもここにお金をかける。

【いいところ】
負け試合で悪い点を逐一挙げていくのは簡単なのだが、私はそれは好きじゃない。

いいところをいくつか。

まず、左サイドバック山本の突破から土居のゴールにつながっている。

守備の人かと思われつつあった彼の、力強いドリブル。

もともとは攻撃の選手であるし、それに、サイドバックは攻守兼備に越したことはない。山本が攻撃能力を発揮しつつあるのは明るい材料だ。

それは土居にも言えることで、昨シーズンはほとんど守備の人だった彼も、しっかり点をとっている。公式戦で表現できるプレイが増えている。

それから、赤崎の動き出しは、やはり面白い。ストライカーとしてのオフザボールの動きで楽しませてくれるのは、柳沢敦以来か。

タラレバになるけれど、大迫勇也との2トップを見たかったくらいで、今後、土居や柴崎、本山、野沢らと変幻自在の攻めを見られたら嬉しい。

昨日も初スタメンにしては合っていた。連係が熟成すればするほど、本領を発揮するだろう。

できれば新潟相手にゴールを決めてもらって、試合に勝って、それで本人自信をつけて、我々ファンも「ダヴィ欠場でも赤崎がいる」と安心できれば完璧だったけれど、

いきなり完璧である必要もない。

次の機会に期待。

負けた翌日だというのに、水曜ヤマザキナビスコカップが待ち遠しい。
明日4/12は15時からのホーム新潟戦。

大きな見どころとして、ダヴィの欠場と、代わりにFWに入る選手。

それから、代表候補帰りの柴崎と昌子のパフォーマンスを挙げておきたい。

【ダヴィ欠場】
ダヴィ累積警告4枚による出場停止。

彼に出されたイエローカード4枚中2枚は判定に不服申し立てたいものであったが、残り2枚については極めて妥当。

6試合で2枚警告を受けるペースであれば、今後も定期的に出場停止が巡ってくる。

とはいえ、この点でダヴィを強く責める気にはなれない。

昨年よりだいぶ落ち着いているし、それに、あんまりお行儀よくなると、ダヴィ自身の良さである野性味がなくなってしまうおそれもある。

ある程度のイエロー収集はダヴィの個性として受け入れ、彼不在時の戦い方を確立しておければ。

【完結力】
とにかく、シュートに持ち込む意欲と能力に突出したダヴィ。

キック精度自体は決して高くないものの、並の選手であれば躊躇したり、打ちきれずにバックパスに逃げてしまう状況で、何としてでもシュート完結させてしまう。

ダヴィを欠くということは、その強烈なフィニッシャーを失うことを意味する。

また、フィニッシュ以外にも、その屈強な体格を生かしたゴリ押し突破があり、サイドから度々チャンスメイク。

守備において走り回る選手でないけれど、時折繰り出される猛牛のような寄せ。

ボール奪取に成功することもあり、そうならなくとも敵DFやGKのクリアを慌てさせる。前節ガンバ戦1点目は、まさにそこから。

攻守両面で脅威となるFWなのだ。

【新たなるFW起用】
強烈タレントたるダヴィとはいえ、鹿島の中で最もボール扱いが不得手な選手。

パスワークで崩す意識も技術も高くない。

ダヴィ不在で失うものがある一方、別のストロングポイントを出すチャンスにもなる。

最前線中央に入るのはカイオなのか、赤崎なのか、あるいは他の選手なのか。

本日非公開練習であるため、全く不明であるが、

代わりに入る選手の活躍を願いたい。

カイオであれ、赤崎であれ、ここで爪跡を残してくれるようであれば、

FWの選手層の薄さが一気に解消に向かい、今季後半に向けても明るい。

【真の代表の器であることを】
日本代表合宿から帰ってきたばかりの柴崎と昌子の具合にも注目している。

長いクラブサポーターになればなるほど「代表選出直後」より「代表から帰ってきた後」に注目するもの。

なぜなら、このタイミングでコンディションを崩したり、プレイスタイルが乱れるような選手が少なくない…どころか、非常に多いからだ。

柴崎と昌子なら大丈夫!

と思いたいのは山々なのだが、本当に、代表とクラブの往復を乗り越えられたのは、過去のアントラーズ名選手でもW杯レギュラークラスの選手くらい。

そこは試合で見ないと分からないとしか言いようがない。

三日間の密度の濃い代表候補合宿から戻ってきて、すぐに鹿島を勝たせる影響力を発揮できるか。

こうなると、ポテンシャル云々もそうだが、あらゆる意味でのタフさの勝負となってくる。

二人のタフさが真の代表級であって欲しい。
万博でのガンバ大阪戦は2-0で鹿島アントラーズの勝利!

この試合は完勝、スコア以上の完勝。

新しい鹿島アントラーズの進化を実感すると共に、かつての好敵手ガンバ大阪の弱体化に少々ビックリした。

【これぞ鹿島の全員守備】
守備については、鹿島らしい全員守備の強さが発揮された。

土居を筆頭に前からフィルターをかけ、ガンバの代表ボランチ遠藤保仁からの配球を阻害。

前線から順々に連動し、いざゴール前にボールが入っても守備陣が次々カバーし合い、身体を張ってブロック。

熟成の深いチームではないものの、その分、若くスピードがあり、成長力がある。

多少の遅れも、猛然と追いかけカバー。

序盤の対応の浅さも、後半になると修正されてくる。

完璧を望めばキリはないにせよ、若いチームとして素晴らしい守りだったと思う。

年齢層の高いチームよりミスが多い分、敵の想定以上の速さとスタミナを出せることがある。

そして、昨日のガンバには鹿島の若さを突く力がなかった。

往年には超攻撃的チームとして魅了されることもあったガンバなのだが、今のところ見る影もない。

こんなにヒヤリともしない試合は、今シーズン初めて。

それだけ鹿島が盤石だった、全ポジションで優位に立つ試合だった。

【代表候補と休み明け組】
日本代表候補に選ばれた柴崎と昌子。

その肩書に相応しいだけのパフォーマンス。

柴崎は、この日については遠藤保仁より影響力が上だった。

体調も良く、ますますクオリティが上がっている。代表に入って化学反応的にポテンシャルが引き出されれば、一気のレギュラー確保もあり得るのではないか。

昌子はジュニアユース時代に所属したガンバを完封。彼は彼の道を歩んで、ガンバを超えたということ。早くも次回対戦、宇佐美貴史をストップしてくれるのが楽しみ。

二人ともクラブで好プレイをしてから代表に行ってくれるのだから、これは何も文句はない。代表選手としての彼らも応援したい。

それから、休み明け組。

青木、伊東、小笠原のプレイも良かった。

休んだ分でコンディションは整っていたし、それに、すごく集中力があったと思う。

ヤマザキナビスコ杯で先発した山村、西、ルイスも実力者にして、また、独自の個性を持っている。

休んでいたレギュラー選手とて、うかうかできない。実際にうかうかしていないことをプレイで証明。

セレーゾ監督のローテーションが適切な競争意欲作りにプラス作用している。

選手交代にしても、効いていなかったカイオを残して、最後、その彼がゴールを決める大当たり采配。

最近のセレーゾ采配は神懸かり的に当たりすぎる。

もしや、これが実力だったのか?

【夢に出た】
私事だが、今朝方、夢を見た。

なんと、ダヴィが移籍する夢だ。

「うわー、せっかく鹿島勝ってるのに大変だー…」

と嘆いたところで目が覚めた。

そうだ、ダヴィは移籍じゃなくて次節出場停止だった。

そのせいで、こんな夢を見たのだろうか。

私だけでなく誰が見ても、今の鹿島。

ダヴィへの得点依存度が相当に高い。

完全に鹿島ペースの試合だったガンバ戦においても、先制ゴールはバイタル密集内でのダヴィの個。一発ズドンのシュート。

先制以降はガンバの出てくるペースを柴崎を中心に逆利用して、上手く戦えたが、

こと、肝心な先制ゴールであるとか膠着打破においては、ダヴィの個人能力に頼る部分が大きい。

敵の目線引き寄せてのサイドチェンジ→サイドバックのオーバーラップからのえぐり→クロスであるとか、二列目からのスルーパス、バイタルでのワンツー、ハイプレスハイカンターなど駆使して自由自在に攻め立てる攻撃は、現状、見られる段階にない。

ただ、ダヴィは諸刃の剣的な選手であって、彼が真ん中にいると、そういった自在性が成り立ちにくくなるものもある。

そのあたり、完勝のガンバ戦であっても、攻めの幅と深さ、得点パターンに物足りなさがあり、そこが強いていえば不足点であるが、

ただ、早くもダヴィ出場停止の試験が訪れる。

ガンバ戦を見た限りでは、ダヴィ以外にも、ほとんどの選手が充実し、底上げできているし、監督も冴えている。

ダヴィ欠場でも、そうそうチーム力がダウンすることはないと楽観している。
さて、明日は万博でのガンバ戦。

昨季はJ2で戦っていたガンバだが、鹿島×ガンバと言えば、ほんの四、五年前までJを代表する好カードとされた組み合わせ。

あちらは宇佐美貴史を欠くものの、小笠原満男と遠藤保仁といった名手同士の駆け引きなど、魅力的な要素がある。

楽しみな一戦だ。

【青木と山村】
私個人的には青木剛に注目している。

というのも、ヤマザキナビスコカップ鳥栖戦の録画を見直したところ、青木の代わりに先発出場した山村の印象が変わったからだ。

再確認するまでは、山村のパフォーマンスは悪かった、当分は青木&昌子で盤石だと思っていたのだが、

じっくり見たら、そうでもなかった。

まず、鳥栖は鹿島より大型選手揃いだったことに気づいた。今更ながら。

その大型選手たちを相手に、失点シーン身体を入れられたところと、遅れるところがいくつかあった他には、さほど対人に問題があったわけではなく、

それに、梅鉢のゴールをアシストしたのは山村だったことにも始めて気づいた。長身選手に囲まれたマークの圧力の中で、野沢からのコーナーキックを倒れながらギリギリ頭で触ってつないでいる。

なにより、彼のパス捌きは上等。

味方からボールを受ける動きに恐れがなく、受けてから出すまでのテンポが速い。

左右へのパスの振りや、ボランチにつける作業を正確かつ淡々とこなしつつ、いざ前線に隙ができればサラッと縦パスを通す。

CBとしてのゲームメイク力は、不調に見えた鳥栖戦でもピカ一だった。

そこで、私は青木を思い出した。

【セレーゾの言葉】
最近のセレーゾ監督、しばしば青木のビルドアップへの関与の低さを口にしている。

「あとは青木選手が今までの培った経験からしてみれば、もうちょっと落ち着いてあのゾーンからのビルドアップをもう少し期待したようにできるのではないかと思います」(セレッソ戦後監督コメント/J's GOAL)

(青木、昌子のCBに対して)「ボールを受けない、ボールを受けるのが怖い、という姿勢だけは許せないところがある」(Fマリノス戦後コメント/GELマガ)

山村は、そこの積極性は非常にあって、技術も視野も伴っている。

ただし、山村の場合、今度は逆に守備での積極性や、リスク管理の慎重さが見えにくい。

結局、セレーゾは守備専門であるとか、攻撃専門であるとかのプレイスタイルを良しとしない。

現代のフットボーラーなら、守備にも攻撃にも、どちらにも同時に強く責任を持つことを求めてくる。

となると、最もミスが少なく安定していて、最も献身的で、最も盤石に見える青木も、圧倒的盤石というほどではないのかな…と。

当然、最も監督からの信頼の高いCBは青木に違いなかろうが、将来に渡ってポジションを保持し、鹿島を勝たせ続けるには、永遠の若手の異名通りの更なる成長が鍵となる。

【最も熾烈なポジション争い】
今季、鹿島のCBのポジション争いは熾烈。

過度な競争でギスギスしてしまったり、完全にノーチャンスの選手が出てきてしまうと、それはマイナスになるけれど、

そうはなっていない。

鹿島伝統の雰囲気と、監督コーチ陣の配慮。それに出番にこそ恵まれていないとはいえ、中田浩二の存在が心強い。

鹿島らしい真っ当な競争の中で実力が磨かれるはず。

アントラーズの紅白戦やミニゲームのレベルを、かつてのようなJ1トップレベルに戻す工程は、

今、CBから始まっている。

守備陣のレベルが上がることによって、それを打ち破ろうとする攻撃陣のレベルが上がる。

明日のガンバ戦では、昌子のガンバ凱旋(ガンバジュニアユース出身)と共に、

いよいよ攻守にチームを引っ張る青木の進化を特別に楽しみにしたい。
鹿島は横浜FMを3-1で撃破。

とにかく、鹿島3つのゴールシーンが素晴らしかった。

【土居の同点弾】
まず、土居の同点弾。

伊東からのパス、ランニングしながら繊細なファーストタッチでコントロールした土居。遅れ気味にカットに足を出した栗原を置き去りに。

追いすがる中澤を追いつかせないドリブルから、最後はGK榎本の逆をとるニアへの左足シュート。

ここでは、土居の長所であるフリーランニングとボールコントロール技術の融合、まずまずのスピード、そして、これまであまり見られなかった縦突破への意識と左右両足でのシュート能力を発揮してくれた。

伊東の角度をつけた縦パスも良かった。西にあって伊東にない部分であったので、今回のプレイをきっかけに回数が増えてくれば良い。

勝負の上で、この1点は非常に大きかった。

前半のうちに得意のセットプレイから先制したマリノスは逃げ切りパターンに入っていた。鹿島としては負けパターンに入りかけていた。

終わってみれば3ゴールとはいえ、決して攻撃構築が上手くいっていたわけではない。DFラインもずいぶん下がっていた。

土居のゴールあたりからマリノスの足がパタッと止まり、鹿島にとっての試合難易度が変わった。それと、セレーゾ監督の交代策が大当たりで連続加点したものの、チーム力の大差は見えず。

小笠原の試合後コメント、『俺らがよかったわけではない。相手がバランスを崩しただけ』(J's GOAL)は、これは謙遜のない事実。

とはいえ、相手の緩み、疲労を突くだけの力が鹿島にあって、土居にあったのも事実。

試合の流れを変える、素晴らしいプレイだった。

【野沢の同点弾】
バイタル手前でボールを拾った柴崎。野沢の動き出しを見逃さず、浮き球パス。

ここでは柴崎相手にプレッシャーをかけるのが遅れたマリノスのミスがあるが、

それにしても、初動を見逃さない視野の広さ、精度の高いパス、浮き球を選んだアイディアは見事だった。

そして、背中側から来た浮き球パスを、ダイレクトシュートで決めてしまう野沢。

さほど角度があったパスでもないのに、トラップなし、反転なしのフィニッシュ。

マークについていた中澤の守備予測に入っていなかっただろう。普通の選手…というか、優秀な選手でもやるプレイではないのだから、中澤のミスとは言いきれない。

昔、柳沢敦がオールスターで決めて絶賛されたのを思い出した。

野沢はボールセンスの天才であり、敵最終ラインの一瞬の隙を突く天才でもある。

本人にしてみれば『フリーだったので、決めるだけの普通のシュート』(J's GOAL)

いやいや、あれが普通のプレイの範疇とは。まったく、野沢は普通の選手じゃない。

【柴崎のダメ押し】
カイオがいつもの強引なドリブルでバイタル密集に突入。

マリノスDF陣が「若いな!」とばかりに囲い込んだところで、それを嘲笑うかのように顔の向きとは逆のパス。

ゆったりフリーでドリブルしていたならまだしも、高速ドリブル中、柴崎のクロスするフリーランを見逃さず正確なパスを送ったカイオは、やはりスケールが大きい選手なのかもしれない。

柴崎のスケールについては、すでに皆が知るところであるが、また改めて証明してくれたのではないか。

ルイス・アルベルト投入で二列目に上がっていた柴崎。高い位置では10番的なプレイを問題なくこなすことを見せてくれた。

斜めに裏を取る走りから、GKとの駆け引きにも勝つファーへのグラウンダーシュート。簡単ではない角度だったのだが、彼も天才の一人。普通に蹴り込んだ。

このゴールで試合が決まった。

【見るべし】
どのゴールも素晴らしかった。

まだ見ていない人には一刻も早く見ていただきたい。言葉で説明できるものじゃないし、されるものじゃない。

YouTubeでも何でもいいので、とにかく映像を見ていただければ。

これだけマーベラスなゴールが、3つも揃った試合。

できるだけ早く、アントラーズ公式サイトでゴールシーンを見られるようになれば。

スカパー等々との契約問題や、アップする業務作業もあるかと思うが、

こういったところは、頑張りどころになる。

欲を言えば当日中でもいいくらい。将来的にはお願いしたい。

やれれば、公式サイトの魅力が引き上がります。
鹿島アントラーズは明日29日(土)14:00。日産スタジアムにてアウェイ横浜FM戦。

【順序的には鹿島】
両チームともリーグ3連勝ストップ直後の一戦となる。

ただし、鹿島の敗戦は現在2位のセレッソ大阪に喫したものであって、

マリノスの敗戦は現在13位の甲府に喫したもの。

しかも、鹿島は甲府に開幕戦4-0で勝利している。

ドラゴンボール的に考えれば、今回はサクッと鹿島が勝つはずだ。

【ダヴィVSトップ級CB】
実際には、戦闘力の大小だけで勝負が決まるドラゴンボールの世界ではなく、不確定要素の大きいサッカー。

コンディション、相性、駆け引き、偶発的要素等々で勝敗が左右される。

昨季最後の対戦時、互いのチーム力自体に大差なかったものの、

大迫の飛び抜けたフィニッシュ力でマリノスをケチョンケチョンにした。

今季の鹿島に大迫はいないけれど、その分、全員守備に適した若いメンバーで失点を減らし、

そして、ダヴィがフィニッシュの軸として活躍中。

一定クラス以上のCBには試合から消されてしまうことの多いダヴィであるが、

今回、中澤・栗原を上回るってくるようだと鹿島は勝つし、

また、マリノス戦以降を見据えても明るい。

これはダヴィだけの問題とせず、チームとしてダヴィの特性を引き出せるか。

彼の好きなボールを二列目やサイドバックから多く供給したい。

これまでのところは、ダヴィがサイドに開いてのチャンスメイクは増えているにせよ、

ダヴィ自身へのチャンスボールは決して多くない。

そこへボールを送り込むために、ボランチコンビ。

鹿島の小笠原&柴崎が、マリノスの中町&富澤を上回る機能性を出して、

支配力の優位をもたらすか。

【三度目の正直】
他、勝負に直結するポイントとして、

ここ2試合ほど見えてきているセンターバックのミスと、それに、納得しにくいジャッジを挙げておきたい。

もちろん、青木も昌子もミスより好守備の方が遥かに多い。開幕3戦無失点の立役者であり、また、若いCBが育つ過程で、ある程度のミスは許容すべき。

ジャッジでは、リーグ開幕戦の飯田主審と第2節の東城主審は良かった。2節でダヴィの受けた遅延警告にしても、テレビ画面にこそ映っていなかったが、極めて妥当なものであった。

そういったセーフティな高パフォーマンスを、明日、また見られれば。

それぞれ難しい役どころであろうが、プロフェッショナルの仕事を期待したい。
セレッソ大阪に0-2の負け。

リーグ戦三試合連続無失点とリーグ戦三連勝が同時に途切れた。

水曜のヤマザキナビスコ杯でFC東京に負けていたので、私個人的には二連敗の感覚であるが、

しかし、開幕三連勝時と比較して、鹿島が極端に悪くなったわけではない。

鹿島のチーム力にはさほど変化がない。

対戦相手のデータ蓄積が進んできている。

現在の鹿島、中央締められて、対人強いCBにダヴィ抑えられると手立てなく、

サイド攻撃仕掛けるにしても有効な形がなく、攻撃力あるタレントが不足している状況にある。

先制されてしまっては、ボール保持できたとしても得点可能性は薄い。

時折、GK曽ヶ端の好セーブが飛び出す他には、あまり鹿島のストロングな部分が出なかったように思う。

選手の見極め、抜擢も果断だが、見切るのも果断なセレーゾ監督。

早々に土居・豊川を下げて、本山・ジャイール、それにカイオを追加投入する博打的な交代策に打って出た。

とはいえ、しょせんは博打。そうそう当たるものではない。

終わってみれば惜しい試合にもならなかった。

サッカーは勝ち負けが当たり前のスポーツであるので、一つの負けで落ち込む必要はない。

選手と指導者が改善点を修正すれば、あとは切り替えて次に向かうだけだ。

ただ、三万人の大観衆に鹿島の勝ち試合どころか、ゴールシーンも見せてあげられなかったこと、

それに、吉田主審とフォルランの衰えが顕著だったことは残念。

近年の吉田主審は、鹿島担当試合では、いい意味で目立たないジャッジが増えていた。

ひさびさに見たら、スプリント力が低下したのか、シーンとの角度と距離が足りなかったように感じた。

フォルランのキレと決定力がすっかり無くなっているのにもビックリした。

それでもゴール決めてきたのは、さすがはフォルラン、さすがは柿谷のタレント性といったところか。

このタレント性の部分で鹿島は後手を踏んでいる。

その中で鹿島の新外国人ジャイールの攻撃力が面白そう。

ドリブル、クロス、パスの技術面でブラジル人助っ人レベルの威力が垣間見えた。

また、懸念されていた守備では、寄せの速さと強さはないにせよ、カバー意識があった。

前線の組み合わせ次第、連係次第でチーム力を引き上げてくれるはず。

二連敗したところで、選手起用のテコ入れをしやすくなってくるだろう。

ジャイールの早い適応と、土居・豊川たちの再度の奮起を期待したい。
鹿島アントラーズはサガン鳥栖との首位対決を3-0勝利!

開幕からの無失点連勝を3に伸ばし、開幕ダッシュを決めることに成功した。

【今季初の強い相手】
鳥栖はやはり好チームであった。

豊富な運動量、球際の強さ、組織的なプレッシングをJトップレベルで実現。

訓練度の高い全体守備をベースに、キム・ミヌ、安田、豊田といったストロングポイントを生かして攻め立ててくる。

立ち上がりから鹿島は押し込まれ、開始直後に豊田の決定的シュート。

ところがどっこい、そこは鹿島の誇る曽ヶ端準。鋭い横っ跳びでセービング。

昨シーズンくらいからか、円熟の度合いを増している彼が失点危機を防ぐ。

これは試合の流れの上で、とてつもなく、とてつもなく大きなセービング。

仮にここで失点していたら、雪崩をうったように失点を重ねたかもしれない。

そう思わせるほど、その後しばらくの時間帯も、鹿島は鳥栖の守備圧力と、そこからの速い攻撃に苦慮する。

【鹿島の粘り】
しかし、今の鹿島には粘りがある。

全員の守備意識が高く、運動量があり、最後のところで破られない。ゴール前で身体を投げ出してくる。

粘りの象徴的存在は青木剛だ。

CBとしての体格・身体能力では抜きん出ている選手ではない(※スピードを中心に全能力が平均的に高いタイプ)けれど、

とにかく、彼は集中力を切らさない。ミスをしない。

青木に懸念されたのは「圧倒的な個」への対応力、すなわち豊田に対する守備であったが、

まず、単純な高さ対決にもちこまれないよう、落下点で駆け引きし、跳ばせないよう工夫している。

その緊張度の高い作業を、ボールのあるところ、ないところで、90分以上、間違いなく続けていた。

69分にはPKをとられたものの、私個人的には判定に納得していない。

この試合のジャッジでは、鳥栖ゴールのオフサイドを瞬時に正確に判断した副審は素晴らしかった。

高山主審のレフェリング全般については、怪我人と退場者を出さないことを優先する意図は悪くなかった。その点はセレーゾ監督も高評価していたようだ。

しかし、相変わらずというかJ1担当としては視認能力が今ひとつだったように思う。

いずれにせよ、青木のパフォーマンスは素晴らしいものだ。

セットプレイから貴重な先制ゴールを決め、一層の成長を感じさせてくれた。

【攻撃のキーマン】
GK曽ヶ端、CB青木は替えの利かない守備のキーマンである。

得点面ではFWダヴィも替えが利かない。

自身のゴールはなかったものの、独力で突破し、味方にチャンスボールを供給している。

彼のプレイエリアは限定されているが、土居や豊川が高機動衛星ユニットとしてダヴィの弱点分をサポート。

ダヴィとしては、大迫とエースとしての役割がカブってしまった昨季よりも、やりやすいのではないか(※もちろん大迫が悪かったとかではない。お互いの器用さとか組み合わせの問題)。

ダヴィ自身もエースとしてメンタル的に充実している様子。曽ヶ端のPKストップにも貢献している。

【曽ケ端 準】
(PKは)最初、逆に飛ぼうかと思ったが、ダヴィが反対を指差していた。
』(アントラーズ公式サイト)

たしかに豊田が蹴る前から、その背後「コッチ、コッチ」と蹴る方向を指し示していた。

それに賭けて跳んだ曽ヶ端も大したものだが、可愛かったのは、曽ヶ端がストップした直後、ダヴィが自分が止めたかのようにすごく喜んでいたこと。

映像にも映っているので、録画している方は再確認していただければちょっと幸せな気分になれると思う。

【自慢のボランチ】
ダヴィ、曽ヶ端、青木ときたら、小笠原と柴崎も外せないだろう。

PKストップ時、いち早くカバーに入っているのが柴崎。

彼は目立たないところでチームに必要なプレイをこなしている。

普通の若い選手は自分が目立ちたいものだと思うのだが、柴崎については完全にチームの責任を背負っている。

柴崎は自分の表面的なアピールどうこうではなく、スマートかつ高次元に、チームに必要なプレイを実行している。

それが分かる人には分かってもらえればいい…といったところだろうか。

小笠原は再びピークが来たのではないかというプレイぶりを続けている。

彼の長所は皆が知っている。「スピード」と「上背」と「ファッションセンス」以外、全部優秀。メンタルも強く、技術的にはヘディングまで上手い。

この三試合、私の感覚では、2009年JリーグMVPになった時よりクオリティが高い。セットプレイキッカーとしての精度も非常に高い。

【新戦力台頭しまくり】
強い相手に勝った試合であり、アントラーズ選手全員が及第点以上にやってくれたと評価できる。

及第点以下の選手が一人でもいると、そこが穴となり、一気にバランス崩壊するもの。

それを許してくれないレベルの相手だった。

山本は磐田での低評価がウソのような好選手ぶり。守備力があって機動力があって左右両サイドできる。鹿島でのつかみは最高だ。

若い昌子と伊東。彼ら二人は攻めの圧力によく耐えた。仙台、甲府と、ややヌルかったので、守備経験と自信を積み上げる意味でも無失点で終われて良かった。

土居がゴールを決めたのは嬉しい。オフザボールの斜め斜めの動き、守備で敵のパスコースを消す働きでチームに貢献する土居。昨季は大迫、今季はダヴィをよくサポートしてくれていて、なおかつ自分自身も生きる道を探っている。ゴールは、一つその結実だ。

豊川は「持っている」。主に守備にエネルギーを割いたが、それだけでなくゴールも決めた。決まった時間帯が良いし、シュート自体も素晴らしく鮮やか。

家族や友人も訪れたベアスタで決めたのはめでたいもので、ゴールパフォーマンスはチームとサポーターも盛り上がる若者らしいハツラツとしたもの。

よく動く土居や豊川に対して、遠藤はやや動き少ないが、

ただ、私は動けばいいってモンじゃないと思う。バランス良く動くことが大事であって、どの試合でも、どの時間帯でも安定してボールを預けられる起点になり、得点力もあり、セットプレイも蹴れる遠藤。彼も欠かせない選手だ。

途中出場では、ルイスもコンディションを上げてきている。バイタルエリアを締めるポジショニング、空中戦の強さ、パスの正確さ、ボール奪取など、長所をお披露目してくれた。

味方とのカブリ、マークのボカしこそあったものの、これは試合に出ていれば解消する質のものだろう。

カイオは縦へのスピードとドリブルをお披露目。

そして、若手だけでなく中田も出場させるなど、

セレーゾ監督は「若手でもベテランでも、ちゃんとやってるヤツは試合に出す」メッセージを選手起用で発した。ベンチ外の選手への叱咤激励にもなろう。

文句なく、いい流れだ。

【選手コメントも的を射ている】
●小笠原満男選手(鹿島)
「(結果が出ていることについて)そんなに簡単に行くわけではないし、このままでいいと思わずにやり続けないといけない。点は誰が取ってもいい」

●豊川雄太選手(鹿島)
「試合に出続けることも、点を取ることも自分にとっては大きいこと。これからもっと取っていかないといけないので、もっと練習してシュート数を増やしたい。次節以降も鹿島らしいサッカーをして、もっと走ってチームに貢献できるようにしていきます」
』(J's GOAL)

選手たちのコメントも納得いくもの。

一試合、一試合、大切に楽しんで応援していきたい。
明日はベアスタでの鳥栖戦。

いきなりの首位決戦だ。

【開幕ダッシュは5戦トータルで】
開幕連勝スタートの両チーム。

ただ、さすがに2連勝スタートで「開幕ダッシュ成功」と呼ぶには気が早い。

私個人的な感覚では、5試合して勝ち越すかどうかが一つの目安。

明日のうちに3連勝しちゃえば5試合での勝ち越しも確定。

それで文句なく開幕ダッシュ成功になるのではないか。

勝つだけでなく、豊川、山本、昌子らを新たにスタメンに加えて、植田も慣らさせている。

育成と結果が両立するならば、これほど愉快なことはない。

【強力タレントとの対決】
私は、あまり「相手が弱かったから勝てた」と捉えるのは好きではない。

ただ、甲府と仙台は2節経過して鹿島以外にも勝てておらず、今季現時点で強いとは言えない。

2連勝している鳥栖は、少なくとも甲府と仙台より上と見るのが自然。

鳥栖には組織的なハードワークがあり、豊田、キム・ミヌといった個人能力で上回ってくるタレントもいる。

彼らのストロングな部分は、鹿島の課題としている部分にぶつかってくる。

例えば、豊田なら身長185cmに横幅もあり、パワーとスピードを兼ね備える。Jトップレベルの空中戦の力を持つ。

その彼に青木・昌子・植田たちがどのように対抗するか。

過去には一定以上高いFWにあっさり負けてきた青木だが、今季は違うところを見せてくれると思うし、

昌子・植田にとっては、自らの空中戦力を計る絶好の機会になるだろう。

他、サイドアタックも厄介であるも、相手が強ければ強いほど寄せが速くなる伊東が頑張るはず。

ひさびさの「首位決戦」の響き。

序盤とはいえ、とても楽しみだ。
昨日、行われたJ3の試合。

今節のU-22選抜には鹿島から杉本太郎がメンバー入りし、途中出場している。

スコア0-3。FC琉球の圧勝となっている。

【これぞ烏合の衆】
トップカテゴリーで出場機会のない若手のために結成されたU-22選抜だが、

このチーム、「毎試合メンバーシャッフル」&「前日集合」という、正真正銘の寄せ集めチーム。

対するFC琉球は、しっかり練習してきたチーム。彼らからは、寄せ集めに負けられるかという意地も感じられた。

スコアだけでなく、シュート数も12-3と圧倒したFC琉球。

「寄せ集め」と「真面目」が試合をすればどうなるか、見事に明らかにされた。

一応、U-22選抜チームは各チームの俊英揃いであるから、スローな状況なら問題なくプレイできてはいた。

ただ、阿吽の意志疎通が要る、高速下のアタッキングゾーンやディフェンディングゾーン。

そこで意図があわず、ことごとくミスになってしまう。

連係がダメなら個人能力で…!

とやりたいところなのだが、しかし、それができるほどの選手ならトップチームの監督が手放すわけがない。

その手前の段階なので、選抜に来ている。

個として打開を試みても、琉球守備陣を上回るほどの若手はおらず。

納得のFC琉球完勝。

こうなるんではないかと危惧されていた危惧が、早速実現した形だ。

【今のところはリトルたろう】
杉本は後半27分からの登場。

前述したように、パスが回るようなチームでなく、杉本にもまともにパスが渡らなかった。

ボールに触るプレイ機会は5回前後。

その数少ないボールタッチでも、キラッと光るセンスがある。狭いスペースでもワンタッチで素早く味方につないでみせる。

更に、小ささとクイックネスによってDFはたまらず潰してしまう。ペナルティエリア近くでのファウルゲット。

この2つのプレイからは杉本の良さを感じ取ることができた。

一方で、「背がかなり低く空中戦ができない」「ガチで身体がぶつかった時に弱い」というデメリットは、たしかに感じられた。いずれは弱点を埋めて余りあるくらいの強力アタッカーになる器であるが、

昨日の時点では、デメリットを打ち消すだけのメリットは出ておらず。

もっとも、それは他のU-22選抜選手も似たり寄ったり。

これだけ相互補完がないチームでは、異常にフィジカルが強い選手か、ゴールキーパー以外、活躍は困難だったはず。鹿島トップチームでもダヴィか曽ヶ端でなければ活躍できる気がしない。

まともに練習しないチームでJ3に勝つのは、やはり甘いということ。

そんなあきらめの雰囲気がテレビ画面越しのU-22選抜からも感じられ、

解説・秋田さんの「ただ試合をしているだけという風になってしまいます」というコメントに納得せざるを得なかった。

もしU-22選抜がこのままの調子になってしまうのなら、一年で廃止した方がいい。

当然、次はメンバーが代わるし、選手以外のところでも何らかの工夫がなされるはず。

また鹿島の選手が出場する時には見てみたい。
鹿島アントラーズはベガルタ仙台に2-0完封勝利。

2試合連続の無失点で、ホーム開幕戦を飾った。

発展途上のチームとしては、最高の結果でリーグ戦に入ることに成功した。

【堅固な守備ブロック】
仙台戦スコアは2-0。甲府戦の4-0より点こそ入らなかったものの、

内容は、より良かった。

特に前半実現した組織守備は整然としたもの。

一般的に「綺麗に守備ブロックのカタチを作っているけれど、カタチを作ることに気を取られて寄せが弱い」というパターンは、勝てないチームにあることであるが、

仙台戦前半の鹿島は綺麗に並んでいただけではなく、

ボールホルダーに対して、前線~中盤の一番近い選手が素早く寄せていた。

それに続く後方の選手たちの連動も、まずまず速い。

寄せが速いため、仙台カウンター開始を遅らせることができていた。

新スタメンでは、昌子や山本たちは新たにポジションを掴んだとは思えないほど、間違いなく守っている。

これまでは凄いポテンシャルがあるのに、一つ二つのポカで印象を悪くしていた昌子がミスらしいミスをしない。

磐田では失点に絡む守備の甘さが不評だった山本もルーズさを感じさせない。

この二人は昨季比でのプラスをもたらしている。

全体での守備力と運動量が上がったおかげで、小笠原や柴崎の守備エリアも限定できていた。彼らがサイドやDFラインに引っ張られてバイタルエリアを空けることがほとんど見られなかった。

数少ないピンチは曽ヶ端がパーフェクトな対応で防ぐ。

まさに全員で実現した組織守備がハマっていた。

もちろん、守備は相手がいてのことであって、

昨日の仙台は、ビルドアップに向かないメンバーでビルドアップしようとしていたことを考慮しておきたい。寄せをかいくぐれるタレントが少なく、守る方としては守りやすい部類に入る相手であった。

それでも、鹿島が前半の守備を継続できるようであれば、今後も、そうそう失点することはないだろう。

リーグ戦序盤の段階で、前半だけであっても美しい組織守備を実現できた。

鹿島アントラーズの堅固な守備を見るのは、久しぶりで嬉しかった。

あとは継続性と、それにスタミナは無限でないので、状況に合わせる自在性。

これらが出てくるのが楽しみだ。

【攻撃はタレント性】
守備が良くても、いざポゼッションとなったら、ちょっと困ってしまう鹿島。

攻撃は守備以上に繊細で、息を合わせるのに時間がかかるし、また、タレント性も要る。

今の鹿島は外国人獲得を進めている途中であり、「守備を頑張ったら攻撃に力が残らない」とか「攻守ともに勉強中」といった成長段階の選手を起用せざるを得ない状況にある。

なので、ゲームコントロールでは小笠原に拠るところが大きい。周囲のサポートが効いていることもあって、小笠原のタクトが冴える。

有効なパスの出し先としてはダヴィと遠藤が挙げられる。

【ダヴィのメンタル】
得点面において、ダヴィと遠藤の個人能力への依存度が高い。

ダヴィのフィジカルとメンタルが充実しており、サイドでのドリブル突破から味方へのアシストを厭わない。

ここ2試合はファウルトラブルも少ない。

仙台戦の最後の最後にイエローもらってしまったのは勿体ないけれど、大部分の時間帯でカリカリせず落ち着いている。

甲府戦の飯田主審、仙台戦の東城主審ともに間違いの少ないジャッジしてくれていたのも、一つポイントだ。

【監督から選手へのメッセージ】
遠藤のストライカー性も攻撃の決め手になっている。

彼はセレーゾ監督の試合後会見では見事に的にされている。


J1:第2節 鹿島 vs 仙台】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(14.03.08)』(J's GOAL)

ザックリ要約してしまうと、「2得点したけど遠藤はチームを背負うべき存在だ。なのにリーダー意識も運動量もまだまだ足りないぞ、オラー!」という感じだろうか。

私個人的には、あんまり凄い選手になってしまうと海外に移籍してしまう時代。遠藤にはずっと鹿島にいてくれないと困る。コンディションが上がって、あとちょっと味方を使えるようになれば十分…と小ズルイ考えもある。

セレーゾにしてみれば、遠藤の才能の大きさへの期待と、お人好しで人の話聞いてない風なのがもどかしいのかなと思う。

また、メディアを通して遠藤に言っている一方(でも遠藤が監督コメント読むとは思えないけど)で、別の意図も読み取れる。

2得点した遠藤ですら、運動量の指摘をされる。

それならば、例えば途中交代で入っても2試合連続で運動量を出せない野沢。

一層の頑張りがないと、そろそろ昨シーズン後半のように構想外…という監督の基準が見え隠れする。

野沢だけでなく、現在ベンチ外の選手たち。

「戦える」「守れる」状態であることをアピールし続けることが必要だろう。

セレーゾ監督はベンチ外の選手まで、よく見ている。

前節ベンチ外から、いきなり起用することがある監督だ。

スタメンからベンチ外まで、選手たちの成長も楽しみだ。
さて、今夜19:00からのホーム開幕戦。

対戦相手はベガルタ仙台。

【ピッチ上】
まず、前節対戦相手のヴァンフォーレ甲府はハッキリ状態が悪かった。

それは試合を見た誰もが抱いた共通の感想だと思う。

なので、現場・サポーターともども、4-0大勝での油断はない。

仙台は長期政権だった手倉森監督が退任しているが、それでも甲府より悪いことはないだろう。

今節も勝つことで自信が深まってくる。

【守備面】
強いチームに相応しい連動性が高まっているか、その見定めも楽しみ。

とりあえずは守備。

・プレスがハマるか?

・カウンターへの備えができているか?

・攻→守に切り替わり、敵ボールになった瞬間、一人が素早くボールホルダーに寄せられているか?

・新戦力はマークの受け渡しを間違いなくできているか?

・カウンターを受けた際、ボランチがバイタルで砦になっているか?

【攻撃面】
攻撃でいきなり多くは求められないので、

・甲府戦4得点のセットプレイ。仙台にも高い得点力を出せるか確認したい。

・ダヴィの流れの中での機能性。ダヴィ個人と、ダヴィを生かす周囲の両方の問題。

【監督・個人】
・監督の交代采配。前節は大勝モードであり、ナントナクの交代でも問題にならなかった展開。接戦でどう出るか?攻撃交代パターン、逃げ切り交代パターンを今季は確立できるか?

・選手たちに対しては、綺麗事でなく全員に期待。今年一年は、曽ヶ端以外レギュラーが代わる可能性が十分に感じられる。リーグ戦序盤はポジション争い激しくて何も問題ない。中盤過ぎてからコロコロ代わるのは困る。

【ピッチ外】
カシマサッカースタジアムの試合日は試合時間以外も縁日みたいなもの。

・選手紹介の映像と音楽、スタジアムDJ。

・スタジアムグルメ。既存店のクオリティが維持あるいは発展しているか?ローストビーフ重以来の大物が入ってくるか?

・何でもいいので、カシマサッカー観戦(アクセス含む)の「昨季比いい変化」「改善したところ」が一つ以上あること。6割以上の来場者が気づけるものであれば、顧客満足度が高まり、いい評判につながっていく。
本日のJリーグ開幕戦、鹿島アントラーズはヴァンフォーレ甲府を相手に4-0快勝。

素晴らしいリーグ戦のスタートを切ることができた。

【フレッシュマンの開幕戦】
アントラーズの先発メンバーは目新しい選手たちが並ぶ。

Jリーグデビュー戦となる二年目の豊川雄太、アントラーズデビュー戦となる山本脩斗、昨年の大怪我からの公式戦復帰初戦となる昌子源が先発に名を連ねた。

昌子は一昨年すでに大舞台も経験しているが、この試合は大きなものであったはずだ。

そして、彼らは非常によくやってくれたと言っていい。

豊川の走力と攻め気は、攻守にプラスをもたらした。彼のことは、私は少しJ1は早いのではないかと心配することの方が多かったのだが、余すことなく思いきりやってくれた。見返してくれるだけのパフォーマンスだった。

山本も合流が遅れていたとは思えないほど、守りのバランスを取って破綻を防ぐ。昨季の鹿島にいなかった運動量と身長を兼ね備えた左SBであることを、まず一つ示してくれた。

昌子の守備範囲の広さ、一対一の強さ、コーチングは、ラインを押し上げて戦う主因になった。公式戦復帰で普通にできただけでも大したものなのに、CBの先発として開幕無失点を達成、しかも、ゴールまで決めた。今は亡き先代ゴリラも喜んでいるはずだ。

それぞれミスもあったにせよ、緊張する開幕戦、連係面でのやりにくさを考慮すれば、相当によくやってくれた。率直に賞賛したいものだ。

【年齢は関係ない】
彼らフレッシュな選手だけでなく、

先制ゴールでチームを落ち着かせてくれたダヴィ、

冷静にボールを捌き、守りも堅実にこなした遠藤、小笠原、柴崎、

引き続きの成長を見せる土居に伊東、青木、

ミドルシュートには危なげなく反応し、自陣のパスは危なげある曽ヶ端。

この試合のメンバーは、プレッシングとラインアップを実現するためのベターな人選がなされていたが、それぞれ納得のパフォーマンスを見せてくれた。

彼らは、自らがベストメンバーであるとプレイで主張してくれた。

【セレーゾの選定眼】
それにしても、セレーゾの抜擢は大したものだ。

毎日毎日、熱心に直接指導しているだけあって、若手抜擢時の決断は揺るぎない。

この点は紛れもない長所として認識しておきたいところである。

もちろん、力の落ちてきた選手、ポジションを失った選手にとっては、つらいところはあろうし、

認めにくいところもあろうが、

しかし、外野から見て、その点の間違いは相当に少ない監督だと思う。

それより今日の心配は、練習試合でも90分間プレイしていなかった選手がほとんどであったので、試合体力の面。

そこに不安があったものの、バテたなりに最後までもった。

結局、セレーゾの読みが勝ったと言える。

開幕戦が最低値。

今後は体力も連係も高まってくるはずだ。

【コール交換】
試合終了後には甲府サポーターから鹿島へ感謝のコール。

鹿島サポーターから甲府へも応援のコール。

今日は鹿島が勝ち点3を頂戴したが、実際のところ、ヴァンフォーレはチーム作りの重要な時期に多大なマイナスを被っている。

鹿島も2011年の震災後には、まともなコンディションを作ることができなかった。その年は、最後までマイナス影響を引きずってしまった。

「被害を受けたホームタウンのために」という気力だけでは、勝つのは難しかったのだ。

甲府も、正直、そのような状態に見受けられた。

これから立ち直って、がんばっていただきたい。

鹿島としては、今日の勝利は素直に喜び、選手たちの仕事を讃えるとして、

それでも、この快勝で慢心する者はいないだろう。

大勝スタートはホッとできたが、より正確な力は、これから数試合で把握されることになる。

一つ、一つ、勝っていきましょう。
さて、やっと開幕戦。

明日、3月1日(土)14時。ヴァンフォーレ甲府ホーム扱いの国立競技場。

完全に中下位扱いを受けている鹿島アントラーズが、これから起こす大旋風を想像するとワクワクして仕方がない。

さながら桶狭間の戦いに臨む織田信長、赤壁前夜の周瑜公瑾。

鹿島のチーム状態、コンビネーションの完成度という点では、

おそらく、開幕戦が最低値になる。

最後の外国人選手は獲得間に合わず、ルイス・アルベルトのコンディションも上がりきっていない。

なおかつ、日本人メンバーまで固まらず。

いやはや、たしかに過去最低レベルの期待値も納得だ。

だが、何度だって言わせていただく。

悲観する必要は全くない。

開幕が最低値ということは、あとは上がる要素が非常に大きいのだ。

今、鹿島の誇る有能な若手たちが、千載一遇のチャンスを逃がさんとモチベーションを上げてきている。

それにセレーゾ監督が冴え渡れば、十分に勝ち点3を頂戴できる。

序盤のうちに勝ち点を確保すれば、あれよあれよという間に鹿島は上にいくのだ。

そんな絵しか浮かばない開幕前夜。

楽しみましょう。
宮崎キャンプトレーニング2日目』(鹿島公式サイト)

セレーゾ監督二年目ということで、滞りなく順調にキャンプが進んでいる模様。

すでに紅白戦が行われたとのこと。

写真をザッと眺めてみると、

・ダヴィ、体力測定でバテてアゴが上がっている様が彼らしい。

・カイオはなんとなくネイマールに似ている。

・ルイス・アルベルトは大きいこともあって存在感がある。

・豊川、昌子あたりは明るいユーモア担当。

・伊東が自信をつけている。これから経験実績重ねて、サイドバックについて色々語るようになったら、相馬直樹を思わせるかも。

・さわやかで紳士な山村は新しいチームの看板的な存在になっていきそう。

・青木の笑顔が群馬最高レベルに到達。

・同監督二年連続キャンプらしい手際の良さが、メニュー進捗からは感じられる。

今年の鹿島、案外、いいんじゃないかと早合点してきてしまう。

メディアからもさして注目されず、ヨソから警戒されていないのが戦績の上ではプラスになるんじゃなかろうか。

この時期は毎年楽しいものだ。
2013シーズンの鹿島アントラーズ、喜ばしい成果として「観客動員数の回復」が挙げられる。

【動員あらすじ】
アントラーズの年間平均観客動員数は2001年の22,425人が過去最高。

この年はカシマスタジアム拡張工事(約1万5千席から約4万席に増加)が完了しており、また、前年には国内三冠を達成している。

その後はアントラーズの成績低下、Jリーグ熱低下、成績低下が重なり、動員数は年々減少。

微増する年はあったものの、2006年には15,433人。これはスタジアム拡張前の水準。

2007年からは三連覇。

連覇初年度の2007年は16237人と微増にとどまったが、好成績の影響は翌年から出始める。

二連覇達成の2008年に19,714人

三連覇達成の2009年には平均2万人超える、21,617人。これは鹿島史上2番目の平均動員になる。

リーグタイトルを逃した2010年も20,966人を維持。

しかし、この年夏には三連覇チームの人気選手であった内田篤人がチームを去っている。

それだけでなく、成績・内容・陣容。この根本的な部分で停滞感が積み上がってきて、いわゆる「ライト層からの飽き」が生じてきていた。

それに追いうちをかけたの大震災。

一気に動員数を減らし、2011年は16,125人。再び、スタジアム拡張前の水準に落ち込んでしまう。

昨年2012年は更に減少し、15,381人。スタジアム拡張後の最低記録を作ってしまった。

これは震災後の影響もあるが、残留争いに巻き込まれ、早々に優勝可能性が消えてしまったことが大きかった。

【一息つける回復】
この観客動員数というもの。

減り続けるのは、当然、いいことではない。

鹿島アントラーズの収入はスポンサー料の割合が多く、入場料に頼るものではないとはいえ、そのスポンサーが指標にするのが観客動員だからだ。

今シーズン2013年は16,419人と微増。

なんとか、最後まで優勝の可能性を残したことで増加につなげることができた。

アントラーズの永久に渡る存続を考えた時に今回の微増はプラス材料。

地味なことだが、ちょっぴりホッとしている。

減り続けていると「来年も減りますよね?」と外部に印象付けられるけれども、

回復していれば「昨年で下げ止まったんですね」と好印象を与えることもできる。

リーグ戦は、最低、最後まで優勝可能性があることが肝要だと再認識。

来シーズンも、補強次第になるとはいえ、優勝争いできるチームになる可能性が十分にある。

このまま上向きでいきましょう。
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